付呪師助手メール 23週間目

158日目
アドゥサ・ダロのことは申し上げましたか?私が知る限り最も勇敢なカジートで、レイヴンウォッチ家のために数々の任務を遂行してきました。篤信者のジャコソンが召使を拉致した時に彼女がいたら、ノルドの太い腕を付け根から引っこ抜いていたはずです。床に手足が転がっていなかったので、ジャコソンが来た時には彼女は留守にしていたのでしょう。

159日目
レイヴンウォッチ城周辺の丘にある3つ目の洞窟に乗り込もうとした時、影から現れたグウェンディスが私を止めました。「ステンダールの篤信者が中にいる」と小声で警告してくれた彼女に対し、私は「知ってるわ。神聖なる誓いのジャコソンよ」とささやき返しました。アドゥサとグウェンディスは彼が召使を「解放」した時に留守にしていたと手短に説明してくれました。

160日目
「アドゥサの帰りを待つべきよ」と、グウェンディスは奴が身を隠している洞窟を監視しながら忠告しました。しかし私はその言葉を一蹴しました。空腹だっただけでなく、大切な召使たちを城の囚人だとジャコソンが決めつけていることに我慢ならなかったのです。しかも、召使たちを洞窟に拉致するのが解決策ですって?こんなことを許すわけにはいきません。

161日目
グウェンディスはしぶしぶそこで待つことを了承し、私はジャコソンがいる洞窟へと近づきました。するとジャコソンが現れ、その手には強大な戦槌を握りしめていました。「話がしたいの」私は言いました。ジャコソンは囚人を解放したと言いました。「その人たちは自分が囚人だって言ったの?」と私は尋ねました。そして、「給金を払い、住まいを与え、家族の一員として扱っているわ。囚人にしたのはあなたで、私たちじゃない」と私は続けたのです。

162日目
「あなたはうちの召使を拉致したのよ、ジャコソン。私は彼らを解放しにきたの」と私のことを怪物としか考えていないステンダールの篤信者に言いました。彼がそう考えていると思っていたのです。とてつもなく大きなため息をつくと、彼は武器を下ろしました。「私はあなたの召使をカンカンに怒らせてしまったようですね、お嬢さん。本日この場にて自らの行いを謝罪いたします」

163日目
彼の言葉を信じられませんでした!篤信者が謝罪したのです。この私に!ジャコソンはレイヴンウォッチ家のような化け物とは出会ったことがなかったので、どう扱ってよいか分からなかったと言いました。「召使たちはあなたや一族の方々をとても慕っている」と、彼は付け加えました。「理解できませんが、あなたを誤解していたようだ」

164日目
グウェンディスは召使たちを城に連れ帰りました。後を追おうとすると、ジャコソンが咳払いをしました。「お嬢さん」。彼は躊躇いがちに口を開きました。「よろしければ、後日あなたをお訪ねしたいのだが。もちろん、職務を離れた立場でです」。なんと篤信者が私に言い寄ってきたんです!私の人生は日に日に面白くなってきました。

木工師助手メール 23週間目

157日目
シェドリック治安官を片づけるには慎重に事を運ばなければならない。奴の失踪があまりド派手になっちまったら、もっと多くの治安官をこの小さな村に呼び込むことになりかねない。正確さも必要だ。善良なる治安官殿を狙ってしくじれば、必ず矢はこちらに向けられることになる。

158日目
慎重さと正確さがこの作戦の鍵となるわけだ。だが自分の手下どもがそんなやり方に長けているとは思えない。プロを雇うことになったのは当然の流れだな。費用は半々にすることになったが、プロと接触するのは俺の役目になった。そのプロというのは闇の一党のことだ。

159日目
よう、闇の一党の連中と会う手筈を整えたことがあるかは知らんが、とんでもなくめんどくさいぞ!まず、「黒き聖餐」という楽しげな名前の儀式だかなんだかをやらなくちゃいけない。どこで心臓、頭蓋骨、それに肉なんか手に入れられるんだ?知っていたら教えてくれ。

160日目
なんてグロい儀式だ!シェドリック治安官の身代わり人形を作った。言われた通りにやってるが、ベラドンナの花びらが錬金術師から届いてない。それからロウソクを並べた円の中に座って、身代わり人形を刺しながら、わけの分からない言葉をささやかなきゃならない。もしこれが手の込んだいたずらだったら、誰かに責任を取らせてやる。

161日目
この儀式全部が闇の一党の使者を呼び出す手段じゃなくて、俺をこけにするためのいたずらじゃないかと思い始めてた。だが、詠唱が終わるや否や黒いフードつきのローブを着た奴が陰の中から現れたんだ。「請願者よ、誰を始末してほしいのだ?」とフードをかぶった奴が尋ねてきた。

162日目
マーラの司祭のとなりで我慢して聞いた説教のご利益は無くなってたみたいだ。影に包まれたフードの中を覗き込んでいるうちに、突然この闇の契約をやり遂げる気が失せた。何を考えてたんだ、俺は。法の番人を闇の一党に暗殺してもらうだなんて?相手も分かってくれるだろう。

163日目
「間違いだっただと?」、黒い影は不信感をはっきりとにじませて言った。「このようなことは前代未聞だ。間違って人形を作り、ロウソクを並べ、偶然何度も人形を刺し、うっかり決められた力の言葉を口にしたと。お前はそう言っているのか?」俺は頷いた。

仕立師助手メール 23週間目

157日目
親愛なる雇い主殿。前回の手紙についてお詫びしたい。自分の傷心や哀しみで、あなたを困らせる必要はなかった。プロとして恥ずかしい。でも、もし心配してくれているなら、大丈夫。スニップスはとてもいい相棒で、多彩なスープを作る者に会いたいと思うことは、ほとんどない。

158日目
「彼女はダークフッドの嵐のような瞳を見つめ、鱗の並ぶ唇にいたずらな笑顔を見せた。”そうよ、ヒーロー。私は大丈夫。”数多の愛を育む者は言った。”さあ、ダークエルフの奴隷商人を止めるのよ!”」雇い主殿、いつものようにこの刺激的な物語をより良くするための助言を待っているよ。荷物は同封してある。

159日目
失礼な敵へ。病気になればいいのに。あの愚かなヴェスクは書き物に夢中になっていて、カバンから仕事の日記を盗まれたことも気づいていない。恐ろしいマッドクラブが私の指を切り落とそうとしたけれど、ウラヴィン・ドーレスは、ふくらんだ甲殻類にやられるほどトロくないわ。この手紙でお知らせするわ…復讐するは我にあり!

160日目
失礼な敵へ。最近、山賊に攻撃されたでしょう?彼らは私の部下よ。そうよ、奇襲をかけさせたのよ!あれは始まりに過ぎないわ!ドーレス家は、復讐は一摘みのコショウとたっぷりのフリンを添えると最高においしいと信じている。たっぷりのフリンよ。ハハハハ!でも、荷物は同封しておいたわ。無駄に使いなさい!

161日目
親愛なる雇い主殿、邪魔が入って申し訳ない。どうやらあの鱗なしのダークエルフ、ウラヴィン・ドーレスがまた日記を奪って、不愉快な手紙を顧客に送ってしまったらしい。心からの謝罪をしたい。どうか許してほしい。こんなことはもう二度と起こさない。うるおいが保たれることを、我が雇い主殿!

162日目
卵の兄弟たちから訪問を受けた。行儀よくしてほしいが、今までと同じように厄介や面倒を引き起こすんだろうと思う。この仕事(仕立、そして材料の調達)を選んだこと、我が親愛なる相棒(最高のマッドクラブ、スニップス)のことを、彼らはまだからかってくる。さらに悪いことに、「グリーンフッド」の原稿を見られてしまった。最悪だよ。

163日目
意外なことに、卵の兄弟たちは執筆中の作品、「グリーンフッドとドーレスの奴隷商人」をからかってはこなかった。その代わりに、続きが気になるから最後まで完成させてくれ、と頼まれた。自分の仕事がこんなに興味を持たれたのは初めてだ。とても混乱している。

個人的な日記

Personal Journals

アーグナーの日記Irgnar’s Journal

数日前、リグヴァーとは別れた。

あいつがいないほうが冒険を見つける運があるのはわかっていた。そして俺は正しかった。たった今農民からトロールがこの地域を恐怖に陥れていると聞いた。地元民がレッドモウと呼ぶ、特に意地の悪い奴に率いられている。そいつの首をキャンプに持ち帰れば、他の奴らは勝てっこない!

アークメイジの日記Arch-Mage’s Journal

ここシャド・アツーラでの授業開始が迫った今、今年も生徒達の中から素晴らしいリーダーの候補者を見つけ出すのを楽しみにしている。モロウウィンドの名家に仕える偉大な指導者、優れた学者、立派な戦士になる者達を見出すのを。さらに今季からは、エボンハート・パクトに仕える者達もだ。私の幻視は、生徒達が大学内でいくらか時間を過ごすまで現れないことが多い。そして私の期待や夢にかなう者が現れることは滅多にない。

そのため、まだ大学に着いてすらいない3人の生徒達の幻視を授かり始めたとき、私は勇気づけられ、混乱し、少し恐怖を覚えさえした。最初は幻視が間違っているのではないかと心配していた。しかしそうではないようだ。その幻視は私がこれまでに経験したどの幻視にも劣らないほど明確で、そこには私がいまだに理解できずにいる、暗い感触が含まれていた。

最初の預言はテドラス・レルヴィに関するものだった。名家インドリル家の出身で、生まれた時から魔法に携わってきた者だ。魔闘士の父を持ち、治癒師の母を持つ。テドラスは生意気で少し泣き虫で、怠惰で頑固な奴だ。口がうまく、機知に富んでいるという面も持っている。実のところ、彼は魔術師よりも吟遊詩人に向いているのではないかと考えている。しかし幻視は聞き入れなければならない。幻視によれば、彼は将来熟練した交渉人となる。

2つめの幻視は骨細のハドマーについてだった。ノルドの幻視を授かることは滅多になく、ノルドが素晴らしい魔法の才能を伸ばすという幻視などはまず授かることがない。純粋な心と戦士の魂を持つハドマーは、よき魂を持っている。それでいてグアルのように愚かでもある。魔法の勉強にちゃんと取り組むだろうか?どちらにしろ、私には彼が戦場に堂々と立っている姿が見える。おそらく魔闘士に向いているのではないだろうか?

最後の預言はレナ・ダルヴェルに関するもので、3人の幻視の中で最もわかりにくいものだった。彼女の家に魔法と関わる人物はまったくと言っていいほどいない。どうして大学に招待されることになったのかわからない。名家が彼女の才能を認めたのかもしれない。彼女に関する預言はもっとも有望なものだった…そして最も恐ろしいものだった。レナは闇と光の微妙なバランスの上に立っており、彼女が歩むことになる可能性がある道は2つ存在する。1つは、偉大な指導者となり、来るべき混乱の時代を導く道。もう1つは、世界の破滅に関わる道だ。この幻視には非常に心をかき乱された。決して実現させるわけにはいかない。私の指導の元で試練を終えさせる必要がある。正しい運命を全うさせなければ。

アイカーノの日記Aicaano’s Journal

ハックダートの最後の日々となってしまうであろうこの時を記録に残すため、私は紙とペンを手に取っている。ここを価値のない地方と言う者も多いだろうが、私はここに平和を見た。もう少し「文明の発展した」場所にも住んだことがあるが、ここほど暖かく私を迎えてくれたところは少ない。私の種族がここを訪れたことはほとんどないが、偏見や差別もなかった。

今までにないほど友情や信頼を実感しながら、ここに2年住んだ。私の長い人生における黄金期であり、終わってしまえば後悔するだろう。

何週間か前、ラフな格好で酷い態度の人間がこの村にふらりとやって来た。鍵のかかっていない扉は全て開け、全ての馬小屋をのぞき込み、まるで自分が支配者かのような態度で歩き回った。普段は高慢なバカのオヴィディウスも、こればかりは自称する村長にふさわしい対応をした。そのよそ者に立ち向かい、ここに何の用かと問いただした。

侵入者は彼に無礼な眼差しを向け、答えようとしなかった。そして村を去り、東の丘の向こうへと消えていった。エティアチェは尾行したがっていたが、そんなことをしてもいいことはないと言ってオヴィディウスが許さなかった。

エティアチェの言うことを聞いておくべきだった。あのよそ者を捕らえて殺しておけばよかった。もしかすると、我々を襲った惨事は回避できたかもしれない。それはアーリエルのみが知る。

数日後にはまた別のよそ者が、使い古されて鞘に収まりきっていない剣を背負ってハックダートへやってきた。乗っていた馬は戦闘用に飼育された軍馬で、騎手に抑えられていなければ今にも暴れ出しそうな危険な目つきをしていた。その戦士はオヴィディウスのところへ行った。

そいつはヴァニアーと名乗り、ハックダートの新しい大領主であると宣言した。奴の組織である黒の短剣が丘の向こうで待機している、1日以内に条件を飲まなければ全員殺す、と言っていた。全ての住人はこれより奴の召使であり、居住、家畜、所持品は全て奴のものであると。条件を飲めば公正な領主なのが分かるだろうと主張していた。

オヴィディウスは大口を開けて見つめ返すことしかできなかった。だが彼が判断する間もなく、事態は動いた。奴隷として生きるのは絶対にごめんだと叫びながら、ナーヴァがヴァニアーに襲い掛かったのだ。熊手の歯は剣によってそぎ落とされ、ナーヴァの頭は馬のひづめに蹴飛ばされて潰された。皆が唖然と立ち尽くす中、ヴァニアーは馬に跨り去って行った。

その日の夕方、ナーヴァを家の裏に埋めた。その後井戸の周りに集まってどうすべきか話し合った。イゴズ、エティアチェ他数名は残って戦うよう呼びかけた。ヴァニアーのような者に農民や商人が太刀打ちできるはずもないのに。結果的には良識ある意見が通り、ハックダートを明け渡すことに決まった。イゴズでさえも最終的には納得した。

だがオヴィディウスだけは何があってもハックダートを離れないと言って反対した。何を言っても彼を説得できなかった。最終的に我々は分けられるだけの食料と水を彼に分け与え、彼は塔を上っていった。塔の扉は封印した。

家の扉に鎖をかけ、持ちきれない物は全て破壊して行こうと提案したのは、意外にも静かで人見知りのイーレニールだった。あれは満足感があった。

もうすぐ夜明けだ。他のみんなはすでに南の方へゆっくり向かっている。私も行かなくては。そもそもこの日記を書き終えるためだけにここに残っている。もしいつの日かハックダートを奪還することがあれば、これが暗黒時代の記録として残るかもしれない。

アイズレフの日記Eislef’s Journal

今日スキーヴァーが家に入ってきた。フリルヒルドは服から抜け出そうなほど跳び上がった。笑い過ぎて私のハチミツ酒を半分こぼした。

新しい農場労働者を雇った。いい若者だ。リフテンにたむろするほかの若者がフラムディン・エバースマイリングと渾名をつけた。ラエラナにお似合いかもしれない。あの子がもう少し大きくなったら。

今日はリフテンでバー・ニーウスと取引しなければならなかった。くそトカゲは毎回私を騙す。帰宅するまえに2杯飲む分をなんとか稼いだ。フリルヒルドは言いたいことを言った。いつものように。

今日はくそエルフが農場の周りをうろついた。またラエの手を取ろうと申し入れてきたら、厳しくしてやろう。あいつはラエには物足りない。

ラエラナは学ぼうとしない。今朝も口を慎めと教えなければならなかった。フリルヒルドが何か言いそうになったが止めた。いいことだ。娘に何が一番かはわかっている。今日はいい日になりそうだ。

アッライによる日記Journal of Arrai

南中の月29日
どのような力が我々を永遠の眠りから引きずり起こしたのかはわからないが、呼ばれたら拒むことはできない。生前はデイドラ公のことをよく知らなかったが、死んでからデイドラ公と結びついてしまうとは無念だ。

もっと知っていれば、この悲惨な責務から自分達を救えたかもしれない。この力か存在がどのようなものかわからないが、どんどん近付いてきている。這ってくる。引き寄せてくる。世界は抗おうとしているようだが、勝ち目はないだろう。

星霜の月12日
ニルンはまもなく終わりを迎える。死体の大群によって。

アッライの日記Arrai’s Journal

薄明の月2日——
なんと素晴らしい日だ!学業の完遂にこれほど近づいたことはない。何年も猛勉強した甲斐あって、今日、指導教官からクラスの首席で試験に合格したと言われた。

今日は友達と祝杯をあげよう!夜通し飲むぞ!

