ドーレス家 | The Elder Scrolls Online 外部蔵書庫

ストンフォールの伝承

Stonefalls Lore

エボンハート・パクトへの案内Guide to the Ebonheart Pact

エボンハート・パクトはモロウウィンド、スカイリム、ブラック・マーシュまでの広範囲に広がる各国に結ばれた予想外の同盟で、ダークエルフ、ノルド、自由アルゴニアンが共同防衛のためにまとまったものである。同盟国の大きさと距離のおかげで、パクトは内部の反目や不協和音とは比較的無縁な状態にある。ノルドとダークエルフには自国内で取り組むべき案件が非常に多く、お互い相手に干渉する時間がほとんどない。

エボンハート・パクトが生まれたのは第二紀572年、タムリエル北部への第二次アカヴィリ侵攻に対応するためだった。ノルド、ダークエルフ、自由アルゴニアンは、タムリエルの残りの地域を虐殺と隷属から救うために力を結集した。戦時中に結ばれたこの同盟は、大陸に急に登場した新興勢力となった。最初はダークエルフが昔からの宿敵および以前の奴隷との同盟を維持できると信じた者は少なかったが、色々なことがあった十年が過ぎたのちも、パクトは強力で無傷のままだった。

パクトは「グレートムート」が支配する。各国の種族代表が平等に扱われるこの評議会は、短期と大声で知られるだけでなく、相互の尊重と、どんなことがあろうとパクトを維持しようという驚くべき意志でも有名だ。平等でなければ、ノルドとダークエルフの誇りを満たし、以前は奴隷にされていたアルゴニアンの傷を癒すことができない。

不可欠、というより同盟の最も重要な一部であろうモロウウィンドのダークエルフは、よそよそしく誇り高く、そして非常に奇妙である。彼らは懸命に「劣等の」同盟国への軽蔑を隠そうとするが、現在の危機で競合する他同盟を寄せつけないためには、ノルドの強い武力とアルゴニアンの策略に富んだ機知が必要なのだ。ダークエルフは天才的な器用さと深い経験を武器にして、パクトに不可欠な反応と即応能力を提供している。アルドメリ¥ドミニオンにもダガーフォール・カバナントにもこれほどの力はない。パクトは優秀な戦士と妖術師を配置している。そして他の種族には匹敵するもののない財産がある。3人の生き神、アルマレクシア、ヴィベク、ソーサ・シルがその中にいることだ。

スカイリム東部のノルドは恐れを知らず攻撃的で、勤勉かつ進取の気性に富む。彼らは戦争に秀で、交易で栄え、探検家、開拓者として他に並ぶ者はいない。力強く、頑固で、たくましい彼らには戦いで問題解決を図る習慣がある。ノルドは陽気に戦闘になだれこみ、その獰猛さは敵を恐れ震撼させる。彼らはそれを認め、エボンハート・パクトのための突撃隊という役割を楽しんでさえいる。ノルドは率直で企むところがない。そのためグレートムートの会議では単純な解決法を支持するが、悪賢いアルゴニアンや抜け目のないダークエルフに投票で負けることもよくある。しかし戦場において彼らに勝る者はいない。パクトの将軍はノルドであることが多く、戦場の戦士のほとんどもまたノルドである。ノルドにはこだわりがない。これは戦利品を最初に獲得するという意味でもある。

アカヴィリに対して決然と武力介入したことにより、ブラック・マーシュのアルゴニアンはダークエルフの奴隷状態から自由を獲得し、その教訓から彼らはパクトの重要な一員となった。控え目かつ異質な彼らの無表情と抑揚のない話し方は他の種族に真の動機を理解させづらくしている。それでも彼らには冷静な知性がある。信頼するのは遅く、理解するのは難しいが、生得の敏捷性のおかげで、彼らは魔法も隠密活動も武器も同じように軽々と操ってみせる。長年国境を防衛してきたため、戦争において、より強力で昔ながらの組織化された軍隊に対しての専門家である。陸でも水中でも同じようにやすやすと動ける彼らは、パクト軍のために偵察隊、前衛隊の役割を果たしている。アルゴニアンの文化の他の側面は部外者にほとんど理解不能で、そこには彼らの社会的階級や集団意思決定も含まれる。彼らの代表が説明なしに奇妙な提案をすることがあるが、同盟国は彼らのやることにすべて必ず理由があることを学んだ。

今日、スカルド王の若きジョルンがムートの実質的上級王になっているが、必ずしも同盟全体の支持を得ているわけではない。パクトの一員として同盟を維持し結束させるために奮闘しながらも、各国は各々内部の脅威にも対応しなければならない。野戦でドミニオンやカバナントと対面する前に、未解決のこうした脅威のために自滅する可能性もある。

スカイリムのノルドNords of Skyrim

我が民、我が誇り

フロスムンド・ウルフハート 著

尊敬すべき読者よ。私はフロスムンド・ウルフハート、ノルド人だ。しかし何より重要なのは、私がスカイリムで育ったノルドである点だ。

本書は、タムリエルの人々に、知られるべき我が民について知ってもらい、この地方の真の姿、すなわち争う余地のないその美しさと文化の地である事を理解してほしいという切なる願いをもって書いている。

よく知られている点のいくつかは、間違いなく真実だ。身体的にも、ノルド人は印象的で人目を引く。身長が高く、骨は強く、筋肉は太い。髪は金髪で、先祖からの伝統に則って編んでいる。スカイリムは毛皮となる生物の宝庫であり、そのような有効な資源を利用しないのはもったいないので、我々はよく毛皮を身にまとっている。

ここまで読んだところで、私の言葉の強さと、北方の「野蛮人」としての教養に驚いただろう。そう、多くのノルド人は読み書きができる。子供の頃、父が書き方を教えてくれたのだ。その父も、またその父もそうだった。

スカイリムの子供達がたしなむのは、言語技術だけではない。私たちは職人でもあり、彫刻家が陶器を作るように、我々は代々、鋼の扱いを学んできた。

実際にハイロックとシロディールから来た旅人が、スカイフォージの火で鍛造され、グレイ・メーン家の神業ともいえる職人の手によって危険なまでに美しく磨き上げられた剣を見て、信じられないという様子で嘆くのを私は見た。

だがそんなことが可能なのか、と諸君らは疑問に思うかもしれない。雪と泥に覆われた地から出たことのない者たちに、そのような偉業を成し遂げることができるのだろうか?もう一度言うが、そうした地域的な偏見は真実を曇らせる。

スカイリムの街は、どれもノルドの創意力と職人芸の証だ。主要都市は以下のとおりである。ソリチュード—上級王の王座があるスカイリムの首都。ウィンドヘルム—古く名誉ある雪中の宝石。マルカルス—遥か昔から存在する、岩盤を削って造られた町。リフテン—秋の森の金色の影に位置し、極上の魚とハチミツ酒を生み出す街。そしてホワイトラン—ジョルバスクルを囲むように造られ、高貴なる同胞団や人々から崇拝されるスカイフォージの故郷。

尊敬すべき読者よ、以上が全体像だ。我々ノルドは諸君らの想像通りであり、また、それ以上でもある。

しかし、本書を真実への唯一の入口と捉えないでほしい。馬車または船を予約して、北方へ旅をしてみるといい。スカイリムを自分の目で確かめてみるのだ。神が最初に世界を形作ってから変わらぬスカイリムの姿を、ノルド人と同じ目線で見てもらいたい。

ダンマーの名家の格言Mottos of the Dunmeri Great Houses

ヴィリン・ジリス 著

息子よ、簡単な事実さえ覚えられないお前の無能さのせいで、ことあるごとに我が一族は恥をかく。これはヴァーデンフェルの名家に語り継がれる言葉と、各家が守護者として祀っている聖人たちをお前に伝えるための記録であり、もしお前がまた、我が家の取引相手であるフラール家とドーレス家の商人貴族たちを混同するようなことがあれば、今度こそお前を勘当する。これは改めて言う、お前への最後通告だ。

レドラン家:「レドランは戦士であり、その務めは第1にトリビュナルに、第2にレドラン家に、第3に家族と一族に対し果たされるものである」

—レドラン家の守護聖人は指揮官、聖ネレヴァルである。

インドリル家:「正義は眠らない。インドリルが命じ、聖堂が裁きを下す」

—インドリル家の守護聖人は公正なる聖オルムスである。

フラール家:「公正かつ自由な取引が三大神を称える」

—フラール家の守護聖人は巡礼者、聖ヴェロスである。

ドーレス家:「無知蒙昧の民に文化と真実を広めよ。これが我らの責任であり義務である」

—ドーレス家の守護聖人は、敬虔なる聖ロシスである。

テルヴァンニ家:「力強い意志を表現することが、真の栄誉を先人に与える」

—テルヴァンニ家の守護聖人は殉教者、聖ヴォリスである。

第6の名家、影の家、ダゴス家に伝わる格言が欠けているのにはきっと気づいていないだろう。これはあの家がレッドマウンテンの戦いで滅ぼされ、断絶したからである。そののち残った名家がトリビュナルに捧げる聖堂を建立した。もしダゴス家のことを気族仲間の前で口にしたら、私はお前を勘当する。

気付いただろうが私はここまでで2度、お前を勘当すると警告している。これは私がメファーラやヴィベク卿ほど冷酷ではないということだ。私の心は弱く、お前を家族から簡単に取り除けずにいる。

この文章を肌身離さず身に付けていなさい。そしてこの家訓を見ては我が身の行いを正し、貴族の立場に恥じることのないように。お前の愚かさで我が一族を汚すことのないように。2度とお前を人前で大ばか者と呼ばずにすむことを願っている。

