調理師助手メール 14週間目

92日目
調理用素材をお送りしておきます。なぜなのかは分からないのですが、私はどうもおしゃべりな旅仲間を引き寄せる傾向があるみたいです。そういう時はいつも、相手が早く話を終わらせて、私からもっと良い話をさせてくれないかな、と歯がゆい思いをしています。

93日目
あなた宛ての調理用素材を送るために街に入ったのですが、街中では多くの政治家を見かけました。シロディールにおける戦争の影響でしょうか?ちなみに政治家を判別するのは簡単です。本来彼らの顔があるべき場所に何もないのが特徴なんです。

94日目
あなたの為にさらに良い品質の物を集められるように、希少なハーブに関する本を買ってみました。本の内容はかなり技術的です。これまでは希少なハーブについてはよくわからず混乱していましたが、この本を読んだおかげでさらに高い次元で混乱するようになりました。

95日目
物品をお送りします。このような単純なものから美味しい料理を創り出せるあなたの腕には驚いてしまいます。私にとって、料理は錬金術と同じくらい謎に満ちているんです。子供の頃にあまり良い物を食べなかったせいでしょうか。私の母の得意技は焦がす事だったので。

96日目
最近気づいたのですが、あなたの為に色んな物を集めるのは大体半日ぐらいで終わるんです。つまり一日の半分しか働いておらず、すなわち一日の一部は雇用されていないわけです。私が夕方までには酔っ払ってる理由もこれですね。ちなみに今がちょうど夕方ですね。お気付きでしたか?

97日目
調理素材を同梱しておきます。ところで、ワインを使った料理はされたことはありますか?あれは中々良いものです。中には食べ物を入れる人もいると聞きます。

98日目
少し前に寝床を共にしたヘルガにまた出会い、また一晩一緒に過ごしました。彼女がブーツであったなら、きっと履き古すまで使った事でしょう。ただ公共の場では履かなかったでしょうけど。

99日目
騎乗動物を買えたら良いなと思います。馬に乗って旅する一番の利点は、他の人の馬が残していったものに誤って踏み込む危険が無くなる事なんでしょうね。

100日目
あなたに送る調理素材を同梱しておきました。お役に立つと良いのですが。

付呪師助手メール 10週間目

64日目
栄えある雇い主殿、我が兄弟に裏切られ邪魔をされようとも、積み荷を用意することができた。あの野郎は前回、私が集めた素材を盗んだのだ。そこでこのならず者に決闘を挑むこととなった。あなたへの素材集めを行う者は一人で十分なのだ。今は手元の素材をお使いいただき、今後も私が提供できることに期待してほしい。

65日目
ひとつ喜ばしい報告がある。私とエズダブの不和を解決することができた。我々は最も高いと思われる砂丘の上で決闘を始めた。我々の剣の打ち合いで火花が飛び、エズダブは私の剣撃に屈することなく反撃し、そして最後に我々二人の剣はバラバラに砕けてしまった。血は一滴も流れず、それを見た私達は互いの手を握り合ったのだ。

66日目
我が友よ、これら素材があなたに益ならん事を祈る。今まで送った物を有効に利用できているだろうか。付呪の力は決して侮ってはならない!相手を倒す方法が10あるというのなら、私は戦いの流れを変える20の付呪を教えよう!

67日目
栄えある雇い主殿、これまた新たな積み荷をお送りする。最近私は普通の冒険者よりも、剣を取り替える回数が多いのではと思い始めるようになった。兄弟のエズダブが言うには、私の使い方が悪いと言う。確かに扉のつっかい棒代わりや、木を切り倒したり、また髭剃りにも使っている。だがエズダブだって、ドワーフ達がハンマーを大陸の反対側まで投げたと信じるような男だ。あいつの指摘が正しいとも思えない。

68日目
良質な剣の優雅な見た目に敵う武器は少ない。そして剣のなかでも、レッドガードの三日月刀はその代表格である。そのような武器をさらに改良するには、付呪を行う他ない。ぜひ試してみて欲しい。剣聖の霊剣が存在していたとは思わないが、燃える三日月刀は間違いなく存在する。なぜなら今朝作り出したばかりだからだ。

69日目
これら素材があなたの益ならんことを!砥ぐに値しない剣など存在しない。私は今日、ドワーフコンストラクトの歯車の中に三日月刀を突っ込んでそれを失ってしまった。だが後悔はしていない。名工に作られた剣も替えはある。それに危険なドワーフの機械にもレッドガードの剣が有効だった、というのは運が良かった!