薄明の月4日——
今日、シンギルと一緒に出発する。彼女の両親を訪ね、結婚前の挨拶をするためだ。僕は受けがよくない。学者は狩人のようには重んじられないからだ。彼女の両親が考えを変えてくれるといいが。

遺跡を突っ切る近道で行こうと思う。一月か、せいぜい二月で戻ってくる予定だ。

アドゥバエルの日記の切れ端2つ目Second Scrap of Adubaer’s Journal

…船を下りて島に戻る。海は私の場所ではない。夜が来たらビスザークの外にキャンプを作る。他の者は慎重になっているが何も疑っていない。ついにモランターに何かあったようだ。落ち着かない様子だ。彼は昔仕えていた奴隷にすら気付かなかった。思い出させてやれば楽しいことになりそうだ。

アミニヤスの日記Aminyas’ Journal

ブレトン特有の例外主義に対する二枚舌と虚栄心によって書かれた、暴れ回るオークに占拠されたウェイレストの苦境に関する手紙は、劣ったエルフに対して人類を拘束した。

忌々しいトリニマクの信者たちの戦争に関する永遠の性質と傾向は、ハンマーフェルとハイロックの仲介役として機能した。その結果、愚かで誇り高いラ・ガーダの後裔はブレトンに背を向け、その時にジョイル王が裏切りの短剣を光らせた。

一部の歴史家や当時の政治評論家、特にエバーモアのモルゴール・デシェリーによれば、外部の団体「剣の聖人たち」によって、ジョイル王の手によるオルシニウムやハンマーフェルの失墜は影響を減じられたという。

しかし、ジョイル王には自らの案を実行に移す力が欠けていたのだと私は仮定したい。バンコライ峠の全体を支配下に収めたとはいえ、重武装の女性1人、マケラ・レキから身を守ることすらできなかったからだ。

ジョイル王がハンマーフェルの子孫を攻撃する機会を待っていたのは明らかだ。彼が賢かったからではなく、計画を実行する力がなかったからだ。近視眼的な男の典型として…

アルゴニアンの日記のページArgonian Journal Pages

…沼の北の…を探したが何もなかった。だがまだあき…はいない。地元生まれのアルゴニアンはその件についてなかなか話してくれないが、バルヴィンの…謎の脅威の…とタイミングのよい賄賂によって明らかになったのは、シャドウフェンの多くのザンミーアが…入り組んだ洞窟の上に造ったということだ。

…の絞り込みはまだだが…探しているアーティファクトは…これらの遺跡の中に埋もれていると信じている。バルヴィンは…だが私はためらっている。もし古代の…大きな危険になりかねない…

アルトマーの監督官の日記Altmeri Overseer’s Journal

収穫の月12日
今日は奴隷達がいつもよりも動揺してる。コスという奴に昨夜施した鞭打ちは、彼を怖がらせるどころか感情的にさせたようだけど、鎮静の魔法をかけてあるので問題を起こすことはないと魔術師に言われた。

収穫の月15日
調理場係と奴隷との間で今日もまた言い争いがあった。コスがごみ箱の中から許可なく残飯を取ろうとしたためで、彼の家族が見る前で鞭打ちにしてやるしかなかった。ゴブリン達に身をわきまえさせるのが難しくなってきている。

収穫の月17日
今朝、調理場長のメラニルがワインセラーで死んでいるのが見つかった。証拠を集めたところ、階段で滑って首を折ったようだが、疑わしい。

収穫の月18日
夜が明ける直前に武器庫で火事が発生した。残りの敷地に広がる前に消して抑えたが、どこかの略奪者達が武器の一部を奪って逃走した。山賊が来た時に備えて、王族に衛兵を増やすよう陳情しておいた。

収穫の月19日
夕方に、コスが彼らの生活環境について話をしたがっているらしい。面白いことになりそうだ。代表団を連れて奴隷小屋に行くことにする。威嚇してやれば、あの獣達に我々の指示どおりに生活していくのだということを思い出させてやれるだろう。あんなゴブリン達を恐れる必要などない。

アルバスの日記Albus’ Journal

ホワイトローズ牢獄衛兵、アルバス著

なぜこの不浄の場所に牢獄を作ったのか?

毎朝虫刺されと沼地のガスの吐き気を催す悪臭で目覚める。毎晩、寝床に蛇がいないか検査しなければならず、あのくそ鳥の金切り声でしょっちゅう目が覚める

鉱石を掘るために、もっといい場所が必ずあるはずだ!この場所は囚人と同じく、衛兵にとっても罰に過ぎない

アルファウリ隊長の日記Captain Alphaury’s Journal

ポータルの呪文で何かがうまくいかなかったのは確かだ。侮れない侵略勢力としてコールドハーバーに到着する代わりに、バラバラになってしまった。今は部隊のいない隊長だ。一緒に現れた者達…私達はここに来て以来ずっと戦うか逃げるかしている。暗い森林地帯の端でやっと比較的安全な場所を見つけ、キャンプを張ることにした。到着して以来、ただ座って考え事を記録に残せるほど安全だと感じたのは、これが初めてだ。

この領域では、時間の流れ方が違うようだ。ここに来てから数時間しか経っていないかのように感じる時もあれば、何日もいると確信できる時もある。この任務は大失敗となった。一緒にポータルを通る代わりに、四方八方に投げ出され、強風に飛ばされた枯れ葉のようにばらまかれてしまった。しかし運が味方についていた。カジートのカムと一緒に到着したのだ。他の面でも運が良ければ良かったのだが。

このキャンプの東にある風変わりな遺跡に迷い込んだ。冷たい炎の精霊が至る所にいて、焼かれて青く細かな破片にされそうになった。いくつか倒したが、尻尾を巻いて逃げるしかなくなった。しかし森林に近づくと、どういうわけか精霊達は追ってこなくなった。突然興味を失ったかのように、遺跡へと戻っていった。

まあ、書くのはここまでにして、キャンプを仕上げるのを手伝った方がいいだろう。少し睡眠を取った後でさらに書くことにする。何も悪いことが起きなければの話だが。

***

ほんの数時間(分?日?)寝ていると、私達は聞こえてきた声で目を覚ました。森の陰の中に人々がいて、話したり囁いたりしてるようだ。声は聞こえるが、その声は言葉を聞き取れるほど明瞭ではない。もしくは単に、私達が誰一人聞いたことのない言語なのかも知れない。よく分からない。ただし時々、何か助けを求めるような声がハッキリと聞こえる。

その必死な叫び声を聞くたびに、行方不明の仲間のことを考える。彼らがあの暗い森の中で途方に暮れているのかも知れない。負傷したり、危機が迫ったり…とにかく、あの中では何が起きていてもおかしくないのだ!カムと一緒に森林の中に入り、その痛ましい声の出どころを探しに行くことにした。

うちの探検隊の他のメンバーがこのキャンプを見つけた場合に備えて、日記はここに置いていく。私達の進んだ道を追えるように、できるだけ形跡を残していくつもりだ。西に向かってから南西へ向かうので、可能ならついてくるといい。

他にも知っておくべきことがある。木々の間を漂っているウィスプを触ると、自分の体が光を発し、一時的に光源を得られることをカムが発見した。暗い森の中で道を探すのにはぴったりだ。私達と合流するつもりなら、ウィスプを惜しみなく活用した方がいい。

さあ、行く時間だ。もうすぐ会えることを祈る。八大神のご加護あれ。

アロネルの日記Aronel’s Journal

5日目:
リフト。ずっと恐れてきた。タムリエル全土でこれほど荒廃した場所があるとは知らなかった。おまけにノルドは風呂に入らないのか?いつも連中の風下にいるような気がする。ああ、モーンホールドにある私の蔵書庫に戻り、私を世に知らしめた書物を開き、カップ1杯の温かいマルドワインを片手に、研究助手の胸をもう片方に持ちたいものだ!

6日目:
ネタパトゥが、トカゲの間で知恵として通っている、元気が出るような楽しい話をもう一度ペラペラと話そうものなら、2枚目の舌ができるほど尻尾を尻に思いっきり突っ込んでやる。あいつは、まるで荒れ地の中を歩くのを楽しがってるようだ。

8日目:
ついに文明だ!まあ少なくともリフトにとっての文明だ。リフテンとして知られるひどい掃きだめは、真昼頃に見えてきた。ハチミツ酒で混乱した地元民は、そのかわいらしい寄り目でこちらを見つめ、酒の匂いが立ち込める中で目を凝らしていたが、食べられるだろうかと考えていたのだろう。食べられないと判断すると、おそらくノルドの浮かれ騒ぎの一部として互いに嘔吐するために、ふらふらと去っていった。ネタパトゥに、街の中でも比較的古くない簡易宿泊所で比較的ノミの少ないベッドを確保してもらい、やっとまともな眠りにつくことができた。

10日目:
これ以上リフテンで時間を無駄にするまいと、私達は騎乗動物をできるだけ早く走らせ、遠くにある門へ向かった。目的地であるパインピーク洞窟の墳墓は、それほど遠くないところにあると確信していた。ダンマーが下等種族に対して公益へ貢献しているところを見せなければならないと、この旅を強制してきたパクトの官憲がとにかく憎まれる。

12日目:
案内役が、パインピークは前方に見える山だと言っている。ハチミツ酒のせいでそう言ってるのでないなら、メモを読み直さなくてはいけない。洞窟の中に閉じ込められた古代の同胞団の霊魂は、肉体のない形で今でも周囲にいると言われている。彼女のエキスがわずかに入った欠片が、洞窟のすぐ内側の壁に埋め込まれているはずだ。それがあれば、彼女は体を持つことができ、私は「シンモア」という名の生き物について彼女から何らかの情報を聞き出せる。もしかしたら、昔死んだノルドの方が、今生きているノルドよりも知恵があるかも知れない。匂いもマシだろう。

13日目:
洞窟に入るためにキャンプを出る!書物、日記、そして筆記用具はすべて準備してある。ネタパトゥは、スカートを吹き上げる冷たいそよ風は悪い予兆だとか、くだらないことをぶつぶつ言っている。グループの後ろに行かせて、黙ってるよう命じた。今夜は書くのが楽になる!

イェナダルの日記Yenadar’s Journal

ここは思った通り完璧だ。ジョーンとジョーデの光について熟考するには最適な遺跡だ。冷たい光が天井の亀裂から差しこむ。平穏と安らぎで満たしてくれる。石細工は壮大で、この古の場所で先祖の脈を感じられる。私が隠居し、瞑想するにはちょうど良い場所だ、スレン・ジャの喧騒から逃れられる。
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この聖なる場所の最も奥深い場所に野営地を置いた。先人の遺骨が当時のままに横たわっているが、奇妙な体勢のものもある。最初は文明から逃れようとここに来たが、この場所の不思議に魅了されてしまったようだ。これらの人々は誰で、どうやって死んだのか?戻ったら姉妹のカラに伝えなければ。
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瞑想が難しくなったので、探検を始めた。先人のことを少しだけ書いてある文書を見つけたが、それ以上は何もない。どのひっくり返った石にも新事実が隠されているのではないかと思い、実際、意識の片隅で何かを聞き、感じたと信じている。古代の人々が私に話しかけようとしているのか?
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昨晩、眠りに落ちようとする度に、暗闇の中に声を聞いたような気がした。最後にはよく寝たが。今日はこの野営地で休もう。明日また探検してもいい。
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何かが、何者かがいる。取り囲まれているのを感じる。ささやきかけているのが聞こえる…暗闇から。この場を去りたい気持ちもあるが、それが私に何を伝えようとしているのか知りたい。理解できればいいのだが…

まただ。
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私の中に闇が広がっている。私は神聖な役目のために選ばれたのだ。ただ…カラ。私の愛する姉妹よ。スレン・ジャでもう一度会えたなら。この地の底なら、私はこれを抑えていられる。だが、彼女が恋しい。

イシサーの日記Ithisa’s Journal

ドワーフの遺跡の探検はゆっくり進んでいる。山賊の襲撃が起こるまでは人手が足りなかった。今では、クワマーを抑えておくためだけでも人がぎりぎりだ。ドワーフの小装飾品を適当に売ってこしらえた金はすべて、鉱山労働者ではなく、衛兵を雇うために使われてしまった。再度の山賊による襲撃やコンストラクトの攻撃は起こってほしくない。それは分かる。しかしみんなが考古学者として活動している間、クワマーの商売は崩壊している

このいやなことばかりの中、唯一の良い点は洞窟の泉の水だ。街から引いてきているまずい水よりずっと美味しい。瓶に詰めるべきなのかもしれない。もはや我々は明らかに卵の採掘者ではない

インペリアル避難民の日記Imperial Refugee’s Journal

1日目:人生を一からやり直している。帝都でのできごとは誰か他の人間の身の上に起きたことで、自分には関係ない。あと少しで南の橋を渡れそうだったのに、橋は目の前で引き裂かれ、ルマーレ湖を反対岸まで泳いで渡らなければならなかった。それでも脱出には成功し、そこから再び人生が始まった。このまま南を目指す。

3日目:アレッシアの西の境界沿いを進む。いたるところにドミニオンの部隊がいるが、味方ではない。ノルドやアルゴニアンが何人か辺りをかぎ回っているのを見かけたが、彼らも避けた。帝国が滅びて以来、シロディールには外の者だらけだ。

6日目:フェアユールも回避し、そことブラッドメインの間にある谷を目指した。ドミニオンの軍隊がそこら中を行進している。この戦争が終わるまで、もしくは彼らが全員互いを殺し合うまで、身を隠せる場所を見つけなくては。

8日目:ブラッドメインの南を流れる川にたどり着き、それに沿って西へ進んだ。洞窟の入口を見つけ、その外で甲虫を2匹殺した。戦わなければならないものがこれだけなら、洞窟の中を掃除してしばらくその中に隠れていよう。

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まずい考えだった。甲虫だけではない。休んで出血を止めたい。彼らに捕まらない限りは移動を続けよう。後でまた書く。

ヴァスタリーの日記Vastarie’s Journal

第二紀461年

最後の日記から続けるのは激しい苦痛を伴う。長いこと平和だった。夫と私は平穏に暮らせるようにマニマルコの戒律を捨てた。魔法でタムリエルのすべての人を従わせるのではなく、魔法をすべての人のために使いたかった。

でも夫には家族の悲劇が耐えられなかった。彼がその頑固な頭で考えていたのは、知識でもなく、恐れを知らぬ軍隊に家を守らせることでもなく、死に打ち勝つことだった。かつて生きていた者をこの領域に呼び戻して肉体を与え、彼らにまた命を吹きこむことだったのだ。

そう、カリオンはその早すぎる死を迎えた。でも私が失ったものを深く悲しむのに対し、テラカルは可能性に関して泣いた。彼は見習いが我々が技術を習得する助けになり、我々の発見の上を行くことを望んだ。彼は息子のエキスが永遠に失われることが耐えられなかった。

そして夫は死んだ少年でゴーレムを作った。肉体があっても瞳は宝石のように冷たい精霊だ。彼は儀式が完成するまでその計画を隠しており、許されるのが当たり前とでも言うような態度をとった。私が抜け殻からカリオンの霊魂を引き出した時、彼は本当にショックを受けたようだった。

私は愛する夫を罰することはできないが、生涯かけて監禁する。10年もあれば、自分のしでかした愚行をよく考えられるだろう。

—ヴァスタリー

ヴァラシャの日記Valasha’s Journal

私たちが生きてるだなんてまだ信じられない。アバガーラスのような街はこれまで見たことがなかった。あそこで目の当たりにした恐怖が、夢の中に刻み込まれている。でも、私たちは生きている。私のオスタランドはいるし、クリスタルもある。大事なのはそれだけ。

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ドワーフの都市に入ってからというもの、クラーノは静かになっている。今日その理由がわかった。彼女は話をするために私を連れ出した。彼女は、私たちがクリスタルを隠す前に誰かが生贄にならなければならないと思っている。そもそもそれを作るために、数人の権威ある女司祭が命を捧げたと彼女は言った。

それは理解できる。モラグ・バルは不死と破壊を唆す。あの悪魔にとって自ら進んで捧げられた、縛られた命とは嫌悪の対象になるだろう。

クラーノに、その時が来たら犠牲になる意志があるかと聞かれた。私は…私はとても怖い。

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数週間前にオスタランドと婚約した。クラーノに頼まれたことを彼に話すと、ものすごく怒っていた。そして私は怖かった。

だから私は祈った。メリディアと何時間も話をした。ひざまづく前に、その負担を受け入れるのが自分の義務であることを私はわかっていた。でも…義務も名誉も、ただの言葉だ。私の頬に触れるオスタランドの手と比べて、どうやって進んで承諾できると言うの?

