木工師助手メール 33週間目

229日目
旅の仲間であるウッドエルフの一人が今日、私と狩りをするのを拒みました。私が手伝うことで「イフレの加護を失いたくない」から、野営地に戻るように言われました。そんなおかしな話は聞いたことがありません!野営地にいる他の仲間に手伝いを頼みましたが、沈黙するだけでした。彼らが助けてくれないなら、一人で狩りをするだけです。

230日目
この荷物を収集している間、軽いトラブルに見舞われました。一緒に旅をしているウッドエルフの数人が、私が素材を集めているところを偶然見かけ、何をしているのかと問い始めたのです。私はすでに落ちたものを集めただけだと冷静に説明しましたが、彼らは耳を傾けようとはしません。あとどれだけ一緒にいられるかは、わかりません。

231日目
今日、共に旅をしていたウッドエルフのグループから、立ち去るよう言われました。彼らは率直で、「パクトへの裏切り者」と一緒にいるところを見られたくないと、簡単に言って来たのです。根も葉もありません!でも、別に構いません。侮辱する人々と一緒にいるよりは、一人旅のほうがいいですから。

232日目
奇妙に聞こえるかもしれませんが、近頃木工のことを夢に見ます。多くの場合、想像するのは私が会った木工師の誰かですが、時には木を加工しているのが自分の手になるのです。目を覚ますと、いつも罪悪感を覚えます…が、興奮もします。他にこのことを話せる相手がいないのです。私の雇用主だけでなく、変わらぬ相談相手でいてくださることに感謝いたします。

233日目
木工師のウッドエルフはいるのでしょうか?彼らはどうやって罪悪感を克服するのでしょうか。妙なことですが、故郷を発つ以前こんなことは考えませんでした。この荷物がお気に召すことを願います。それから私の質問は無視してくださって結構です。答えはきっと、この旅の途上で見つかるでしょう。

234日目
最近の何通かの手紙が、パクトに対する私の忠誠を疑わせてしまったかもしれないと気づきました。衝動を抱いてはいても、実行するわけではありません。木工の驚異を学べば、多くのウッドエルフが同じ気持ちを味わうでしょう。いずれこの気持ちを抑えられるようになると思います!今のところ、あなたのお手伝いができるだけで十分です。

235日目
いつものように、荷物をお届けします!実は今気づいたのですが、故郷にいる家族に自分の今の仕事をきちんと説明していませんでした。旅や取引のことは話しますが、私が扱う素材のことは話さないのです。できるだけ早く手紙を送って、このことを正そうと心に決めました。