70日目
ハグレイヴンは危険な相手だが、私も兄弟のエズダブも奴らの眉間を剣の柄で打ち、奴らを混乱させる方法に慣れてきた。奴らも焦点を合わせられない状態では、洞窟内を炎で包むこともできないし、そちらの方がよっぽど倒しやすい。これら素材があなたの益にならんことを!

無法者 スタイル

クラフトモチーフ24
Outlaw Style

ホーリンズ・スタンド盗賊ギルド、赤きコブラ 著

我々無法者はあまり組織されていない一方で、相手がどこの者かに関わらず、独自の方法で互いを認識している。3つの刃を持つ短剣のようなシンボル、あるいは暗号、例えば… いや、この本には書き記さないでおこう。しかし、我々は犯罪行為を生業にしている点が共通していて、武器や鎧のスタイルは似通っている。

ブーツ

鎧で身を固める時でさえ、無法者は静かに歩けることを好む。そのため、ブーツや靴はしなやかで靴底が柔らかい。それと、十分に油をなじませてある。我々にとって、靴が音を立てるのは命取りだ!

ベルト

姿を見られたくない仕事の最中、装備が急に緩んで何かにぶつかり、物音を立てることほどまずい事態はない。こうした理由で、無法者はしっかりと固定できる頑丈な二重ベルトを身に着けることが多い。

顔の特徴を隠すフードは無法者に特有の頭防具で、革などで耐久性を高めていることが多い。目は隠れないため、仕事中は常に周囲を警戒しておける。用心に越したことはない。

脚当て

もう一度言おう。無法者の鎧に欠かせないのは動きやすさに他ならない。そのため、無法者のグリーヴは大部分が紐とフラップのみで作られている。ただし、戦闘中の保護としてだけでなく、狭い場所を這って進みやすくする目的で、固い膝当てを装着することも多い。

シンプルで実用的な武器を好むのと同じく、無法者は弓をこよなく愛し、格別な手入れと装飾を惜しまない。結局、本格的な衝突を避けながら敵を始末できる武器こそが理想的なのだ。

胸当て

隠密行動が優先され、物音を立てるのは問題外である場合には、丈夫で柔軟性に富んだ素材を幾層にも重ねて鎧を作成する。金属片やプレートは革の保護材で覆い、全ての結合部に消音処理が施されるため、素早く動く際も鎧が音を立てることはない。

短剣と同様、無法者の剣は真っ直ぐかつ簡素で、刃の両側にエッジがあることが多い。剣で戦わざるを得ない状況は最悪だ。仕事はさっさと済ませ、逃げて生き延びた方がいい。少なくとも、隠れ家に持ち帰る良いネタ話ぐらいにはなる。

肩防具

無法者のポールドロンは多重構造で耐久性に優れながらも、肩にフィットした形状をしている。派手に広がったショルダーカップを身に着けて、狭い場所で引っかかりたくはないだろう。

手袋

指が大切な商売道具なら、上質な子山羊の革に通すことで細かい作業も難なくこなせる。さらに手の甲は固い素材で保護できており、罠や見張りの攻撃から身を守る役割も果たす。

無法者にとって、盾を構えなければいけない状況は仕事が最悪の事態に向かっていることを意味する。しかし、そういう時に見張りや見回りの攻撃をはね返せる、周囲を鋼鉄で補強した頑丈な盾があれば助かるものだ。通常、表面には三本刃の短剣の模様が施されている。盾を構える状況ともなれば、素性はとっくにばれているに違いない。

戦いで世の中が混乱に陥れば、呪文を操る者でさえ無法者の生活に身を落とすことがある。そうした者が持つ魔法の杖の先端には、抵抗を象徴する三本刃の短剣が象られている。また、尖った杖の先端は番犬の接近を食い止める際にも重宝する。

