ソーン軍団 スタイル

クラフトモチーフ90
Thorn Legion Style

非凡なる装具商、レンダンターレ 著

壮麗にして優雅なる西スカイリムのレディ・ソーン様
この手紙をもって閣下との契約が完了し、ご所望の用具の配達が全て完了したことを公式にお伝えさせていただきます。閣下のご歓待は私がこれまで仕えた王や女王の大半を上回るものでした。臣下の皆様からは期待する以上の礼節を示していただけました。直接お会いできないのが残念です。これは私の最高傑作だと自負することをお許しください。

ブーツ

閣下の臣下は、じきに大挙してリーチへの長い行軍を始めると知らせてくれました。かなりの大冒険になりそうですね!そのような旅路には、できる限り快適な具足が必要です。狐の毛皮ならばどれだけ遠くまで進んでも、優れた兵士たちの足を暖かく快適に保ってくれるでしょう。

ベルト

この寒冷な気候においては、服をきつく縛っておくことは体の熱の維持を助けます。このベルトはよく体に巻き付くので、臣下の皆様はほとんど冷気を感じないほどですが、同時にサテンのナイトガウンのように快適です。

この地域のノルドやリーチの民から着想を得て、冷たい風と武器の攻撃に対する防御力を高めるようこのフードをデザインしました。分厚い詰め物はかなりの程度まで衝撃に耐えます。また、顔の覆いは謎めいた印象を保つように作ってあり、お気に召すのではないかと愚考します。

脚当て

より腕の劣る職人と違い、私は足の重要性を知っています。体のうち最も丈夫な部分であることを所与と考える者もいますが、私は正しく保護しなければ、膝への不運な一撃が戦士を戦闘不能にすることを理解しています。私の意匠では継ぎ目の部分に丈夫な装甲と、防護のための詰め物を用います。さらに詰め物は柔軟性を高めるため巧妙に織り目をつけてあるので、機動性が犠牲になることはありません。

普段ならば私にとって最もデザインの難しい道具です。独創的な弓を作ると、機能が犠牲になることが多いからです。幸運にも閣下の名前自体が着想を与えてくれました。鋭く滑らかな両端が弓の湾曲に加わって、魅惑的ながら危険を感じる外見になりました。レディの外見も、このような印象を与えるだろうと私は想像しております。

胸当て

この防具のために閣下の衛兵を身体測定した時、私はどうやら特別なコロンをつけていたようです。
私が近づくと、彼らの数人が聞こえるくらいの音で匂いを嗅いだのです。尋ねると笑って、うまそうな匂いがしたと言いました。胸回りの軽い金属プレート、繊細な毛皮の裏地がもたらす快適性が、部下の皆様の称賛に対する十分な報酬となればよいのですが!

閣下の衛兵の最も一般的でよく目立つ武器は、同時に最も目立つ形でリーダーとのつながりを示すべきです。私は滑らかな刀身に閣下の優雅さを反映させるようデザインし、柄にはやはり閣下が愛するコウモリをあしらいました。簡素にして時代に左右されないデザインです。誰もが、この剣は閣下を表していることを知るでしょう。

肩防具

閣下のように壮麗な女性ならば、ご自分を代表する兵士には高貴さを示してほしいとお思いになるでしょう。私は肩こそが体で最も高貴な部分だと信じております。このポールドロンの形状は、装着者のシルエットの大きさと威厳を高めます。左右のそれぞれには閣下の名を称えるため、一面に茨を浮き出し加工で入れてあります。

手袋

冬の手袋は常に暖かさと柔軟性のバランスを取らねばなりません。分厚い素材は手の熱を保持しますが、戦闘に必要な繊細な動きを邪魔します。この手袋では正しいバランスを見出せたと思います。雪の中でも兵士の血流が止まることはないでしょう。

この盾のためのアイデアを考えていた時、私は紋章を組み込むため、運び屋に閣下の家系についての情報を聞きました。彼は軽く笑って、そんな紋章は存在しないと返答しました。しかし、もしそんなものがあるとすれば、きっと巨大な翼だろうと付け加えました。彼は閣下のコウモリ好きのことを話しているのだと思いましたが、いかがでしょう。

閣下の部隊が魔術で主人を守る時、敵はその魔術の源泉を目にして恐怖を感じなければなりません。この杖はそれ自体が暗く威圧的に見え、他の装備でも用いられているコウモリのモチーフが配されています。閣下の兵士を指揮する偉大な支配者が何者であるか、誰も疑いを持たないでしょう。

戦棍

主に打撃を目的として作られていますが、私はここで命中した標的に突き刺さって拘束するような、先の尖ったデザインを試してみました。この戦棍の「一噛み」は、接触した鎧や肉を切り裂くでしょう。気味が悪すぎると思う者もいるでしょうが、閣下が私との契約を交わされたのは、穏便な武器を作らせるためではないはずです。

短剣

多くの者は短剣を実用のための単純な道具だと考えていますが、私の意見は違います。短剣は油断ならぬ隠し武器であり、襲いかかる瞬間まで隠されるべきものです!閣下の家名が刻まれた刃に合わせて柄には装飾を施しましたが、滑らかな刀身はこの武器の隠密性を保っています。

初めて栄光あるソーン城に入った時、私は垂木や壁に並ぶコウモリの大群に気づきました。最初はコウモリが私を見ているのだと思いましたが、そんな馬鹿げた考えはすぐに追い払いました。あれは閣下のお気に入りのペットのようですから、新しい斧はこの高貴な生物に似せて作りました。