最終的に承諾したのは、オスタランドのためだった。私が死ねば、世界の未来を保証できる。ニルンはまた武器が必要になるだろう。そして私の光はクリスタルの中心に縛られ、永遠に持続する。

そんなことを、どうして太陽の女司祭が辞退できるだろうか?

ヴィヴィエン・アルメネの日記The Journal of Vivien Armene

このノルドとハチミツ酒の地は今日も寒くて哀れだ。そして、はるばる探し求めてきたものにはほど遠い。グレナンブラに帰りたくなるけれど、ここで諦めてはいられない

ここまでの研究で、この奇妙な円形の塚の下に巨大なドラゴンの骨が埋まっていることが分かった。私の死霊術師の能力と実際のドラゴンの骨が融合することで何ができるか、想像してごらんなさい!

ドラウグルを少し増やせば、採掘のスピードが速まるかもしれないわね?

ウーデグの日記—立ち入り禁止!Oodegu’s Journal—Keep Out!

ロスガーに戻りオルシニウムの支配層に食い込むために必要な力を、私は間もなく得るだろう。神秘の儀式の完成に必要な要素をすべて備えた洞窟を見つけるために、想像を絶するほどの時間と移動距離を費やしてきた。そしてハイタイド洞穴を見つけた。私の多大なる要求に十分すぎるくらい応えてくれる場所だ!そこを流れゆく溶岩だけでも、私の旅を価値あるものにしてくれた。

もちろん、シャドウシルクのゴブリン達を従わせてタムリエルを半分横断させるには、相当な時間と労力を要した。彼らのリーダーを2名殺し、呪術師を嫌になるほど殴りつけて、ようやく部族の長としての地位を確保した。彼らはあくまでもゴブリンだが、簡単な命令なら理解して実行できるようになった。

クモの件はもちろん不測の事態だった。私が理解しているショークに関しては、溶岩の近くに集まる傾向があることを知っていたから準備ができていたが…しかしクモとは。あんなものがなぜこの洞窟に入ってきたのか、さっぱり分からない!モーロッチか、または忌々しくておせっかいなどこかのクズが、私に新たな試練を投げつけてきたわけだ。だがその試練を喜んで受け入れよう。儀式の準備は完了している。いつ始めるかはこちらの思惑次第だ。

間もなく、もう間もなく私はクログ王ですら想像できなかったような力を手に入れる!忠実かつ愚かな私のゴブリン達の群れ(あるいはその死体)がもうしばらくクモを食い止めてくれれば、何の問題もない。

ウルフの破れた日記Ulf’s Torn Journal

…えられない!ライノの傲慢さはこれ以上加速することがあるのだろうか?毎回無理だと思っても奴は期待を裏切ってくる。あいつはありとあらゆる機会を捉えて、嘲笑うようにくそったれな唇をゆがめ、新作の侮辱を披露してくる。もしエオ…

…して地べたに倒しあの冷笑を顔から消してやった。消え失せろ。ここは私の村でお前は歓迎されないと伝えた。耳の先がとがった野郎と嫌なガキどもをここに住まわせたなんて後悔している。奴らが荒野で全滅しようが知ったことではない。ライノは私を、家族を金切り声で脅迫した。その時奴を殺していれば…

…は戻ってこなかった。死んだに違いない。轟音が近づいて大きくなってきている。大地が震えている。エオフェルと子供達を遠方に送り出した。オドラマとレンナルは来るものと対峙するため私と一緒にいる。ライノが奴の家から外をのぞいていて、ずる賢い顔はにやけている。何であろうとこれは奴の仕業だ。私がここで死ぬのなら、奴も道連れにしてやる。危険が去ればエオフェルは戻ってくるだろう。侵入者の道は切り抜ける。たとえ…

オイアラーの日記Oiarah’s Journal

アルドクロフトに配属された。まともな野営地があるというのはいいものね。近くにまともな街もあるし。ベロウチェのせいで相変わらず毎日毎日訓練漬けだけど、こればっかりはどうしようもない。

キャンプを共有している魔術師たちと話したけど、実に面白い人々ね。この地域の歴史に造詣が深く、それ以外にもありとあらゆることを知っている。

ファフールによると、この辺りには古い鉱山があるらしい。フラスと呼ばれる場所で、じめじめした沼地の西のどこかにあるんだとか。なんでも、妙な生物だか邪教の信者だかに占領されているらしい。はっきりしたことはファフールにも分からない。彼の情報は良くて不完全ということが多いから驚きもしないけど、この目で確かめることができればいいのにとは思う。何かを見つけたり、ちょっとした戦闘をこなしたりできれば嬉しいし、ひょっとしたら手柄を立てて褒美がもらえないとも限らない。アルドクラフトをまた巡回するだけよりも、そのほうがいいわ。

まあ、たとえ邪教の信者や財宝を追いかけたいという衝動に駆られた時にできなくても、冒険についてあれこれ夢想するのは自由だからね。

オフェリアの日記Ophelia’s Journal

今日、マルソー軍曹が亡くなった。かわいそうなヘンリー!彼はとうとう墓地の罠に捕まった。彼をほとんど知らなかったけど、気の毒に思う。隠された圧力版に乗ろうとした私に気がついた彼は、私を引っぱり出してくれたけど、バランスを失って自分で作動させてしまった。恐ろしかった。それに今朝ちょうど、彼がいかに道具を整頓するかについて彼と話したところだった。気がめいるわ。

私たちが初めてこの任務を受けた時のヴァルセントの熱意と誇りは、完全に他のものへと変わってしまった。この墓地の存在を知った彼は、探検すると言って断固として譲らなかった。ヘンリーが死んでも彼はひるまなかった。気の毒な仲間の遺体を倒れた場所に残して、任務を実行しろと彼は言った。

ヴァルセントがどうやって墓地の死者を軍隊に変えたがっているのかはわからない。ここに私たちが派遣されたのはジョルン王に対する地元の反乱部隊を作るためだった。でもヴァルセントはこれが、私が全く理解できない何らかの方法で、私たちの大義を推進することになると感じている。ヴァルセントが何をしようとしているのか、私にはわからない。

差し当たり、私たちは待機しているだけだ。隣の部屋への扉には鍵が掛かっていて、オーウェンがそれを開けるための鍵を作っている。オーウェンに自分のための合鍵を作るよう説得した。ヴァルセントは信用できない。いつでも不測の事態があることを確認すべきだと私は信じている。それがカバナントの流儀だ。

そう言った訳で、私はこの日記に鍵を隠している。

オフログの日記Ofglog’s Journal

記録357
シャクルにまたしても拒否された。いつかグラーウッド一の魔術師になってみせると言う僕を、彼女は鼻で笑ったのだ。まあいい。大学に入ってからわずかな期間で、僕がどれだけの力を身につけたか見せつけてやるつもりだ。明日、新しい跳躍呪文を披露する。そうすれば彼女だってイチコロさ!僕の偉業は向こう何年も語り継がれるだろうし、僕はたった一度呪文を唱えただけで、シャクルの気持ちを勝ち取るだろう。

記録358
いよいよだ!砦のみんなが見守るなかで、呪文を披露する時が来た。シャクルを驚かせることができたら、鍛冶場の作業を手伝わせてもらう約束だ。少しもったいぶってから、二言、三言唱える。次の瞬間、僕はもうロングハウスの屋根の上にいる!さあ、もう間もなくだぞ。

記録359
計画通りには行かなかった。今、僕は猛スピードで宙を飛んでいる…それも、見るかぎり、一晩高い山々のはるか上空をだ。地形がどうなっているかも、よく分からない。待てよ…どうやら下降しているようだ。先生に教わった軟着陸の呪文を、ちゃんと思い出せるといいんだが…

カジートの失われた日記のページKhajiit’s Lost Journal Page

——愛する姉妹がいつかはこの者の巡礼を理解してくれるのではないかと願う。モンクならば、見識を広めるために、たとえ危険に足を踏み入れることがあっても家を出なければならない。いずれカラもこの者と同じように物事を受け止めるようになるだろう。

今のところ、旅はまだ先が長い。

栽培の月13日

リーパーズ・マーチには多方面から闘争が差し迫っている。コロヴィア人の侵略が有能な者をその本分から引き離している隙に、聖堂は荒れ果てる。噂によると、ジョーデの光はサンダーバグ他、危害を及ぼす生物がはびこっている上に、幽霊まで出るらしい。

容認できぬ。この者が物事を正そう。

カジートの日記ページ2項Second Khajiiti Journal Page

真央の月2日

長旅の末、ジョーデの光の聖堂にたどり着いた。聖堂の遺跡はサンダーバグやコウモリで一杯だが、大半はこの者にとってさほどの脅威ではない。彼らはいずれ一掃されるだろう。幽霊が出ることの方がずっと気がかりだ。これらの壁にはある邪悪な存在が満ちている。

真央の月7日

一週間近く経った。この者は、例の邪悪な存在とは他でもない忌まわしきドロ・マスラだと信じている。疑いが正しければ、この聖堂はとても危険な場所だ。道に迷った旅人を思いとどまらせるため、コウモリとサンダーバグはそのままにしておいた。もちろん危険ではあるが、この場所に寄生している邪悪な霊魂に比べたらちっぽけな危険だ。

カジートの日記ページ3項Third Khajiiti Journal Page

真央の月9日

ドロ・マスラがこの者にささやきかけてくる。愚かにもモンクの決意をくじくことができると考えているのだが、確信が強まっただけである。あれは封じ込めておかなければ。あれがここを脱け出して罪のない者達に被害をもたらすのを許してはいけない。

この者はあれと戦う。そうすれば他の者が戦わずに済む。

真央の月11日

今日、道に迷った1人の巡礼者が偶然聖堂に入ってきた。サンダーバグをあまり恐れなかったところを見ると、おそらく兵士だろう。この者の警告は間に合わず、ドロ・マスラの霊魂はその哀れな兵士を捕えることに成功してしまった。霊魂はその新たな肉体に逃げ込み、この者の注意深い監視を逃れようとしたが、無駄に終わった。

あの兵士の不在は惜しまれるであろう。例の霊魂に危うく逃げられそうになったことを思うと、寝ずの番は倍に増やさねばならない。あの邪悪なものを封じ込めるためには冷酷な措置を講じねばならないが、そうする必要があってのことだ。

ガブリエル・ベネレの日記Gabrielle Benele’s Journal

護符はここにあります!間違いありません!

私の研究によれば、アンゴフを倒す鍵になる遺物だと考えられる「真夜中の護符」は、この丘陵地帯に隠されています。さらに調査を進めたところ、隠された場所を具体的に特定できました。

マローン指揮官は気に入らないでしょうが、見逃すには惜しいチャンスです。時間を無駄にはできません。あの護符を回収しなくては。

キャンプの北にある断崖の墓地こそ、護符が最後に眠っている場所だと確信しています。ただし残念なことに、キャンプが攻撃されています。アンデッドの生き物が絶え間なく、四方八方から攻撃してきているのです。獅子の守護団の兵士達は、敵を撃退するたびに疲労しています。朝になったら、砦に戻るよう命令しましょう。朝まで持ちこたえられたらの話ですが。

その後で、北にあるあの洞窟へ向かいましょう。

ガムウィンの日記Gamwyn’s Journal

しばらく前にリグヴァーとアーグナーとは袂を分かった。彼らは北東の荒廃した塔へ向かった。

近くの遺跡に古代の遺物があると聞いた。虫の教団の信者たちがいるようだ。困ったことにはならないと思うが。朝、行ってみよう。

カロの日記Calo’s Journal

今日私たちは洞窟を発見した。埋没した古代の遺跡のようだが、とても静かな場所だ。見るかぎり生物や獣の形跡は見当たらない。

ムズルトの略奪を試みた時に負傷した足首がまだ痛む。ジャセは私がここで休んでいる間、迂回をして反対側から扉を開けられるか見に行っている。急いでくれるといいが。この洞窟は静かすぎて本当に嫌になる。

今回は何か売れるお宝が見つかるかもしれない。どこかに身を落ち着けたい。リフテンなんかいいな。地中の穴を探検して怪物と戦うのはうんざりだ。消耗しすぎて骨がうずく。

キャドウェルの日記:深い思索、パート412Cadwell’s Journal: Deep Thoughts, Part 412

また別の場所もコールドハーバーになった。ドレモラは何をしているんだろう?

彼らが普段していることといったら!本当にひどい話だ。踏みつぶし、殺し、破壊する。なんというつまらなさ!

それで思い出した。エバーフル・フラゴンへ行き、酔っ払いのノルドを訪ねないといけなかった。

つまらない。そのとおりだ。だが、彼らは素晴らしい酒宴の歌を知っている。

それに、ホノルはベルンが客に振る舞う、甘いパン生地が大好きなんだ。

クラーノの日記Curano’s Journal

モラグ・バルの飢えた大軍がデロディールの門に襲い掛かってきた。アバガーラスからはいつものように、不死者の波が押し寄せてきている。そしてメリディアから緊急警告が出された。奴らの王は魔法の儀式を行おうとしている。その儀式が執り行われれば、故郷の人々の命が全て失われてしまうかもしれない。思い切った行動に出なければ、デロディールは消失してしまうだろう。デネデリン王の指示で私が作戦を立てることになった。私達には力が、マジカが、そして技術がある。私達であればこの残酷な怪物達を止められるはずだ。
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作戦が実行に移された。私達は武器を鍛造した。そのために…大きな代償を払うことになった。だがこの武器があれば、この儀式を阻止し、モルトゥーム・ヴィヴィカスとやらを葬れるはずだ。私達の一団が忌まわしきアバガーラスに侵入し、この脅威を終わらせなければならない。その間にデネデリン王が闇の都市の城壁に攻撃を行う予定だ。王の軍勢とその背後にいるメリディアの力があれば、勝利は間違いないだろう。
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終わった。アヌマリル王の一族は全員始末され、アバガーラスそのものもメリディアの正義の雷によって破壊された。儀式は阻止されたが…私達は故郷に帰れない。

作った武器は砕けてしまった。その核であるプリズムのコアは回収した、武器を新たに作る予定だ。モラグ・バルの獣達がひっきりなしに襲ってくる。このクリスタルを安全なところに移動しなければならない。だが、こいつらを故郷まで案内するような真似はできない。
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一週間ほどが過ぎた、常に死と隣り合わせだ。今デロディールに帰るわけにはいかない。そんなことをすれば獣達に故郷を破壊され、クリスタルを奪われてしまうだろう。近くにムゼネルトと呼ばれるドワーフの遺跡がある。この貴重な遺物の永眠の地としては申し分ない。

あとは、ヴァラシャがしかるべき準備を終わらせてくれていることを祈るしかない。

クリサンドラ・エドラルドの日記、第1巻Krisandra Edrald’s Journal, Vol. 1

フェデリックがウェイレストへ旅立って以来娘はひどく感傷的になった。彼が戻ればみんなうまくいくと安心させても、娘は非常に陰気なままでいる。

トーニーポートワインの樽を求めて勝手ながらもフェルズランへ使いを遣った。同地域で増加する問題でワインは入手困難になっている。それにサマーセットの果樹園産の酒は、地元の蒸留酒から逃れられるからいつでも喜ばしい。ワインの澄んだ明るい響きは間違いなく娘を元気づけるはず!

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夕方にアーリエが泣きながらやってきた。どうやらドゥルキ、愚か者のあの女がどうにかして娘を悩ませ続けているらしい。自分の配慮が娘を傷つけていると察するのは難しいと理解できるが、言い訳にはならない。

フェデリックがここにいてくれれば。彼はいつも側にいて最愛の娘を元気づけてくれた。明日彼が戻ってきてくれるなら何でも差し出そう。

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どんなに強い口調で私の主張を伝えても、アランは聞く耳を持たないように見える。夫は思ったよりあの召使の女に惹かれている。何が問題か分からないの?

もし娘の結婚にドゥルキの介入を許せば、皆が台無しになるわ!そんなわがままは言語道断よ!嫌がらせをこのまま続けさせはしない。

クリサンドラ・エドラルドの日記、第2巻Krisandra Edrald’s Journal, Vol. 2

アランは引き続き娘とドゥルキの付き合いは気まぐれな恋愛にすぎず、続けさせるべきだと思っている。夫はその問題がひどい動揺を娘にもたらしたことを、目を見て察する必要に迫られていない。

心をかき乱される娘が引き裂かれるのを、どうすることもできずに見守りはしない。夫が何もしないというなら、私が自ら対処する!

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今日治安官と話にいったが酔っぱらっていた。問題を抱えているという点でいえば、私達の境遇は似ているようだ——フェルズランで力関係の変化が起きている。

治安官の後任は助けになってくれず、その理由についても教えてくれなかった。街はもはや住民のことを気にせず、身の安全も保証してくれないらしい!あの男の厚かましさ。ドゥルキとの件が済んだら、ショーンヘルムの上司に手厳しく言うことにする!

