付呪師助手メール 2週間目

8日目
新たな一日と共に、我らは栄えある雇い主殿へ新たな積み荷をお届けしよう!剣ほど美しい外見を持つ武器は少ない。剣の鋭い刃は、鈍器や巨大な斧にないバランスと取り回しを、持ち主に与えてくれる。そしてノルド人やエルフ共が何と言おうとも、付呪を施した剣以上に素晴らしい武器は存在しない。

9日目
栄えある雇い主殿、この素材があなたに益あらんことを。あなたの旅も、我ら兄弟の旅と同じく順調なるものであろうと願っている。付呪を決して怠ってはいけない!それがいつの日か命を救うかもしれない!我々としてもあなたを失うのは惜しいので。

10日目
デシャーンに位置するダークシェイド洞窟のクワマーは恐ろしい!私はクワマーの卵が大好きなので、今あなたの手に渡っている素材を送る途中で、その洞窟へ立ち寄ったのだ。だがあそこの生物たちは、生み出す卵こそ見事であるものの、彼ら自身は醜悪で見られたものではない。しかもまるでオブリビオンの生物のように私に向かって吼えるのだ。もうあの卵を見る目が変わってしまった気がする。

11日目
レッドガードは刀剣の設計に卓越しているが、ドゥエマーはそれ以外のすべてにおいて卓越している。彼らの作り出した機械は、私がこれまで遭遇した中で最も凶悪なアーティファクトだ。ドゥエマーだったらあのほぼ完璧といえるレッドガードの三日月刀をどう改良するのだろうと、よく思い描いてしまう(三日月刀を空中に発射する装置がすぐ頭に浮かんだ)。とにかく、素材をお楽しみあれ!

12日目
新たなる一日と共に、我らは栄えある雇い主殿へ新たな積み荷をお届けしよう!どうか楽しんで使って欲しい。私は前回の冒険の疲れで、何日も眠れそうだ。冒険で、我々は古い帝国の砦を発見した。無論、放棄されたものであるが、そこからあらゆる資源を手に入れてきた。だが棲みついていたワマスは恐ろしかった。肌からは稲妻が飛び、四つ足を使ってまるで嵐のように襲ってくるのだ。我々はその顎から、命からがら逃げ出してきた。

13日目
今回の荷物は今までで最も素早くお届けできたはずだ!配送のせいで受け取りが後日になってしまうのは残念至極だが、私とエズダブは幾日も前から準備を整えておいたのだ。あるいは今回、互いに別の道を征くかも知れない。あいつの悪口やら挑発やらを聞かないで済むのはなによりだ。奴の腕は剣聖並みだが、おつむは子供並みなのでな。ともあれ、素材をぜひ役立ててくれ!

14日目
敬愛する雇い主殿、私はエズダブ、あなたに普段文を送っているアブナブの兄弟だ。この手紙と共に新たな積み荷をお送りする。どうか上手く使って欲しい…なぜなら今回で最後になるかも知れないのだ。というのもアブナブが行方をくらましてしまった。あなたの手を煩わせるつもりは無いが、あなたにできる事はないと思う。この文が届いたころまでにアブナブが見つからなければ、恐らくすでに手遅れだろう。

付呪師助手メール 1週間目

1日目
栄えある雇い主殿、私はアブナブ・アルバブナブ。この手紙と共に素材一式を入れておいた。これが役立つ事を願う。これらは私が古代の墳墓より盗んだものだが、その際怒れる死者達に出会ってしまった。私は高音を発生することで奴らの注意をそらし、その場を脱出した。兄弟のエズダブから文が届くだろうが、「子供のように金切り声を上げて逃げていった」という表現は適切でないことをあらかじめ申し上げておきたい。

2日目
このアブナブとその兄弟エズダブが、この良質な積み荷を送ろう。尚、道中では今までに見たこともない巨大な氷結の精霊も打ち倒した。恐らく近くに魔術師が居たのだろう。我々は木の上で一日待ち、太陽によってその防御が弱まったのを見計らって一刀両断にした。すべてが終わった時、エズダブは太陽に目をやられたと言っていたが、あれは恐らく静かに泣いていたのだろう。

3日目
栄えある雇い主殿、生きている事は当然ではない、ということを改めて知って頂きたい。私は朝の泳ぎに出かけるため、我が胸当てを軽くする付呪を試みたのだが、どうやら呪文が失敗していたらしく、私はいたずらな子供によって海の中へ放り込まれたマッドクラブのごとく、底へと沈んでいってしまった。エズダブが近くに居たのは幸運であった。でなければこの素材はあなたの手元に届くことはなかったであろう。

4日目
敬愛する雇い主殿、この文は私エズダブが書いている。我が兄弟アブナブは現在動けない。彼から伝わっているかも知れないが、あの阿呆は自分の付呪した鎧を着て泳ごうとしたのだ。おかげで救出するのにリーフシャドウ湖の底まで泳ぐ羽目になったが、その価値は十二分にあった。あれほど面白かったのはアブナブがアリ塚の上で寝た時以来だ。ともあれ、この素材を役立てて頂きたい!

5日目
栄えある雇い主殿、この素材があなたの役に立つ事を願っている!タムリエルのダンジョンや洞穴で死ぬ方法は何百通りもあるが、付呪を施した装備で自分の命を救う方法もまた同様。慎重に考慮して頂きたい!

6日目
栄えある雇い主殿、今回も積み荷をお贈りする。本日私は従兄弟たちと一緒に居たのだが、我が付呪に関する才が、我らの民の間では珍しい事をすっかり失念していたのだ。私も魔法を付呪以外に使う事については不信と嫌悪を覚えるが、これは我が一族の伝統だ。何せ、我が父はアルトマーよりその技術を直々に学んだ修行者だったのだ。

7日目
友よ、今回も積み荷をお送りする。前回の包みについては兄弟のエズダブが上手く送ってくれたものと信じている。あの者はドジなマヌケで、ふざける傾向にあるが、ドジとマヌケも使い様と言うもの。いや、許してほしい。あなたに我が兄弟の欠点をお伝えするつもりはなかったのだが、インクと紙が限られていると、どうしてもこう書き出すのを抑えられなかったのだ。

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