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古代アルゴニアン スタイル

クラフトモチーフ70
Elder Argonian Style

コンコルディア・メルシウス 著

シロディール・コレクションを代表して、ダスクフォール以前のアルゴニアン衣服と装飾品を紹介できることを誇りに思います。ブラック・マーシュ全土の探検中に発見されたデザインと意匠の類似は、アルゴニアンがかつてより統一された文明を有していたか、より広く交易していた可能性を示唆しています。

ブーツ

古代アルゴニアンは現代の多くの部族よりも多くの足防具を使っていましたが、それでも彼らは足を濡らしておける開放的なデザインを好みました。ゴム底のサンダルはあらゆる人々の標準装備でしたが、地位の高い者にはフリル付きの御用スカーフ、アンクレット、脛当てなどが付属物として頻繁に見られます。

ベルト

ベルトはほぼ完全に装飾用で、高度な技術で紡がれた布のサッシュを、時として黄金の鎖、指輪、色鮮やかな帯で飾ったものです。戦士はこのようなサッシュの代わりに、より丈夫な爬虫類の皮ベルトを、武器と鎧を支えるために用います。紋章は私たちで言うへその辺りにつけるもので、多くにシシスの肖像が配されています。

簡素なサークレットやヘッドバンドを基礎として、その上に様々なスタイルの頭装備が作られました。多くのものは顔の上部に目立つ装飾を配し、羽根飾りや宝石、大きな真鍮の肖像などを飾ったのです。非実用的に見えますが、こうした頭部装飾は戦闘に際してさえ、革のフードよりも好まれました。

脚当て

今のアルゴニアン部族の間では簡素な下帯が広く好まれる足装備ですが、彼らの祖先は布を何層も重ねて体を包んでいました。膝か足首までのスカートやズボンに重ねて、フリル付きスカートや垂れ下がった布地などを身に着けることが多かったのです。戦士たちは硬い革や紡ぎ合わせた葦を基礎として、青銅や骨で強化することを好みました。

古代アルゴニアンのヒストとの関係についてはわずかにしか分かっていませんが、私たちが回収した弓はヒストの木から作られたものと思われます。もしかすると、彼らは矢をヒストの意思の延長、つまり死の宣告のようなものと見なしていたのかもしれません。しかし、単に最も手近にある木材だったという可能性もあります。

胸当て

古代アルゴニアンはチュニックよりも軽いサッシュやスカーフを好みました。意思疎通のために襟や背骨を覆わないようにしていたのかもしれません。鎧はほぼ全面的に青銅片から作られており、主に肩と腹部を覆います。これは彼ら自身の鱗で、むき出しの脇と背中を保護するつもりだったことを示唆しています。

古代アルゴニアンはすでに金属加工の能力を有していたのに、なぜ火山ガラスが好まれたのか私たちには分かりませんでした。そうした剣の一つを試しに使ってみたところ、すぐにその圧倒的な鋭利さは、ガラスが無傷でさえあれば恐るべきものであることを知りました。これは戦場で交換することが容易で、金属を研磨する道具よりも軽量なのです。

肩防具

通常は革と青銅を組み合わせて作る肩防具は、ただの湾曲した肩当てと、脇の下で結ぶ紐です。肩に合わせて形作るのではなく、多くのものは上に向けて突起しています。装着者の顎にまで届くものもあるほどで、首当てにもなっていると言えます。

手袋

彼らの末裔と同様、古代アルゴニアンは手袋を実用的でないと考えていました。彼は親指に引っ掛ける指空き手袋や、闘技場の戦士が使うような手に巻くスカーフを用いていました。布や革製の篭手は装飾と保護の目的でよく使われ、革製の一部は硬い金属片を被せて戦争に用いられました。上腕の周囲にフリルのついたバンドも、あらゆる場所で使われていた装飾品です。

縁に沿って配されたガラス製の歯が歯車を思わせるのか、それとも盾の表面のオレンジ色や、四角い渦巻き模様のせいか、古代アルゴニアンの金属細工には見覚えがある感じがして仕方ありませんでした。答えは彼らの戦槌のように私を打ちました。ドワーフの影響なのです。ブラック・マーシュはかつて、今のように隔離された地域ではなかったのかもしれません。