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久しぶりに地下室に入った。アランの母の死後に鍵をかけたとき、二度と開けなくて済むようにと願ったが、 今はそこが唯一の希望となっている。

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見つけた!変革のデイドラ公、メエルーンズ・デイゴンと接触するために必要なものを列挙してある、ぼろぼろの本!運命を変えられるものがいるとすれば、それは彼だろう。儀式は十分に簡単なようだが、最も簡単な呪文でさえ生半可に手を出せば危険だとは分かっている。それでも、何の選択肢が残っているというのか?

必要な材料を得るために配達人をショーンヘルムへ送った。輸送については慎重を期さなくてはならないが、アリソンは口が堅いと信頼している。

クリサンドラ・エドラルドの日記、第3巻Krisandra Edrald’s Journal, Vol. 3

フェデリックが帰る日が近づくに連れて、アーリエは殻に閉じこもり続けている。娘に対するドゥルキの影響力は絶大で、常に近くにいては母の思いやりさえも効果がない。
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アランはついにドゥルキと対峙したが、無駄に終わったんじゃないかと心配している。あの人でなしには自分の主張を固める時間があって、夫の表情から察するに非常に手ごわそうだ。

夫はあの小娘と、あんなに懇意になるべきではなかった!小娘を引き取ったとき、良い結果にはならないと分かっていた。

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必要な材料の入手は大変だったが、すべての配置と準備が終わった。何が起きるのか、アランは私と同じくらい心配している。どういうわけか、ドゥルキは夫の勇敢な心さえもどうにかして挫いた。構わない。最後に正義が勝つのは分かっている。

クワマー日記、1ページMy Kwama Journal, Page 1

クワマーを学びたいという願望について父にはからかわれたけど、正しい選択をしたと分かっている。こんな魅惑的な生き物のことをただの虫と呼んだ父が信じられない。

名家はクワマーの栄えた集落と比べられて大騒ぎしているかも知れないが、この優美な生き物が優れた名家を思い起こさせることは間違いない。協調性を持って働くし、共通の目標を持っているし、名家の工作員のように階級や身分がある。すべての働きは彼らのクィーンを考慮したものよ。名家の家臣や親類が家長のことを考慮するのと同じように。

近いうちに、クワマー・クィーンを少しでも見てみたいものね。

クワマー日記、2ページMy Kwama Journal, Page 2

クワマー鉱山の労働者と同じように馴染んで、この素晴らしい生き物は自分が群れの中に入り込むのを認めてくれた。彼らの振る舞いを観察し、クワマーのように動く努力までしている。

昨日は静かに座っていると、スクリブが隣に座って撫でて来た。その一時は、そのスクリブをすくい上げて走り去ったハーヴィンに邪魔された。奴には嫌な目つきをされた。

鉱山労働者から変だと思われているのは分かってるが、クワマーのようになろうとすることは、彼らを深く理解するために重要なことだと思う。彼らに受け入れられることで、危険を冒さずにクィーンに会いに行けることを期待している。

コルシーナの日記Khorshina’s Journal

ああ、神様…またあの夢を見た。補給係が燃える夢を。私はシロディールから逃亡したが、シロディールは私を追いかけてきた。コロール付近の渓谷であの虐殺事件が起こり、私にとってすべてが終わった。6日後、私はベルカースにいた。だがもっと遠くまで逃げる必要があった。あの夢が始まった。西へ向かうドラゴンスターのキャラバンに同乗させてもらった。ある夜、家畜商人と酒を飲む機会があった。その商人から、エバーモアで腕利きの醸造家の需要があるという話を聞いた。そこは逃亡者にとって安全な場所だった。ひどく酔ってしまったが、その夜はあの夢を見なかったので、翌日二日酔いに苦しむだけの価値はあった。その日以来、私は同じ方法に頼った。しかし昨夜…ラム酒が効かなかった。私はまたあの夢を見た。ひどい夢だった。神様、一体どうすればいいのでしょうか?客がいなくなったことだけでもすでに最悪なのに…

こうなったら…スクゥーマだ。スクゥーマならきっと効いてくれるだろう。

ザバン・マーの日記Zaban-ma’s Journal

大農園の様子が変わった。借金取りたちが姿を見せなくなり、妹はいつも高価な肉を買っている。

金はどこから来てるんだ?今年の作物はひどい有様だ。先月なんか、パセリ10株を引き抜くのがせいぜいだった。

なぜ妹はそこらをうろつきまわっているんだ?何時間も出かけておきながら、何もなかったような態度を取りやがる。

何かがおかしい。

シャゴラの日記Shagora’s Journal

セクバーなど死んでしまえばいい。そうでなくとも、私に会ったら死にたくなるでしょう。婚約の前日に逃げるですって?なんて馬鹿なの。

昨日、多少の物資を持って彼を追い始めた。砂ばかりでうんざりするわ。鉱山に入れてよかった、太陽から逃れられるもの。

鉱山主はセクバーを待ってもいいと言っていた。ふん!クモなんて怖くないわ!

シャドウスケールの日記Shadowscale’s Journal

記録441:ストームホールドで3人のダークエルフが殺害され、我々の仕業だという噂が流れている。馬鹿馬鹿しい。殺された3人の誰一人として夜母の呼び声を賜ってはいない。

この件の黒幕を突きとめてから居留地に戻るつもりだ。

記録442:たった今、エローニ・オモバールが自分の家に入るのを見た。おかしい。彼女の亡骸は安置所にあるはずだ。

この怪物の目的は何か、また、エローニ・オモバールに化けているのはなぜか、見極めてやる。

ジョフニールの日記 (センチネル)Jofnir’s Journal (Sentinel)

できることはすべてやった。今は、この状況で自分にできることをした。報酬として、いくつかの遺物を手に取った。すぐに明るい場所へ戻るべきだ。

次にラグンサールに行く時は、この経験を充分活かそう。ドゥエマーコンストラクトが見張って、この地の安全を保つだろう。誰にも来てほしくない。次に会ったら、これを終わらせる。もうたくさんだ。

バーガマに留まって、次の旅の支度をしよう。ハチミツ酒を飲むのもいい。密造酒以外を飲むのは久しぶりだ。

ジョフニールの日記 (アモル砦)Jofnir’s Journal (Fort Amol)

できることはすべてやった。今は、この状況で自分にできることをした。報酬として、いくつかの遺物を手に取った。すぐに明るい場所へ戻るべきだ。

ラグンサールへ次に行く時のいい教訓になる。ドゥエマーコンストラクトが監視を始め、この地の安全を守るだろう。誰にも来てほしくない。次に会ったら、これを終わらせる。もうたくさんだ。

ウィンドヘルムに留まって、次の旅の支度をしよう。ハチミツ酒を飲むのもいい。密造酒以外を飲むのは久しぶりだ。

ジョフニールの日記 (バルクワステン)Jofnir’s Journal (Vulkwasten)

できることはすべてやった。今は、この状況で自分にできることをした。報酬として、いくつかの遺物を手に取った。すぐに明るい場所へ戻るべきだ。

次にラグンサールに行く時は、この経験を充分活かそう。ドゥエマーコンストラクトが見張って、この地の安全を保つだろう。誰にも来てほしくない。次に会ったら、これを終わらせる。もうたくさんだ。

バーンダリ交易所に留まって、次の旅の支度をしよう。ハチミツ酒を飲むのもいい。密造酒以外を飲むのは久しぶりだ。

ズェン僧の日記Journal of a Z’en Priest

洞窟に囲まれている素晴らしい場所を見つけた。紡ぎ手によれば、ズェンとの強い結びつきを感じるようだ。何らかの大きな目的のために、彼が彼女をここに呼び寄せたのかもしれない

私達はこの場所をズェンに捧げるために、すぐに石で祠を建てることにした。

運がよければ、失われた歴史を見つけられるはずだ。労苦が報われますように!

— 紡ぎ手サンダエリオン

スコーヴィルド・フロストウィンドの日記Journal of Skorvild Frostwind

このひどい戦争!

私達の故郷を略奪したい様々な侵略者達からスカイリムを守るために、強力な戦士達が必要だ。

いわゆる同盟国達には頼れない。私達自身の強さと、勝利を得る意思に頼らなければならない。

私の兵士達をもっと強力にする方法を発見した。言うならば、特別なレシピだ。それがあれば、私達はスカイリムの凍ったツンドラを通り抜けるどんな軍とも異なる軍になるだろう。それがあれば、私達はジョルン王の無敵の力となるだろう。誰も私達に歯向かうことはできないだろう!

だがまずは、追跡しなければならない大きな獲物がある。

ストーグの日記の切れ端Scrap of Storgh’s Journal

オルセロスをエルデンルートに置いてきた。愚かなウッドエルフが、ついに正しいことをやってのけた。この弓を盗んだ。私に盗まれたと知った時の彼の顔を見てみたかった。私を愚かだと思い、出し抜かれるとは思っていない彼の顔を。

地元の人の話では、この洞窟には宝物が埋まっているが、ストラングラーがいるから避けているらしい。なるほど。木を怖がっているのか。エルフは哀れだ。

*****
眠れない。洞窟から何かが聞こえ続けている。歌?あるいは泣き声?分からない。音楽は聞き慣れていない。

もうたくさんだ。朝を待つ必要はない。中に入ろう。

ダリアン・ゴーティエの日記The Journal of Darien Gautier

新しい日記の使い初めだ!書き出しはどうしたらいい?堅苦しく、形式ばった文体を使うべきか?それとも、もっと砕けた感じがいいのか?ああ、決めなきゃならんことが多すぎる!どうしたら続けられる?それに、書きっぱなしでいいものか。後で読み返し、本音を反映されるべきじゃないのか?くそっ!なんだってアリノンの口車に乗せられて日記なんぞをつけることにしたんだ?

アリノンからは、日記をつけることで、夜毎の悪夢から解放されるかもしれないと言われた。あの嘘つきめ。どうせ、あれこれ秘密を書かせては隊の仲間に吹聴し、陰で笑いものにしようって魂胆だろう。

実際、悪くないアイデアだ。あいつにしては上出来さ!まあとにかく、日記をつけるときは、そのことを心に留めておかないとな。

* * *

チーズ
パン
新鮮なハーブ
牛肉(できるだけ上質なもの)

そう、これは買いものリストだ。考えたことでも感じたことでもない。ただ、どこかに書き出す必要があって、たまたま日記が手近にあった。治癒の効果を期待してつけている日記だが、実用的なことに役立てても別にかまわんだろう。

* * *

備忘録:夕方、酒場でプレサイラと飲む予定。忘れないこと。

* * *

備忘録:明け方、酒場でシェリと飲む予定。忘れないこと!約束を忘れて以来、プレサイラとはぎくしゃくしている。

* * *

よし。そろそろこの日記を本来の目的に使う潮時だ(自分への伝言:備忘録は読み返さないと意味がない)。

この日記を盗み出して中身を衛兵隊の連中にばらすつもりなんかない。アリノンはそう請け合った。これまでに見た悪夢に関して憶えていることを何でもいいから書きとめてほしいだけだという。からかわれているという疑念はまだ拭えないが、とにかく、何でもやるだけやってみようと思う。それだけ、このところの寝不足はひどい!

細部まで鮮明に憶えていることは何もない。冬以来、悪夢は何度も見たが、記憶に残っているのはぼんやりとしたイメージばかりだ。1つの長い夢の断片なのか、別々な夢の一部なのかも分からない。ただ、すべてに共通するのは、目が醒める直前、明るい光が現れる点だ。それが話しかけてくるとか、それの言うことが聞こえるとか、そんなふうに言えたらいいんだが、あいにく目が醒めたときに憶えているのは、目を覆わなければならないほど眩しく光り輝くオーブだけだ。

他にも夢に繰り返し出てくるものがある。陰鬱なイメージと恐ろしい出来事だ。俺は見た。空が暗くなり、裂けたかと思うと、そこから巨大な枷が降ってきて地面に打ち込まれるのを。俺は見た。デイドラとアンデッドの軍勢が我々の街という街に攻め寄せ、邪魔立てする者を誰彼かまわず殺してゆくのを。

また、別の夢では、死の顔を見た。そいつは牙から血を滴らせながら、俺をじっと見つめた。俺はその牙が自分の喉笛に食い込むのを感じ、俺の血をすすりながらその化け物の体が炎と化すさまを見た。そして、俺の目の前には寒々とした青い大地が広がっていた。ごつごつとした岩が、異様な空に浮かんでいる。目が醒めているときには、見たこともないような空だ。遠くからいくつもの悲鳴が聞こえてきた。何もかもが冷たく、命を失い、無と化していた。

やがて、例の光がもう一度、まるで俺を安全な場所に導くかのように現れる。何かを俺に告げるために、何かを言いかけて…そこで決まって目が醒める。

どれほど疲れていようが、どれほど酒を煽ろうが、悪夢は必ず訪れた。ああ、一晩でいいからぐっすり眠りたい!

* * *

タマネギ
トマト
パン

くそっ!またやってしまった!そういえば、このところ悪夢を見ていない。なんだかんだで、この日記が効いているのかもしれんな。

* * *

信じられない。夢が現実になった。俺は戦慄すべきだろうか、それとも…とにかく、何を考えたらいいのか分からない。分かるのは、これが夢じゃないってことだけだ。

タムリエル中に、空からアンカーが降ってきている。我々は侵略を受けているのだ!好意的な神なら誰でもいい、我々を見守りたまえ。俺の悪夢が現実のものになろうとしている。

アリノンにこのことを知られるわけにはいかない。そんなことをしたら、俺のことを預言者だのなんだのと思い込み、大げさに騒ぎ立てるだろう。そんなのは絶対に願い下げだ!

ツォナ・エイの日記 パート1Journal of Tsona-Ei, Part One

パート1

ここに記すのは、アルゴニアンの船乗りであり、見事な帆船ゴールデンエラ号の一等航海士である、ツォナ・エイの回想録である。

記録など残すタイプではなかったが、刺激的な時期であるし、現在起きている出来事の重みを考えると、羽根ペンと羊皮紙を手に取らざるを得ない。長い間船乗りをやってきたが、皇帝が集めたこんな船の一団を見たのは初めてだ。

スロードはタムリエルのすべての人々から嫌われているが、連中の疫病が西部にあるすべての港に大損害を与えたことで、陛下に行動を起こさせた。ナメクジとその死霊術によってスラスから生まれたこの疫病のことは、誰もが恐れている。軍隊への招集が行なわれると、コロヴィアのガレー船、レッドガードの海賊船、ブレトンの軍艦、アルドマーの小型船、おまけに自分達のようなブラック・マーシュの略奪者さえも含めて、帝国中から名乗りが上がった。このような勢力が一緒になって航海するなんて、他に聞いたことがない。

ベンドゥ・オロ男爵提督が指揮を執るこの混合船隊は、全旗海軍と呼ばれている。共にスラスへ航海する。スロードに災いあれ!この偉大なる脅威の船隊を、連中は自ら招いたのだ。

ツォナ・エイの日記 パート2Journal of Tsona-Ei, Part Two

パート2

アビシアン海を後にして、スラシア列島を取り囲む真珠海に入った。これほど名前がそぐわない海はない。これまで記したやる気も、もう消えた。

この2日間、今まで見たこともないようなひどく猛烈な嵐に苦しめられている。スラスに近づくにつれて悪化してるようだ。船員達は、恐ろしい囁きが聞こえたとか、腐りかけたものが水中で動くのを見掛けたとか話している。自分自身は体調が優れず、自分の具合の悪さ以外は気付く状態ではない。これまでずっと、波打つ海のせいで船酔いをしたことなどは一度もなかった。この先の旅路を考えると良い前兆とは言えない。

この強大な船隊は、母国のオルテン・コリモントにある木々と同じくらい多数の船から構成されていた。今では数が分からない。腐敗とひどい汚物の悪臭が漂う霧のせいで、視界がぼんやりしていて、マスト2本分より先はほとんど見えないのだ。岩場を通り過ぎたが、それは船体からわずかしか離れていなかった。何かが裂ける音や悲鳴が聞こえるので、他の船は自分達ほど幸運に恵まれなかったと分かる。

今日で霧の日々が終わった。スロードの島々を円状に途切れなく取り囲む、雲の壁のようなものから出たのだ。列島で最も大きな島を初めて見たが、畏敬の念を抱かずにはいられなかった。かつて見たことのないほど高い塔は、血のように赤いサンゴで作られ、空まで達していた。その頂上では恐ろしい青い光が点滅し、塔の茎の上に乗ったおかしなつぼみのようだった。

