木工師助手メール 27週間目

185日目
華麗なる前足とその犯罪帝国なんてクソ食らえだ!オブリビオンに消えちまえ!奴は負債と義務という呪いを俺にかけたんだ。この修羅場を切り抜けられるような知恵をしぼり出さないと殺されちまう。今日、誰が現れたと思う?あの猫野郎の兄弟だか、甥っ子だか、奴ら特有のなんだかよく分からない血縁者がやってきて、組織の長の座をかけて挑戦してきやがった!

186日目
そいつの名前はファンシー・ファー。なんと華麗なる前足の一番上の娘なんだとさ。カジート犯罪組織の長の座をかけて俺と戦いたがってる。自分の生まれついての権利なんだと。猫野郎にかけあって、負債と義務をあの娘に引き取らせるように言ったが、奴は断りやがった。「娘がお前を殺そうというなら、そうさせよう」。華麗なる前足は笑った。

187日目
華麗なる前足の復讐の道具、それが向こう見ずで元気いっぱいの娘、ファンシー・ファーだ。あの娘はカジート犯罪王の莫大な財産をかけた戦いで俺を殺す気だ。俺が手元に置く気がまったくない財産をな。だが頭に血が上った雌のカジートは何を言っても聞く耳を持たない。ハントマザーもそう言ってたな。

188日目
治安官が決闘の前にやってきた。こんなことに巻き込んで悪かったとでも言うのかと思ってたら、あろうことか、華麗なる前足の罠にかかった愚かさをたしなめやがった。さらに奴は言った。「彼女はダーククローと呼ばれてる。気づかれることなく忍び寄る死神だからだ」。それで俺を元気づけるつもりだったらしい。まったく効果はなかったが。

189日目
どんな厄介ごとに巻き込まれようとも、積み荷は時間どおりに送るぞ。ファンシー・ファーに魚のように捌かれるまではな。そうなった場合は、他の木工師に俺の顧客を引き継ぐように手配してある。だから心配無用だ。あんたのことも頼んである。とりあえず、どうやってこの修羅場をくぐり抜けるかを考えなきゃならん。

190日目
シェドリック治安官は最後のアドバイスをした後、この決闘を観るのにちょうど良い席を探しに行った。「左を使うんだ」、奴は言った。「あれがお前の得意技だ」。俺は頷いてから、あの娘に勝てるか聞いてみた。「絶対にムリだな」、奴は言った。「だがお前を応援してるぞ」。「治安官」だと!全く役立たずじゃないか?

191日目
槌のマーゴッグだ。俺の一日を聞いてくれ。始まりは華麗なる前足の娘のファンシー・ファーに、親父の犯罪組織の長の座をかけて決闘を挑まれたことだった。欲しいなんて一度も言ってない組織だぞ!カジートの奴に騙されたんだ。俺に治安官に売られたことへの奴なりの復讐なんだ。

木工師助手メール 26週間目

178日目
じっくり考えた結果、思い出の品の箱には「勇敢なる小さなスクリブ」を彫り込むことにした。暖かく、心が躍る物語なんだ!クエラに手伝いを頼むことにした。すごいアーティストなんだ。彼女の下絵を元にして彫ろうと思ってる。上手くできれば、もう一つ作ろう。

179日目
「勇敢なる小さなスクリブ」の物語のシーンを彫り込んだ思い出の品の箱を仕上げた。酒場に飾った途端、旅人が200ゴールドで買い取りたいと言ってきた。200ゴールド!金になるなら、副業として木製の思い出の品の箱を作ってもいいかもしれない。

180日目
シェドリックの砦に呼び出されて、捕まったカジートの華麗なる前足と面会することになった。囚人にしては犯罪王は牢獄に満足してるように見えた。「この者は首都に送られて裁判を受ける前に、お世話になったお礼をしたがっている」と華麗なる前足が言ったんだ。嫌な予感がしたよ。

181日目
華麗なる前足を裏切って、シェドリック治安官に売ったことのお礼をしたいってわけだ。嫌な予感がしたが、奴は鍵のかかった檻のむこうだ。「この者はお前に腹を立ててはいない、オーク」。奴は静かに言った。「この者は物事を単純にしてくれたことに感謝している。所有物をお前に寄贈したい。全てをだ」。それを聞いた途端、さらに嫌な予感がした。

