鍛冶師助手メール 40週間目

278日目
辛い時を過ごしているのは、ウルベクだけではない。クランの仲間から聞いたが、痩せこけたエルフが採石場を訪れ、たくさんのドワーフの物に攻撃させていると聞いた。ドワーフの品は生きているように動くが、金属製だとクランは言っている。魔法のようだが、ウルベクはあまり詳しくない。

279日目
良き鍛冶屋よ、ウルベクは何か変わった連絡を寄こさなかったか?鍛冶場では非常に注意散漫で、いつもの好奇心に溢れる態度ではない。今日の午後、危うく手を砕かれそうになり、罰を与えたのだが、それすらどうでも良さそうだった。あの子がこちらを見る様子から考えると、きっと何かが起きているのだろう。

280日目
ウルベクは悩んだ。手紙を読んで、鍛冶場のクランが大丈夫かどうか、ウルベクは分からなくなっている。クランの仲間から戻れとは言われていないから、問題は解決したのかも知れない。ウルベクは考えねばならない。

281日目
ウルベクはファロークに葛藤のことを話した。彼はドワーフの物について良く知っていることが分かった。ドワーフ達は打ち出すことと、つまらない仕事を物にやらせることに長けているとファロークは言う。ウルベクが思うに、「四鉄」は創造から利益を得るが、ウルベクはその将来性に興味がある。

282日目
ウルベクは「四鉄」の教育がウルベクのためにならないと決めた。ウルベクは本の打ち込みを続けたいが、それについてここで学ぶことはもうあまりない。間もなくウルベクはクラン・タムノッシュに戻り、学んだことを共有する。ウルベクが一番望んでいるのは、ドワーフの発明を見ることだ。

283日目
遅くなってすまない。今朝、性急にウルベクが見習いを辞退したことで、彼の仕事をもう一度割り振ることになり、目がくらむようだった。正直に言うと、この知らせは完全な驚きではない。私はあの子が困難を耐えられることを祈っていた。残りの注文は優れた見習いである、ファロークがうまくやるだろう。

284日目
オークであるウルベクには、成果を出すために相当なプレッシャーがあったのだろう。オーシマーの金属加工の評判は現実と区別がつかぬところまで粉飾されている。感受性の強い若者に目指させるには、明らかに不可能な水準となっていた。