私たちの中のアルゴニアンArgonians Among Us

シル・ロスリル 著

アルゴニアンは鱗に覆われ、知性に劣り、我々の日常生活の一部となっている。モロウウィンドとその周辺地域では、どの都市、どの街にもその姿が見られる。我々の食事を運び、子供たちに服を着せてくれる…しかし実際のところ彼らは何者なのだろう。

アルゴニアンは元々ブラック・マーシュとして知られる地域の出身だ。じめじめとした陰鬱な土地で、沼気を発し、虫がうじゃうじゃといる。その生まれ故郷でアルゴニアンは悪臭を放つ水溜りに住み、原始的な部族の神を信仰している。彼らの民間魔術と単純な部族の軍隊は、人間や勇敢なエルフに対してきちんと防御できたことはなかった。

沼地はシロディール軍により第一紀2811年に初めて制圧された。この残虐で気まぐれな人間たちは、人間の山賊王の支配を終わらせるためだけにその地域に侵入したのだった。籠手をつけた手の文明がアルゴニアンの元に入ってからは、彼らの故郷は主に流刑囚の土地の役目を果たした。無思慮で野蛮なシロディール人は無情にも最も暴力的で不安定な犯罪者たちを沼地に放った。

ほぼ600年前、この鱗のある召使の種族の生活にダークエルフが介入した。第二紀の黎明期に我々は本格的にアルゴニアンと共に働き始めた。部族全体がヴァーデンフェル、ストンフォール、デシャーンの安全で乾いた気候の土地に移住した。我々は彼らのかなり恥ずかしい外見を隠すために衣類を作り、世界に送りこんだ。彼らが新しい環境で学び仕えるためだ。我々の気前のよい行為に対して、アルゴニアンには見返りをほとんど求めなかった!それでもあの悪臭放つ地の住民全員が本当に感謝しているわけではない。

事実、我々の時代の密接な協力関係は数年前に終わりを告げた。ナハテン風邪の名で知られる恐ろしい病気が沼地の奥深くの瘴気から生まれ、地域一帯に広がった。アルゴニアンの呪術師の手による産物と噂された病は、爬虫類を先祖に持つ者以外を襲い、数えきれないほどの犠牲者を出した。最も悲劇的だったのは、他の種族がアルゴニアンを疫病を広めた者として恐れるようになったことだ。我々がアルゴニアンを発見の旅に送りこもうとするたびに、拒絶されてしまった。

現在、もちろんアルゴニアンはエボンハート・パクトにおいて共に立ち並んでいる。かつては単なる召使だったが、今はこの単純な爬虫類の評価が高まった。彼らは我々の軍事同盟において強力で誇り高い貢献者であり、家庭においては家族の面倒もよく見てくれる。

私たちの中のアルゴニアンは、生活を豊かにしてくれる存在だ。

先人とダンマー(要約)Ancestors and the Dunmer (Abridged)

彼らと共に歩む亡霊

ダンマーの死者の魂は、他の種族でも皆そうかもしれないが、死後も生き続ける。亡くなった先人達の知識や力はダンマーの家に恩恵をもたらす。生きている家族と先人を繋ぐものは血や儀式、そして意志である。結婚したことで新たにその家族に加わった者は、儀式と家に対する誓いを行うことによって家の先人と交流を図り、恩恵を受けられるようになる。とはいえ、結婚して家に加わった者は純潔の者と比べると先人との繋がりは薄く、自分自身の先人との繋がりも保ち続ける。

家の祠

それぞれの家にはその家の祠がある。貧しい家では、家族の遺品が置かれて崇拝するだけのただの暖炉棚程度の物かもしれない。裕福な家では、先人専用の部屋が用意されている。この祠は待機の扉と呼ばれ、オブリビオンへの扉を表している。

ここで家族の者は捧げものや祈り、責務の誓い、家族にあった出来事の報告を通して先人達に敬意を払うのである。その見返りとして家族は先人達から情報をもらったり、指導を受けたり、祝福を与えてもらう。このため、先人達は家、特に待機の扉との境界線における守護者なのである。

定命者の戦慄

霊魂は定命者の世界を訪れることを好まず、訪れるのは義務感や責任感によるものでしかない。向こうの世界の方が楽しく、少なくとも冷たくて厳しい、痛みと喪失感に溢れた現実世界より居心地が良いと魂は言う。

狂った霊魂

自分達の意思に反して我々の世界に留まることを余儀なくされた霊魂は、狂った霊魂や亡霊となる可能性がある。死ぬ際の状況が悲惨だったという理由や、人物や場所、物にとても強い感情的な結び付きがあるために留まっている魂もいる。これらを呪縛霊と呼ぶ。

ウィザードが魂を魔法のアイテムに縛りつける場合もある。もしそれが本人の望むものでなければ、その霊魂は狂ってしまう。望んでいた者の場合、正気を保てるか保てないかは、霊魂の強さと付呪師の知識次第である。

他にも、自分達の意思に反して家族の祠を守るために縛りつけられている魂もいる。この苦しい宿命は生きている間、家族にきちんと役目を果たさなかった者に待ち受けている。忠実で立派だった先人の魂は、言うことを聞かない魂を縛り付けるのに手を貸してくれることも多い。

こうした霊魂は通常狂ってしまい、恐ろしい守護者となる。儀式によって彼らは一族の者に害を与えないようになっているが、だからといって彼らの悪戯や気難しい態度を軽減させることはできない。彼らは侵入者にとって非常に危険な存在である。しかし侵入者が霊魂の怒りを見抜き、その霊魂の家に対する怒りをうまくかきたてることができたら、その怒った魂を操ることができてしまう。

オブリビオン

オブリビオンの存在はあらゆるタムリエル文化で認識されているものの、その別世界の性質については様々な説がある。皆が同意しているのはエドラとデイドラが住んでいる場所であり、この世界とオブリビオンは魔法と儀式を通じて交流や行き来ができるということくらいである。

ダンマーはこの世界とオブリビオンの違いについてタムリエルの人間文化ほどは重要視していない。彼らは我々の世界ともう一方の世界を違う性質を持った明確な境界で分割された別々の世界と考えるのではなく、双方を行き来することのできるいくつもの道で繋がった1つの世界として捉えている。この哲学的な視点があるからこそ、エルフは魔法やその実践に高い親和性を持っているのかもしれない。

他の種族から見たダンメリの先人崇拝と霊魂の魔法

アルトメリとボスメリ文化にも先祖を敬う風習があるが、こちらの世界から別の世界に通じる秩序だった幸福な道を大事にするだけである。ウッドエルフとハイエルフは我々の世界に霊魂を引き止めようとすることは残酷かつ自然に反することだと信じているのだ。さらに彼らにとってゴーストフェンスやアッシュピットに先祖の死体の一部を使用することは、奇怪かつ不快な行為と言える。例えば、家族の祠に指節骨を飾っておくことはボズマー(死体を食す種族)にとって冒とく的な行為であり、アルトマー(死者の灰を埋める種族)にとっては野蛮なことなのだ。

タムリエルの人間はダークエルフを教養はあるがオークやアルゴニアンと同じ邪悪な存在と見なしているため、彼らとその文化については無知で、恐れる傾向がある。タムリエルの人間は、ダンマーの先人崇拝と霊魂の魔法は死霊術と関連があると考えている。実際、このダークエルフと死霊術との関連性は、タムリエル中に広まっているダンマーにまつわる黒い噂と少なからず関係しているだろう。しかし、認められた種族以外の儀式で死霊術を行うことはダンマーが最も忌み嫌う行為であるため、これは無知による誤解と言える。

ダークエルフはどんなダークエルフにも、またどんなエルフの死体にも死霊術の魔法を施そうなどとは絶対に思わない。しかし彼らは人間やオークといった種族は動物と大差ないと考えている。そのような種族の死体、または動物や鳥や昆虫の死骸に対する死霊術は禁じていない。

闘争家の兄弟The Brothers of Strife

ニリ・オマヴェル 著

アッシュランドのエルフたちは無敵だと、私の仲間の学者たちに信じこませられただろうか。彼らはレッドマウンテンやその他の勝利、例えばドゥエマーに対する激戦を証拠として挙げる。しかし遠い昔、我らが民はスカイリムの山腹のように広がっていた。その遠い昔、我々はぎりぎりのところまで追いこまれた。

レッドマウンテンの前の時代、我々はチャイマーと呼ばれていた。我々は内海のほとりで何とか食いつなぐエルフの一種族に過ぎなかった。

それからネードがやってきた。今日のノルドは同盟だが、ネードは闇の性質を持つ敵だった。彼らは我々の土地だけを狙い、征服し、略奪した。我々は外交の手を差し伸べたが、撥ねつけられた。移動する集団においてはどんなエルフも格好の的だった。男も女も子供も。

当時の最も偉大な将軍は兄弟だった。バルレスとサダルは敵軍に対する意気盛んな戦士を率いた。最初は敵をアッシュから追い払おうという試みだった。戦争が続くにつれて、彼らの行動は純粋に防御と方向転換に変わった。チャイマーの部隊が血をもって村の民を避難させられるのであれば、その血は流す価値があったとみなされた。

ネードは数年後、我々が今ストンフォールと呼ぶ地のほとんどを支配した。チャイマーの軍隊は内海から追放され、援軍はヴァーデンフェルから切り離された。兄弟は撤退を重ね、最後には選りすぐりの妖術師と部隊からなる小さな集団だけが残った。この集団はその後、古代のデイドラの遺跡に避難した。

遺跡で起きたできごとは歴史の中に埋もれてしまったが、現在、その地を特徴づける大量の像が無言の証人として残っている。チャイマーの将軍たちの死により戦争は終わった。だが、その代償は?