182日目
華麗なる前足は俺を「犯罪」と「まっとうな稼業」の相続人にしたんだ。これを褒美と考えるヤツもいるだろうが、俺にははっきりと分かった。犯罪王が俺を陥れるつもりなのが。なにかまずいことでも、って思うだろ?まあ、俺もそう思った。「負債も義務も併せて相続してもらうことになる」。華麗なる前足は邪悪な笑みを浮かべて言ったんだ。

183日目
華麗なる前足はやりやがった。うまいこと俺の首にムンダス・ストーンを括り付けて、深くて暗い湖に放り込んだも同然だった。奴の負債と義務は今や俺が面倒を見ることになった。その内訳は、エルスウェアに残された3人の妻と37人の子供、レンリージャ海賊のカディン船長への負債、そしてコスキット犯罪シンジケートとの流血の抗争。

184日目
ほらよ、槌のマーゴッグからの材料の積み荷だよ。あんたへの義理はできる限り果たすつもりだが、華麗なる前足の敵が列を作って俺を狙ってる。奴が仕方なく指名した後継者だっていうのに。街にきた新顔がいろいろ嗅ぎまわっているようだ。

木工師助手メール 25週間目

171日目
やるべきことはやった。次は今の共犯者、華麗なる前足という名のカジートだ。いつもは俺のライバルだが、犯罪王と俺はある種の取り決めをしていた。それというのもシェドリック治安官が目障りになってきたからだ。だが治安官との問題は解決した。華麗なる前足と話をつけないとな。

172日目
「この者に教えてほしい、問題は片づけたのか?」華麗なる前足が尋ねた。「端的に言え」と、俺は答えた。「猫語を話されても俺が理解できないのは知ってるだろう」。犯罪王の眼に怒りが燃え上がったが、自らを抑え、こう言った。「シェドリック治安官だ。この者が頼んだ通り、治安官を始末したのか?」

173日目
「善良なる治安官殿のことは片づけた。俺をつけ狙うことはもうない」と言ってやった。俺は華麗なる前足の眼が動くのを見逃さなかった。何か致命的な間違いをしたことを唐突に気付いたのだ。そこにシェドリックが飛び込んできた。正義を代表した正義漢づらでだ。「自白は聞かせてもらったぞ、猫」と宣告した。「お前は地下牢行きだ」

174日目
華麗なる前足は抵抗するもんだとばかり思ってた。シェドリック治安官や法の手をかいくぐろうとして殺されることになるだろうと。だが違った。代わりに犯罪王は両手を差し出して言った。「華麗なる前足は負けた、治安官殿」。奴は鋭い一瞥を俺に投げかけ、治安官の部下に連行されていった。

175日目
よう、槌のマーゴッグだ。材料が無事に届いたことを願ってる。フォーローンはかつてなく上手くいってる。カジートの犯罪王が逮捕されたからだ。シェドリック治安官との関係もしばらくは安泰だろう。俺が露骨なことさえしなければだが。少なくとも善良なる治安官殿の目の前ではな。

176日目
別の木工プロジェクトを始めた。のこぎりとハンマーを手にするのはいいもんだ。起業家生活は忙しすぎて、好きなことをするのもままならない。だが、このプロジェクトにかかりっきりになることだろう。思い出の品の箱を作ることになったんだ。有名な伝説や言い伝えのシーンを彫り込むんだ。すごいアイデアだ!

177日目
よう、新プロジェクトは順調だ。箱は美しく、ちょうつがい付きの蓋があって、隠しスペースもある。蓋にどんな物語を彫ろうか決めかねている。「ネッチよ、いたるところに」にするか、それとも「勇敢なる小さなスクリブ」にするか。どう思う?どっちの話も子供の時のお気に入りだから決められないな。

木工師助手メール 24週間目

164日目(日本語原文紛失につき知っている方いたら教えてください、下記は英語版からの翻訳です)
「単刀直入にいこうではないか」黒フードつきのローブを着た男はそう言い、俺に3度目の状況説明をするように言ってきた。「お前は本当に闇の一党に接触するつもりは無かったのだな?お前は誰かを死なせたいと思っていないのだな?そして、つまりは貴様は私に無駄な時間を使わせたのだな?どうやってそれを信じろと言うのだ?」俺はひたすら謝ったよ。