ツォナ・エイの日記 パート3Journal of Tsona-Ei, Part Three

パート3

他の船が後をついて霧から出てきた。1隻ずつ姿を現した。ぼろぼろの船もあれば、見当たらない船もあったが、多くが残っていた。整列して、本島に向かって航行した。

途中で苦しまされたひどい嵐の中で、船長は断固たる姿勢を貫いた。船員の中には航路変更を希望する者もいたが、船長はそうした者をののしって聞く耳を持たなかった。船長室は自分の部屋の真上にあって、誓って言うが、夜になると悪魔のような囁きが聞こえて不気味な光が見えた。かつての船長は霧の中に消え去り、怒りと憎しみの亡霊に取って代わった。

オロ男爵提督の姿が、甲板の上に映し出された。こちらが見えないかのように話していたので、船隊へ向けた魔法を使った放送みたいなものだったのだろう。ボートと人員を出して大きな島を侵略し、陸上から塔を包囲するよう命じられた。その間に残りの帝国の船は、遠距離から攻撃するとのことだった。剣と弓で武装すると、船長から長艇に乗り込むよう命じられた。

岸に降りると、自分達が一番乗りだったようだ。後からさらに到着してきた。スロードは死霊術師としては強力だが、至近距離での戦いでは弱く、こちらの数は相手を圧倒していた。それでも連中は戦い、こちらが島を制していく過程で死んでいった。金や物品や命を奪われながら、その死に際にはデイドラの主へ呪いの言葉をささやいていた。

珊瑚色の塔の頂上に見えた青い光は脈を打ち始め、曇った空にエネルギーを流していた。足元の地面が激しく揺れだすと、誰も逃げろなどと言う必要はなかった。ひびが入った島は沈み始めた。命懸けでゴールデンエラ号へ向かって漕いでいく中、スラスの周囲の海は沸き立っていた。

甲板に引き上げられるとすぐ、珊瑚の塔が海の中へ崩れ落ちるのを目にした。船をそこへ引き寄せる流れに気付いた時には手遅れだった。塔の頂上にあった青い光の中心が海に沈むと、大きな車輪のように回転し始め、それが波に当たると巨大な渦巻きを起こした。船隊の半分はその中に引きずり込まれ、この船もその内の1隻だった。

ツォナ・エイの日記 パート4Journal of Tsona-Ei, Part Four

パート4

巨大な渦巻きの中に滑り込みながら、自分も仲間も二度とオルテン・コリモントを見ることはないんだなと考えてたのを覚えている。ある意味では正しかったが、予想とは違っていた。実際はもっとひどかった。

大渦巻きの下にある脈打つ青い光に吸い込まれながら、鱗の上を水が激しく流れるのを感じた。海に飲み込まれようという時に、下で冷たい強風が発生した。もう沈んでいるのではなく、落ちていた!甲板にしがみつきながら見えたのは、渦巻く水の壁ではなく、暗くて何かに取りつかれたような空と、冷たく静まりかえった果てしない大地だった。そしてそれは、落下する自分達に猛スピードで迫っていた。

気を失い、甲板の上で目を覚ました。船長が大きな獣みたいなものと話しているのが見えたのを覚えてる。その獣は船長に何かを渡し、そこでまた気を失った。

目覚めると、変身していた。鱗と肌がなくなり、骨だけになっていた。船長は提督になっていて、彼の指示には絶対服従だった。空からはもっと船が落ちてきて、失われた船団は大きくなった。時代を元に戻し、トンネルを掘り、船のがれきから街を築いたのは、すべて提督の命令によるものだった。

彼のことを皆嫌っているが、逆らうことはできない。彼がかぶっている王冠のせいだ。いつの日か誰か提督に抵抗できる者が、この日記を見つけてくれることを願う。この日記と、ページの中に隠した鍵を。

トミー・ボーンズの日記Tommy Bones’s Journal

栽培の月12日

パンにはさらにミミズが湧いた。ここで乾いていられるものはない。この泥では、ズボンを濡らさずに座ることもできない。呪われた場所め。仲間はアリクルに連れて行こう。沼で溺れて死ぬより、砂漠で乾き死にした方がいい。

栽培の月14日

前言撤回だ!ここには宝がある。きしむ宝箱や汚れたネックレスじゃない!本物の宝だ!彼女はディゼラと言う。オーキーにかけて、彼女のくびれと来たら!ねじれた夢から生まれたかのようだ。

我々は取引をした。部下を送って、アズラの信者を探させると、彼女は贈り物をくれるらしい!1人につき1つだ!やっと運が向いてきたようだ。

栽培の月28日

終わった!仲間がアズラの信者を見つけた。とても簡単だった。ディゼラは約束を守り、幾つか小物をくれた。こんなものは見たことがない!「夜の頭巾」は透明にしてくれる。「回るブローチ」は女性を夢中にさせる。「膨らんだ財布」は金を生み出し続け、その金は尽きることがない!見よ、タムリエル!トミー・ボーンズのような山賊はいない!俺は世界を手に入れる。決して放しはしない!

真央の月2日

俺は何をした?何をしてしまったんだ?嘘だ!全部嘘だ!小物は毒だった!これを読んだ奴がいたら、触るなよ!決して…

〈筆跡は判読できない殴り書きへと変わっている〉

ドラブログの呪術師の日記Drublog Shaman’s Journal

長老がモーロッチの旧祠への地図を描いてくれた。彼女はこの秘密、幼少時代の神聖な場所を打ち明けずに死にたくはなかったのだ。

私たちは敵意を持ったウッドエルフたちに囲まれた神聖な場所を見つけた。どちら側もかなりの損失を出した。今のところは、休戦を結んだ。

彼らの先祖がここへ先に来たので大きな洞窟を譲ったが、私は彼らのうわべだけの平和の約束を信用してはいない。あの狂信者たちは私たちの慣習に対しても、モーロッチの掟に対しても敬意を持っていない。彼らが取引を破ることがあれば、血の代償を払うだろう。

ドラブログの老人の日記Old Drublog Journal

今日は大イノシシの狩りが、廃れた祠の前にある不思議な場所で終わった。族長がモーロッチの存在に気づいている。私たちが旗を立てると、ウッドエルフが平和の象徴として武器を差し出しながら谷を渡ってきた。

彼らは私たちを歓迎し、反対側の丘の上に住んでいると説明したが、こちらの丘に関しては主張しなかった。私たちはイノシシのあばら肉をいくつかと、大鹿の腿付き腰肉を交換した。今夜はモーロッチに敬意を表して大いに楽しみ、この地を祀るのだ!

ドリヴァスの日記(断片)Drivas’ Journal (Partial)

アドゥバエルの言っていたことは正しかった。私達は島を見つけた。ローケンは本当にこんなに遠くまで来ていた。ただ、彼の監視は続けるつもりだ。カジートは信用できない。

…賢くて厄介なドワーフめ…一番右の橋は罠で守られている、左の橋にはコンストラクトが隠されている…通り抜けるには忍び足で進むしかない…

ポロナロとその本…私達は何を探しているんだ?エルフは何も教えてくれない。

宝箱を開けた…塞がれている…罠だ…パイプの中を走り回っている…

ドリルクの日記Drillk’s Journal

— 第二紀561年 暁星の月15日

1週間前、ズークは栄えていた。今日は私しか残っていない

家族や友人が、この恐ろしい病に枯れ果てていくのをなすすべもなく見守った。私には免疫があるのか?病に負けるのは時間の問題なのか?この日記ももうやめよう

— 日付不明。何年だ?動揺し怒っている

ドミニオンの部隊が近くの遺跡に移動し、私の仲間の遺灰を汚している!彼らと対決しなければ。死者に敬意を払うよう要求しよう。彼らが探しているのが何であれ、ズークの廃墟からは見つからない。不法に立ち入る彼らに、疫病の災いがありますように!

ナヒラの日記Nahirah’s Journal

いとこのシーリが今日訪ねて来る!何年も経った後で連絡があるとは驚いた。父親の古い本を何冊か探しているが、心配だ。シーリはいつも可愛らしい少女だった。他の近い家族のようにならないことを祈っている

父親は怪物だった。あまりにもひどかったので、母親は娘の名前を変え、ストゥラの悪名から遠ざけるため、サタカラームに引っ越した。シーリの兄弟のウワファとアラサンは両親のねじ曲がった心を受け継いだようだが、シーリは無垢だった

シーリが魔法に関与せず、家族の他の者たちを暗黒の業の実践に引きずり込んだ奇妙な魅力に屈しないよう、ゼェトに祈っている。心配はしているが、会うのを楽しみにしている

ナリル・ナガイアの日記Naril Nagaia Journal

ついにナリル・ナガイアへの入口を見つけたようだ。時間はかかったが、遺跡の中で見つけた碑文をいくつか訳し始めている。

そのアイレイドの文字は非常に先進的で、形は以前発見した碑文より形態論的に成熟している。ここがアイレイドの勢力の絶頂期に近い時期に作られた、より新しい遺跡の1つであることを示唆している。

いくつかの碑文を読み解いた時点で、書体に見られる変則性が、当初の予想に反して古いものではなく、より新しいものであることが分かってきた。私が混乱した理由は単純だ。この場所がより最近に作られたものであることは確かだが、その住人は元々古い時代の人々だったのだ。ここは強力な死霊術の実験が行われた場所のようだ。諸々の状況から判断すると、この実験の被験者になったのは、最も古い時代のアイレイドの王達だ!

この発見の後、私はすぐに地上に戻って自分の発見を報告することを考えた。しかし来た道を戻ろうとした時にはそこはふさがっていた。ここに住む古代の霊魂の1人が突然姿を現したとき、私は罠にかかったに違いないと思った。彼は自分が、この場所の秘密を守るよう命じられていると言った。私はただ、自分が書いたものを置いてこの場所を去り、見たものを記憶から消すことを受け入れればよいのだと彼は言う。

今もなお、彼の申し出について考えている…

ネティラの日記Nettira’s Journal

最初にこの古代のダークエルフの墓を見つけたとき、ぜひとも探検しなければならないと悟った。いとこのグルンドスカルが一緒に来てくれたらと思ったんだけど、戦士ギルドが散り散りになったときに離れてしまった。

正門を突破できたけど、隠密行動は苦手だ。スケルトンだらけとは思わなかった!ほとぼりが冷めるまで隠れていよう。スカトラーに見つからない限りは大丈夫だと思う。

—ネティラ

ノルド兵の日記Nord Soldier’s Journal

今日はさらに多くの震動があった。副隊長に、まるで何かが砦の地下深くを掘っているようだと言ったが、俺の頭がおかしいと言われた。「地面は時に震動するものよ」と、間の抜けた笑顔で言っていた。「それに山は揺れるし雪は降る。それがスカイリムの日常なの」だとさ。ふん!

だから俺は自分の任務を果たし、上官に報告した。彼女にそのことについては忘れろと言われたので、そうした。今は砦周辺の道を巡回しなければならない。そこに出ている間、あの墓の入口を見てみよう。念のために。

ハバート・アンシネットの日記Journal of Habbert Unsinett

上級公文書保管人および研究者、ハバート・アンシネットの日記より

ドレサン砦の保管庫は引き続き拡張しうまくいっている。時代の知識に関わる仕事をするのは大好きだ。ただの定命の者による努力では、広大であらゆるものを包むハルメアス・モラのアポクリファに匹敵することは不可能だと分かっているけど、ここで満足してる。それにもちろん、あふれる情報と歴史に囲まれるために、デイドラ公に魂を売り渡した奴隷にはなってはいない。(アポクリファの果てしない書庫をさまよう夢はたまに見ることがあるけれど)

***
若手の見習いには何度も、書物は1冊ずつ埃を払い、注意して元に戻さないといけないと言ってある。ガトリンが書物の棚で、ただ適当に布で本の背を拭いて埃払いをしてるのを見つけた。私達の皮膚にある自然の油分を貴重な書物に付けてはいけないと、何度も何度も念を押したのに、彼は手袋も着けていなかった。

***
戦争は気にならないと言いたいところだけれど、そうすれば嘘になる。長老レディ・ドレサンと、砦の中に保管されたこの知識の宝庫について話した。特にアルケインの魔術に関する書物は、悪い手に渡ってはいけない。主に私が責任を持って実行することになる保存計画がある。戦闘が激しくなるにつれてほとんどの職員は逃げてしまった。戦争に参加に行った者や、家族のいる故郷へ戻った者。他はどこへ行ったのか分からない。でも同僚の一部はまだ少数残っている。ドレサン砦は私達の故郷であり、ここにある知識の蔵書庫は一生続ける仕事だ。この蔵書庫の中でも特に貴重な宝用に安全な場所を用意するため、彼らに手助けを求めることにしよう。犠牲が必要になる。

***
時がおかしな進み方をしてきたけど、ここはもう平穏になった。私は砦の宝を保護すると誓いを立てた。保管している蔵書を目録で整理することに数え切れないほどの年月を費やした。うぬぼれてるように聞こえることを承知で言えば、人々や場所や蔵書の関連書物を相互参照させた私の一連の図表は、有用であり芸術品だ。誰かがいつの日か、私達が収集した情報を必要とするはずで、その者達が大いに活用してくれると思う。

カビが気掛りではあるが。

ヒューズ卿の日記Sir Hughes’ Journal

蒔種の月9日
悪夢が始まって3週目。アルカイア城が燃えて、同族の1人が指揮して起きた暴動が見える。見覚えのある顔だが、よくは見えない。何とかしないと、本当に起きてしまうと分かってる。
しかし、私は今預言者になったのか?どうかしてる。

蒔種の月23日
夢で見た顔が、アルカイア城を滅ぼさせる者が誰だか分かった。公爵の新しい妻、ラカナだ。彼女にはいずれ裏切られる。今ならそれが分かる。

蒔種の月24日
この悪夢が現実になるのを防がなくては。ファルハット卿には公爵夫人への対処を頼んだが、彼女でさえ疑っているようだ。この夢が彼女にも見えたらいいのだが!

蒔種の月29日
ファルハットがしくじって、哀れな毒味係を殺してしまった。彼女は信頼できない。無実の人がたくさん死んでしまうかも知れない。死ぬべきなのはラカナだけだ。

恵雨の月2日
ファハラジャード王が城門に軍隊を送ってきた。夢が現実になっている。何とかしてこれを止める方法を見つけなくては!

恵雨の月10日
これですべて明らかになった。あの預言は自分だけに向けられた合図なのだ。一人でやらなければ。神々よお許しを。でも、これはアルカイア全土のためだ…

ヒュリングの収穫の月の日記Hjurring’s Last Seed Journal

収穫の月10日。埋葬なし。訪問者なし

収穫の月11日。埋葬1人。訪問者なし

収穫の月12日。埋葬なし。訪問者なし

収穫の月13日。埋葬1人。訪問者なし

収穫の月14日。埋葬2人。訪問者なし

収穫の月15日。埋葬4人。訪問者なし

収穫の月16日。埋葬8人。訪問者なし。墓地拡張の資金を申請した

収穫の月17日。埋葬1人。訪問者なし

収穫の月18日。埋葬なし。訪問者なし。墓地拡張の労働者が地図にない氷の洞窟を発見する。適切な探検隊が計画されるまで入口を板で塞いだ。あまり期待はできないが

収穫の月19日。埋葬なし。訪問者なし

収穫の月20日。埋葬なし。訪問者1人。事故1件

収穫の月21日。埋葬1人(昨日の訪問者)。訪問者なし

収穫の月22日。埋葬なし。訪問者なし

馬鹿げてる。もうたくさんだ。これ以上日記をつけるのはやめる

フィルインの日記Firuin’s Journal

もうガリトールには期待しない。この僻地から出て新しい人生を築くために、ボールディング・ヒルで会おうと言ったのに。彼は現れなかった。

私は説明しようとした。でも彼は、外の世界に学べることがたくさんあると言っても理解してくれない!先人達の人生に勝るものがそこにはあるのに!新しい方法が見つかるはずよ!秘密も!

彼はその代わり、過去に固執している。彼は母親と同じ方法で酒を造っている。そして彼女は父親からそのやり方を受け継いだ。決して変わらない、新たな試みをしようともしない。うんざりよ!

