木工師助手メール 7週間目

43日目
パクルーティは親しい友人のために材料集めをしながら、カジートの指輪のような歴史的な伝説のアーティファクトについて思いを馳せている。指輪は、ラジーンを文字どおり泥棒の神にしてしまうもので、荒れ地のどこかにあると言われているが、パクルーティはいつか出くわさないだろうかと思っている。

44日目
パクルーティは酒場が好きでない。1人で飲むのを好む。人間とエルフはいつも酒をこぼしながら、下品なことを叫んでいる。エルフの場合は、下品だと分かりにくいが。いつか材料集めで金が貯まったら、パクルーティは酒場を買い、そこで客に毛皮をかけ、蒸留酒漬けにするつもりでいる。

45日目
友よ、それらの材料で楽しんでくれ。パクルーティがその材料をむしり取った化け物は、ものすごく恐ろしい5つの鉤爪の持ち主だった。彼らはブレトンの子で、木材商の子供だ!爪で引っかき、手足にぶら下がり、この者を倒して、持ち物を奪った。そこで真夜中に奴らの住みかにこっそり忍び込んで、この者は持ち物を取り戻した。

46日目
この者の名はパクルーティ。キティーではない。この者の願いは、残りのタムリエルがペットと人との違いを理解できるようになることだ。エルスウェアの外の世界が、故郷のように感じられる日が来るかも知れない。それが今日ではなくても。友よ、これらの材料がお前の役に立つことを願う。

47日目
パクルーティがお前のために集めている材料は、かなり時間を食う。無味乾燥な日には、この者が求める懐を持つ相手に出会えないが、収穫のある日には、カジートが木材商の村を見つけたりする!タムリエルの深淵や洞窟を探ったりもできるが、ひどく骨が折れそうだ。

48日目
パクルーティがお前に知ってほしいのは、お前に雇ってもらって嬉しいということだ。パクルーティの手紙を、他の人にはできない冷静さで受け入れてくれて、パクルーティは感謝している。帝国の雇い主だったオットー・ヴィンカエディアンは、材料と一緒に手紙を送るのをやめてくれないかと頼んできた。パクルーティはそれが嫌だった。

49日目
あまりムーンシュガーを取りすぎないようにしている。取りすぎると、シェッゴロスのゴールデンセイントがその存在を誇示しだすからだ。ゴールデンセイントはタムリエルのすべてを破壊し、そしてムーンシュガー自体の慈悲でさえ損なう唯一の存在となる。だからこそ、浪費しすぎていたカジートに不運が降りかかるのだ。

木工師助手メール 6週間目

36日目
パクルーティはこの素材がお前の役に立つ事を願う。この木材は、円形の蜘蛛っぽい文字で覆われた、地元の木こりの家から採ってきた。パクルーティはそこで凶暴な赤色の肌をしたトゲだらけのペットに遭遇したが、この者は囁きの牙の奥義を習得していたおかげで、勝利することができた。

37日目
パクルーティは「素材探しを行う者のほとんどは、タムリエルの野や洞窟から正当な方法で探してくるのだ」と言われた。誰かにそう言われたのは今日で百回目になる。人々はパクルーティが素材を他人のポケットや引き出しから見つけてくる事が嫌いらしい。だがお前は感謝してくれているだろう?第一、お前に元の持ち主を探し出すのは無理だしな。

38日目
パクルーティは魔法についてはあまり分からないが、術者達のことは別に嫌っていない。この者は他の武道と同じように魔術が危険だと認識しているので、魔術師達を注意深く観察している。拳を握って腕を上げるなど、詠唱にはジェスチャーが鍵となる。だから腕から出血していると呪文は難しい!つまり手を狙うのは特に効果的だ。

39日目
パクルーティは囁きの牙の師範たちの事を考えていた。師範たちはまるでおとぎ話のような事を言うのだ。囁きの牙の達人は矢さえもつかみ取る事ができると。この者は思った。そんな馬鹿なことがあるはずがない。だが今日、パクルーティはセンチタイガーが歯で投げナイフを掴むのを見たのだ!パクルーティも試してみたいとは思ったが、この者は今の顔が気に入っているので止めた。

40日目
カジートの失われた血族はかつてこの地を歩き回っていた。やがてスラシアの疫病が来た。それに伴い、どれだけの文化や武術、木工技術などが失われたのだろうか?パクルーティは、今は老いたエルスウェアが若かった16王国の時代を訪ねるために輝く木を与えようとした。だがそれは不可能だ。だから代わりにお前に与えるのだ。

