シャードボーン スタイル

クラフトモチーフ126
Shardborn Style

熟練したガラス職人、鍛えられた砂のイレニア

ガラスとクリエイシアを形成するには技術がいる。私はその技を運命の気まぐれに失わせたくない。だから私は、昔のガラス職人たちによって受け継がれてきた方法を規定し、記録する責任を引き受けることにした。

古の職人たちよ、長く眠りたまえ。私たちの道が交差し、いつか再び鏡の輝く日が来ますように。

ブーツ

鍛えられたガラスから作られたこの羽根つきの水晶板は、装着者の歩みに共鳴する。戦場へと進む時、その共鳴音を聞いて安心しなさい。大地そのものが恐怖で震えるのを見て、敵はすべての希望が失われたことを知るでしょう。

ベルト

最初はガラスを曲げた留め金を作る。強い炎で鍛え上げた、繊細な留め金を。剣の柄と似て、ベルトは装着者の決意の重さのバランスを取ってくれる。敵を前にして身じろぎもせずに立ち、相手の攻撃に正面から耐えることができるわ。

私たちが目を保護するのは目を塞ぐためでなく、時間と記憶の中に失われたものの恐怖から身を守るため。すべての兜のガラスは古い水晶板から切り取られたもの。大鍛冶場の最後の作品よ。これはその記憶の重みを戦いへと運んでいる。

脚当て

跪き、悔い改め、あなたの光の反射を探しなさい。あなたの脚当ての鍛えられたガラスは、ミラームーアの恩寵によって形作られている。あなたがやるべきことは覚悟を決めて立ち、戦いへ赴くことだけよ。

正しく切り出した矢尻は光そのものを跳ね返し、戦場を横切る際に敵の目を眩ませられる。矢の軌跡は私たちの理想の輝きで隠される。矢を放ちなさい、輝ける戦士よ。

胸当て

この胸当ては鐘のように、戦槌の打撃に対して反響を引き起こす。熟練のガラス職人はこの反響が分散し、端の部分から逃げていくようになるまで叩き続ける。どんな武器の衝撃も装着者から逸れていくように。

砕けたガラスから剣を形成するのは簡単なことじゃない。慣れない者の手や性急なハンマーにかかると、いとも簡単に歪んでしまう。正しく扱えば、この鋭利な切っ先には穏やかな光の筋さえ入り込めない。空を二つに切り裂きなさい、輝ける戦士よ。

肩防具

階段状に重ねたガラスの板は印象的な外見と、カミソリのように鋭い防御を両立している。私たちはそれぞれ軍務の重圧を肩に背負っているのだから、理想の刃をも敵に向けるべきでしょう?

手袋

ガラスから手袋を作れば、手首をひねるだけの動作が致命的な攻撃となる。指差すだけの動作が短剣の一撃となる。もし武器が駄目になっても、ただ敵に接近して突き刺せばいい。

この盾の砕けた板に騙されてはいけない。盾のガラスは私たちの最も深い悲しみから生まれ、後悔の温もりで強くなるように作られている。もう二度と、私たちは自らの運命を見失わない。この盾はあなたの前で枝分かれする無数の運命から守ってくれるでしょう。

私は杖を音叉の形に似せて作っている。次元の音響を計測するための道具だから。エーテルの深遠からマジカを紡ぎ、あなたに押し寄せて未来の栄光へ浸らせる音をよく聞きなさい。

戦棍

ガラスは砕けても、境界に置かれるだけ。再び型に流し込み、再形成できる移行の状態よ。でも敵はそうじゃない。力強く振りなさい、輝ける戦士よ。

短剣

ナイフを捻ることは親密な行為。この短剣の作成も同じことよ。溶融したガラスから引き出し、ハンマーと手で形成する。それはあなたが敵の喉元で手にする刃、敵の背中に突き刺す刃となる。ナイフを捻りなさい、輝ける戦士よ。

征服した地から集めた砂を持ち帰ることが、私たちの戦士の慣例となっている。砂は溶融したガラスに混ぜられ、欠片を切り出して戦士の斧を装飾する。ガラスの破片はどれも、戦士たちの力の証よ。