どんなことができるか実演するために、精霊も召喚してみせた、だが彼はそれを、マンモスの干し肉と一緒にカビ臭い穴蔵に置き去りにした。彼が他にどんな言い訳をかき集めるか、イフレだけがご存知よ。

でも、近いうちに痛い目を見るでしょう。しっかりと縛り付けておかなければ、最下級の精霊でもそのうち手に負えなくなるから。

フーバーの日記Huvar’s Journal

ついにカイネスグローブに着いた。この場所については兄弟から話を聞いたことがある。彼らが言うには「フーバー、戦いを始める時には必ず最初に女神に祈るんだ!負けたくなかったら必ずだ」ということだ。だからここに来て、他の戦士達が目の前でやっているように、祈りを捧げている。

寝床に入る前にメモ。祠の番人の行動がとても奇妙だった。兄弟には、彼らは寛大で親切で、巡礼者を進んで手助けしてくれると言われていた。だが番人達は私をにらみつけ、不信心なオークだとでもいわんばかりの扱いをしてきた。彼らに何か無礼なことをしてしまっていないとよいのだが。

ここで何か妙なことが起こっている。外で叫び声が聞こえたし、同行者もまだ戻ってこない。剣をつかんで外で何が起きているのか確かめに行く時だろうか。

ブリークロックの漁師の日記Bleakrock Fisherman’s Journal

オトロガーが北の沖合いで新種の魚を見たと言っている。酔っ払っているときに見たのか聞いてみた。彼はこのときはしらふだったと断言した。

タラやコダラやニシン以外の何かであれば興味深い。ソリチュードで売れるかも知れない!行ってみる価値はあるだろう。

オトロガーによれば、そいつの背中は曲がっていて、腹には6枚のひれがあり、長く伸びた口の先端は丸かったそうだ。歯が多く、素早く動いたとも言っていた。沿岸には1匹しかいなかったが、もっと沖の深いところで何匹か見たと、彼は思っている。

オトロガーが月にあてられたカジートのように酔っ払っていたわけではないとすれば、その魚は肉食のように思われる。餌を持っていこう。サメを1、2頭捕まえたことがある。今回はその時ほど難しくはないだろう

ヘンリーの日記Henri’s Journal

自分が何をしてこんな任務をするはめになったのか、俺にはわからない。戦争とはワクワクするものだと思っていた。この凍った荒地に着いてから俺たちがしていることと言えば、スカイリムの果てを旅行する平民のように、ただほっつき歩いているだけだ。それにあのヴァルセントの奴、俺を怖がらせてきやがる。何だってオーウェンはあいつを喜ばすために全力を尽くすんだ?

今日俺たちは、丘の周りで家を見つけた。ここには木こりとその家族が住んでいる。俺は、丘の頂上中を突き抜けるノルドの古代遺跡を見つけた。その木こりは友好的で手厚くもてなしてくれ、泊まる場所まで提供してくれた。ヴァルセントは興奮している様子だが、なぜかは言おうとしない。

オフェリアが今日話しかけてきた。このひどい仕事で、彼女は本当に癒しの存在だ。彼女のためなら火の中でも通れる。

俺たちが見た遺跡は、ノルドが死者を埋める墓地であることがわかった。疑いなくヴァルセントはこの場所に興味があるようだ。そこについて木こりにありとあらゆる質問をしている。気をつけないと、木こりに疑われてしまうぞ。

やっとくつろぎ始めた時に、ヴァルセントが出発命令を出した。木こりが見てはいけない何かを見たと俺は考えている。そして今、俺たちは野営するために墓地へと入る。一体全体、何だってヴァルセントはそこで野営なんかさせたがるんだ?

まったく。命令に従い質問はするな、か。それが上級王の軍隊のやり方だ。

ボルの日記Vol’s Journal

蒔種の月4日
私のところへ絶えず押し寄せ、手業の天才の話を聞かせてほしいとせがむファン達のことを今日考えていた。そしてびっくりするようなアイデアを思いついた…その話を売ればいいではないか!

人々は私の話(ものすごく面白い)が大好きだし、ほんのちょっと演出を加えれば、万人の心(と財布)をがっちりつかむものになるだろう。

愛すべきならず者どもを嫌いな人などいるだろうか?私はまったく新しいスリの方法を考案したのだ!まったく最高だ。ではどれから始めるべきか?ひとまずここにリストを残しておこう。

ボルが公爵を訪問する
ポケット一杯の漬け魚
フェイレでの素晴らしき一日
ボルと市長のイヤリング
大きな誤解
友人の宝石商人達
公爵夫人と彼女のダイヤモンド
ラスティレイヴンでの一夜
毒の小銭入れ

ホワイトローズの衛兵の日記White Rose Guard’s Journal

降霜の月12日
牢獄は数日の間、非常事態にあり、囚人たちは緊張下に置かれている。何が起こったのか聞かれるが、自分では分からない。指揮官がすぐに状況を説明してくれるはずだ

降霜の月18日
公式の命令だ…呼び戻され、貴重品をすべて持って行くようにと言われた。指揮官から、望んでも逃げられないのだから、囚人たちには構うなと言われた。ここに永遠に閉じ込めておく儀式を行うという噂を聞いた。たとえ犯罪者であっても、不必要なまでに残酷な運命に思える

降霜の月20日
すべての物資を積み込むよう言われたが、囚人たちに何も残さないわけにはいかない。いくらかの食べ物と装備を牢獄の周囲に隠し、この本をレイタス将軍に渡し、出て行った後で見つけられるようにするつもりだ。彼は軍法会議にかけられる前は自分の司令官だったし、いつも敬意をもって接してくれていた。少なくともこれくらいはできる

マーガス・デリウスの日記The Journal of Margus Derius

今日は息子の命日だ。マークマイアへとアルゴニアンどもへの復讐は、残念ながら去年から全く進んでいない。ようやくアルゴニアンに代償を払わせる方法を見つけた。自らメルシウス姉妹に取り入って、出来たばかりの組織、シロディール・コレクションで信頼されるメンバーとならねばならない。愚か者たちは理解していないが、連中は数々の強力なアルゴニアンの遺物へつながる手掛かりを手に入れているのだ。私が探しているものも含めて。

* * *

信じられないほど運が向いている。シロディール・コレクションの愚か者どもは、貴重な調査結果を調べさせてくれた。メモを盗むのが何と簡単だったことか! このメモは自ら調べる手間を省いてくれただけではない。まさに探していたアルゴニアンのアンティークの手掛かりを示してくれた。コンコルディア・メルシウスと、彼女の歴史的記録や地域の伝承に対する周到な分析には賞賛を送りたい。すぐにノルグ・ツェルのザル・トーは我が物になる。そこには本物の報酬が待っている!

* * *
ファミアとコンコルディアの何と愚かなことか! 連中はアルゴニアンを不当に扱われた、虐げられた民だと考えている。これほど真実から遠い話はない。アルゴニアンどもは脅威だ! 自分が何を言っているかはよくわかっている。私はマークマイアの沼を二度探検し、辛うじて生き延びたのだから。連中と交渉しようとしただけで様々なトカゲの部族に狩り立てられ、仲間は殺されて私は放置された。連中はなぜ私を放置した? デッドウォーターの戦士たちは、なぜ愛する息子を殺した? 私を守ろうとしただけだったのに!

まあ、過ぎたことだ。私は聖なる秘密を手に入れた。このトカゲの碑文を翻訳できるアルゴニアンを探して、遺物の場所を教えさせればいい。

* * *
ブラックガードは野蛮で頭に血が上りやすいかもしれないが、取引を順守してくれている。アルゴニアンのアンティークの専門家を6人見つけてくれた。特に、ダスクフォールと呼ばれる時期や、その前の時代に詳しい連中だ。あのトカゲたちがザンミーアや石造建築を建てたとは思えない。不法占拠して所有権を主張しているのだろう。

アルゴニアンどもには、知っていることを全て吐かせてやる。そして、遺物の力が手に入ったら、マークマイアと悪しき住人への復讐がやっと果たせる。

マーサの日記Martha’s Journal

この島では何かがおかしい

ノルドの船を漁りに行って戻って来て以来、船長は元の乗組員を除いて、インナー・ヘヴンの全員から心を閉ざしている。外のキャンプにいる誰一人として、なぜ戻ってきたのか知らない

それ以来、船長のやり方は残酷になってきている

ブラックハート船長は、評判よりもずっと巧みに商売をしていると聞いていた。品物は面倒なことになっても持って行くが、ほとんど被害者に危害を加えることがないのは商売上の秘密だ。正反対の噂はすべて、ただの噂にすぎなかった。

しかし、今はそうではない。

ハーピーの群れをどうにかして飼いならし、彼の船、ブラックデス号とともに出発した。乗組員は囚人を連れ戻し、捕虜たちの叫び声は、インナー・ヘヴンからここまで響いてくる。二度と彼らを見ることはなかった。

マギル・シアナの日記Journal of Magiul Shiana

第二紀401年薪木の月17日

若きアントン王子が今日、父から王位を継承する。戴冠式の際にはシルヴィエ女王が付き添う予定だ。あぶり焼きの肉やケーキの準備を指示してある。召使達のことは誇りに思う。すでにどれを料理したか分からなくなったが、すべて時間どおりに出来上がるはずだ。

昨夜、若きアントン王子がやってきて、今夜の祝宴に私のロングフィンシチューをリクエストされた。宮殿の古株シェフとして、これほどの名誉はない。

第二紀401年薪木の月18日

「恥ずべき料理」についてシルヴィエ女王からスタッフの前で厳しい叱責を受けた。グローリアから、アントン王から直々に要請を受けたのだと、なぜ女王に言い返さなかったのか聞かれた。グローリアはもちろん、まだ若い。だから分かるわけがないのだ。目上の者には決して言い返さないのだということを。

1時間後にアントン王がやってきて、直に料理のお礼を言われた。きっといい王になる。

第二紀408年恵雨の月11日

夕方、シルヴィエ女王が逝去した。睡眠中に安らかに亡くなった。弱っている女王のために今夜料理を作るなんて食べ物の無駄使いだと考えたスタッフを叱ってやった。それでも料理はさせなかった。料理とは悪意を抱きながら作るべきではない。

代わりに、病気の女王の元に行き、何を作ればいいか聞いた。女王は朝まで持ちこたえられないことを自分で悟っているようだった。それでも彼女はかすかに笑みを浮かべて調子を合わせた。ロングフィンのシチューを頼んだのだ。

第二紀409年栽培の月27日

アントン王は暗殺者の毒矢を受けたが、命を取り留めた。スタッフは精を出して働き、早く回復してもらうように特に健康によい料理を作った。グローリアが不屈の精神と体力の薬をスープに入れているのを目撃した。彼女には自分の1週間分の稼ぎを渡してやった。いつかきっといいシェフになるだろう。もちろん、私がいなくなってからだが。

第二紀409年南中の月14日

アントン王は完全に回復した。早速、暗殺者の卑劣な攻撃をまともに受けた、忠誠なる召使であった執事長の葬儀を行なった。

調理場では、新しい執事長が誰になるかという話で持ち切りだ。グローリアは私がなるべきだと言った。馬鹿らしい話だ。

第二紀409年南中の月19日

グローリアには、思っていたよりも早く調理場で力を発揮してもらわなくてはならない。アントン王から、次の執事長になるよう頼まれたのだ。そんな役割のことはまったく分からないと言ったら、だからその職についてほしいのだと言われた。

王が話してくれてないことはたくさんあるだろうが、王の判断を疑問視するような立場ではない。

第二紀414年降霜の月30日

最近になってこの日記を見つけた。なんとも懐かしく、思い出に満ちている。また書いたら面白いのではないかと思い立った。ただの宮殿シェフだった日のが遠い昔のように感じる。

妻のグローリアは望んでいた以上の働きをしてくれるようになった。召使達から尊敬され、彼女は毎日そんな彼らを誇りに思っている。今なら王の判断が理解できる。どうして私が理解できないかも知れないようなこの仕事にうまく対処できるだろうと分かったのか。王の判断には今でも頭が下がる。

第二紀425年薄明の月22日

この古い書は多くのことを乗り越えてきた。今このベッドに横たわり、毒のせいで咳き込んでいる自分に、わずかながら喜びを与えてくれる。グローリアはそばで横たわっている。もし自分の体力を彼女に渡せるものなら渡している。王の食べ物に毒を盛った密偵のことは自分が倒れる前に始末したが、グローリアは食べた後だった。

アントン王は無事だが、グローリアは…

第二紀425年蒔種の月7日

グローリアは夜に永遠の眠りについた。召使の1人が、何が起きるのか知らずに食事を持ってきてくれた。グローリアが私のロングフィンシチューの作り方を召使達に教えていたとは知らなかった。

朝になると、その召使は粗野な食事について謝りに来た。問題なかったと伝えてやった。ロングフィンのシチューは女王にも出せる料理なのだ。

第二紀430年恵雨の月29日

今日、身体が震えて倒れてしまった。脚が動かなくなるほど年老いてはいない。忌々しい毒による症状だ!この書がベッドの下にあるのを見つけたのがせめての救いだ。

アントン王はこれを治すために、アイレイドの魔法による治療を試したがっている。王の判断は、これはいつものことながら、私が口出しをするものではない。王には新しい執事長がしっかり仕えているが、今でもこの老体の世話をしてくれている。

第二紀431年収穫の月12日

今日死んだと思う。うまく言えないのだが。歩き回ったり話したりはできるが、切り離されてるような感覚がある。身を捧げる王家を胸の中に感じられるし、ペンを持ってこうして言葉をつづる様子を召使が恐ろしそうに見ているのも感じられる。

このような霊魂の形をしていても、まだ王に仕えている。疲労はせず、若かりし日の自分に近い姿をしている。王の骨が塵になるまで仕えられる。その時には自分も同じになろう。

第二紀450年薪木の月11日

今日、王が逝去し、王は墳墓の中に封印される。私は王のガーディアンになることになっている。孤独は気にならない。召使達からは恐れられ、正直なところ彼らがそばにいても特に利点もない。

* * *

墳墓の中で時が流れ、インクも残り少ない。私は王家に縛りつけられ、かつての王と共に埋められている。彼の骨は粉になったが、私はまだ仕えている。この空洞の中で私に何をしろと言うのだ?王の判断は本当に正しかったのか、それとも私がむやみに信じてしまっただけなのだろうか?

マシアミーの日記Matthiaume’s Journal

聖エレニカの祈祷書はここにあるが、三重に呪われた山賊もここにいる。リベンスパイアーには、まだまだ問題が残っている!

私でも、山賊の集団には勝てない。傷の手当のため、これを書き記すために、ここまで退却してきた。山賊たちは私が死ぬのを待っている。怖くはない。アーケイが守ってくれる。

聖エレニカが、ここのどこかに埋葬されている。彼女の存在を感じられる。私の行動が無駄ではなかったことを祈っている。

マスター・ペリンゲールの日記Journal of Master Pellingare

あのいまいましいまぬけのガロンを信用したのは大きな間違いだった。自分からリッチになるために十分な知識をどうやって仕入れたのやら、見当もつかない。拒めばよかったんだ。死霊術の恐ろしさを伝える教えと寓話を聞くべきだった。だが彼はヴァレインとエリーンを取り戻すと約束した。父親というのは、子供のためなら命さえもいとわないものだ。

だがこれでおしまいだ。20年もの間毎晩、寝る前のキスをした子供たちと同じものだと思いたくない。彼らは間違っている。邪悪だ。彼らはどういう目的でか、ガロンの助けで軍隊を作った。衛兵を呼び、この不道徳な事態を今終わらせよう。だが、ガロンの言っていることが本当だとしたら?邪悪な歩く遺体が死から蘇った私の子供たちにそっくりだったら?彼らがどんなに腐敗していても、また失うのはごめんだ。

マソールの日記Mathor’s Journal

昨夜、水の向こうに奇妙な光を見た。奇妙なオーロラを見たことはあるが、このようなものは今までに見たことがない。

死体が海岸に打ち上げられた。それらはまるで遠くの土地から来たような、奇妙な服装をしていた。どこから来たのかまったく分からない。ティルラニが敬意をもってソブンガルデへ送ると言ったので、私達はそうしようとした。

ホルスガーが海岸で人を見つけた。寒さに震えて…だが濡れておらず、ただ雪の中の横たわっていた場所を湿らせていた。手当てをしなければ死んでいたかも知れない。彼はその人の体を街へ引きずって帰り、空いていたベッドのひとつに寝かせた。うまくいけば、哀れな魂は夜を生き延びるだろう。

ミルインの日記Miruin’s Journal

2日目
モンクレア男爵がリーザル・ジョルに古代の遺物を探すため、私をイロキル遺跡探検の責任者にした。アヌラーメの涙と呼ばれる古いアイレイドのものだ。本物の涙より大きければいいんだが。そうでもなけりゃ見つけることなんてできない。

9日目
いや8日目か?10日目か?ここには日の光が届かない。労働と食事、就寝を規則的にしてはいるものの、時間の感覚がなくなってしまって今日が何日かわからない。呪いが幾重にもかかった遺物を見つけるまでは戻るなと言われている。

?日目
日記をつけるのを忘れていた。何を書けというんだ?いまいましい遺物はまだ見つかっていない。だが、アヌラーメの涙はすべての都市を破壊することもできると示す、古代の文字は見つけた…男爵がこのことを知っていると思いたい。

?日目
男爵に手紙で懸念を伝えたら返事が来た。遺物の力についてはよくわかっており、ランセル王時代のように、リベンスパイアーに栄光と名声をもたらせればすこぶる有益だと証明するという。彼はこれを使って何を計画しているのだろうか。

?日目
ついにアヌラーメの涙を見つけた!この暗闇から抜け出せる。日の光と新鮮な空気を浴びられる!

