仕立師助手メール 7週間目

43日目
アンヴィルの港の作業員により、地元民を雇う必要があることがはっきりしました。明日は2つの選択肢があります。他の誰もが雇うのを断るような酔っ払った屑から選ぶか、港の作業員が、こちらの持ち物全部を捨て去るのを眺めるか。まだ迷っています。このことからも、こちらの期待のほどが分かるでしょう。

44日目
助手の候補者10人と面接しました。全員ひどいものでしたが、誰か1人雇わなければなりません。港の作業員が私の持ち物全部を海へ差し出してしまいます。これは、汚物を歯で濾過するのと変わりません。どんなひどい味だとしても、一番大きな汚物は必ず防がないといけないのです。

45日目
ワーフ・ドッグ・メロイは、カジートの尾のネックレスをしたブレトンです。一方ロウ・ネックは、「盗み」が上手だというアルゴニアン。そして大きな傷跡のあるカッツ・ファーストの正体は、ひょろ長いノルドか、がっしりしたハイエルフでしょう。アンヴィルの港の作業員をなだめるにはどれか1人を雇わなくてはなりません。仕方ありません、3人を1日試して、誰ができがいいか見るとします。

46日目
カッツ・ファーストは、樽を運べと命じると短剣を投げてきました。ワーフ・ドッグ・メロイはスクゥーマの酔い覚ましに事務所で眠りこんでいました。ロウ・ネックは、会計台帳を持ったまま行方不明です。今日の配達分は隠しておいてよかった。隠さなければ盗まれていたところです。

47日目
ロウ・ネックは今朝、台帳を携えて戻って来ると仕事量に驚いたと言いました。盗むのはうちの利益のうち、ほんの一部にすると約束してくれました。正直な盗賊のほうが、喉切りやスクゥーマ中毒よりましです!その場で彼を雇いました。この荷物を受けとれたなら、新しい助手はうまくやれているということです。

48日目
先日、とある冗談を聞きました。宝飾品をローブの裾に縫い付けるドワーフに怒鳴る奴をなんと呼ぶのか?宝飾品をドローブの裾に縫い付けるドワーフにドナールフな奴!(面白い冗談だとはとても思えません)

49日目
ウッドエルフが同族を殺すのを目撃しました。彼女は短剣を取り出し、相手の後ろにそっと忍び寄って喉に切りつけたのです。そして「ブラックサップの恨みだ」と叫びました。ですが、大半の見物人が肩をすくめて持ち場に戻ったのには驚いたようで、よそ者であることが見てとれました。地元民には、賭けをする時間がなかったので、戦いの結果などどうでもいいようです。

仕立師助手メール 6週間目

36日目
酒場で見知らぬ遊びをするのは危険です。ですから片っ端から覚えてみました!セブン・マグス、スキンク・スマッシュ、ナックル・ジャングラーズ、トロール・スタッターズ、レッド・スタベンズダンス、フロッグスワロウ、ビルジ・ベイティング。そして、ノルドがマンモスとでも遊べると言う、ワットル・スインギングも。信じる必要は無いですよ。からかっているだけですから。

37日目
アンヴィルは不思議な場所です。海賊が港に金塊を横流しをしていることは誰もが知っています。船が戻ってくると決まって荒っぽくなりますが、地元民の大半は動じません。意地悪極まりない犬でさえ自らの巣を汚すのを嫌うものです。奇妙なバランスですが、それを保とうとしているようです。

38日目
月をどう思います?カジートは神だと思っていますが、魔術師ギルドは空に浮かぶ島だといいます。もっとおかしな説を聞いたこともあります。ある船乗りの話では、月は巨大な精霊たちで、デイドラ公のための余興として取っ組み合っているのだといいます。それが激しい雷雨の原因だと。愚かな男ですね。月はシェオゴラスが作ったことは誰もが知っているというのに。

39日目
近くの丘にはウェアウルフがいると聞いたので、最近の荷物には用心を重ねました。そちらも荷物のにおいに気づいたでしょう。においは地元の治療薬のもので、ウェアウルフを絶対に近寄らせません。もしあなたが既にウェアウルフ症に感染していたなら、心から謝ります。ポーチにある塩に手をひたして、炎症を和らげてください。