杖はシシスの司祭にとっての主要な道具です。この青銅の棒の多くには、司祭が犠牲を捧げる大蛇の肖像やシンボルがあしらわれています。しかし一部には儀式の多くで血を流させるため、カミソリのように鋭いガラスの歯が付いています。全ての証拠が、少なくとも大部分の部族において、古代アルゴニアンの崇拝では現代よりもシシスがより中心的な役割を果たしていたことを示しています。

戦棍

沈没した工場から私たちが回収した戦争用の打撃武器は見事なものでした。大部分は青銅製のこの武器は、高い地位の戦士が身に着けていた物に違いありません。しかし叩きつける先端部分が最も興味深い部分です。通常はアルゴニアンの頭部に似せて作られていますが、デザインは幾何学的なほど角ばっており、素材の金属と同様、見慣れた形をしています。

短剣

長さとは関係なく、古代アルゴニアンの刀剣は叩いた青銅の窪みに火山ガラス片を備え付けられたものです。ブラック・マーシュには火山活動が一切知られていないことを考えると、火山ガラスがこれほど多くの武器に広く使われているのは驚くべきことです。このことは、アルゴニアンが現在で言うモロウウィンドを定期的に探索していた可能性を示唆しています。

私たちが回収した古代の斧は明らかに戦争用の武器だけです。おそらく、道具の場合はこれと同じ質の素材と労力を注いで作られることはなかったと考えています。この戦争用の斧は真鍮合金に据え付けられた火山ガラスからできており、羽根と染色した羊毛、黄金で装飾されています。このレベルの金属加工術は、現代のブラック・マーシュに存在しません。

デッドウォーター スタイル

クラフトモチーフ69
Dead-Water Style

デッドウォーター族のリール・カ、ボル 著

私のペンは真実の言葉を記す。デッドウォーターの戦士は生きていても死んでいても部族を守る。旅人の多くはこの伝統を異常と感じる。死した親族への冒涜だと彼らは言う。それは違う。戦士の皮と骨から武器を作ることは、名誉を与えることだ。

ブーツ

強大なるデッドウォーター族の戦士たちは、ブーツに鋭いスパイクを付ける。これは接近戦で役立つ。蹴りを繰り出すたび、私たちは敵の皮膚を貫通しようとする。私の卵の母は素早い一蹴りで敵の首を刎ねられた。だから私は母の骨を自分の武器に入れている。母の戦いの精神を持っておきたいからだ。

ベルト

デッドウォーター族は美しい工芸品で名高いわけではない。このことは知られている。しかし、私たちの革職人は戦士のベルトを装飾する。彼らは琥珀と石を削って緻密なバックルを作る。私は許可の意を評してうなずく。必要ではないが、いいものだ。

私は頭を下げ、長い角に覆われた兜を示す。これは敵の心に恐怖を起こす。デッドウォーター族の戦士は常に戦いに備えていなければならない。だから私たちは兜に角を付ける。こうすれば、攻撃の背骨を途切れることなく示せる。マークマイアの誰もが恐怖すべき印だ。

脚当て

前面には硬化させた鱗。後部には柔軟な革。デッドウォーターの足防具は戦闘中に素早い移動を可能にする。土地そのものが人を飲み込もうとする沼地では役に立つ。またこれにより、静かな運動も可能になる。敵に忍び寄るためにも役立つ。やはり、私は旅人の金属を不信の目で見つめる。

デッドウォーターの矢筒は死者たちの皮を硬くして作る。私たちの弓には死者の牙を付け、矢尻は死者の骨から作る。戦いの後、矢はできる限り回収する。多くの者は壊れた矢尻を想い出の品として持ち帰る。

胸当て

デッドウォーターは戦士の心臓を死者の皮膚に結びつける。私たちはその上に、隠れ潜む獣たちの硬化させた皮を身に着ける。ハジ・モタ、ワマス、ハックウィングだ。狩人たちが殺し、革職人たちが皮を剥ぐ。そして、戦士たちが誇り高く身にまとう。

デッドウォーターの剣は最も器用な戦士のみが身に着ける。剣の背のギザギザな部分は、気を付けていなければ使用者を容易に切り裂く。私は尊敬の礼をする。私の刀剣は一番大切な品だ。私の卵の母の足の骨から作られた。今でも、母は私のそばで戦っている。