遺物を海岸で直接ウェイレスト行きの小さな船に乗せよとの命令だ。男爵は本気でダガーフォール・カバナントの首都を破壊する気なのか?質問できる立場でもないが。

メルカノの日記Mercano’s Journal

最初の日記:

何ヶ月も経った、愛する人は衰弱し、私も日々無力を感じている。ギルドの魔術師はどうにもならないのだというが、そうは思いたくない。彼らはただやる気も能力もないだけだ。私にはその両方がある。

死体を生き返らせる最初の実験は上出来だった。愛する人を苦しめる、壊死性の病気を治す方法をすぐに見つけられると信じている…

2回目そして最後の日記:

愛する人が今日死んだ。ギルドの魔術師が来て私を咎めた。愛する人が病気になって以来初めて、私は彼女を救うためだけにこの手でしでかしたことに気がついた。街の人々は、まるで私自身が怪物であるかのように私を気の毒そうに見る。

ありがたいことに、ギルドの魔術師は思い出と大きな過ちからかけ離れた、ウッドハースのサルモールのところで職を与えてくれた。新しいスタートだ。

モルゴール・デシェリーの日記Morgaulle Dechery’s Journal

王の頭の中に、ハイロックの他の民についての強い感情がなかったのは確かだろう。だが彼は、公使と会った後に突然明瞭な感覚を得た。ジョイル王は、レッドガードに安心と利益を与えるために自分にできる全てのことをしてきたが、彼らの怒りを引き出していた。

ラ・ガーダは新しく来たばかりの侵略者に過ぎなかった。自分たちの暮らす土地が修復不可能なほど破壊されるまで、タムリエルの浜辺に住むことはなかった。ラ・ガーダの侵入者たちはハンマーフェルに受け入れられ、近隣にいたオーシマーを片付け始めた。厚かましくも自分たちをフォアベアーと呼び始めたが、実際の先住民はオーシマー、ドゥエマー、アイレイドだった。ゴブリンさえも住んでいた!

レッドガードはハンマーフェルの正当な支配者ではないし、バンコライの領土に関して何の権利もないことはもう知られていることだろう。文明化したエバーモアの社会では、オルシニウムから兵が来るような予想外の怒りだけが脅威ではなく、レッドガードが隠し持つ武力も同様だ。

常に剣を握っていながら、緊急事態にしか使わない民がいるものだろうか?

対立の前にバンコライにいたレッドガードの部隊に対するジョイル王の反応は、単に悪意からではなく、ハイロック中にいる民に確実な安全と安心をもたらすための、純粋な熱望から来ているものだった。

名前だけは乙女だった霊剣の乙女たちは、こうした防衛本能に倒れたに過ぎない!彼の高貴な忍耐、有名な戦場にいない時の高貴な表情を見ていたら、きっと彼女たちの男のような野望は鎮められていただろう。

モルディの日記Moldy Journal

栽培の月14日
また雨だ。なぜここに適当な物資を持ってこなかったのだろう。周囲のボズマーを蛮人だと思わなかったのが間違いだった。

栽培の月20日
助手が行方不明になった。彼女の遺体は川で見つかると思う。ホーヴァーが先に見つけない限り。遺憾だ。

真央の月1日
メモが濡れずに済んでいるうちは、仕事を継続できると思っている。野蛮なエルフたちはその口承の中に、非常に多くの引き出されていない知識を持っている。文書として記録されないままにしてはおけない。

真央の月5日
あのいまいましい虫、ホーヴァーの1匹に噛まれた。傷が感染症を起こして、仕事のペースを落とすようなことがないよう祈る。

収穫の月30日
私の原始的なカレンダーが冬の雨で洗い流されてしまった。この先の記入項目の日付は概算になるだろう。残念だがやむを得ない。

降霜の月
祠で数人の巡礼者を目撃した。隠れようとしたが、無駄だった。彼らが捜索隊を派遣するのを恐れている。絶えず警戒して、彼らが私の研究を邪魔しないようにしなければ。

降霜の月
寒いのが次第に苦にならなくなってきた。他の労作よりも良い線を保つ新しいインクを考案した。

恵雨の月?
巻物が行方不明になってしまった。移動させた覚えはない。流されたとしたら、すべてが水の泡だ。しかしあきらめてはいけない。きっと見つける。

ラナスの日記Lanath’s Journal

全てエンダールのおかげだ。彼がアバガーラス王の闇の企みから私を救い出してくれた。私にメリディアの光を見せてくれたのだ。この任務に私は必要ないかもしれない。詳細は知らないが、向かうべき場所は分かっている。モラグ・バルの瞳を切りつけることさえ出来れば、安心して眠りにつける。
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何とかアバガーラスから脱出できた。熾烈な戦いだった、今でも何が起こったのか理解できていない。脱出してから、吸血鬼の暗殺者と残虐な狩人に追われ続けている。
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クラーノによれば、私達はムゼネルトに向かっているようだ。ドワーフの都市がこの計画にどんな影響を与えることになるのか分からないが、今はそんなことを考えている余裕はない。
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私達の目的は、武器から回収したクリスタルと、数冊の本の安全を確保することだ。これまで数週間にわたり、遠くは東の山頂まで、この山脈を探索してきた。エンダールがおかしくなったのではないかと心配している、だが考えてみれば、この旅は私に理解できないことばかりだ。でも、少なくとも私はまだ生きている。

ラリオンの日記、132日目Ralion’s Journal, Day 132

…遺跡の近くに狼がいる。しばらく私達を観察した後、森に帰っていった。思い出すと寒気がする。ここまで命の危険を感じたのは初めてだ!

それだけじゃない、今日不運が重なって、ロウィンドルが死んだ。溝に転落してつるはしの真上に落ちてしまった。可哀想に。彼は魔術師ギルドから来た専門家だった。彼がいないとこの先大変でしょう。

ニラエンドリルが今日、ペンダントを発見した。骨を削ったものだ。それほど古いものじゃないと思う。裏には模様が刻まれているけど、どの記号も何を意味しているのか分からない。後で詳しく調べるために保管しておこう。エルデンルートに持っていけば解読できるかもしれない。

ロウソクの調達を忘れないようにしなければ。誰かがいつもロウソクを消し忘れている…

ラリオンの日記、147日目Ralion’s Journal, Day 147

…今日戻ってきた。盛りのマンモスのように、粘つく視線でマラフィを見ていた。それが離れると、彼はついていった。どうかしている!

彼は戻ってきてからずっと落ち着かない様子だ。彼を責めることはできない。あの目は忘れられない。私は時々それを夢に見る。その目はキャンプを観察し、私をじっと見ている。ここが彼らの言っていた通りの場所だとしたら…

誰かがロウィンドルの墓を掘り起こした。死体がなくなっている。たぶんあの狼だろう。だが奇妙だ。土の上には指の跡が残っていた。それが事実だとしたら、彼が自分で墓から出てきたことになる。

マラフィがまたニラエンドリルに辛く当たっている。あの2人を遠ざける方法を見つけなければならない。

ラリオンの日記、149日目Ralion’s Journal, Day 149

マラフィが今日、作業員と喧嘩をした。私が仲裁に入ると、彼は森の中に駆け込んでいった。彼は元々興奮しやすい性格だが、最近は我慢がきかなくなっているようだ。

すぐに戻るべきだ。暗くなってきているし森が静かすぎる。人々はこの場所について、ほとんどおとぎ話のような話をするが、夜を迎えてみるとその理由が分かる。

作業員の1人が昨夜、キャンプの近くをフラフラと歩いていたロウィンドルを見たと言っていた。ロウィンドルは死んだ。そんなことがありえるだろうか?酔っ払いの悪夢?ニラエンドリルはそう言っている。私には分からない。

私が幽霊の存在を信じるなど考えてもみなかった。

ラリオンの日記、151日目Ralion’s Journal, Day 151

…探索隊が行方不明になってからおよそ2日が過ぎた。新たな部隊を送ることはできない。マラフィが消えてから、森がいっそう暗くなったような気がする。威嚇されているようにも感じる。

どう説明したらいいのだろう。目の端で影が動く。ニラエンドリルは睡眠が必要だと言っている。よくそんなことが言えた!彼の言っていることは間違ってないかもしれない。だが目を閉じる度に、森にいるマラフィが見える。

明後日サルモールの鉄拳がここに来る。最悪の状況だけど、彼らに行方不明者を捜索してもらうつもりだ。

リガートの日記Rigurt’s Journal

今日

明日にはモーンホールドに着くはずだ。話には何度も聞いてきたが、自分の目で見たことはまだない。とても楽しみだ。仲間も船から降りるのを楽しみにしている。仲間の1人が野生の心臓を加工した肉だと思い込み食べそうになった。欠けてしまったら贈り物にはできなくなるところだった。でも、確かにどんな味がするのか気になる。

今日

到着した!大成功だ!港で大勢の小さなダークエルフの要人に出迎えられ、我々専用に作ってくれたキャンプに連れて行かれた。我々を守るために衛兵まで配備してくれた。すでにこの街が大好きになった。栄光の文化交流が始まるのが楽しみだ!

今日

朝食を取るために地元の宿屋に行こうとしたが、衛兵にキャンプの外に出るなと言われた!何時間も怒鳴ってやった。そのあとチビで馬鹿な記録官がやって来て、書類の整理が終わるまでは外に出られないと言われた。少し怒りを露わにしてしまったかもしれない。「何の書類だ?」そう聞くと慌てて逃げて行った。

今日

あのチビで馬鹿なダークエルフからは何の連絡もない。吟遊詩人フョッキの本を順番に、交代で読むことにした。しかし退屈すぎる。それに栄光の文化交流もまだ終わっていない。今日は悲しいことばかりだ。フョッキの本は良かったが。

レディ・ルラレルの日記Lady Llarel’s Journal

信じられないくらい素敵な洞窟!ここが空のまま使われず、ずっとここにあったなんて信じられない。私の需要にぴったりだと思う。この洞窟があれば、遂にずっと夢見てきた隠れ家が作れる。遂に可哀想な虐待を受けてきた、クワマーとスクリブの安全を守る場所を作れる

父さんは残忍な人で、私は父さんの鉱山でクワマーの虐待や苦しみを見てきた。あの可哀想な生き物を溢れかえる洞窟へ押し込む父さんのやり方は野蛮だった。あの可哀想な体からカトルを収穫するやり方ときたら。今でも可哀想な生き物の泣き叫ぶ声が聞こえる。そう、私はもうそうした残酷さには耐えられない

この洞窟を自由なクワマーでいっぱいにして、平和で安全にスクリブを育てられる安住の場所を作る。クワマーの楽園を作って、世界へ私の遺産を残す

さて、クワマー・クィーンはどこで手に入るかしら?

ロソンドスリンの日記Rothondothrin’s Journal

親愛なる日記、

この退屈な人生にはもううんざりだ。訪れるべき場所を書き連ねて、その場所に少なくとも1年に1つは訪れようと思う。不可能ではないはずだ。

1. スカイウォッチ。まずは簡単な所から。実現可能だ。北と南のビーコンにも行ってもいいかもしれない。ファーストホールドからあまり離れたことがないなんて悲しいことだ。

2. タンゼルウィル。指導者が祈りを捧げる礼拝地の1つだ。歴史的にも文化的にも貴重な場所なのでそれだけの価値があるはずだ。

3. トリナーン。これもアルドマーの統治者のための礼拝地の1つだ。

4. エルデンルート。いつかはどうにかしてここに行ってみたい。ヴァレンウッド全体が目的地だが、どれだけ未開の地だとしてもボズマーの首都も興味深い。

5. デューン。エルデンルートと同様、このカジートの街にも興味をそそられる。エルデンルートに行って戻って来ることができたら、きっとデューンにも行けるはずだ。

6. ファリネスティ。街が姿を消したという噂は聞いたことがあるが、それでもその街が四季を過ごしたというこの場所はすごく興味深い。

これはまだ始まりに過ぎない。行きたい場所が見つかればまた追加しようと思う!同盟戦争が終わることがあれば、思い切ってシロディールやその先にも行くかもしれない。浅黒い肌をした仲間の土地であるモロウウィンドも見てみたいし、特にアルゴニアには行ってみたい。あの土地についての魅惑的な描写は想像を超えている!

ロローグの日記Lorogdu’s Journal

蒔種の月4日

何ヶ月にもおよぶ計画、そしてその絶頂を向かえる今日、我々はショヴリーの財産を略奪するという大成功を収めた。運びきれないほどの盗品を手に入れ、ずっと先延ばしになっていた復讐を完遂したのだ。

最初はこの危険な試みに確信を持っていなかった。オルシニウムの略奪に関わったブレトンやレッドガードの末裔を探し出すという組織的活動。賠償金として彼らの富や命を頂戴する?そう言うと良く聞こえすぎて正確ではないが、今日の成功は、復讐を果たしつつ同時に利益も得られるという証しになっている。

蒔種の月20日

この組織に疑いを持ち始めている。私がここにいるのは主にゴールドのためであって、名声を得るためではない。しかし、2人の指導者には別の目標があるようだ。ショヴリーへの復讐はどちらのクランの功績であるかについてもめているらしい。

ソルズールは、オルシニウムの攻城戦でほとんどが命を落とした高貴なクラン、アグルク・クラン出身である。彼はいつも自分のクランが払った犠牲について話している。自分達こそ名誉を授かるに相応しいと。

もう1人の指導者であるボルザーは前途有望なモークル・クランの出身である。攻城戦で英雄的功績をいくつか残したことで有名な将軍モークルに端を発するクランだ。アグルク・クランが多くの犠牲を払ったのは、そこの戦士達が未熟だったからだとボルザーは言っている。

ボルザーとソルズールは互いに、残りの者達を自分の味方につけようと必死になっている。だが、ここの者達の出身クランは様々なため、1つのクランに名誉を与えるのは間違いだと思う。ほとんどがこのもめ事に関わりたくないと思っている。いっそのこと、彼らに殺し合いをさせた方が状況は良くなるかも知れない…

偉大なるベルナモットの日記Journal of Bernamot the Great

偉大なるベルナモットの冒険が始まった!すぐに有名になる冒険者として、この書物は私の仕事の正式な第一歩となる。何世紀も研究されることは間違いない学問の始まりだ!

この書物を書き始めるにあたって、長く忘れられていた街の秘密を解き明かしていこう。ずっと定命の者たちに見つからずに眠っていた古代の秘密を発見するつもりだ。言い換えれば、誰もが怖がって行かない場所に行き、誰も見つけることができないものを見つけ出す。

私の旅は、ここアバガーラスの古代の街から始まる。父の日記を詳細に調べた結果、時の流れに消えたこの廃墟の街を発見できた。この暗い街を探索する勇気を持っているのは、私だけだ。

まず、目の前にある暗い通路を下っていくことから始める。道はほとんど真っ暗で、空気には埃が満ちているが、古代のアイレイドの建物は信頼できるはずだ。進め、偉大さに向けて!

影の中の太陽の日記のページPage from Sun-in-Shadow’s Journal

間違いない。日に焼けた者が何度か、家の近くに来ている。宿敵の偵察?ララサの死の話が伝わったとか?

注意しなければならない。友達のyour nameに相談しましょう。できるだけ早く。

自分の日記My Journal

蒔種の月4日
ブリークロックは言われた通りに寒い。ここの住人は信用できない。なるべく早く彼らの秘密を盗み出そう。それで温かい森に帰ろう。

蒔種の月5日
必要な情報はあらかた集めた。女王も喜んでくださるだろう。明日出発するつもりだ。凍ったつま先が溶けるのが待ち遠しい。

???
気を失っていた。どれくらいかも分からない。最後に覚えているのは崩落だ。パクトだったのだろうか?見つかったのか?他は全員死んだ。オリエルもだ。彼は戦いで死んだ。彼を放置して腐らせたくはない。

???
崩落以来、魔法を使うと頭痛がする。掘って抜け出すこともできない。どこもかしこも岩ばかりだ。食べ物といえば根っこだけだ。どうしたらいいのだろう?

???
根っこには毒があった。さらに悪いことには、どうやら幻覚を起こす成分が入っているようだ。死んだ友が目の前にいる。アラウェもタラクも、オリエルまでも。私の精神に何が起きているのだ?