この遺跡でいわゆる闘争家の兄弟が生まれた。私の研究によればヴァーデンフェル出身のチャイマーの魔術師がどうやら獣を支配したらしいが、それまでには兄弟が何百人もの人間とエルフの命を奪っていた。我々の民の最も暗い歴史がその後に続いた。止まらなくなった獣がアッシュを駆け回り血で染まらせたのだ。チャイマーもネードも同じように。

兄弟がどうやってニルンに持ち込まれたかは推測するしかない。デイドラ公が彼らを遺跡へ召喚したのかもしれない。笑うシェオゴラスか、ボエシアからの厳しい生き残りの試験かもしれない。

二匹の野獣は最終的にストンフォールの双子の尖塔に突き立てられ、爪で汚した血の歴史と共に休息についた。我々は彼らのような者が二度とアッシュランドに現れないよう希望し、トリビュナルに祈らなければならない。

名家とその特権The Great Houses and Their Uses

テル・ヴェラノ 著

アッシュランドに住めば厳しい暮らしに慣れるだろう。怒れるクワマー、毒キノコ、部族の襲撃者。どれも相手を殺そうと狙っている。みすみす殺されることのないように。

ここにダークエルフの名家に関する覚書をまとめる。使うもよし、使わぬもよし。判断は任せる。ただドーレス家の奴隷キャラバンにいる自分に気づいたとしても、テル・ヴェラノに忍び寄るのは勘弁してほしい。

インドリル家

内海の南岸近くのどこかにいるなら、インドリル家が采配を振るっていることだろう。アルマレクシアの犬たちはストンフォールとデシャーンの有力な家のほとんどの主導権を握っているし、ドーレス家には金があり、レドラン家には武力がある。だが騙されてはならない。青い帽子がアッシュランドの精神的中心を握っているのだ。

彼らの紋章を見たことがあるだろうか?翼があって、我々の頭上を高く飛べる。彼らは我々をそんな風に見ている。自分たちの下に。自分たちよりも遥か下に。ストンフォールの軍隊は地域で最も強力な軍隊のひとつで、インドリル家の戦争の英雄、タンバルがその頂点にいる。

ヒント:誰よりも先にインドリル家の軍隊に賄賂を渡すべし。彼らは最も顔が利く。聖堂に侵入しようとしないこと。砦のようなものだから。インドリル家の服を着た者はストンフォールとデシャーンに重要な影響力がある。もっと簡単な目標を探せ。

レドラン家

義務。名誉。愚行。一般の民はレドラン家をパクトの強力な利き腕と考えている。野外でパクトの士官の集団を見かけると、彼らは最も印象的な帽子がこの誇り高き一族に属しているように見せかける。

現実は少し違っている。赤い帽子の部隊は確かにパクトの軍隊を動かしてはいるが、下から支えているのであって、上から支配しているのではない。アルゴニアンの偵察部隊とノルドの狂戦士たちもまた多くの部隊の指揮を執っている。この話を隠そうとする理由?高潔なレドラン家はそもそもパクトが組織されたことをいまだに快く思っていないのだ。彼らの軍人らしい大胆さはアルゴニアンの隠密ぶりとノルドの勇気に比較するとやや薄っぺらく見える。

彼らの諺からひとつ引用しよう。「人生は厳しい。判断し、我慢し、熟考せよ。軽率な人生は生きる価値がない」それですべてうまくいっていたのは、外見の異なる民が来るまでのことだった。その後は、嘘をつき気取って歩く庶民の時代となった。

ヒント:レドランの部隊はユーモアのセンスはないが、強欲だ。充分なものを提供すれば、自分の母親でさえ売り飛ばすだろう。レドランは絶対に面と向かって侮辱してはならない。いや、どんな状況であれ侮辱してはならない。彼らは訓練場で噂話をする傾向がある。スリを働く気なら、レドランは格好の標的だ。逃げ道だけは確保しておくように。さもないと思っているより早くトリビュナルに合う羽目になるだろう。

フラール家

フラール家は称賛しないわけにはいかない。パクトの連帯に関して有言実行してみせたのだから。だが古くからの敵や奴隷を急に愛するようになったというわけではない。いや、フラール家の大師範はただ他のほとんどよりも賢いというだけのことだ。手を広げてみせれば、背中に隠した短剣には気づかれにくいというものだ。違うだろうか?

最も有力な地位はインドリル家が権利を持つ一方で、フラール家はデシャーンを狡猾に支配している。配下の最大の都市はナルシスで、モーンホールドにさえかなりの影響力を持っている。フラール家の宿屋と大農園はストンフォール南部のここかしこに見られる。その設計図をよく学ぶといい。建築業者の多くは同じ設計図を繰り返し使っている。フラールの宿屋の隠れ場所を一つ知ったら、すべての宿屋について知ったことになる。

ヒント:フラールの部隊はデシャーンのクワマー・クイーンのようだ。彼らに対抗するにはそれを使え。デシャーンの外に出ると、フラール家の者は自分が灰嵐に立っているような気持ちがするらしい。彼らにどこで会おうとも黄色い帽子がよい目印になる。とことん活用するとよい。

ドーレス家

ドーレス家のことは知っていると思っているのではないだろうか。階級の役割に厳格な、血も涙もない奴隷商人。庶民を見るやいなや売り飛ばす傲慢な上流階級。

かなりのところは当たっている。「ドーレスに関わるな」と頭の中にぐるぐる浮かぶことだろう。ただこういう声も聞こえる。「テル、彼らは使い道もわからないほど多くの金を持っている」それもまた正しい。平均的なドーレスの一員は、最も熟練したスリでさえその気にさせるほどの宝石を見せびらかしている。

友よ、その敏捷な指は抑えておくことだ。ドーレスの正義はオーディネーターや地元の衛兵を悩ませることはない。ドーレスに関われば、消えるのみ。死ぬかどこかの上流階級の大農園の奴隷になる。

ヒント:硬貨はすべて奴隷商人の財布に結びつけられている。ドーレスには関わるな。

テルヴァンニ家

この魔術師の家で良い点はひとつだけだ。パクトに関して文句を言わない。彼らが気にかけているのはテルヴァンニの海岸沿いの聖域だけだ。パクトが作られたとき、彼らは予想外の方法でロープを手に入れ、見つけられる限りの室内履きを吐き出した。彼らはトカゲともノルドとも仲良くはない。別の家の大師範を助けるために道を渡ることもしない。簡単に言えば、彼らは古典的な象牙の塔の魔法使いだ。

それ以外の茶色の帽子に関する話は悪いものばかりだ。彼らはドーレス家と同じくらいの奴隷を動かしている。テルヴァンニ家の貴族であるためには、かなりの力が必要だ。きちんとした身なりの茶色の帽子を間違ったやり方で見てしまったら、彼らは相手の顔を溶かしてしまうだろう。彼らは素晴らしい魔法の宝と、干からびた一斤のパンでも取り替えられないような本に同じ価値を見出している。

ヒント:暴れまわるデイドラは私に魔術師の塔を攻撃させることはできなかったが、どうしてもニルンを出たいのならば、炎と霜に対する防御効果を魔法で付与された鎧を勧める。それからできるだけ長く塔を観察すること。そこに魔法の防御の印が見られれば、たぶん修復のために外に出なければならないだろう。路上で幸運に恵まれることがあるかもしれない。新しい略奪品はじっくり観察するといい。宝の中には防御の力が既に備わっているものがある。

様々な宗派:アルゴニアンVarieties of Faith: The Argonians

帝国大学 ミカエル・カルクソル修道士 著

最も同化した少数を除いて、アルゴニアンはエドラもデイドラも崇拝しない。彼らにはタムリエルの他の地域で「宗教」として知られるものが存在しない。彼らがブラック・マーシュのヒストの木を崇めているのは知られているが、祈祷や聖職者や聖堂といったものはないようだ。

アルゴニアンはシシスも崇拝している。神々が生まれるまえに存在した原始的な影と混沌である。タムリエルの民のほとんどとは異なり、彼らはシシスを「悪」とは捉えない。実際、アルゴニアンで影座のもとに生まれた者は誕生時に連れ去られ、闇の一党に捧げられる。闇の一党は社会に不可欠な一部と考えられている。

様々な宗派:ダークエルフVarieties of Faith: The Dark Elves

帝国大学 ミカエル・カルクソル修道士 著

ダンマーは、エドラを崇拝するアルドメリから異端とみなされるチャイマーの子孫である。アレッシア改革はモロウウィンドで起こらなかったため、神殿はタムリエルの他の地とは類似していない。ダークエルフの元々の宗教は「善きデイドラ」と呼ばれるデイドラ公の崇拝だったが、ほとんどの者が「生ける神」トリビュナルを崇拝するようになった。

トリビュナル

アルマレクシア(モロウウィンドの母):

古代チャイマーの伝説からは、彼らが「大脱出」と呼ぶ一件の間にアーリエルの痕跡のほとんどが消えてしまっている。これはアルトマーとの繋がりが強く、彼らに人気があったことが主因だとされている。しかし、定命の各種族が重要視するアーリエルの要素の大半、すなわち不死性、歴史性、そして系統は、モロウウィンドの神聖なるトリビュナルの中でも最も人気のあるアルマレクシアに都合よく反映されている。

