50日目
年寄りのソーグリムとは結婚しなかったけど、祝いの席がまったくの無駄というわけではないわ。私達の会話は弾み、1つの話題が別の話題へと飛び火し…私の言っている意味が分かるなら、彼に”アーティファクト”を見せてもらったの。なにせ私は健康なノルドの女。若いし…欲求もある。それに古いホーカーの全部が全部悪いわけではない。あなたの物資を入れたわ。
51日目
親愛なる後援者様。プラッキーと私は旅に戻り、商人のヤドゥスと旅しながら集めた材料のありかの手がかりを追っている。もしも無情のモレラとその一味に2度と出くわさないで済むのなら、ブスンツェルに戻るかも知れない。気分一新、若返った気分で、出発準備完了!
52日目
今日、大自然の中で不思議な光景に出くわした。無人の空き地に、いくつかの石が円を描くように立っていて、地面に奇妙なルーン文字が刻まれていたの。空き地は不気味なほど静まり返っていたけど、驚くほど平穏だった。プラッキーは石の描く円に近づくのを拒んだけど、私は円の内側に座って少し休むことにした。
53日目
今日はあまり話すことがない。私は今、円状に置かれた石の内側に座って少し休んでるの。プラッキーの吠える声が聞こえた気がしたけれど、声ははるか彼方から聞こえた。
54日目
うたた寝してしまったようね。目覚めると、円状に置かれた石の内側にいて、誰か親切な人が、飲み物が入ったカップを円の中に残しておいてくれた。なんて親切なの!ハチミツ酒だったらいいな。突然、喉の強烈な渇きに気付いた。でも、なぜプラッキーはまだ私に吠えているの?
55日目
プラッキー、悪い子!ひどいわ!プラッキーが円の内側に跳び込んで来て、いい匂いの液体に口をつける前に、カップを手から叩き落とした。すると、興味深い現象が起きた。こぼれた液体は焼けるような音と蒸気を立て、地面に不思議な模様を描いて溶けていった。もしかするとプラッキーはいい犬なのかも。
56日目
いくらかの労力と、プラッキーの鋭い歯に容赦なく噛まれたおかげで、よろめきながらやっとのことで石の円の外に出た。この場所には、ある種の魔法がかけられているのかもしれない。円の外に出ると、心の中で霧が晴れる気がしたわ。この場を去る時ね。そしてプラッキーのためにごちそうを探してあげよう!