鍛冶師助手メール 9週間目

57日目
親愛なる後援者様。荷物の遅れと、ここ何通かの手紙の調子を許して。明らかに、不思議な石の円にかけられた魔法のせいだと思う。自分が自分でない感じがする。今後はもっと用心すると約束するけど、取りあえずこの手紙と共に送った材料を確認して。

58日目
こんなに興味深いアルゴニアンに会ったのは初めて。旅する錬金術師アリート・ウカ。出会ったのは路上で、彼の脇の小さな荷馬車には薬と試料が入っていたの。話し出すと、お互いが同じ方向へ向かっていることが分かり、一緒に行かないかと持ちかけられたわ。私は石の円の事件のあと、トカゲにさえ心の安らぎを覚えるようになっていたみたいね。

59日目
アリート・ウカは錬金術の知識を見せつけるのを楽しんでいるようだったわ。彼は嫌な臭いの材料を組み合わせ、私にその調合薬を手渡したの。自分を大いに誇らしく感じているようで、この薬をアルコール飲料に注ぐと、大酒飲みが酔っ払うのを防ぐと説明した。本当に?何か意味があるの?ああ、そんな事を言ったらアリートの気持ちを傷つけてしまった。

60日目
クリーチャーと人間の一歩は紙一重で、アリート・ウカの感情は簡単に傷つく。私は自分の時間の大半を費やし、可哀想な錬金術師を意気消沈させた自分のおめでたい発言の埋め合わせをしようとした。彼の無用な薬を何も意見を言わずに受け入れるべきだったのか。でも、それで楽しいの?

61日目
正直な話、アリート・ウカの最新の薬は別の目的で役立つかもしれない。元々は山頂を越えて舞い上がるような、飛行の霊薬を作ろうとしたのだという。ところが、大酒飲みに鳥を引き寄せる薬になってしまったみたい。次々と野生のガチョウがアリートの頭や肩にとまったので、十分に腹を満たせた。こんな楽な狩りは初めて!

62日目
今日、後悔の気持ちを抱きながら錬金術師アリート・ウカに別れを告げた。彼は仕事を続けることを決心し、私は丘の上の小さな村にいる噂の男に会う必要があった。どうやら、私が調べている新たな遺跡の手がかりを持っているらしい。しばらくは、今回の材料を楽しんで!

63日目
丘の上の村への道中、プラッキーが走り出し、兎を追いかけた。あの愚かな犬は、兎を捕まえれば魔法のように調理され、食べごろの兎ミートボールになると思ってるみたい!本当にそうならいいんだけど。耳の長い生き物を2、3匹捕まえたら、美味しく食べる方法を知る調理師を町で見つけられるかも知れない。