肩防具

私たちの肩防具は骨の棘を誇り高く示す。ワマスが踏み潰そうとしてきたら、あるいは敵が突撃してきたら、デッドウォーター族の戦士は肩を落とし、突き上げて強烈な一撃を見舞う。技術があれば、骨を折り腱を切れる。率直に言うと、この棘は私たちの鎧に畏怖を引き起こす外見を与えてもいる。

手袋

私は手を曲げる。手袋は柔軟でなければいけない。私はよそ者の金属の腕を疑問と共に見つめる。デッドウォーター族の戦士は素早く攻撃しなければならない。そして全てが失敗した場合、私たちは爪を使って切り裂く。指を覆えば、この武器が失われる。

デッドウォーター族の戦士は生きていても死んでいても身を守る。彼らの霊魂はヒストに戻っても、肉と骨は残り、戦いで私たちを助ける。私は敬意を表し頭を下げる。私たちはこれを盾において最もはっきり示す。死者たちの皮膚を伸ばして木にかぶせる。彼らの骨が両端を飾る。

デッドウォーターの杖は刀剣と同様に危険だ。その琥珀の宝石にはヒストの樹液が染み込んでいる。杖の力はそこから吸収される。死した私たちの魔術師の骨だけがこの武器を作る。これにより、彼らは自らの魔術のエキスを他の者に貸し与える。少なくとも、そう信じられている。

戦棍

デッドウォーターの戦棍の先端は丸く、湾曲している。昔は違った。私の卵の母の時代は、頭蓋骨を使った。それは脆すぎた。今、私たちは頭部の上に鋭い骨を付ける。今でも先人たちには敬意を払っているが、今の戦棍はより戦闘時の耐久性に優れている。

短剣

デッドウォーターの短剣は腕か脛の骨から作る。刃がほころびたら、食事に使う。私はよく卵の父の卵の父の脛から作った短剣で食事をする。幾季節もの間持ちこたえている。私はこれを出会った旅人には使わせない。彼らはこういうことを理解しない。

まっとうな斧には足の骨が要る。このことをデッドウォーター族は知っている。足の骨は斧の頭部を支えられるほど長く太い、唯一の骨だ。男の骨は厚みがあるので一番いい。女の骨は柔軟すぎるので、刀剣により適している。力強くこの斧を握ることで、私たちは死した戦士に名誉を与える。

スケイルコーラー スタイル

クラフトモチーフ59
Scalecaller Style

ドラゴンプリーストの研究家、ジョルバルド・ダヴォー 著

伝統的なドラゴンプリーストは偉大なる生物の本物の体から鎧を作っていたという、かなり大きな証拠がある。実際のドラゴンの鱗や骨(実に希少な素材である)を使っていたのだ。裏切りのドラゴンプリーストであるザーンの信者たちは上級司祭と同様の装備を、よりありふれた素材で作ったドラゴンプリースト鎧のレプリカに身を包んでいた。ドラゴンの鱗に似せて鋳造した金属や、ドラゴンの骨に似せて作られた骨型である。その詳細は下記に記す。

ブーツ

このスケイルコーラーのサバトンは重ね合わされた大きなドラゴンの鱗から作られているように見えるが、実際の素材は強靭な革である。例外は重層鎧のブーツのつま先で、これは常に硬い骨型である。足首はドラゴンの口のように作られた甲皮で保護される。

ベルト

スケイルコーラーの信者は他の場所を装飾することを好んだので、教団のベルトは比較的簡素にして実用的である。ほぼあらゆる材料の革が使用可能だ。表面には石目を付け、爬虫類の皮に似せることもある。

裏切ったザーンの信者たちが身につけていた全体を覆う兜には、伝統のドラゴンプリーストの仮面に似せて形成された骨型のバイザーが付いている。伝統的な教団の下級信者が身につけていたら、冒涜とされるであろう衣装である。これはスケイルコーラーの教団が、いかに規範から逸脱していたかを示している。

脚当て

ドラゴンの口の膝当てが付いていることを除けば、教団の脚防具は比較的装飾されていない。とはいえ、大型のドラゴンの鱗に似せて作られた革製のシャウスの上には、骨型のプレートが付いていることもある。

教団の弓には誇張されたドラゴンの鱗の意匠が、弓の持ち手のすぐ上下の部分にあしらわれている。本体の両端には様式化されたドラゴンの頭が描かれ、矢筒は爬虫類の翼の意匠で覆われている。