ヴィベク(モロウウィンドの主):

ダンマーの詩吟を詠む戦神であるヴィベクは聖なる地の目に見える管理人で、火山の邪神たち相手に警戒を続け、第二紀572年に1日だけ水中で呼吸する方法を教え、モロウウィンドを冠水させてアカヴィリの侵略者たちを排除した件を初め、ダンマーの民を何度も滅亡から救っている。

ソーサ・シル(モロウウィンドの謎):

ダンマーの神、ソーサ・シルは神聖なるトリビュナルの中でも最も知名度が低く、機械仕掛けの秘密都市から世界を作り変えつつあると言われている。

「善き」デイドラ

ボエシア(策略のデイドラ公):

預言者ヴェロスによって代弁されたボエシアは、ダークエルフの神にして開祖である。ボエシアがもたらした光により、やがて「チャイマー」、もしくは変容せし者と呼ばれる一族はアルドマーとの縁をすべて切り、デイドラの理念に基づいた新しい国家を設立したのだった。哲学、魔術、そして「責任ある」建築など、ダークエルフのあらゆる文化的な「進歩」はボエシア由来のものとされている。ヴェロスが古代に説いた説話はいずれもボエシアがあらゆる種類の敵に対し英雄的な成功を収める展開となっており、チャイマーの先駆者ゆえの苦労を反映したものとなっている。ボエシアはアルマレクシアの守護者としても知られている。

メファーラ(両性をもつ者):

メファーラは糸を紡ぐ者、すなわち蜘蛛の神である。モロウウィンドではチャイマーに敵から逃れ、殺す術を教えた先人とされている。チャイマーは小規模の集団だったため、敵は無数にいた。メファーラはボエシアと共に、やがて名家となる部族のシステムを生み出した。また、モラグ・トングも設立している。ヴィベクの守護神とも呼ばれる。

アズラ(黄昏と暁の女神):

アズラはチャイマーらに、自分たちがアルトマーとは別の存在たりえることを教えた先人である。その教えは時にボエシア由来とされることもある。伝説ではアズラは1人の先祖というよりも、一族共通の開祖として登場することが多い。ソーサ・シルの守護者としても知られている。

不在の神

ロルカーン(不在の神):

この創造者、詐欺師にして試練を与える神は、タムリエルに存在するどの神話にも登場する。彼の最も一般的に知られる名前はアルドメリの「ロルカーン」か破滅の太鼓である。彼は父親であるパドメイが始まりの場所に不安定さをもたらして現状を乱したのと同じように、原初の魂を説得、もしくはけしかけて定命の者の次元を生み出させた。その世界が実現すると、ロルカーンは神の中心地から離れ、伝承によっては不本意ながらという説もあるが、原初の神々の創造地をさまよう。彼と彼の「計画」については文化によって大きく違う。例えばモロウウィンドではサイジックの企て、すなわち定命の者たちが創造主である神々を超越する試みに関与しているとされている。

災厄の四柱神「試練の神」

崇拝ではなく、宥め、和らげる対象の敵対する神

モラグ・バル(企みの神、残虐の王):

モロウウィンドで重要な地位を占めるデイドラ。同地ではどこへ行っても策略のデイドラ公ボエシアの宿敵とされている。ダンマー(およびその先達であるチャイマー)の直面する苦境の主な出どころである。伝説では、モラグ・バルは常に名家の血統を壊そうと試み、ダンマーの純血を台無しにしようと試みている。モラグ・アムールに住んでいたと言われる怪物の種族は、前紀に行われたヴィベクの誘惑の結果であるという。

マラキャス(呪いの神):

ダンマーの神話では、ボエシアがアルドマーの英雄神トリニマクを飲み込み、排出したものがマラキャスとされる。弱いが復讐心に燃えた神である。ダークエルフは彼がオークの神王マラクだと言う。彼はダンマーの身体的な弱さを試す。

シェオゴラス(狂神):

シェオゴラスに対する恐怖は広く普及しており、タムリエルのほとんどの地域に見られる。最近の知見では由来がアルドマーの創世話にあるようで、ロルカーンの神性が失われたときに「誕生」したものとされている。重要な神話の一つではシェオゴラスを「シシスの形をしたこの世の穴」と称している。彼はダンマーの心の弱さを試し、名家を互いに裏切らせようとする。

メエルーンズ・デイゴン(破壊の神):

人気のあるデイドラ。火炎、地震、洪水などの自然の脅威に関連づけられている。一部の文化集団で、デイゴンは単に流血と裏切りの神となっている。モロウウィンドではとりわけ重要な神であり、その地の限りなく不毛に近い地形の象徴とされている。

様々な宗派:ノルドVarieties of Faith: The Nords

帝国大学 ミカエル・カルクソル修道士 著

八大神

カイネ(終末の口づけ):

ノルドの嵐の女神。ショールと死に別れている。戦士たちが好んで信仰する。しばしば人類の母と呼ばれる。嵐の声を意味するスゥームを初期のノルドたちに教えたのはカイネの娘たちだとされている。

マーラ(愛の女神):

ノルドの神話で、マーラはカイネの侍女にしてショールの愛人とされている。多産と農業の女神として、マーラは時にアヌアドのニール、すなわち宇宙の女性的基盤であり、創造を生み出した存在と関連づけられている。

ディベラ(美の女神):

八大神の一員で人気のある女神。シロディールでは様々な分派が存在し、女性を尊ぶもの、芸術家や美学を尊ぶもの、性愛の指導を身上とするものなどがある。

ストゥーン(身代金の神):

ツンとは兄弟であるノルドの神で、ステンダールの原型と言える。ショールの盾の従士であったストゥーンはアルドマーの神々と戦った戦神であり、人間たちに敵を捕虜にとる方法と、そうすることの利点を伝授している。

ジュナール(ルーンの神):

知識と秘密を司るノルドの神にして、ジュリアノスの先駆者。気まぐれで戦いを好むノルドの間では人気がなく、崇拝は消えようとしている。

ショール(死の国の神):

ロルカーンのノルド版であり、世界の創世後に人間たちに味方するものの異国の神(すなわちエルフのものなど)の共謀により倒され、ソブンガルデへと送られてしまう。アトモーラの神話では抑圧側のアルドマーに対しノルドらを何度も何度も勝利へと導く血に飢えた武将として描かれている。転落する以前のショールは主神であった。子供たちに神の異名で呼ばれることがある(オーキー参照)。「死んだ神」と考えられるショールには司祭がおらず、積極的に崇拝されている訳ではないが、誓いに使われることは多い。

オーキー(叩く者):

定命の神。オーキーはモーロッチとアーケイの側面を組み合わせている。ノルドの「借り物の神」で、アルドマーがアトモーラを支配していた時期に信仰が始まったようだ。ノルドは自分たちがかつて、オーキーが現れるまではエルフに匹敵する長寿であったと信じている。野蛮な策略により騙されて取引をし、冬を数える運命に縛られたのだとされている。伝説では一時オーキーの邪悪な魔術により、ノルドの寿命がわずか6年間まで落ち込んでいたことがあったそうだが、ショールが現れ、何らかの方法で呪いを解き、その大部分を近くにいたオークに肩代わりさせたものとされている。

アルドゥイン(世界を喰らう者):

アルドゥインはアカトシュのノルド版というべき存在だが、帝国の八大神との類似点は表層的なものにとどまっている。例えばアルドゥインの二つ名である「世界を喰らう者」は、この世を生み出すために前の世界を破壊した恐ろしく強大な炎の嵐としてアルドゥインを描く神話に由来している。ノルドらはすなわち、時の神を創造主でもあり、終末を伝える者でもあると認識している。アルドゥインはノルドの主神ではなく(主神はいない。ショールの項参照)、その恐ろしく、暗い水源的存在と見なされている。

アルドゥインは以前の世界を破壊し、この世界の作成を可能にしている。この世界も破壊し、次の世界の作成を可能にするだろう。アルドゥインは、以前竜教団に崇拝されていた。しかし、竜教団が非合法化されてから長いため、アルドゥインを公然と崇拝する者はいない。

ハルマ・モラ(ウッドランドの男):

古代アトモーラの魔族、「知識の悪魔」で、ノルドたちを誘惑してアルドマーに変える寸前までいったことがある。イスグラモルの神話の大半はハルマ・モラの企みをかわす話がほとんどとなっている。ボズマーとは異なり、ノルドはデイドラであることを否定していない。

モーロッチ(オークの神、山の屁):

ノルドにはデイドラ公マラキャスと同一視されているモーロッチは、戦いを通して試練を与える。モーロッチはハラルド王の世継ぎたちを長きに渡り苦しめた。第一紀660年に竜の壁の戦いでの敗北後、東方に敗走したという。その憤怒は空を憎しみで満たし、後に「夏中の冬の年」と呼ばれるようになったという。

死せる神

ツン:

今では消滅してしまっている、逆境に対する挑戦を司るノルドの神。ショールを異国の神々から守ろうとして命を落とした。

デシャーンの伝承

Deshaan Lore

クワマーの採掘の楽しみと利益Kwama Mining for Fun and Profit

フラール家のドレイン・レダス 著

クワマー鉱山を開拓し維持すれば利益が得られるだろう。さらに重要なことは、それぞれがクワマーとクワマーの環境条件について時間をかけて学べば、もっと利益が上がるだろうということだ。クワマーとは、卵鉱山と呼ばれる地下に作られたコロニーに生息している巨大な虫だ。卵はすべてのクワマー鉱山にとって主要な収入源だが、鉱山で産出できる生産物は決して卵だけではない。クワマーのカトル、スクリブのゼリー、スクリブジャーキーなどがすべてクワマー鉱山にとっての収入源となる。

