仕立師助手メール 2週間目

8日目
私のような行商の服飾屋にとって、戦の噂はたしかに面倒ではありますが、それは他の者にとっても同じです。一部の取引では驚異的な利益を得ることも可能ですが、安く仕入れた品物が展開する軍隊に襲撃されたり徴発されたりしてはたまりません。

9日目
面白い話を耳にしました!噂では、ブラック・マーシュの小間物商が加工するワマスの鱗からは、人々の注目の的になる帽子を作成できるそうです。理論上では、この加工された鱗をポールドロンや鎖かたびらにも使えると思います。もしかすると本日お送りした素材よりもさらに派手になるかもしれません!

10日目
加工したワマスの鱗を求め、ブラック・マーシュへと出発致します。小間物商に加工の手順を明かしてくれるよう説得できれば、ワマスの鱗の在庫を使って、市場を席捲できます。

11日目
ニクバエ。もうあの汚らわしい生き物にはうんざりです!私の肌ではなく、交易に持ってきた革細工が心配なのですよ。ただ彼らは今回の配送分の物資には興味がないようなので、その点については安心ですけれど。

12日目
ジェル語では小間物商に相当する言葉がないそうなんです。ご存知でしたか?地元の親切な方が、もっと奥地の村へ向かうのであれば、カオック・ズース・ワックスハウジ、つまり「帽子を作る人」と、名乗ればいいと教えてくださいました。

13日目
ブラック・マーシュの小間物商の話はどうもただの噂だったようです。「ワマスの鱗加工」というのは、ブラック・マーシュで無理難題を指す冗談めいた表現でした。それと、アルゴニアンの村で「カオック・ズース・ワックスハウジ」と言うのは避けたほうがいいです。あまり…好ましくない反応が返ってきます。(恐らく私が聞き間違えたのだと思います)

14日目
この度、シロディール国境で驚くほど美味しい料理を口にしました。宿屋の主はこれを<エイダール・キャップ>と呼んでいました。パン一斤の中をくり抜き、鍋で溶かしたエイダールのチーズをパンの中に流し込んだものです。パンを中のチーズに浸して食べてもよし、冷まして旅に持っていくのもよし。大変美味でした!

仕立師助手メール 1週間目

1日目
私はフィリラニヤ夫人と申します。以後お見知りおきを。あなた様専属の服飾屋となれた事を誇りに思います。あなた様の仕立てに関する知識はサマーセット諸島でも良く知られております。私の多岐にわたる商業的つながりを以って、あなた様には最高の着心地と見た目を持つ鎧を作るための素材をご用意できます。こちらには私の努力の証を同封しておきました。定期的な配送をご期待くださいませ!

2日目
今回も時間通りに配送致します。内容についてはご満足いただけることを願っております。季節雨のせいで、あと一歩のところで埠頭から流されてしまうところでした。アルトマー製の固定用鎖さまさまです。その重さを黄金として測っても良いくらいの価値がありました。その鎖に囚われているなら話は別ですが。

3日目
ハイエルフの名前がなぜタムリエル中で多くの人にとって分かりづらいのかは理解しかねますが、文化的な隔たりを超えるお手伝いとして申し上げますと、私は生まれ持った名以外にも「ミス・フィリ」、「マダム・ラニヤ」と呼ばれております。以前、商売敵に「魚の嫁フィリ」などと呼ばれた事もありましたが、その時は彼女が街に居られなくなるまで価格破壊を起こしてあげました。どこまでが許容範囲なのかを示す必要がありましたので。

4日目
海の旅についての文句は私にはいまいち理解しかねます。旅は港に始まり、港に終わるものです。そして今回同梱している品々のように、素晴らしい値段で素材を取引できるのですから。海の塩は水で洗えば何ら問題ございません。

5日目
ヴァレンウッドでは、未加工のイノシシ革の値段が馬鹿げたほど高騰しています。まるで絶滅するまで狩り尽されたかのようです。恐らくあのグリーンパクトの者どもの仕業でしょう。きっと食い尽くしてしまったとかに違いありません!

6日目
コロヴィア台地で疫病が流行っているとの噂を耳にいたしました。こういった話は慎重に吟味しなければなりません。真実ならば大いなる利益を得る好機ですが、誤っていれば旅が無駄になります。もっと詳しい話が出てくるまでは、取引を南方の沿岸に限定しておこうと思います。今回の配送分でもご覧の通り、こちらでは非常に良い利益が得られますので。

7日目
私を一週間雇っていただいた甲斐はございましたでしょうか。旅路で想定外の事態が発生して私自身が遅れても、助手が配送を行うよう手配してあります。素材の安定供給についてはご満足いただけるはずです。

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