戦棍

無法者は打撃武器として槌を使用することが多い。これは近接武器としての用途以外にも役立つからである。どこかに無理やり侵入する際、あるいは扉を杭で固定して追跡をかわす際も、槌は無法者にとって最良の相棒となる。

短剣

刃は簡素かつ真っ直ぐで、両側にエッジがあればいい。誰かの背中に手の長さほどの刃を突き刺すなら、真っ直ぐな短剣が良い。我が短剣には「肝臓えぐり」という名を付けている。

可能な限り、我々のような無法者は武器を予備的な道具として持つことが望ましい。なぜなら武器を使わざるを得ない状況とは、既に仕事でヘマをしたことを意味するからだ。我々が持つ斧はどれも刃の下側がフック状になっており、必要に応じてピッケルや四爪錨のように使用できる。高い場所への移動に役立つのだ!

ドラウグル スタイル

クラフトモチーフ38
Draugr Style

トレジャーハンターのナルシス・ドレン 著

ドラウグルの扮装をしたい?それはまったく合理的な考えだ!私もやったことがある。何度もな!以下の指示に従えば、ドラゴンプリーストの母でさえ本物と見分けがつかないほど、ドラウグルそっくりの装備が手に入るだろう!何と言っても、古代のノルドの墓から私のように遺物を回収したいのなら、あそこに住んでいるような格好をしたほうが、理論的にはずっと簡単になるはずだ!

まあ、理論的にはだが。

ブーツ

ノルドのブーツを1足用意する。簡素で分厚く丈夫なやつだ。それを暖炉か炉の隣で1ヶ月放置し、毎日1、2回水を吹きかける。金属に錆が浮き、革がひび割れて剥がれてきたら完成だ。

ベルト

ドラウグルは皆、厚い革製の、大きくて幅広いノルドのベルトを身に着けている。大きな円形の金属製バックルが付いているが、これは錆びついていたほうがいい。鋲や縁取り、ベルトから垂れ下がるタセットも同様だ。割れ目には残らず墓の土を塗り込んでおけ。

ただの兜ではなく、頭全体を覆うノルドのフルヘルムを手に入れろ。大きな角が付いていれば理想的だ。ここでケチってはいけない。角付き兜は古典的なドラウグルのシルエットを出すためにとても重要だ。鉈で革の部分に傷を付け、金属を槌でガンガン叩き、表面のあらゆるところに錆と墓の土を塗り込め。

脚当て

ノルドデザインの標準的グリーヴを1足用意して始める。肥やしの山に2週間埋め込んで「ドラウグル化」させる。のみで刻みつけて本物らしさを加えてもいいが、肥やしの工程が終わったら、誰も近くまで寄って見ようとはしないだろう。

1000年も墓で腐っていたにもかかわらず、ドラウグルの弓がどうやって柔軟性と機能を保っているのかは私にとっても謎だ。しかし問題なく使える。それは私の矢傷が証明している。とはいえ、「新品」のドラウグルの弓を引いた時2つに折れてしまうのが嫌だったら、新鮮な素材を使うことを勧める。適当に古く見えるようにして、地下墓地から引っ張り出してきたようなカビ臭い感じにすればいい。

胸当て

肌の露出が多いノルドの胸当てを1着用意する。「俺は強いので寒くても気にしない」という感じのやつだ。それを風雨に晒せ。革を日干しにして鋼鉄には錆を浮かせ、毛皮からは毛を引っこ抜け。そして最後にのみを使い、表面に全て傷を付けておく。これで由緒正しいドラウグルの胸当ての出来上がりだ!

古代のノルドは一撃必殺の大きくて重い剣を好んだ。だから軽く決闘向きのものは、ドラウグルスタイルの剣の場合避けた方がいい。それから刻み目や欠けがどれだけあろうと、刃は鋭利にしておくべきだ。

肩防具

伝統的なノルドの盾形ポールドロンを手に入れ、召使の荷馬車の外輪に1週間縛りつけておく。召使は荷馬車の揺れが耐えられないほど酷いと文句を言うかもしれないが、その場合はナルシス・ドレンの助言に従っているのだと言っておけ。そうすれば黙るだろう!

