付呪師助手メール 8週間目

50日目
栄えある雇い主殿、私は今この文を書けることに安堵している。積み荷は問題なく届くと思うが、私の方はあやうく頭を失うところだった!馬車ほどの大きさのデューンリッパーに襲われ、私の剣はその外皮に当たって砕け散った。(私が先手を打ったことは、自画自賛ながら誇りに思う)私は逃げ出したが、あの獣が棲む遺跡の品をすべて手に入れた後だった事は幸運だった。

51日目
友よ、この素材は有効に使ってくれ。それらを探し出すのに剣を何本か失い、それで私が良い剣を使い捨てた事を知ったなら、怒り狂うであろう父の事を思い出した。父は昔「古の剣聖たちは霊体によって作られた剣、シェハイを生み出すことができた。だが私達は彼らとは違うのだ」と言っていた。だが私には、父がシェハイの存在を信じていたことに違和感があった。もしかすると、父はスクゥーマを使っていたのかもしれない。

52日目
エズダブの奴が、剣聖達の例え話に影響されすぎているのではないかと心配になる時がある。あいつは頑なに古の剣聖達が使っていたと言う、不要な技術を剣技に取り入れている。そして剣聖たちは「霊体」から剣を作り出せたと言うが、そういう話はむしろボズマーの伝説でありがちだ。いずれにしても素材については、あなたに役立つ事を祈っている。

53日目
栄えある雇い主殿、素材をお送りする!それとアンデッドが何も残さない、というのは嘘だ。奴自身は骨の粉になるし、その住処からは素材を探し出す事ができるのだから。

54日目
栄えある雇い主殿、オークと歩いている時は、開けた場所で向こうの前に立たぬように。下手をすればその阿呆は勝手に競争を始め、こちらの目の前を横切ろうと(つまりはズルをしようと)してくる。まったく小賢しい連中だ。

55日目
栄えある雇い主殿、森の霊魂について何かご存じのことはないだろうか?実はグラーウッドの奥深くに眠るアイレイドの遺跡の中で、そのうちの一つと出会ったかも知れないのだ。その囁きは私に理解できるものではなかったが、もしかすると20時間にわたる遠征の終わりであったために、栄養失調で幻覚を見ていたのかも知れない。ともあれ、あなたへ送るための素材は揃っていたので、無理に運試しをする必要もなかった。私はその場を脱出した。

56日目
小さな町や村などの集落を訪れると、遺跡を歩き回る日常から抜け出すことができる。そして安全に眠れる場所探しよりも、自分好みの娘を踊りに誘う方が難しいという場所は、やはり素晴らしい。いずれにしろそちらも元気で、これらの素材が役に立つ事を祈っている。