胸当て

胸鎧に関しては、骨型を硬いドラゴンの骨のプレートに似せて形成し、模様入りの革をあしらう。腕の部分はドラゴンの鱗に似せた金属製の帷子で覆ってある。この胸当ては非常に頑丈で、腐敗や錆の形跡がほぼないまま、数百年残ってきた。

スケイルコーラーの裏切った教団の剣は、やはりドラゴン崇拝者の武器であることが分かるようなものだ。片刃の刀身は付け根から中央まで幅広で、そこから細い直線になり、鋭い先端の辺りで湾曲する。長く伸びたドラゴンの爪のような外見である。

肩防具

スケイルコーラー教団のポールドロンは精巧で、意匠が凝らされている。二層になった輝くプレートは、骨型と金属の鱗を共に使って作られており、抽象化された咆哮するドラゴンの頭が乗っている。全体として、スケイルコーラーの戦士にとても際立ったシルエットを与えている。

手袋

教団が装備する、腕全体を覆う篭手は柔軟な革製だが、ドラゴンの骨に似せて形成された、骨型の肘当てとプレートで補強されている。似たように装飾された派手な腕甲は、手首と前腕を保護する。

教団の盾の中央にある楕円にはとぐろを巻いた蛇のようなドラゴンがあしらわれており、これはノルドの祖先が崇拝したドヴァー同様に、デイドラ公ペライトを思わせる。盾の縁は大きなドラゴンの鱗に似せた骨型の分厚いプレートで保護されており、鎧のポールドロンに対応している。

スケイルコーラーの術師が使う呪文の杖は、恐らくザーンのドラゴンかペライトの視覚的構成全体を象徴するデザインだろう。神秘的なルーンが刻まれたオークの杖に鱗が重ね合わされ、口を開けた蛇のようなドラゴンの頭が乗せられている。荘厳なデザインである。

戦棍

スケイルコーラーの戦棍は先端に重い円筒の頭が付いており、それに不気味な牙の付いた、抽象化されたドラゴンの頭が打ち付けられている。柄も斧の柄と同じように、金属製のドラゴンの鱗で覆われている。

短剣

ザーンの民によって作られた短剣はドラゴン教団の標準的な武器である。刀身は付け根から中央まで幅広で、そこから細い直線になり、鋭い先端の辺りで湾曲する。これは長く伸びたドラゴンの爪にしか見えない。湾曲部は外側にのみ刃がある。

スケイルコーラーの斧は初期ノルドの野蛮なデザインを踏襲しているが、高度に抽象化された竜教団の爪の三日月型を先端装飾にあしらっている。柄の上部、片刃の(両手持ちであれば両刃の)すぐ下には金属の被覆があり、ドラゴンの鱗を重ね合わせたように見える。

ズェンの鹿 スタイル

クラフトモチーフ77
Stags of Z’en Style

エルデンルート、緑に祝福された武芸の達人、グワエレロス 著

紡ぎ手は世界の全てが木だと言うだろう。悪は害虫のように樹皮の下を進み、善を飲み干してしまう。緑の戦士は枝を探り、隠れている悪を取り除き、喜んでむさぼる。罪に報いを与え、悪意に報いを与える。鹿である我らは、その罰を遂行する。報酬に求めるのは血だ。労苦と復讐の神ズェンが求めるものはそれだけだ。

ブーツ

ヴァレンウッドのブライアや毒ヘビは、これまで何度もむき出しの脛やふくらはぎを傷つけている。ボイルドレザーとカブトムシのキチンを使った鹿のブーツは、鉄のグリーヴの半分の重さで、同じだけの防御を得られる。

ベルト

ヴァレンウッドで、ゆったりした服は死を招く。カミソリのように鋭いトゲ、罠のような蔓、巨大な獣の爪は、いつでも我々の命を奪おうと待ち構えている。頑丈な革のベルトで、川の大蛇がとぐろを巻くように強く締めれば、体が細く保たれ、内臓が守られる。

真のズェンの鹿は、恐れよりも勇気を呼び起こすべきだ。罪人たちには冷たく公平な正義の顔を見せなくてはならない。我々が労苦を与えるのは、自分たちのためではない…ズェンの名の元に行う。だから、肉食の昆虫の下顎と仮面の下に顔を隠す。昆虫は不要なことを何もしない。奇妙な冷静さを保ちながら、暴力に満ちた日々を過ごす。我々のように。

