付呪師助手メール 41週間目

286日目
ヴェラン修道院長が話しました。そのために誇れないような行為をしましたが、必要なことでした。何度も「3度書かれ、1度罰される」「言葉のために来る」と言って、ヘクルのことかと聞くと悲鳴を上げて何かを言い始めました。理解できませんでしたが、半分は「アバヴァーロア」でした。あれほど怖がった者は見たことがありません。

287日目
あっという間でした。ヴェラン修道院長がホックから無理矢理下りて、小屋から飛び出したのです。追いかけるとアバヴァーロアとばかり叫んで、どんどん苦しそうになっていました。そして頭から谷間に飛び降りたのです。手を上げもしませんでした。落ちながら一言、自由とだけ言いました。そして脳みそを谷底の岩で打ち砕いたのです。

288日目
疲れました。怖いです。監視されているような感じがしますが、気のせいなのでしょう。明日は街へ戻る旅路を始めます。真っすぐ魔術師ギルドへ向かい、大した内容のない本にどうしてこれほどこだわるのか、説明を求めます。何が起きても構いません。事の真相を知りたいだけです。

289日目
私はエロン・ソルト。ヴァリーン・フランの身を預かっている。そちらに手紙を送ったと聞いている。ヘクルについて何を聞いてるか知りたい。探しにいくので返信の必要はない。

290日目
何かがアバヴァーロア。即刻アバヴァーロア・シスターズに連絡を。ヴァリーン・アバヴァーロアを止めて。彼女は自分が気付いてる以上にアバヴァーロア。助けて。アバヴァーロアを失いそう。アバヴァーロア。

291日目
アバヴァーロア アバヴァーロア アバヴァーロア アバヴァーロア アバヴァーロア アバヴァーロア アバヴァーロア
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292日目
エロン・ソルトが死にました。まるで誰かがニット帽の毛糸を抜いて、糸の山だけになるまで引っ張ったかのように、彼女が目の前で解ける姿を見ました。何も叫びませんでした。ただそこに立って、顎が地面の上で骨と血の細い糸になるまで、繰り返しアバヴァーロアと言っていました。私はホックを外して逃げましたが、次に何をすべきか分かりません。