氷の日
リスが問題だ。奴らが崩落を引き起こした。奴らは光る石とぐるになっている。

奴らを捕らえてやる。

雪解けの日
アラウェがいた!強欲なリスが彼女を持っていた。彼女は燭台に姿を変えた。

リスはもういなくなって、彼女は戻ってきて私とともにいる。彼女がいなくて寂しかった。集めるものはまだまだたくさんある!

淘汰の日
強欲なリスが友を連れて行こうとした。奴らをつららにしてやった

捨てられた日記discarded Journal

地耀
ようやく仕事を見つけた。モリーが聞いたら喜ぶだろう。家に行って伝える勇気はまだない。まずは胃に何か飲み物を入れたほうがよさそうだ。彼女ならどんなことでも喜んでくれるはずだ。その仕事が例え、ヴァシール・ディダナット鉱山だったとしても。

日耀
この日記をやめることも考えた、だが母さんは、いつも日記が素晴らしい気晴らしになると言っていた。昨夜モリーと大げんかした。彼女は私に例の仕事をしてほしくないのだ。問題は、今の私達の貧しさを彼女が知らないことだ。この2ヶ月の間に、複数の金貸しから金を借りたことを言えないでいる。この仕事が必要だ。だからやるしかない。丸々一週間働く予定だ、寝食も鉱山の中で行う。週末の2日間は休みを取ってモリーのところへ行き、その週の賃金を渡そう。

月耀
初日としては悪くなかった。全部予想していた通りとは行かなかったが。本当の意味での採掘は行わずにすんだ。だがとても疲れた。ボスはどうやらあるシャフトで遺跡のようなものを見つけたようだ。採掘作業は一時延期となり、その遺跡への道を切り開く作業に割り当てられた。つまらない作業と言ったら嘘になるだろう。モリーにも見てもらいたい。本物のトレジャーハンターだ。

火耀
今日は興奮するようなことがたくさん起こった。彼らは遺跡の中で何かを見つけたようだ。自分ではまだ何も見ていないし、彼らもはっきりとしたことは教えてくれない。私達の大半は鉱山に戻され、岩を割る作業に戻った。何が起こっているのか知りたい。

央耀
素晴らしいニュースだ。私を含めた一部の作業員が、何らかの昇進をすることになった。もう岩を割らなくていい。彼らは実験がどうとか言っていた。私のような優れた作業員の助けが必要らしい。ただ、このことは秘密にしておくように言われた。モリーに手紙で教えることもできない。秘密とはそういうものだ。つまり悪い話であるはずがない。今までで最高の仕事だ。

修理屋トビンのクラフトレシピの大型本Tinkerer Tobin’s Big Book of Crafting Recipes

はっ!やっぱりか!

私のクラフト台を金を払わずに使っていただけでなく、この本を盗み見してマスタークラフトの秘密を学べると考えていたんだな

バカめ!クラフトのレシピ本は鍵を掛けて安全な場所にしまってある。のぞき見好きの君の届かないところにな、この盗賊め!

さあ、自分のクラフトレシピを取ってくるんだ!

—修理屋トビン

女司祭アランウェンの日記Journal of Priestess Aranwen

女王の命令で、先人の霊魂を称える儀式の重要な役目を担うことに同意した。先人の多くが好戦的になっているため、儀式は私がよく瞑想を行っている林の中で行うつもりだ。その地域はいつも、コロンウェという孤立した霊魂が単独で占領している。コロンウェはいたずら好きで謎の存在だが、私のことを知っていて、これまではいつでも私がそこにいることを大目にみてくれていた。儀式を行うのに安全な場所であると確信している。

ザルクセスに敬意を示して。

女司祭アランウェン

辛抱強きインドリングの日記The Journal of Indring the Patient

街は帰ってくるだろう。当然だ。私達は長い間待ち続けてきた。とにかく手掛かりが必要だ。何でもいいから何が起こったのか教えてくれ!そしてファリネスティを返してくれ!
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ここにいる信者の希望や祈りは聞き飽きた。彼らは街さえ戻ってくればいいと考えているようにみえる、だがそれだけじゃない。何かあるはずだ。
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今日、魔術師ギルドの一団が近くにキャンプを張った。彼らはテレンジャーというアルトマーに率いられてここを調べに来た。彼は発明家と呼ばれているようだ。彼のことは少し耳にしたことがある。何か見つけられるだろうか。彼らをしっかり観察しなければならない。
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テレンジャーがデイドラの聖堂を発掘した。思ったとおりだ!ファリネスティが戻ってこなかったのはそのせいだ。中に入らなければならない。信者を集めて、テレンジャーと話をすることにした。ようやく街を取り戻すことができる!
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この発明家は間抜けだ!聖堂を開けさせてくれない。街が戻ってこないのはこの聖堂のせいだ。呼ばれているのを感じるんだ。中に何かある。それを解放すれば、ファリネスティは帰ってくるはずだ!

静かな水の日記Still-Water’s Journal

もうこれ以上先延ばしにはできない。ドラシは正しい。内地へ行くべきだ。デシャーンに行って、故郷の沼地に行くのもいいかもしれない。空気中に灰が多すぎる。地平線の彼方で戦争の音が聞こえる。三旗がストンフォールへやってきて、無所属の我々には居場所がない。ここは気に入っていたのに、残念だ。
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シュルドラシと2人で、アッシュランドで軌道に乗ってきている。キノコの裏や火山の火道に、いつだって汚い仕事はある。彼女が名家のダンマーの相手をして、私はアッシュランダーと話す。うまく稼げているし、進みたい方向へ進んでいる。この調子で続けばいい。
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野生の生活も全然悪くない。彼女も問題なさそうだ。ダークエルフを相棒にする日がくるとは思わなかった。だが彼女はちゃんと私に敬意を払ってくれているようだ。シュルドラシは余計な質問をしないし、命令もしない。ただ仕事を遂行する。何時間も無言で過ごす日だってある。そういう意味で、彼女は風のような存在だ。
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ドーレス家のくびきから逃れてから、もう何年も経つ。いまだに古傷が痛む。あの日、私は主にとっての自分の価値、ダークエルフにとっての自分の価値を知らされることとなった。夜になると風の音を聞いて、私をどこかへ連れ去ってくれないかと願った。

逃げ出したその日、短剣を手にした。奴が私を切りつけた短剣だ。生きている限り、それがあの時のことを思い出させてくれる。忘れるわけにはいかない

素敵なコールドハーバー、パート14Famous Coldharbourites, Part 14

キャドウェル卿 著

昔のアバ・ダッレの遺跡は誤解されている怪物、いかれたスソーハの家になっている。

ああ、短気なデイドロスは少し怒りっぽいかも知れない。だから我々は長年の間に1、2回は確実にやり合っている。だが、もしわずかなチャンスがあれば、彼女はとびきり人懐っこくなる。

ちょうど今みたいにだ。

親しみを込めて私の足にかみついているよ。

善きデイドラだ!

素敵なコールドハーバー、パート21Famous Coldharbourites, Part 21

キャドウェル卿 著

ホノルはたまに、ドゥリアツンダーと遊ぶ。あばらをつかんで、ひたすら振るのが大好きなんだ!

ドゥリアツンダーが老人を見て逃げ出すのは、そういう理由からかもしれない…

素敵なコールドハーバー、パート37Famous Coldharbourites, Part 37

キャドウェル卿 著

なんて愉快な仲間なんだ!ノラグハやケガヒハ、ルソリグナーとデイドロスの食料庫でおしゃべりをするのは最高だよ。

でも、お菓子を食べてはいけない。知り合いかも知れないからな。

毒キノコの洞穴の日記Toadstool Hollow Journal

グリゲルダは私の愚かさをののしり、行かないでくれと懇願した。だが、私たちだけでシャドウパスを倒すことは不可能だし、同盟は誰も助けてはくれない。お互いを殺し合うことに忙しくて、小さな街のことなど気にもしていない。

私がやるしかない。同行する最強の戦士たちがいれば、上の方の洞窟の生き物たちの中を通り抜けられるだろう。隠されたカタコンベにたどり着いたら、そこから本当の苦難が始まる。死者が警備をしていて、簡単には通り抜けられない。力づくで通り抜けるしかない。墓地の奥深くのどこかに、遠い昔に死んだ兵士たちを蘇らせる力があるはずだ。

その力への呼びかけ方、どんな犠牲が必要なのかは分かっている。だが私の愛するジャフォラのため、ブルーマ全てのために、やらなくてはならない。毒キノコの洞穴の死者が再び立ち上がり、我らの地を守ってくれる。

番人オルミの日記Keeper Ormi’s Journal

今日、サフーンとフジャロンが祠を訪れた。ジョルン王の戦争に加わるため航海する前に、カイネの加護を乞うたのだ。私の息子達は誇り高く、強く、立派な男に育った。これがフジャロンの初陣となるが、彼は兄弟の戦船に乗るだろう。カイネが彼ら二人を守る。

私達の王と、彼の兄弟との間の戦争は日に日に近くなる。多くの番人達が彼らの子、妻、夫が戦闘で死んでいると知らされ始めた。私は彼らに強くあるよう説いている。カイネが彼らの愛する人達をソブンガルデで守るだろう。辛いことだと分かっているが、信仰を失うべきではない。私達は皆、危険を知っていたはずだ。

* * *
私の息子たちは二人とも死んでしまった。サフーンの船が不意打ちの攻撃に沈んだという知らせを受けた。オークに殺されたのだ。よりによって!なぜカイネはこんなことが起こるのを許すのだろう?なぜ私の息子二人を奪う?彼らは私に残された最後の家族だったのに。それがオークに殺された?なんという不名誉!なぜカイネはこんなことを許すの?なぜ彼女はこんなことを私達にする?

* * *
カイネは偽りだ。彼女は何もしない。私達の祈りは聞き入れられない。私達を受け入れるもう一つのものを見つけた、私達の痛みを感じ、戦争の苦難を知るものだ。私はこれまでデイドラ公と関わったことはなかったが、絶望的な時代は絶望的な手段を必要とする。

彼女は私達が感じている痛みを分かっている。私達はもはや番人ではない。新しい力を信奉する。カイネが私達の子を奪ったように、私達は彼女の子を奪うだろう!偽の女神が血の涙を流さんことを!

亡命者のメモAn Exile’s Notes

噂では…ウルバザールが記憶の石を盗んだそうだ。真相はウルバザールと神のみぞ知る秘密だ。では私達は?私達には物語がある。私達は実のところ、あちこちから来た寄せ集めなのだ。

最年長のバラムは故郷で商売をしていたが、中傷によってその地を追われた。今では地名を口にすることすら拒んでいる。

ナヤはフォアベアーの医者だったが、彼女が診ていた王家の子供が不治の病で死んだせいで故郷を追われた。

サラマスは二流の詩人で、冗談が抜群に上手い。彼のおかげでみんなの雰囲気がよくなっている。しかし彼は時機を考えずに不適切な冗談を言ったため、エバーモアへ向かう私達の仲間に加わることになった。

仲間の数は多い。自分達がどこから来たか、またはどのような経緯でエバーモアに行き着いたのかを語り合い、私達は時を過ごす。私達はある意味家族になったのだ。

しかしウルバザールは家族ではない。彼は怒れる冷血漢だ。私達がここを生きて出ることはないと彼は信じている。しかし彼の口数がいくら少なくても、噂は広まる。ウルバザールは英雄として迎えられるべき偉大な戦士だったが、追放されたという噂が。その復讐として、「記憶の石」と呼ばれる彼の主人が一番大事にしていたものを盗んだという噂が。

だがそれは噂に過ぎない。日の光や肌に触れる朝のそよ風を長らく感じていない者達が生み出した幻想に過ぎないのだ。

エバーモアで私達は「亡命者」と呼ばれている。私達の境遇に関する問題が解決するまで、ここで待つように言われている。しかし彼らは私達を囚人扱いして、扉を閉ざしてしまった。ここから決して出られないという、ウルバザールの言葉は正しいのかも知れない。

北ハートランドの日記Northern Heartlands Journal

項目55

明日は家の裏にある崖に登って日光浴をし、面白い本を読むには絶好の日になりそうだ。

娘の日記A Daughter’s Journal

今朝エニスに会った。とてもおかしな表情を浮かべていた。なんで笑っているのか聞いたら、特別な任務のために市長から選ばれたと言った。金なしで彼が人助けをするなんて見たことがないけど、市長はとても偉大な男だから志願したんだって、ただペチャクチャしゃべってた。

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日が落ちてから衛兵達をまったく見かけなくなった。街の東の街路で野営をしてた物乞い達を捕まえたみたい。彼らは物乞い達を大聖堂まで連れてきた。でもなぜ?確かめたいけど衛兵達は入れてくれない。誰も通さない、市長の命令だって言ってるけど。

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サウスポイントはずっと静か。通りにはほとんど誰も、衛兵達さえも見かけない。嵐の前の静けさのように感じる。皆エルデンルート南のカーニバルへ行ってるのかも知れない。日課が早く終わったら、立ち寄ってみようかしら。

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カーニバルはすごいわ!まだ準備中だけど、構わなかった。虫の訓練士はショーク達を触らせてくれた。サウスポイントの者達をカーニバルや街路で見かけなかったのは奇妙だった。とても遅くに帰宅して、父にすごく怒られると思ったけど、家にいなかった。市長に呼ばれたって母が言っていた。とても心配してるみたい。

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衛兵達が母を引きずっていった!やましいことは何もなくって、ただ市長が話したいだけって父は言うの。何が起きてるのか分からない。

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母は何日も帰ってこなくて、父は市長のご機嫌を取ること以外興味がない。それで父はしかめつらをして、私を無視するの。こんな父は今までに見たことがない。朝までに母が戻らなかったら、エルデンルートまで助けを呼びに行く。

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衛兵達が街中に配置されている。街から誰も出られないようにしている。夕暮れを待って抜け出してみる。

大聖堂からは叫び声が聞こえるわ。母が大丈夫だといいけど。

木の番人の日記Tree-Minder’s Journal

今日、ドゥルーに何かおかしなことが起こった。敵対的になったのだ。だからゲレント・セアヴィルド・スティールウィンドに原因をつきとめる手伝いを頼んだ。聖骨箱に何かされていないか尋ねたが、彼は遺物は大丈夫だと断言した。

ゲレント・セアヴィルド・スティールウィンドと私は、彼らの行動が突然変化した原因を探しに出発しようと思う

略奪者の破れた日記Salvager’s Torn Journal

——到着した。それほどひどい怪我ではないが、全員が喉がかわいてひどく苦しんでいる

看病して元気を取り戻させ、残骸から友人を探す手伝いをすることに同意した

記録5

海岸に打ち上げられているものの多いこと!食べ物やその他の物資は数えきれない。偶然、小さなガラス瓶が詰まった木枠箱を見つけた。何が入っているか分かる者がいるのだろうか?薬だろうか?ジュライリアなら知っているだろう!いつも良い値段をつけてくれる

明日、報酬を持って、新しくできた友達を連れてミストラルに行く。船団からもっと多くの生き残りが見つかるだろうか?誰が分かる?

鍛冶師助手メール 23週間目

157日目
まだ二人はケンカ中だ。母さんとナラスギだよ。一日中会わないようにして、物資を集めてた。小屋に帰るのが怖いよ。今夜は外で寝ることにしよう。熊に食われないといいんだが。—アクセル

158日目
熊には食われなかったよ。俺だ、アクセルだ。家にはまだ帰ってない。森の中のほうが安全な気がする。物資はたくさん見つけたよ。—アクセル

159日目
今日、家に帰った。母さんはまた口をきいてくれなくなったが、俺に怒っていると言うために口をきいた。そして何も言わなくなったよ。よかった。物資は用意してある。—アクセル

160日目
あんたは俺の日常に興味はない、とナラスギは言う。そんなはずはない、だってあんたは友達だもの。これからも色々伝えるつもりだけど、ナラスギには言わない。あんたも彼女には言わないでくれ。—アクセル

161日目
鍛冶屋ってあぶない仕事か?ナラスギは俺の仕事はあぶなすぎるって言うんだ。結婚したら、もっと安全な仕事をしてほしいそうだ。でも俺はこの仕事が好き。今日はいい物資が見つかったぞ。—アクセル

162日目
ナラスギと初めてケンカした、あんたのことでだ。俺はあんたのために働き続けたいが、彼女は続けてほしくない。そのことを一日中話した。時々大声で。今は口をきいてくれない。—アクセル

163日目
アクセルだ。ナラスギと俺は、また口をきくようになった。ナラスギはすぐに結婚したいと言う。母さんは待つべきだと言う。また横になって考えよう、あまり頭が痛くならないといいんだが。

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