クワマー鉱山に着手するにあたって:

1a.野生のクワマーコロニーを見つけ出して手なずける(難易度は高い)、あるいは
1b.過剰供給状態の鉱山から余ったクワマーを購入する(高価である)
2.クワマーの匂いが体にしみ込むまでコロニーの近くに住む
3.クワマー・クイーンの部屋には決して近づかない
4.卵を集めカトルを集める
5.利益を計算する

その名前に反して、クワマー鉱山は生きた生物から構成されている。賢明かつ控えめな維持を行えば、中規模の鉱山から貴重なクワマーの卵を大量生産できる。さらに、クワマー鉱山では味のいいスクリブジャーキー、すっぱいスクリブのゼリー、錬金術師に評価が高いクワマーのカトルの生産も可能である。

クワマーコロニー:利益が見込める鉱山を手に入れるには、まずは健康なクワマー・クイーンと大量のクワマー・ワーカーを確保することだ。クイーンは鉱山の最奥部にある部屋で卵を産む。クワマー・ワーカー達が卵の世話をし、必要な空間や環境条件、卵の発育状況に合わせて様々なトンネルや部屋へと卵を運ぶ。クワマー・ワーカー達は、鉱山のための食べ物の生産、クイーンの給餌や洗浄、コロニーの発達に合わせた鉱山の拡大なども行う。普段の仕事をしていない時、クワマー・ワーカー達は発展し続ける迷宮のごとき鉱山の中に新たな部屋やトンネルを掘ることもある。クワマー・ワーカーは普段は大人しいが、威嚇や攻撃を受けたりクイーンが危険に晒されると凶暴化する。

クワマー・ウォリアー達はコロニーを守っており、危険を察知すると迅速に対応する。攻撃的で極めて危険なため、慎重に丁寧に扱わなければならない。クワマー・ワーカーが四足歩行なのに対し、クワマー・ウォリアーは二足歩行で非常に強力である。

スクリブは、鉱山労働者が未熟なクワマーと呼んでいるように、クワマーコロニーの中を自由に動き回る。鉱山では通常スクリブの群れを2つのグループに分ける。ワーカーやウォリアーに成長させるグループと、ゼリーやジャーキーにするため幼いうちに捕獲するグループだ。スクリブのゼリーは食料源など様々な用途に使用されるが、薬を作り病気を治癒するための重要な材料として錬金術師に重宝される。スクリブの薄切り肉を乾燥させて作られるスクリブジャーキーには多少の回復効果があり、ダークエルフの料理専門家のあいだで大変美味だと評判である。

クワマー鉱山の入手:設置済みの鉱山からクイーンとクワマーを購入する際にかかる法外な料金を支払いたい人はいないだろうから、まずは野性のコロニーを見つけ出して手なずける必要がある。しかしこの方法でも資金が必要ないわけではない。野生のコロニーの探索へと本格的に着手する前に、鉱山オーナー志願者はフラール家からライセンスを購入する必要がある。

有望なコロニーを見つけても、すぐに中に入って営業開始というわけにはいかない。鉱山労働者がコロニーの凶暴な戦士達によって始末されてしまうだろう。そのための解決法がある。順応することだ。順応作業には時間がかかるが、時間をかけてコロニーを慣れさせ、中に入っても不快だと思わせないようにすることで、(コロニーのメンバーと鉱山労働者両方の)負傷者や死者の数を最小限に抑えられる。鉱山労働者がその辺りのクワマーと同じ匂いを発するようになれば、ウォリアー達は彼らをコロニーの仲間だと認識するようになる。

卵の捕獲:クワマーの卵の実際の「採掘」には技術はそれほど必要ない。鉱山労働者は仕事を行うための根気と常識を持ち合わせていれば十分だ。卵の捕獲者にはバランスを見極める目が必要だ。卵を多く取りすぎるとウォリアー達やクイーンを刺激してしまう可能性がある。少なすぎると、クイーンの卵産出量が減少してしまう。鉱山管理者はクイーンの卵産出量が多すぎたり少なすぎたりしないように、注意深く目を配らなければならない。産出量が大幅に上下してしまうと利益に影響が出て計画を立てるのがより困難になる。避けなければならない。

クイーンの部屋には決して近付かないこと。クイーンに近付くといかなる者もクワマー・ウォリアーとクワマー・ワーカーによって脅威と見なされ、適切な対処をされる。コロニーに混乱が起こってしまうと鉱山労働者が安全に鉱山に入れず、生産を中止せざるを得ない。コロニーで暴動が起きている際に鉱山労働者を何人か失ってしまうかもしれないが、ここで忘れてはいけない最も重要なことは、クワマーはいずれ落ち着きを取り戻し、鉱山労働者が中に入っても再び受け入れるようになるということだ。

注意:フラール家の卵鉱山ライセンス取得後は、定期的に生産高を報告する必要がある。遵守できなければ制裁措置や罰金が課せられ、鉱山の閉鎖を強いられる場合もある。そうなるとつまらないし、当然儲けを出すこともできない。

ゴーストスネークの伝説Legend of the Ghost Snake

第二紀568年、マブリガシュの観察記録。放浪者ボノリオンの日記より

デシャーンでは奇妙なダークエルフのアッシュランダーの部族に遭遇した。彼らは自分自身をマブリガシュと呼んでいる。ヴァーデンフェルの同胞とは違ってこの部族は遊牧民ではなく、彼らがゴーストスネークの谷と呼ぶデシャーンの中でも隔絶した地域に定住しているようだ。恐ろしいゴーストスネークの話は、外部の人間が村に長居しすぎないように彼らがでっち上げたものに違いない。しかし正直に言わせてもらうと、これまでに出会ったどの文明的なダークエルフにも負けないほどのあの無礼さがあれば、そんなことをしなくても外部の人間は逃げていくだろう。しかしその孤立した部族に対する好奇心が勝り、私はその無礼さになんとか耐え、近くに滞在して観察記録をつけられた。わかったことは以下の通りだ。

マブリガシュは訪問者を歓迎しない。

マブリガシュは母系社会のようで、明らかに男性よりも女性のほうが力を持っている。数の上でも男性の3~4倍はいるようだ。この社会は男性を嫌悪しているとまでは言わないが、男性に対する信頼度は明らかに低く、あまりよく思われていない。少なくとも私が見た限りは。

彼らはゴーストスネークが谷を越えて助言を与え、見守ってくれていると主張している。訪問者を怖がらせて村の人口を一定に保つために、このいわゆる「ゴーストスネーク」を利用しているに違いない。

彼らはこの架空の神に部族内の仲間をいけにえとして捧げているようだ。長老達はこの「ゴーストスネーク」を称えるための試練を促しているが、ほとんどの場合参加者の死亡という結果に終わっている。

ゴーストスネークの伝説の内容を、6才か7才くらいのかわいい少女が教えてくれた。彼女はまったく怖れたり遠慮することなく私に近付いて来た。なぜそんなに気味が悪くてずっと監視しているのかと尋ねられた。少なくとも要点はそういう内容だった。私はマブリガシュの方言はせいぜい初歩的なものしか理解できない。私はその質問には答えず質問で返した。「みんなが口にしているゴーストスネークとは何なんだ?」私は彼女に尋ねた。

「くねくね道を進んで行ったらわかるよ」と、そのかわいい小さなまつ毛をまばたかせながら彼女は答えた。「谷を大事にしていればゴーストスネークが助言をくれて守ってくれるの」。彼女は続けた。「みんな知ってるよ」。彼女は話し続けてくれた。ゴーストスネークとは部族の女性の祖先の霊的実体が合わさったもので、幽霊のような外見をしていると部族に信じられ崇められているということだった。あるいは、谷を呪っている恐ろしい死んだ蛇が罪のないマブリガシュの子供達を好んで食べていると言っていたのかもしれない。彼女は早口で喋った上に、さっき書いた通り、私の方言の理解度は完璧にはほど遠いものだったのだ。

経済的な観点から話をすると、部族は独特な蛇革を作る。服からリュックサック、シンプルな鎧に至るまで、彼らは何を作るにもこの蛇革を使う。しかしこんなにも素晴らしい物にも関わらず、外部の人間どころか部族内の男性にさえも、それを売ったり交換したりしようとはしない。もしマブリガシュに外界との取引を説得できれば、関わった者全員が一財産を築けるだろう。

偵察中のマブリガシュの斥候に出会ったこともある。彼女には「くねくね道の亡霊と大蛇の中に投げ込む」と脅された。幸いにも私の走る速さと木登りの腕は彼女よりもはるかに上回っていたので、この残忍な儀式は避けることができた。さらに観察を続けると、彼らは主に蛇の肉を食べて暮らしているということがわかった。彼らの手に負えない非友好的な態度はその食生活のせいかもしれない。

近くに野営し観察を数日間続けた頃、ずいぶん恐ろしいマブリガシュの戦士の訪問があった。グラカーンと名乗ったその人物は、彼らが私を谷の大蛇の中に投げ込まなかった理由は、千里眼が私を不運な愚か者と認識したからにすぎない、と言った。きっと翻訳の過程で何かを聞き逃してしまったのだろう。千里眼に会いたいと申し入れると、その腰にぶら下げたずいぶん危険な見た目をした剣の柄を握ったグラカーンの手に力が入ったように見えた。それでマグリガシュ族と過ごす時間を終わらせることにした。