40日目
要塞のオークとたまにしか取り引きしないことを不思議に思う者もいます。もちろんオークとの取り引きに何も問題もありません!でも、要塞に暮らすオークは洞窟に住む魔術師のようだと学びました。彼らは強く、孤独で、機嫌が悪い時はあなたの内臓を引きずり出そうとするらしいです。

41日目
港の灯台守には欠かさず賄賂を送っています。誰よりも早く船を見つけるため、船長について知っていること、予想される積み荷などの情報を伝令に託すことができます。母はいつも言っていました、最大の武器は抜け目ない配慮だと!それに決闘用の剣だと。母は並み外れた人物でした。

42日目
昨夜「オーバー・ザ・シー」の替え歌「エヴァー・ザ・ティース・アンド・オーバー・ザ・メイン」を聴きました。歌詞の内容が際どくなっていました。どうしてかわかるでしょうか。「半旗の位置に掲げる」「錨を上げて」などの航海用語が、全く別の意味で歌われていたのです。船乗りは自分たちが賢いとでも思っているのでしょうね。

仕立師助手メール 5週間目

29日目
交易品のさらに安い価格を求め、これからキャラバンで旅をしていく予定です。疲労感を乗り越える方法は次第に分かってくるものです。長い旅路でも、大雨でずぶ濡れになった牛の臭いを嗅げば、あまりの悪臭に自然と頭が冴えるんです。

30日目
前回の配送分については申し訳ありませんでした。どうやら予定していた積み荷を、他へのそれと取り違えてしまったようです。こちらが予定通りの荷物となります。ですが今回は私のミスでしたので、すでにお送りした素材についてはそのままお使いください。実はこの辺りでは盗みが多発しており、荷物からは表示をすべて消していました。今回からは三重に確認してお送りいたします。

31日目
ようやくアンヴィルに着きました。港は安全で、キャラバンの航海ルートは往来が多く、タムリエルのどこでも船を派遣できます。もちろんリーチは別です。サンフォージも。そう言えば、ソルスセイムもです。それでも、この事実は変わりません!あなたの行く先に、私の積み荷が届くでしょう。どんな悲惨な場所だろうと。

32日目
ばら積み品用にアンヴィルで小さな倉庫を借りました。これで、荷を積んだ船から直接購入し、倉庫に保管し、必要に応じて転売できます。もちろん看板には、よい名前をつけなくてはなりません。少々時間がかかりましたが、「ボトル・ホール(抜け穴)」と決めました。

33日目
この新たな店名はもはや「ボトル・ホール(抜け穴)」ではありません。昨夜酔っ払った船乗りが大挙して押し寄せてきました。店の名前を見ただけで、いかがわしい店だと思いこんだようです。これ以上の混乱を避けるために、店名を「ボトル・イン・バルク」と改名しました。

34日目
またも店名選びに失敗したようです。「ボトル・イン・バルク(沢山の締め釘)」は、これまでとは別の層の、酔っ払った船乗りを引き寄せました。この界隈で「ボルト」は売春宿の遠回しな言い方のようです。これで、「ボルト・ストア」「ベター・ボルト」「バレルフル・オブ・ボルト」などの名前候補も却下となりました。こうして安全な名前「ノー・ビルク・シルクズ」でいくことになりました。

35日目
馬鹿げています!なんと「ノー・ビルク・シルクズ」とは、アルゴニアンの間で有名な夜の遊び人の名前と同じでした。それを教えてくれたのは昨夜寄港した裕福な船乗りで、ノー・ビルク・シルクズと「会話」できないことにがっかりしていました。もうお手上げです!今は店を「ロウ・ディール(不当な扱い)」と呼んでいます。とにかくこの名なら、たとえ売春宿と間違えられたとしても、タムリエルで一番残念な店名だと思ってくれることを願うしかありません。

仕立師助手メール 4週間目

22日目
短文をお許しください。亜麻布のスカーフで疫病を拡げた、と疑われているのです。暴徒集団がすぐそこまで来ていますので。

23日目
私の隠れていた納屋は暴徒によって火を点けられてしまいましたが、親切なソーサラーが私の脱出を助けてくださいました!今は彼が拠点としている洞窟に身を隠しています。行商の品は火災でほぼ燃えてしまいましたが、ソーサラーの方は私が持ってきた数少ない素材とこの手紙を送ると言っていただけました。大変優しいご老人です。今回の配送については、どうか彼に感謝を!

