仕立師助手メール 15週間目

101日目
あなたが服を作るのに必要な素材を提供できることに、心からのあいさつとお礼を伝えたい。私の名前はヴェスク・オラン。契約内容を覚えているね?入手できる中から最高の素材と作業の材料を定期的に送るから、任せてくれ。

102日目
この時期のデシャーンの荒野は、とりわけ美しい。今日はフラール湖の近くでずっと日光浴をして、気だるそうに飛ぶホタルを見ていた。あとは、ストレスでついた泥を自分の鱗から取り除いていた。そして、この荷物を送ることを思い出した。この素材を有効に使ってくれ!

103日目
やあ、ヴェスクだ。あなたの川がまだきれいな流れだといいね。この荷物を用意している時、突然気付いたんだ。私が送る素材の多くは、自分のきらめく鱗を連想させる。網の中にいる湿地ウナギのように、胃がねじれる気分になる。だが、不安にならなくていい。少し気分が悪くなったくらいで、仕事から逃げたりしない。

104日目
親愛なる雇い主殿、自分の中に嵐が吹いた。また私の卵の兄弟が、この選んだ仕事の悪口を言うんだ。まあ、確かに天職ではないかもしれないけれど。毛皮を見るとショックを受けて隠れてしまうアルゴニアンが、仕立屋として生きていくのは無理だというんだ。混乱してきた!ストームベリーの低木に育つファイアー・アップルのような気分だ。

105日目
親愛なる雇い主殿、信じてくれて、それから定期的に送る品物に支払いをしてくれてありがとう。荷物が遅れて申し訳ない。こんなことは二度とないと約束する。でも、正当な理由があるんだ。ナルシスの低地で死んだグアルの皮を取った後、乾ききったマッドクラブのように気分が悪かったんだ。

106日目
マッドクラブの目を見たことあるかい?まっすぐにこっちを見てくる。まばたきをしない目の中の知性には驚いた!ヒストに誓って、もう二度とマッドクラブのケーキは食べない!実際、この可哀想で弱々しいマッドクラブを連れ歩くことに決めたんだ。一種の相棒だな。名前をつけよう…スニップスだ!いい友達になれそうだ。

107日目
時々、卵の兄弟が嫌いになる。スニップスがカミソリのように鋭いハサミで私の指先を切り落とした時、彼らは大笑いしたんだ。遊んでいるだけだと言ったが、どういうわけか彼らはもっと笑い出した。あいつらの鱗が乾いてひび割れることを願うよ。今回の荷物はこれだ。