***

第二紀576年、部族学者司祭
ニュロス・ラロロからの注釈

この非常に馬鹿げた「観察記録」は、ストンフォールとの境界近くに捨てられているところを数年前に発見された。このボズマーの歴史家であるボノリオンは、変わった出来事や民族の正確な記録方法に関して5才児ほどの理解力も持ち合わせていなかったようだ。作り話や飛躍した論理ともいえないようなものを用いて彼が言うところの「結論」を出している。少なくともマブリガシュとの会話を行っているという点や、当部族に関する情報は珍しいという点から、この文書はトリビュナル蔵書庫内に保存されており出版もされている。

シャド・アツーラ魔法大学の手引きShad Astula Academy Handbook

魔法大学シャド・アツーラへようこそ!ここはエボンハート・パクトの才能溢れる魔術師達が共通の学び舎を持ち、魔術師コミュニティのリーダーとなるために学ぶ場所です。あなたの旅はここから始まるのです。

多くの人にとって、魔法の達人への道のりは挫折と困難に満ちたものです。ここで行われている訓練は、最高の教師と指導法のおかげで、奉仕の人生とやりがいのある仕事へと繋がっていきます。この魔法大学に招待された人は全員、偉大な魔術師になれる可能性があるという将来性を見込んで招待されたわけですが、実情を言えば、全員が与えられた課題に合格できるというわけではありません。不運にも落第してしまった人達には、自分自身や他人に危害を加えることなく足りない技術に磨きをかけるための、セーフティネットとしての役割をシャド・アツーラが担います。

しかしあなたは落第しません。あなたはその不運な1人ではありません。あなたなら乗り越えられます。エボンハート・パクトのリーダーになるのです!

あなたは自分がマジカという才能を持ち、他の人達とは違っていることにもう気付いていることでしょう。さあ、力の世界へと誘われる準備はいいですか。あなたのために、翼を広げる場所をシャド・アツーラが提供します。魔術師の達人であるスタッフの助けを借りて、ただ飛び方を学ぶどころか、空高く舞い上がるのです!

魔法大学が選んだ一員として、魔法を学ぶ際に通常設けられる制約や規則はあなた達に適用されません。ああいった規則は、自分自身や他人に危険をもたらす可能性がある魔術師の安全を確保するために設けられています。魔法大学が選んだ生徒達は優秀であろうと見込んでいますので、すぐに自分の限界を学ぶことができるでしょう。しかしいくつかのルールはあります:

——指定された召喚サークル以外ではオブリビオンの次元から生物を召喚しないこと。
——大学の他の生徒に魔法の実験を行うことは禁止されています。
——スタッフへの魔法の実験は大いに結構です。隙を狙って行い、スタッフも反撃するので気を抜かないように。
——「子分」として助手を持つことは厳しく禁止されており、教団や密教の行動あるいは組織に関わった者は厳しく処分します。権力欲は卒業後まで取っておくように。
——感情制御と精神安定試験(ECMSE)に落第した生徒は部屋の共有を禁止されています。
——魔法による決闘は、スタッフの魔闘士の監督下でない限り厳しく禁止されています。

まもなく校長との面会日時が取り決められ、その際にシャド・アツーラについてや大学の一員としての立場について校長から説明があります。それまでは、自由にキャンパスを歩き回り、学友に自己紹介などしてください。その中には同級生になる人もいれば、下級生になる人、あるいは上級生になる人もわずかながらいるでしょう。しっかり顔見知りになっておいてください。

シャド・アツーラへようこそ。翼を広げて大空に飛び立ちましょう!本当に期待しています。失望させないでくださいね。

ドゥエマーのダンジョン:私が知っていることDwemer Dungeons: What I Know

非凡なダンジョン探検家、キレス・ヴァノス 著

彼らについてはほとんど何も分からない。最も興味深く、興奮に満ちた遺跡を残していったということ以外は。誰について話しているのかわかるでしょう。そう!ドワーフ。あるいはこれを読んでいるかもしれない学者達の間ではドゥエマーと呼ばれている人達。(私の兄弟のレイノーにはドゥエマーと呼べと言われるけど、ドワーフという呼び方のほうが好きよ。そっちのほうが言いやすいから)

さて、ダンジョン探検というのは(どれだけ楽しくもなりうると言っても)大変な仕事で、非常に危険なことでもある。ドワーフの遺跡は発見するだけでも簡単ではないし、中に入って無事に出て来るのはほとんど不可能に近いわ。しかしそれについて書く前に、まず遺跡自体について書きましょう。

ドワーフは建物や街からなる巨大なネットワークを地下に建設した。なぜ岩や土の下に建設することを選んだのかは分からないけど、しかしとにかくそこに建設したの。だから、ドワーフの遺跡を訪れたいなら地下に行かないといけない。1つでも見つければわかるでしょう。地上の入口から地下の構造に至るまで、ドワーフ建築は独特な見た目や雰囲気をしている。彼らは岩に自然に開いていた裂け目を用い、元からあった岩や自然の柱を飾ったり彫ったりして使ったの。他の構造を支える際や砦を設置する際など、どうしても必要な場合にのみ新たな構造を建設したのよ。

自然の岩を彫ったり形作ることに加え、ドワーフは主要な建築材料として石を使ったわ。遺跡内には金庫もある。アクセントとして、あるいは機械の中に、主に銅が使われているの。そして、ここが最も面白い部分なんだけど、ドワーフは装置を好んだようで、遺跡の中は装置だらけなの!罠だけではないわ。非常に巧妙な罠が遥か昔にいなくなったドワーフによって設計されて作成されたのは事実だけど、それだけじゃないの。蒸気ピストンと素晴らしいギアで構成された冷暖房設備、壁から光を放つライト、滝によって回転する巨大な車輪、光のビームを放つ多面型の宝石などなど、他にも驚くべき物が多数ありすぎて書き切れない。

ドワーフの遺跡を通り抜けるのは不気味な仕事よ。空っぽで無人なはずなんだけど、ライトが光り続けてパイプからは蒸気が出続けている。その場所は誰かの帰りを待っているかのようね。まるでドワーフがちょっと外出したっきり、そのまま何百年も帰って来なかったかのように。

さらに、ドワーフの建物はあなたが考えるほど生命体が存在しないわけじゃない。遺跡には住人がいるの。実際には、事実上その生命体だらけになっている遺跡もある。しかしその生命体は、私やあなたが知っているようなものではない。機械の生命体よ。コンストラクトね。彼らはダンジョンの部屋や通路を歩き回り、遥か昔に与えられた任務をこなしているの。しかし、間違えないでね。コンストラクトに見つかってしまうと、襲ってくるわ。音を立てる刃とピストンで動く剣を使って、ドワーフのコンストラクトはダンジョン探検家の全てに多大なる脅威を与えて来る。さらに悪いことに、そのコンストラクトはお互いを修理する方法を心得ている。遺跡の中に、この機械の生物がいなくなることはないらしいわね。

従って、ドワーフの遺跡に入って無事に出て来るには、巧妙な罠を見分けるか避け、強力なさまようコンストラクトの大群を避けるか倒し、鍵のような物がいるのかいらないのか分からない、奇妙な錠の開け方を突き止めなければいけないの。少し面倒かもしれないけど、個人的にはこの挑戦って、とても楽しいものだと思うわ。

もちろん、ここまでに書いてきたことはすべて学説と憶測よ。私の兄弟と私はまだドワーフの遺跡に入ったことはないの。この世界に点在する平凡なダンジョンでしか実践を積んだことはない。でも、本はすべて読んだわ!ようやくブサヌアルというドワーフの遺跡に立ち向かうために必要な資金を調達できた。近いうちにその冒険について書くつもりよ。

ところで、皆遺跡では注意しましょう。ダンジョンは楽しいことばかりじゃないわ。生存とは大変な仕事で、私達は成功だけを狙ってはいけない。生き残りもしないとね!

モーンホールドのポケットガイドA Pocket Guide to Mournhold

旅人よ、ようこそ!光と魔法の街、モーンホールドはあなたを歓迎します!このポケットガイドは第二紀481年に丁寧に書かれたもので、あらゆる要求に応えられる最新のものであることを保証します。

モロウウィンドの首都であるモーンホールドは、タムリエル一偉大な街です。祈りや交易をもたらしてくれる旅人達を心から歓迎します。

毎日あまりにも多くの巡礼者が集まるため、迷っていたり困惑していたり、時には喧噪や街の設計に苛立っている外国人を見かける場合があるということをご理解ください。

すべての訪問者に対応するために、楽しんでいただけそうな場所や活動、従っていただく必要のあるトリビュナルの教えなどをまとめた便利な案内を街の記録官が編集しました。よく読んでよく学び、楽しい時間をお過ごしください!

