鍛冶師助手メール 36週間目

250日目
昨日ウルベクが読み物をしているのを見た。作文で良い進歩を遂げているに違いない。学ぶように勧めた甲斐があり、嬉しく思っている。彼の故郷でこのような機会が持てるとは全く思えないので、ここにいる時間を最大限に活用しなくてはならない。

251日目
良き鍛冶屋よ、「四鉄」とは学び舎であるとあなたに説明した時、私が言わんとしていたのは、この場所で熱意ある金属細工師が一流の細工師からクラフトを学べることのみだった。しかし、ウルベクは私達にまだできることがあると証明した。私達は文化を教え込み、隣人を未熟から押し上げられるのだ。これほどラウモントであることを誇らしく思ったことはない。

252日目
良き鍛冶屋よ、確かにこれまでかなりの期間、あなたは鍛冶術を学んでいる。「四鉄」の教育が見習いのみを対象にするとは思わないで欲しい。私達はたくさんの熟練職人や親方から、技術を取り交わす誉を賜っている。そのような指導は、価格に十分見合うものであると保証する。

253日目
ウルベクがより一般的な勉強をして、大きな成果を上げていることが分かるだろう。あなたに届けた部品の品質から気が付いたはずだ。ついに彼は、ラウモント家の装飾を会得しつつある。

254日目
ウルベクはもっと早く、あなたに手紙を打ち出せずに悪く思っている。ウルベクは本の勉強で忙しい。今までウルベクは本に興味がなかったが、ウルベクが言葉を打ち出すようになってから面白くなった。紙は打ち出した木からできているのを知っているか?そのうち、ウルベクは紙を打ち出してみる。

255日目
ウルベクは小さな親方ラウモントの書いた本を見つけた。前半には家族と歴史のことしかない。ウルベクが打ち出しに役立つ部分へ行くまでには、途方もない時間がかかる。ウルベクは伝えたいことだけ言うのが良いと思う。これはブレトン流なのか?ウルベクは無駄な言葉から学びたくない。

256日目
木から紙を打ち出すのは、ウルベクが予想したよりずいぶん難しい。今は作業場を掃除して、木片を引っ張り出さないといけないが、ウルベクはまた連絡する。