41日目
カジートは菓子をよく食べる。そして、それを理由に他人にうんぬん言われる。パクルーティが夕食で同席したブレトンの傭兵は、パクルーティの皿をにらみつけ、「俺の息子も朝食にキャンディーを食べる」と言った。それでパクルーティは牙をむいて言い返した。「でもお前の息子はブサイクな少年だ」。ブレトンが嫌がりそうなことを言えてパクルーティは嬉しかった。

42日目
パクルーティが垂れた毛皮で帝国のお茶会に出席したのなら、どこのカジートの村でも物笑いの種にされ、みなに軽視されるようになるだろう。だがもし2、3週間入浴しそこねたなら、帝国の人々は無秩序な野次馬と化し、侮辱の言葉や物を投げつけるだろう。移り気な人々だ。パクルーティにとって、2、3週間入浴しないことは、においに個性を与える程度だ。

木工師助手メール 5週間目

29日目
パクルーティはこの者の友人に再び積み荷を送り届けた事を嬉しく思い、また長きに渡る仕事に感謝している。この者は前回の報酬で、耳に着ける金のピアスを買った。最近はとても格好良く見える。少なくとも貴婦人方はそう言っている。

30日目
この素材はなかなか入手が難しかった。パクルーティはカップ当て勝負でずる賢いブレトン人に勝ったのだが、この者はその男がトリックで何人も騙しているのを見て、遊んでやろうと思った。パクルーティは最初、他の者たちと同じようにカップを上げたのだが、彼らと違ってこの者はカップをブレトン人の顔にぶん投げた。男が意識を失っている間、パクルーティは男の金を頂戴して、この木材を買ってきたのだ。

31日目
友よ、この素材を受け取ってくれ。悪臭については申し訳ない。パクルーティが最後に水に触れてから大分経つのだ。この者は水を相手にするくらいなら、炎の精霊と対峙する方がマシだ。その残念な副作用が、パクルーティはこの木材を自分の毛皮から「はがす」羽目になったことだ。だがその臭いがどうであれ、木材の品質は最高級だと保証する。

32日目
友よ、パクルーティが悪い事をしていると思ったら、お前ならそうだとはっきり言ってくれるだろう?地元の宿屋の主人はパクルーティに「パクルーティは信用ならぬ」と言うのだが、正当な理由を言わぬのだ。パクルーティはただ彼の部屋で寝て、目のつく場所にある物を持っていっただけだ。嘘を言ったり不義にあたる行為をしたことは一度もない。

33日目
パクルーティは強力な武術「囁きの牙」を修行している。そして今日は対抗流派「流血の牙」の達人たるカジートに出会った。カジートとパクルーティは言い争って、どちらがより優れた流派であるか決めるため対決しようとしたのだが、魔術師が現れて「流血の牙」の達人を炎に包んでしまった。パクルーティは「跳ねるセンチ」の技でその場を脱した。そう、「囁きの牙」が負けることはないのだ!

34日目
パクルーティの親愛なる友にさらに素材を送る。今日、酔っ払ったインペリアルが言っていたのだが、この者は「小柄な直立したセンチタイガー」に見えるそうだ。そして最後に「非常に奇妙な事のはずだが、何故か、どうでも良くなった」と言って、眠ってしまった。誰も見ていなかったので、パクルーティは男の財布を貰って、この素材を買うのに充てた。

35日目
パクルーティはムーンシュガーを食べ過ぎると、手が物凄く大きくなる。不安になることではあるが、味がやはり格別なのだ。ムーンシュガーはあらゆる食べ物を旨くしてくれる。

木工師助手メール 4週間目

22日目
この者は命令をよく聞く馬を買ってみた。止めるには「スイートロール!」と叫び、進ませるには「神々に感謝を!」と叫ぶ。パクルーティは馬に乗っていて眠り込んでしまい、気が付いたら馬が崖に向かって一直線に走っていた。パクルーティが「スイートロール!」と叫んだら、すんでのところで止まってくれた。「ふう」、とパクルーティは言い、「神々に感謝を!」と続けた。パクルーティはその夜、夕食に馬肉を食べた。