手袋

前腕下部をしっかり保護してくれる、中級のノルドの篭手を手に入れる。その後篭手を紐に結びつけて騎乗動物で数週間引きずれば、ドラウグル化できる。

古代のノルドは大型の盾を持っていた。奴らのレブナントも同様だ。使うのは現代の樫と鋼だが、ドラウグルの盾には古い模様を入れろ。それから重い斧で前面と縁に刻み目を入れ、百戦練磨の見た目にする。私はこのために重い木こりの道具を使った。繊細な細工なんて無意味だ!

ドラウグルのレブナントは「巧妙な技」を学んでおり、陽気な回復魔法や光の魔法をあまり唱えない。だから本物らしくするため、ドラウグルの杖は暗く不吉な見た目にしろ。私の経験から言えば、乾いた血痕を先端と柄につけておけば間違いはない。

戦棍

ドラウグルの棍棒は古くて脆そうに見えるかもしれないが、保証してもいい。あれは強くて硬く、油断すれば一瞬で頭蓋骨をかち割られる。ドラウグルの戦槌は埃と錆と蜘蛛の巣の覆いの中身を、丈夫な素材で作るべきだ。

短剣

ドラウグルの短剣はなぜこんなに不気味な見た目をしているんだ?だって、単なる古代ノルドの戦闘用ナイフじゃないか。アンデッドの戦士と一緒に1000年間埋まってただけだ。同じ見た目の短剣が欲しければ、錆と蜘蛛の巣を付けておけば間違いはないだろう。

ドラウグルスタイルの武器には3つの特徴がある。デザインは古いノルドのもので、通常は高級かつ高品質。さらに何世紀も墓の中に入っていたように見える。ドラウグルの斧は、この3つの特徴を全て示している。

木工師助手メール 10週間目

64日目
パクルーティは囁きの牙の達人で、コレクターもその手下も怖くなかったが、必要もないのに戦う気はない。やむを得ず傷つけるのが嫌なのだ。だから今日は農民に金を払って荷馬車に乗せてもらい、毛布で身を隠した。暑くてたまらない。

65日目
パクルーティは今日、コレクターの手下に追い詰められた。囁きの牙を使うはめにはならずに済んだが、彼らはこう言った。彼らに連行される前に、最後の材料の積み荷を送る機会をやると。パクルーティは彼らがタイミングよく来てくれることを願っている。

66日目
パクルーティはついにコレクターに会った。いとこのハダリットと瓜二つのその姿に、パクルーティの目は驚きの色を浮かべた。それもそのはず、彼はパクルーティのいとこだった!すべては許され、手と手を取り合ったが、借金を返せと食いさがられた。一族のあいだで借金は関係ないと言い返したが、通りでけんかになったあげく、ゴールドをすべて奪われた。

67日目
パクルーティは自分がかなり賢いカジートだと思っていたが、テンマー・フォレストのムーンシュガーを作ったような、悟りを開いた者ほどではない。材料集めは大の得意だが、それらがお前に役立つことを願っている。

68日目
カジートの多くにとって、ムーンシュガーは宗教的シンボルで、神に近づけるおいしい手段でもある。だが、パクルーティは純粋にムーンシュガーが好きだ。四六時中食べ、その行為はこの者にとって特別な宗教のようなものだ。心配しないでいい。相変わらず、材料集めを優先順位の上位に置いている。ほこりさえ拭けば、ハエを引き寄せることもないのだ。

69日目
パクルーティは自らが典型的な材料コレクターだと自覚しているが、その称号を争っているレッドガードの兄弟のことを耳にしていた。彼らは付呪の材料を専門としていると聞いているが、パクルーティは、このたぐいまれなコレクション術があれば、別の分野でも成功できると感じていた。とにかく、その兄弟を見つけ出しさえすればいい。

70日目
パクルーティは今日、運試しのゲームで二倍運が良き者というカジートに勝った。彼女は負け慣れていないらしく、この1ゲームの結果に通常の2倍怒ってるように見えた!そのことを彼女に伝えようとすると、嫌がっていたようだった。この者はただ雑談をしたかっただけなのだが、彼女はパクルーティを敷物にしようとした。ナイフを使って。

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