木工師助手メール 9週間目

57日目
ときどきパクルーティはホームシックになって月に向かって叫ぶことがあり、カジートなど隣人たちは、意見する代わりに棍棒を投げつけてきた。パクルーティは、彼らからの贈り物をお前にあげる材料に変えたぞ。

58日目
パクルーティが材料を集めていないときは、丸腰での戦闘方法を初心者に教えたりする夢がある。しかし人々はそんなパクルーティを笑い、剣さえあればいいという。だが彼らは分かっていないのだ。パクルーティがその気になれば、相手の目を覗き込みながら、同時に剣を奪い取れることを。

59日目
パクルーティはお前がこれらの材料に満足することを願っている。これらのためにスプリガンに正面から会った。実際、これらの材料はスプリガンの頭にあったものだ。

60日目
パクルーティは、ヨクダの剣聖、またの名をアンセイの話を耳にしたことがある。剣術の奥義を極めた結果、魔術師の呪文に近い能力を獲得できたという。パクルーティは、「囁きの牙」の訓練に似たような精神的、肉体的な鍛錬が必要だと思うが、空を飛ぼうとして「囁きの牙」が役立ったためしはない。

61日目
パクルーティは今朝、なけなしのゴールドをウナギパイに使ってしまい、馬を獲得する手段を失った。ある渡し守がお前の材料がある場所まで連れて行こうと申し出てくれたが、パクルーティは歩くことにした。水は口の中にあるとき以外は嫌いなのだ。

62日目
最高品質の材料に関して、パクルーティが信頼できない相手のリストはこの者の舌より長い。この者がこの地で最高の弓職人と組む仕事を断ってることをお前に知ってもらいたい。お前を満足させることができなくなるからだ。パクルーティを雇うのを止めないでくれ。この者はそうお願いする。

63日目
親愛なる友よ、パクルーティは困ったことになったと考えている。最近町で「コレクター」という名で知られる男に多額の借金がある。今日の昼下がりラスティー・レディーのパクルーティの部屋には、風変わりな男たちがいた。彼らはたしか、借金を返さない相手に肉体的苦痛を与えることで有名なコレクターのために働いているはずだ。