脚当て

頑丈な革のズボンの上に柔軟なキチンプレートを被せることで、敵から敵へ素早く移動する際にも身を守れる。ウッドエルフにとって、速さと安全性は切り離せない要素だ。足をしっかり守れば、間違いなく素早く動ける。

木の弓はどこで作られたにせよ、汚い木こりと森を圧殺する者の悪臭を避けられない。鹿の弓は成虫が脱皮した瞬間に手に入れた、柔軟なカブトムシのキチンを使っている。ウッドエルフが戦闘に使う武器の中でも、最もイフレとズェンに敬意を表するものだ。

胸当て

我々ウッドエルフはあらゆる技術に秀でているが、中でも恐ろしいカブトムシを殺すことは由緒ある伝統の一つだ。鹿の鎧下を作るには、動きやすくするため数百の繊細な切り込みが必要だ。革の胴当てにキチンプレートを付ける作業は何時間もかかるが、素晴らしいものが生み出される。

短剣と同じように、鹿の剣は鋭いキチンと葉のようなモチーフの緑の美と恐怖が反映されている。大きいがとても軽量である。敵が一撃する間に二度の攻撃を返せるだろう。このような状況なら、最もタフなノルドでさえもすぐに片づけられる。

肩防具

肩は間違いなく腕の根である。すべての根のように守りが必要だ。鹿の鎧鍛冶は棘のついたキチンプレートと、印象的な下顎で完璧な肩防具を作り出した。我々の姿はすでに恐ろしいが、さらに恐ろしさが増した。

手袋

ぴったりした革と巧みに切られたキチンプレートで作られた鹿の手袋は、どこへ行っても森の戦士から羨ましがられる。カブトムシの皮は滑りやすいので武器に傷つけられることはほぼなく、狡猾な決闘者にぴったりの手袋だ。

キチンに加工の必要がない場合もある。例えば、鹿の盾だ。ズェンの盾は、頑丈な革の裏地が付けられたカブトムシの甲羅に過ぎない。イフレの英知が、カブトムシの甲殻を盾のようにした。すでに完璧なものに手を加えるのは、愚か者がすることだ。

鹿の魔術師の杖は、恐ろしい下顎と葉を模した刃に、緑の強大な力が反映されている。この武器を通して発せられた呪文には、完全なズェンの祝福が与えられる。敵の魔術師に出くわしても、この杖があれば報復できる。

戦棍

鹿の戦棍の先端は、間もなく咲きそうな花によく似ている。だが、その花びらは決して柔らかくない。重く棘がついたキチンで重い鉄を覆ったこの武器は、ストリッド川の南で最も恐ろしい武器だ。

短剣

鹿の短剣ほど装着者の徳を完璧に表現する武器はあまりない。キチンと鋼で作られた刃は、ギザギザの葉に似ている。危険な葉よりも緑のしもべにふさわしいものがあるのだろうか?

すべての正しきウッドエルフのように、我々はグリーンパクトを喜んで守る。木を斧で傷つけることはない。斧を受けていいのは敵だけだ。鹿の優れた斧頭は先端が割れていて、それぞれに刃がある。与える傷を全て重症にして、治療しにくくするためだ。

サンスパイア スタイル

クラフトモチーフ75
Sunspire Style

サンスパイアの尊重されし司祭、アジン・ジョー 著

アルコシュの子よ、喜べ!長い苦難の後、猫たちの竜王が我々を栄光に導くために戻られた。我らカジートは優美であり、艶やかな牙と絹のような毛皮を誇る。だがアルコシュを真に称えるには、相応しいいでたちに身を包まねばならない。カジートとドラゴンの双方を象徴する鎧と武器だ!ゆえに、サンスパイアの鍛冶アデプトたちは武器と鎧のコレクションを創り上げた。それぞれの品には、最初の猫の祝福が込められている。

ブーツ

多くのカジートが足防具の爪先について露出させておくべきだと主張するが、履き心地のよい革の靴底についても心得ておくべきことがある。寒々しい山や焼けつくサンスパイアを旅するならなおさらだ。ブーツ、靴、サンダルであろうと、足防具は元素や祝福されしアルコシュの敵から手厚く保護してくれる。