崇拝:モロウウィンドの最果てやさらに遠い場所から、ダンマーがトリビュナルの生き神に祈りを捧げ崇敬の念を表するために毎日やって来ます。もしあなたが私達ダンマーの兄弟あるいは姉妹であるなら、トリビュナル三大神のアルマレクシア、ヴィベク、ソーサ・シルへの崇敬の念の表し方はすでに心得ていることでしょう。トリビュナル聖堂を含む街の至るところにある聖なる祠では寄進も受け付けています。

あなたがダンマー以外の訪問者の場合は、市民をよく見れば正しい崇敬の念の表し方を身につけられます。最も安全なやり方は最も簡単なものです。ダンマーが行動するように行動してください。ダンマーが言うことを言うようにしてください。そして歩く場所に気を配ってください。

異教徒がトリビュナルの正義の裁きを受けているところを見ても慌てないようにしてください。記録官は異教徒に対する対処法をしっかりと心得ていますので、ご心配なさらないように。あなた方の安全は私達の最優先事項の1つです。

大市場:モーンホールドはモロウウィンドの商業の中心地です。商売は大歓迎です!この偉大な街に来るのが初めてだという場合は、街の監視所でお尋ねいただければ商業地区への安全な最短ルートをお教えします。

市場の中でも最大で、最も厳重にパトロールされている大市場には、滞在中にぜひ訪れておいたほうがいいでしょう。野外劇場で行われている季節ごとのイベント、街広場で行われる放浪の受難劇、手入れが行き届いた公園で行われている聖歌隊の合唱は必見です。そして買物をする度に、モーンホールドの素晴らしいお土産が手に入ることもお忘れなく。

しかしながら、買物は登録された認定商人からのみ行うようにしてください。そうしなければ、違法な手数料や物品税を取られてしまうことがあります。

ブリンディジ・ドローム広場:迷える人々は、彫像に囲まれたブリンディジ・ドロームの庭園を歩き回ることで安らぎを見出すことができます。木々や花が太陽からの栄誉を求めて空へと伸びるように、モーンホールド市民はトリビュナルの叡智を求めて手を上げるのです。ここであなたに慰めが与えられますように!

旅人の多くは、モロウウィンドの生き神が住まうトリビュナル宮殿を訪れるのを楽しみにしています。私達はあなたの熱意を歓迎する一方、過剰に熱意を表しすぎるとオーディネーターが異議を唱えることもあるかもしれないということをご理解ください。例によって、節度が大事です。熱意を抑えられない時は、街の至る所にあるトリビュナルの祠が贖罪のための寄進を受け付けています。

お探しのものはすべてモーンホールドで見つかるでしょう。司祭、記録官、街の衛兵が保証します。滞在をお楽しみください!

闇の遺跡Dark Ruins

狂気のシリロ 著

人は私の頭がおかしいと決めつける。私はその烙印を受け入れ、誇り高く受け入れることにする。私に与えられた名前は、私が闇の中に何度も入ろうとした証に他ならない。世界に知識をもたらすため、狂気と混沌の遺跡に挑んだ証なのだ。三大神よ、私が見つけたものから守りたまえ。そしてこの知識を世界と分かち合うまで私の心を保ちたまえ!

初めてデイドラの遺跡を見つけたのは、ずっと若い頃だ。それはトリビュナルの守護者を祀った古代の祠だった。私は群れからはぐれたクワマー・スクリブを捕まえようとしていた。秘密の峡谷までスクリブを追ったところで、はぐれたスクリブの痛ましい鳴き声が岩壁の裂け目から聞こえてきた。その狭い裂け目を何とか抜けると、岩の中に巨大な空間が広がっていた。しかし、私が足を踏み入れたのはただの洞穴ではなかった。その空間は彫刻を施された石だらけで、それを目にした途端、私は恐怖と感嘆の念に襲われた。その威圧的な石の数々にはクモの巣とクモの模様が施されており、中央に立つ像は他でもないヴィベクの守護者である網の紡ぎ手メファーラを模していた。

像の土台に彫られていた言葉が今も脳裏に焼き付き、決して忘れることはない。「肉欲は愛。嘘は真実。死は命」この言葉に恐怖を覚えたと同時に、心が踊った。この経験から狂気と知識への道へと導かれた。その終わりと始まりの境界線はわからない。

クワマー鉱山へと戻り、スクリブを群れへと導いた。それから荷物をまとめ、母に別れを告げ、デイドラの遺跡が眠る隠された祠と、闇の場所を探し求め始めた。

すべての荒れ果てた祠が地下にあるわけではない。人里離れた平原に隠されたものもある。草が生い茂る場所や、なだらかな丘のくぼみや岩だらけの峡谷に隠されていることもある。海底に眠る祠を訪れたこともあった。

地下洞窟の祠や建造物は、地上の大自然の中にあるものに比べて不気味で威圧感を与える傾向にあるが、それは単に絶えず存在する暗闇や、岩壁の圧迫感を意識することによる影響かもしれない。古代の祠は暗闇にひっそりと佇んでいることもあるが、巨大な建造物の中心を担っているものもあり、その多くが精巧な罠や凶暴な怪物、あるいはその両方によって守られている。

これまで数多くのデイドラの遺跡を訪れてきたが、その中には聖堂の荒れ果てようからは想像できないほどに頻繁に使われているものもある。デイドラ公を称え、崇拝する者は日常的に存在し、私自身かなりの数の新鮮な捧げ物や生贄を目にしてきた。しかし私が新しい名を手にするに至った理由である真の秘密とは、そんなものではない。それに関しては、先入観を持たずに覚悟して聞いてもらう必要がある。なぜなら、これから明らかにする事実は作り話のように聞こえるかもしれないからだ。キャンプで就寝前にたき火を囲みながら、怖がらせるために話すような怪談話のようにさえ聞こえるかもしれない。しかしはっきりと断言する。これは真実だ。

私が最初にたまたま迷い込んだ網の紡ぎ手の祠で見たもの。両親が住む家を飛び出してデイドラの遺跡をさらに探し求めようと思った理由。それは声だった。美しく魅惑的な声。その声が私に囁き、聞いたこともない秘密を教えてくれた。その囁きは古代のひび割れた像から発せられ、洞窟の壁からこだましていた。私の心の中まで鳴り響き、私自身の考えと記憶をかき消すまで、その音量と激しさを増していった。私はこの囁き声に怯えた。しかし、同時に心が踊り、もっと聞きたい衝動に駆られた。しかし網の紡ぎ手はそれ以上囁いてくれなかった。叡智の言葉と闇の秘密を告げ、沈黙したのだ。その場所は再び荒れ果てた場所に戻っていた。

もう一度あの声を聞くには、別の祠を探す必要があった。そして私は聞かずにはいられなかった。こうして私のライフワークが始まった。他の秘密の場所や隠された遺跡を探すしかなかった。他のデイドラが何を語ってくれるのか、聞かなければならなかった。彼らを崇拝しているからではない。何らかの黒魔術にかかってしまったからでもない。知識を世界に広めるために、もっと学ぶ必要があったのだ。それが私の使命であり、義務だったのだ!しかし、こうして言葉をつづりながらも、あの囁き声が私に語ってくれた内容を書くのは不可能に思う。あの囁き声を書き記そうとしても、手が動いてくれない。何度やってみても、それを拒否するのだ!

どうやら使命は果たせないらしい。知るべき秘密が存在している、と伝えることしかできない。しかしその秘密を学びたい者は、自ら足を運ぶしかないようだ。闇の遺跡を訪れ、囁きを聞いてほしい。あなたのほうが私よりもうまくやれるかもしれない。そしてあの囁き声を聞いても、正気を保てるかもしれない。

許容される殺人Sanctioned Murder

ミアラー・ヴィリアンの日記より

物心がついた時からずっと他人の命を奪うことに人生を捧げてきた。手当たり次第殺したわけではない。法を破った者やモロウウィンドの名家を陥れた者、トリビュナルの聖なる教えを冒涜した者を殺してきただけだ。

奴らの命は私の物だったのだ。私に与えられたと言ってもいいかもしれない。奴らは死ぬべきだったのだから。そして私は殺しの達人だったのだから。

私に殺された者達のほとんどは、私に殺されるとは予想もしていなかった。他人を陥れたと自覚している者はいた。無実の者を殺し、名家から窃盗を行い、人の恋人と寝たということを。しかし奴らは何も悪いことはしていないと言い張った。私が誤解していると。人違いだと。しかし喉に剣を突き付けられた人間が、正直にすべてを告白をしてくれる様には感心させられる。

次から次に始末していった。喉を素早く切り裂いた。表面の肉が口を開き、細い血管がきれいに切り裂かれた。叫ぼうとしても、あとは肺に貯まった真っ赤な血で窒息するだけだ。

私は死が大好きだ。他にどんなことをしても得られなかったような喜びで満たしてくれた。これが私の人生だ。これが私という人間だ。

人は私を怖れた。私の兄弟や姉妹を怖れた。我々を突き放し、必要になれば我々を抱きしめた。

英雄として称えられたと思えば、殺人鬼として怖れられた。権力者は我々の秘密の剣に倒れた。そして我々に指図していた者達が我々に従うようになった。

しかし誤りを犯してしまった。過程に欠陥があった。完全になりすぎていたのだ。罪なき血から正義を抜き取ってしまった。

どんなに明確な契約にさえも、こういうことはある。法が誤っているという可能性はいつも存在する。法が過ちを犯したという可能性が。契約は決して嘘をつかないが、いつも正しいというわけでもない。どんなに小さくて無害に見える行いでも、のちに破壊的な津波を引き起こすことがある。

愚か者の自尊心が決断力を鈍らせる。激情の瞬間、壁に塗りたくられた血がすべてを物語る。「モラグ・トング」。その言葉が大声で執拗に叫び続ける。その言葉が世界中に響き渡り、我々に無慈悲な殺人鬼だというレッテルを貼る。規範を守らず法を持たない殺人鬼だと。

常に隠れて秘密裏に動いていたトングが突然凝視にさらされた。奴らが我々を闇から光へと引きずり出そうとしていた。我々は闇の深部へと潜った。契約は減り、仕事は雑事に変わった。暇を持て余した名家の貴族の使い走りをさせられた。我々は耐えた。