24日目
私の脱出を助けてくれたソーサラーは、「黒き虫の教団」に属する人物でした。彼は私の「疫病スカーフ」を自分の目的に使うため、入手したいとのことでした。そこでその隠し場所について巧みな嘘を吐いたのです。彼がそれを回収しに向かっている間、私は「疫病ゾンビの儀式用素材」と書かれたカゴを奪って脱出しました。中には「疫病」や「ゾンビ」は入っていなかったので、その点はどうぞご心配なく!

25日目
在庫をすべて買い戻すことができました!虫の教団のソーサラーたちはいつも色々と役立つ素材を持っているみたいですね。ちなみに暴徒から救ってくれた妖術師は、私が疫病に全く関係ないことを知り、あまり喜んでいるようには見えませんでした。そこで彼が洞窟に戻ってきた時に、その上にあった枯れ木が落ちる罠を仕掛けたんです。これは賭けではありましたけど、妖術師というのは中々頭上を見ないものですね。というわけで、戦利品の一部を同梱しておきました!

26日目
なめし革が市場から姿を消しました。在庫がほとんど一晩の内に無くなってしまったんです。この状況からは2つの可能性が導き出せます。大金を持つ何者かが革の価格を釣り上げてから市場に革を放出するつもりなのか、あるいは誰かがオグリム歩兵隊に鎧でも作るつもりなのか。大型の腰帯用金具の大量購入には目を光らせておいた方が良いかもしれませんね!

27日目
もし誰かに「カボチャのワイン」という物を差し出されたら、絶対に飲まないことをお勧めします。私の場合は間に合いませんでしたけど。

28日目
魔術師ギルドがタムリエル中の支部と話す事ができるのなら、なぜお互いに病気の蔓延について警告しようとしないのでしょうか。どんな帝国、王国、要塞にとっても益となるはずだとは思いませんか。

仕立師助手メール 3週間目

15日目
シロディールでは山賊がはびこっています。キャラバンの衛兵4人が斬り伏せられ、私の荷物の半分を持って行かれてしましました。ですがすべてが失われた訳ではありません!護衛の鎧だったチェインメイルを回収しておきました。ちょっと洗って磨き、ブラヴィルで今回同梱した素材と交換することができました。

16日目
帝都の中央にそびえる白金の塔はご存知ですね。争いが収まってすべてが安定したら、塔の頂上まで登って景色を見せていただけたりしますでしょうか?あそこからならきっとオーリドンだって見えると思います。

17日目
今朝、召喚師がスキャンプの制御を失い、スキャンプが市場へと迷い込みました。そして詳しい経緯は定かではないのですが、スキャンプが頭をメロンに突っ込んだ結果抜けなくなってしまい、空中に火の玉を振りまきながらフラフラして、最終的に家畜のフンの山に突っ伏してそのフンの山が炎上したんです。あれほど多くの人が危険に晒されながらも大笑いしていたのは初めて見ました。

18日目
エルスウェアからやってきた商人との賭けに負けてしまいました。今週は品物の取引交渉をするときは、塗られたカジート製のセンチの仮面を着けることになってしまいました。取引に影響することを恐れていましたが、悪い影響ではありませんでした!地元の人々が激安価格で物を売る猫エルフの話をしているのを聞いたんです。さっそく在庫量を2倍にしておきました!

19日目
以前、ブレトン人の貴族夫人にゼニタールの祠をお売りしたことがあります。祠は私が所有していた訳ではないのですが、彼女に嘘を吐いたことは一度もありません。人の勘違いを利用するには一定の技術が必要で、私にどれだけの腕があるのか試してみたかったのです。もちろん、彼女より受け取った支払額のほとんどは一番近い聖堂へお布施してきました。八大神を軽んじることで得られるものはありませんもの。

20日目
旅する八大神の司祭が帝都で絞首刑に遭ったとの話を耳にしました。罪状は反逆罪だったとか。詳しくは分かりませんが、地元の人々は不安がっています。そろそろ私も移動する頃合いです。地元民が不安がるようになると、次にやってくるのはよそ者に対する全体的な不信感ですから。

21日目
コロヴィア台地に疫病はありませんでした。でも良い知らせもあります!人口のほとんどが人を弱らせる病にかかっています。休息、回復と強めのトニックさえあれば治癒できるはずですが、現地の慣習で病人は亜麻布のスカーフで口と鼻を覆うことになってるんです。あの安物を売って上げた利益は、今回同梱させていただいた素材購入に充てています。