165日目
さて、闇の一党と契約しないことにした時こそ、人生で最も苦汁をなめた時だったかもしれん。黒いフードの影が何かを殺す気だったのは確かだ。契約のためじゃなかったら、俺の血で我慢するつもりだったろう。迷惑をかけた分は償わせてもらうと奴に持ちかけたんだ。生き延びてあんたに材料を送るためにもな。

166日目
フードの影は恨めし気に差し出された金を受け取って、ブツブツつぶやいた。「愚かなオークめ」と「時間の無駄だった」というのだけがはっきり聞き取れた。そして影は俺の方を向き、禍々しく湾曲した短剣を突きつけた。「過ちは一度だけだ、オーク」と影が言った。「この情けをかけたことを後悔させるなよ」

167日目
槌のマーゴッグだ。ちょっとしたジレンマをかかえてる。闇の一党との契約をあきらめたんで、犯罪王の華麗なる前足との約束を果たすか、シェドリック治安官と手を組むかを決めなきゃならない。板挟みだ。どっちの選択肢にも乗り気になれない。だが他に選択の余地はない。

168日目
さあ、またクラフト材料をお届けするぜ。昨日の夜は眠れなかったんで、とにかく何か役に立つことをしようと思ったんだ。ちょうど、この小さな街が夜明けを迎えようとしてる。俺は二つの悪のうち、マシな方を選ばなくちゃいけない。他の手を考えて、華麗なある前足との約束を果たすか、それともシェドリック治安官と手を組むか?

169日目
俺の人生はもっと単純明快だった。木工師をやってた頃、ようするに起業家になる前は。今や物事はとてつもなく複雑になった。取引には繊細さが求められるようになったし、何でもハンマーとクギだけで解決できるわけじゃない。そんなことを考えながら、シェドリック治安官と話し合いに行った。

170日目
善良なる治安官殿はちっぽけな砦に入ってきた俺を見て驚いた。砦は二階建ての塔で、事務所兼、監獄兼、住まいだった。法の番人の生活はとても華やかとは言えなかったが、ああいう奴らは華やかさなんかを求めてないのだろうな。そして俺は背後の扉を閉めた。

木工師助手メール 23週間目

157日目
シェドリック治安官を片づけるには慎重に事を運ばなければならない。奴の失踪があまりド派手になっちまったら、もっと多くの治安官をこの小さな村に呼び込むことになりかねない。正確さも必要だ。善良なる治安官殿を狙ってしくじれば、必ず矢はこちらに向けられることになる。

158日目
慎重さと正確さがこの作戦の鍵となるわけだ。だが自分の手下どもがそんなやり方に長けているとは思えない。プロを雇うことになったのは当然の流れだな。費用は半々にすることになったが、プロと接触するのは俺の役目になった。そのプロというのは闇の一党のことだ。

159日目
よう、闇の一党の連中と会う手筈を整えたことがあるかは知らんが、とんでもなくめんどくさいぞ!まず、「黒き聖餐」という楽しげな名前の儀式だかなんだかをやらなくちゃいけない。どこで心臓、頭蓋骨、それに肉なんか手に入れられるんだ?知っていたら教えてくれ。

160日目
なんてグロい儀式だ!シェドリック治安官の身代わり人形を作った。言われた通りにやってるが、ベラドンナの花びらが錬金術師から届いてない。それからロウソクを並べた円の中に座って、身代わり人形を刺しながら、わけの分からない言葉をささやかなきゃならない。もしこれが手の込んだいたずらだったら、誰かに責任を取らせてやる。

161日目
この儀式全部が闇の一党の使者を呼び出す手段じゃなくて、俺をこけにするためのいたずらじゃないかと思い始めてた。だが、詠唱が終わるや否や黒いフードつきのローブを着た奴が陰の中から現れたんだ。「請願者よ、誰を始末してほしいのだ?」とフードをかぶった奴が尋ねてきた。

162日目
マーラの司祭のとなりで我慢して聞いた説教のご利益は無くなってたみたいだ。影に包まれたフードの中を覗き込んでいるうちに、突然この闇の契約をやり遂げる気が失せた。何を考えてたんだ、俺は。法の番人を闇の一党に暗殺してもらうだなんて?相手も分かってくれるだろう。

163日目
「間違いだっただと?」、黒い影は不信感をはっきりとにじませて言った。「このようなことは前代未聞だ。間違って人形を作り、ロウソクを並べ、偶然何度も人形を刺し、うっかり決められた力の言葉を口にしたと。お前はそう言っているのか?」俺は頷いた。