そして我々は従った。忠誠を尽くした。目的の達成を命に賭けて誓ったのだから、立ちはだかっているものがどれだけ困難であろうとも背を向けない。世界が我々に背を向けようとも、我々は諦めない。

指導者たちが我々に囁く。忍耐を実践せよと。我々の正義の手が再び伸ばされ世界を支配する日が必ずやって来ると。来るべき闇が世界を一掃するだろうと。

そしてモラグ・トングが再び必要とされるだろう。再び重要となるだろう。

しかし私はもう年老いた。私の人生は終わろうとしている。ヴォウノウラへと旅立つ準備をし、このマントを誰か若い者に手渡さなければならない。経験が少なく、あまり賢くない者に。息子と娘は間もなく短剣を手にするだろうが、彼らは我々が偉大だった時を知らない。2人はモラグ・トングのため、新たな道を切り開かなければならぬ。

戦争の闇がやって来る。その怒りを免れる者は誰もいない。

モラグ・トングはこれまで耐えてきた過ちのことを、ひとまず忘れねばならない。覚悟が必要だ。

生き神The Living Gods

神学者デュリリス 著

ニルンの他宗教は、ダークエルフが知っている絶対的真理にたどり着くことは決してできない。神が彼らを支配し、神は彼らの中におり、神はモロウウィンドの他の住人と同じように実際に存在しているという真理だ。モーンホールドのトリビュナル聖堂の権力の座から、トリビュナルの生き神は民を護り助言を与えている。必要な時には罪や過ちを罰するが、貴き者にも賎しき者にも、それぞれに必要な恩恵を与えてくれる。

しかし生き神とは何か?超人的な鍛錬と積徳、人智を超えた叡智と洞察力によって神性を手に入れた、強大な力を持つダークエルフ達だ。モロウウィンドの3人の神王として、ダンマーの国を神の力によって導いている。三大神——神、母、魔術師——については、以下の通りだ。

戦士であり詩人であり、モロウウィンドの主であるヴィベクは、三大神の中で最も人気がある神かもしれない。彼は公に姿を現すことも多く、人々は彼を愛している。戦士であり詩人であるヴィベクは、情欲や殺人といった、粗野で冷酷な衝動に関わる陰の一面も持っている。

モロウウィンドの母として知られているアルマレクシアは、治癒師と教師の守護聖人である。彼女は治癒の母であり、慈悲と共感の源であり、貧しき者と弱き者の守護者だ。アルマレクシアはダンマーの文化と目的の良き部分の化身だ。彼女は慈悲を体現し、その叡智は日々の細事に至るまでダークエルフを導いてくれる。

機構界の神であるソーサ・シルは、トリビュナルの神の中でも最も知られておらず、隠された神である。モロウウィンドの謎と称されることもある彼は、魔術師であり発明家と魔術師の守護聖人だ。おそらく世界一の力を持つ魔術師で、最も博識な魔術師であることは間違いない。知識の光、クラフトと魔術に関する啓示と見なされている。

生き神はトリビュナル聖堂の三本柱だ。ダンマーの人々の力と統制の象徴であり、慈悲と法規範の遵守を組み合わせることによって統治している。

聖ヴェロスの審判The Judgment of Saint Veloth

マギストリックス・ヴォクス 著

強力な治癒の遺物の多くは巡礼者の聖ヴェロスと関連している。おそらく最も有名で名を残しているアーティファクトは聖ヴェロスの審判だろう。この強力なデイドラの戦槌は、追放者と霊的知識探求者の守護聖人としてヴェロスが具現化した物すべての輝かしい象徴である。

他の聖なるアーティファクトと共にトリビュナル聖堂の地下墓地に厳重に保存されている聖ヴェロスの審判は、預言者と人生の秘密の源泉の役に立ってきたが、聖ヴェロスが聖人に即位して以来伝説的な力を持つようになった。モロウウィンドの神王達がこの遺物を見守っており、領域の防衛にこの遺物の力が必要となった時のために準備を整えている。

聖ヴェロスは勇気を体現した人物であり、彼の人生の教訓と教義を信奉する者はその勇気を学び、大胆な物の見方を育てていく。彼は善きデイドラと悪いデイドラとの違いを明確にし、善きデイドラ公と元の協定の交渉に当たりさえした。善と悪を見分ける能力はこの生きた聖人の特質で、彼の治癒と治癒アイテムの傾向でもあった。この2つの面は彼の個人的な力の象徴であり、審判という名で知られている戦槌に統合されている。

ヴェロスの審判の権威は世界中に知れ渡り、その魔法は堕ちた魂による腐敗を浄化するために使われる。元々は武器として使われていたことは間違いない。しかしヴェロスは、外科医がメスを操るのと同じくらいの正確さでその戦槌を操り、魂から腐敗を取り除いて残りの部分を正常な状態で残すことができた。その戦槌は取り除いた腐敗を蓄え、使い手が戦槌の力の強化に使えるエネルギーへと変えられた。

もちろん、そんなに強力なアーティファクトは、誤った者の手に渡ってしまうと益となるよりも害と成り得る。この理由で、トリビュナルはこの審判を他のアーティファクトと共に鍵を掛けて保存している。審判の使い道として、治癒の道具としてではなく、生物の魂すべてを吸い出して、使い手の力を無限に増大させるために使えるのではないかと提案されたこともある。この提案は実現されなかったし、トリビュナルが道を誤らない限り、決して実現されないだろう。

二家の戦争War of Two Houses

フラール家歴史学者ドレリサ・フラール 著

モロウウィンドの名家間の戦争は珍しいことではなく、現在でも世界のどこかで2つまたはそれ以上の名家の間でしばしば対立が起きている。この対立が策略や陰謀から全面戦争にまで発展することは稀であるが、敵意が露わにされることはモロウウィンドの歴史上珍しいことではない。この戦争の中から、ある1つの戦争について書こうと思う。

第二紀559年、フラール家とドーレス家は通常の緊張関係や牽制を超えて、ブラック・マーシュの境界上ナルシスの南に戦闘部隊を配置した。商売敵である両家が戦うのはこれが最初ではなく最後でもなかったが、この戦争は戦況が進むにつれ膨らんでいった規模と犠牲者の数の両方において、記憶に残る戦いだった。

フラール家は係争中の領土に断固として交易所を設立しようとしていた。ドーレス家も同様に、これを断固として阻止しようとしていた。交易所の建設が半分ほど終わった頃、フラール家の作業員は突如としてドーレス家の傭兵に包囲されていることに気付いた。作業員の護衛を任されていたピュリラ・ファレンが率いるフラール衛兵の少数部隊はすぐさま防御を固め、交易所の防衛の準備に取りかかった。フラール衛兵の5倍ほどの人員を保有していたドーレス家の傭兵は、フラール衛兵をさっさと片付けて昼食前には交易所を全焼させられるだろうと考えていた。

しかし、そうはいかなかった。

ピュリラと衛兵達は最初の攻撃を比較的容易に撃退した。援軍が到着するまで何としても戦線を死守すると彼女は決意していた。援軍の到着を助けるために、ピュリラは連れて来ていた1人の魔術師にナルシスへのポータルを開く作業に取りかからせた。衛兵がドーレス家の傭兵の猛攻を十分な時間食い止められれば、開いたポータルからフラール家の戦闘商人達が溢れ出して戦況を逆転できる。あと少しの時間でよかった。

魔術師がポータルを開く儀式を行っている間、ピュリラと衛兵達はドーレス家の攻撃に技術と残忍さで対抗していった。傭兵達は突入し、交易所のバリケードを破るために何度も部隊を送り込んだ。軍はことごとく撃退されたが、打撃を与えていないわけではなかった。軍を4度送り込み4時間が経過したころ、ピュリラの軍の数は3分の1まで減っていた。その頃にはドーレス家の次の攻撃を撃退するために残っている者は、ピュリラと衛兵6人のみとなっていた。魔術師が儀式を終えてポータルを開くまではあと数分というところだった。「何としても時間を稼ぐのだ!」ピュリラは宣言した。「フラールのために!」

怒り狂った立派な7人の防衛者達は、魔術師が儀式の最後の手順を終えようとしている間、名誉とすさまじい決意と共に戦った。衛兵が1人やられた。2人。4人。砦に残っているのはピュリラと衛兵2人だけとなっていた。これまでの戦いを援助し見守っていたフラール家の作業員達もまた砦に赴き、工具ややられた衛兵の武器を使って交易所の防衛に参加していた。こうした懸命の努力も関わらず、彼らはドーレス家の攻撃の重圧に押しつぶされそうになっていた。

その時ポータルが開いた。

フラール家の戦闘商人達がポータルからあふれ出し、驚いた傭兵達の隊列に呪文や矢を浴びせた。ポータルから歩兵隊の一個部隊が現れ、ドーレス家の傭兵の戦列を破壊した。ドーレス家は少しの間持ち応えたが、まもなくフラール家の部隊の重圧に崩れ落ちた。戦線が崩壊したドーレス家の傭兵達はついに打破され、残った傭兵達は逃亡した。戦闘商人は完敗を理解させるために十分な長さだけ彼らの後を追い、そのあとは交易所を守るために整列した。

フラール家の勝利は勇敢で誇り高きピュリラ・ファレンの賜物だったが、彼女は最後の戦いで息絶えていた。撤退する途中に、ドーレス家の傭兵の刃が彼女の首を捕らえたのだった。治癒師が到着した時、彼女は死んでいた。しかしこのような歴史によって、彼女の偉業は決して忘れ去られることがないだろう。