ベルト

カジートを名乗る者なら最高位の司祭から入門したばかりの者まで、祈りは腹から始まると知っている。祝福されしアルコシュへの祈りの言葉は、口先だけでつぶやくものではない。腹の底から生み出すものだ。であれば最高級の編んだ布と金属を織り交ぜた品で、腹を守るのは当然だ。

猫たちの竜王の子はただのカジートではなく、内にドラゴンが住まう真の心を見つけねばならない。兜の意匠は真の資質を常に思い起こさせてくれる。我らは猫にしてドラゴン。猫の姿の頭をした、祝福されしアルコシュが牙を剥き唸る姿こそが、我々の真の姿を顕している!

脚当て

サンスパイアのアデプトは何時間も跪いて、厳粛な祈りを捧げる。そのため、ズボンと脚当ては軽量で美しく仕立てられている。冷たい石も信仰なき武器も、この装備を身に着けたアデプトに傷を負わせることはできない。

サンスパイアの弓師が、その武器の威力を誇るのは自然なことだ。ジョーデの祠の聖なる熱で撓められた木材は若いダギのようにしなやかで、放たれた矢はセンチラートの力で的を射抜く!

胸当て

ドラゴンの父アルコシュは我々を強く作り、母なるアズラーは我々をしなやかで敏捷にした。サンスパイアの着心地良いチュニックと頑丈な胸当ては、双方の御心に適っている!真のカジートが息苦しい金属の殻に入るのを我慢できるはずがない。だから我々は、最も重い鎖帷子でさえ柔軟にできる余地を残してある。

サンスパイアの剣はアルコシュの強大な爪のようだ。美しく、恐ろしく、カミソリのように鋭い。この剣は愛すべき最初の猫を他のどんな神々よりも讃えているが、ジョーンとジョーデの祝福の三日月も鍔、柄頭、刃に描かれている。これこそエルスウェア全土で、最も聖なる武器だ。

肩防具

あらゆるサンスパイアの肩防具は、最も簡素な肩章から最も強い肩甲まで、敬虔さがあふれるモチーフと、編みこまれた祈りのローブでアルコシュを称えている。我々の腕がドラゴンの翼の荘厳なる重みを支えられなかったとしても、守らねばならない!

手袋

靴は爪先を元素から守ってくれるが、最も敬虔で用心深いカジートでも全ての爪を戒めてはおけない。サンスパイアの手袋は精妙に作られた腕当て以上のものだ。手首を保護するが、カジート生得の武器は自由に使える。アルコシュの敵を自由に切り裂き、貫けるようになっている!

サンスパイアのアデプトは素早さの価値を知っている。しかし時には、いかに前足が素早くてもしのぎきれないことがある。そういう時、この完璧な盾に手を伸ばすことがあるかもしれない。アデプトはいくつものプレートを盾の中心に取りつけ、祈りのローブを編み込み、丈夫で目を楽しませる芸術品に仕上げた!

ああ、老いよ!これはまさに呪いだ。アルコシュが戻られる前は、杉の木の杖などを頼りに歩いたものだ。今?今は屈強な杖で体を支えている。ジョーンとジョーデの様々な姿で飾られた、金属板で覆われた誇り高き武器だ。先端の飾りには大いなる力が渦巻いている。アルコシュの祝福と共に力を用い、カジートを悟りに導け!

戦棍

サンスパイアの戦棍の打撃部位には、ジョーンとジョーデを模して線上の文様を刻んだ、完璧な球体が取りつけられている。アルコシュ自身のように、この武器は完璧な力で敵を撃つ。肉を傷つけることなく、骨と筋を叩き砕く。

短剣

鍛冶アデプトが鍛えた武器の中でも、短剣は独時な武器だ。強大なアルコシュの牙を彷彿とさせると言う者も、三日月の刃はジョーンとジョーデの曲線に合うと言う者もいる。どちらも正しいだろう!敬虔な戦士が手にすれば、双剣はとても危険だ!

我らの強力な斧はアルコシュを称えるが、ジョーンとジョーデも称える。鍛冶アデプトは先端に円錐を取り付け、一撃に凄まじい重量を加えた。円盤には満ちて欠ける月の姿が描かれ、雲一つない夜のトパル海のように輝く。美しさに匹敵するほど恐ろしい武器だ!