23日目
今日、パクルーティはこんな声を聞いた。「そこのカジート!助けてください!」この者が後ろを振り返ると、そこにはヒキガエルが居た。蛙は「私は邪悪な魔術師に呪いをかけられてしまったのです。口づけをしてくれれば、呪いは解け、私は美しい乙女に戻ることができます」パクルーティはヒキガエルをポケットに入れた。喋るカエルは売れば大金になる。

24日目
パクルーティはお前がこの素材を喜んでくれる事を願う。これを手に入れるためにスプリガン2匹から逃げてきた。とても恐ろしく、パクルーティは何十人ものブレトン傭兵を送り込むことになった。スプリガンどもは歩みを止めたが、今週の懐具合が厳しくなった。

25日目
いつも通り、パクルーティはお前がこの素材を役立ててくれることを願う。使い方については自由にしてくれていい。弓づくりでも、木を口に突っ込んだとしても構わない。ダンマーとは違う。この者は今日、クワマーの卵を、ムーンシュガーで味付けして食べていた。そしたらダンマーのシェフが卵を、パクルーティの手の中からはたき落として踏んだのだ。

26日目
パクルーティはお前にこの者が「囁きの牙」の修行者であることは言ったか?太陽が月に道を譲る瞬間に爪の形を練習することで、このカジートは心を落ち着かせることができる。パクルーティが今夜も練習していると、恐ろしい巨大熊に襲われた。パクルーティは爪の構えを行い、次に弓を引いて熊の横っ腹に撃ち込んだ。それで熊は逃げ帰っていった。

27日目
この者はこの道を旅する傲慢なエルフどもにうんざりしている。彼らは偉大なるローカジュが彼らのためにムンダスそのものを作ったかのようにふるまう。パクルーティはとあるキャラバンに対して我慢の限界だった。そこでパンツを降ろして、この者の尻を見せた。パクルーティの民はこれを「ジョーンとジョーデの双子見せ」と呼ぶ。

28日目
今回の荷物を送る。パクルーティは思うのだが、ヒューマンたちはなぜこの者の民を「猫人間」と呼ぶのだ?どうにも意味が分からない。我らは四本足で立ってるわけではなく、食べ物をねだって足にすり寄るわけでもない。この者はヒューマンの事を「猿人間」と呼ぶべきかも知れないと思う。

木工師助手メール 3週間目

15日目
積み荷を送る。パクルーティはこれからこの者のための時間を過ごそうと思う。釣りに行くのもいい。だが粗末な棒と針付きの糸で釣りをしようとしている者を見ると、パクルーティの気がそがれてしまう。人間はなぜ爪を長く伸ばそうとしないのだ?

16日目
この日、月は暗い。パクルーティはモラグ・バルのダークアンカーの話を耳にしたことはあるが、近くで見たのはこれが初めてだ。この者の毛がすべて逆立った。パクルーティはああいうものから逃げる事は恥ではないと思う。それにお前への積み荷はちゃんと送ったのだから。

17日目
素材を送る。キャラバンの衛兵が、マッドクラブは蒸すと旨いと言っていた。パクルーティがさっそく蒸してみたが、旨くなかった。あんなものどうやって食べるのだ?何時間も調理したが、それでも岩のように硬かった。歯の一本が折れた気がする。

18日目
この者は高級なハチミツ酒を振舞う酒場から物資を送る。パクルーティはとても気の良いウェアウルフと一晩中飲んだ。朝が来ると、ウェアウルフは歯並びの悪い太ったブレトン人に変身した。パクルーティは太ったブレトン人に咬まれるのは避けた方が良いと思う。

19日目
この者は新たな収入源を発見した!持久力の薬をバーンダリの商人たちから安く買って、若く活力のある妻を持つ街の老人に売りつける。この薬はまるでウィンドヘルムの街を横断する荷馬車のようだという。2分間乗るために1時間待つ。

20日目
今回の積み荷は遅れてしまったかも知れない。パクルーティは昨日、ノルド人の酒場で飲み過ぎた。この者は全く覚えていないのだが、夜が明けるとこの者は素っ裸で暖炉の前に寝ていた。もっと寝ていても良かったのだが、召使がこの者を熊の毛皮の絨毯だと思っていて、ほうきで殴ってくるのだ。

21日目
お前への荷物を送る。今日、パクルーティは街で初めてモラスを試してみた。驚くほど旨くて甘い。トウモロコシ?からこんな物ができるとは思わなかった。