祝福された継承者 スタイル

クラフトモチーフ119
Blessed Inheritor Style

ナルス・インダリンによる幻視

以下に続くのは、我らが祝福されし創設者、ルラディ女族長の信者の服装に関する指示である。神聖な石を通じて得た幻視により、私は彼女が帰還する日の我らを見た。彼女は災厄から我々を守る装備によって我々を見分けた。お前たちもそれを身につけ、生が終わる時後に続いて、我らが淑女の祝福されし到来を目撃する者たちに受け渡すのだ。

ブーツ

我々のブーツは脛のあたりを頑丈に作ってある。女族長の到来に立ち会うという目的を持ち、前に歩む意思の表れだ。膝は露出させる。女族長を前に膝をつく時、より強くその感覚を味わえるようにするためだ。

ベルト

腰のあたりは、教団の印で一点を囲め。この点がルラディ女族長のシンボルだ。我々の社会は彼女の祝福されし帰還を中心とする。印の糸は黒革で作り、我々の祝福されし谷を覆う影を恐れない表明とせよ。

我らが女族長の帰還の日、私は我々が革フードを被っているのを見た。懺悔の心と共に我々は頭を下げ、侵入者、すなわち我らが祝福されし淑女を追ってくる災厄の最期を見届ける。

脚当て

我々が頑丈な革を、厳粛な模様で装飾しているのを見た。想起させるのは、アッシュマウンテンの頑健さである。すなわち優雅さや俊敏さは求めないが、動じずに立つことで力を示す。それゆえ我々は一ヶ所に根を張り、周囲を取り巻く世界に挑む。

我々の弓は繰り返される時間の性質を表すように、反り返った形に作られている。弓の胴部は我々の衣服と同じ布と革の切れで結び合わされている。お前たちの狙いが、女族長ルラディの帰還に対する信仰に劣らず、揺らぐことのないよう願っている。

胸当て

このベストはすべての相互のつながりを表すため、レースによって固定される。スカーフや質素な金の留め具程度ならば身につけてもよいが、私の幻視の慎ましさから逸脱するものを加えてはならない。

我々が持つ剣は、刃が波型になっている。長く、立ち昇る煙の柱のように濃い刃だ。鍔は両端を尖らせてあり、これもまた武器となるが、もちろん教団の印である糸で装飾してある。

肩防具

肩は曲げられ、我々の民の伝統的な様式に従っていた。だが丈夫な革には我らの印である糸が浮き上がるようにせよ。両肩の手を力づけ、前へ導かせるために。

手袋

我々の腕当てや籠手は、手を自由に動かせるようにするべきだ。呪文を唱え、弓の弦を引き、災厄に重く致命的な打撃を加えるためである。丈夫な作りにして、我らが教団の印を浮き上がらせる。だが手首と肘は、成すべきことを自由に行えるようにせよ。

信仰はお前たちの第一の守りである。儀式のためにも実戦においても、我らが教団の細密な印をまず災厄に差し向けてやれ。盾には3つの突起を加えること。それにより、危急の時に武器としても使うことができる。

我々の魔術師が持つ杖は、夜を切り裂く星のような紋章を帯び、金のファスナーで留められていた。先端部は2本の矢尻のように分かれていた。これは我らが女族長の出発と、揺るぎなき約束を携えた、彼女の祝福されし帰還を表している。

戦棍

私は戦棍が5つの突起を付け、悪意と破壊の思考で研ぎ澄まされた先端を有しているのを見た。災厄に対して用いられ、骨を叩き割り、血を味わう日を夢見ている。

短剣

我々の短剣には鍔がない。炎の刃は災厄の帰還に飢えている。まずは切り裂き、深く突き刺し、定められた終焉へと奴らを導くために。

我々の斧は無駄がなく美しい、湾曲した両刃の刀身を持っている。斧を振り下ろすたび、愛すべき影の祝福の塔が倒れるような破壊を引き起こしてやれ。