盲目の道の信者 スタイル

クラフトモチーフ125
Blind Path Cultist Style

野営地司令アキリウス・ハイン

盲目の道の信者から回収した鎧についての研究を、以下の解説付きメモにまとめた。認めるのは腹立たしいが、この鎧に大量に使われているクリスタルの素材は、私が用いた標準的な試験手法の多くを受け付けなかった。明らかにある種のクリエイシアの形状だが、見たこともないやり方で形作られ、格子状に組み合わされている。教団そのものと、その軍事力に対する研究を促進するための取り組みにおいて、この文書が役に立つことを願っている。物見高く手癖の悪い者へ。触るな。

ブーツ

裏付けは乏しいかもしれないが、このブーツには泥がへばりつかないように思える。水、土、血までもがビーズ状になり、まるで木から降る木の葉のようにブーツから落ちる。これが戦闘時にどんな恩恵をもたらすのかは想像もできないが、彼らの控えの間がどれだけきれいなのだろうかと考えると、思わず嫉妬してしまう。

ベルト

初めて見た時、ベルトを締めるための護符はある種のオパライトでできているのだろうと思ったが、それは不当な判断だった。これはとても不思議なやり方で光を捕らえ、それを屈折させて、春の雨による虹よりも多彩で驚くべき色にする。目が痛くなりそうなほどに。

この兜を被るな。ぶしつけですまない。だが、これらの兜には、かけられた魔法が残っている恐れがある。厚い革が完全に目を覆い、それがもたらす闇が視野だけでなく精神をも包み込む。これらの影は重い。そして、はるか遠方から何かが近づくにつれて歪み、揺れ動く。

脚当て

この脚当ての厚い革は、まるで頁岩のような感触だ。身に着けると、最強の棍棒でも揺るがすことのできない確固としたバランスをもたらす。並外れた手法で作られた品だ。これだけ密に編み上げる方法がわかるのなら、彼らのデザインを盗んで作ってみるのだが。

どうやらこの弓から放たれる矢は小さく点滅するようだ。おそらくクリスタルの装飾のせいだろう。最初は設計の欠陥だと思った。射手の位置を教える弱点だと。だが実際は、この光のトリックに気づいた時、もう手遅れなのだ。

胸当て

盲目の道の胸当ての中央にある優美な装飾品は魅惑的だ。そうとしか言いようがない。研究中、ふと気づくと、彼らの砕かれた輝きに見入っていたことが何度もあった。そんな時は何というか、切望とでもいうようなものを感じる。まるで間もなく果たされる約束があるかのように湧き上がる、感情の深い井戸を言葉で表すのは非常に困難だ。

うまく説明できないが、教団の剣は私を不安にさせる。手に持つと…悲哀を感じるのだ。クリスタルのもやの向こうにある何かに対する悲しみ。この美しい土地までの道を切り開くことができたら。私を寄せ付けない世界を砕くことができたら。

肩防具

盲目の道の肩防具を飾るクリスタルの構造体は、彼らの刃を備えた武器と同様に鋭い。それにより肩の強打で相手をずたずたに切り裂くことができるため、我々の兵士の多くが深く並行した傷を負っている。

手袋

手袋はとりわけ驚異的だ。指は個人に同調するようだ。同じ手袋が、最小の手にも最大の手にもぬくぬくと心地良く適合する。数え切れぬほどの手袋をほどいてみたが、未だにその仕組みは解明できていない。

教団の盾を飾る羽根のついたクリスタルについては、それが示すものを恐れる兵士たちから警告されていた。観察したところ、クリスタルは敵の姿を歪めて映し出すようだ。見る者の背後で今にも襲い掛からんとする複製だ。兵士たちには、ちょっとした手品以上のものではないと断言しておいた。

私はこの杖が一番常軌を逸していると思っている。先端についている鏡のようなクリスタルは光を屈折させて拡散し、ほとんど知覚できないような色の光線にする。美しい光景だが、私を恐怖させるのはこの光線が明らかにするものだ。私は… そう、自分自身を見た。自分の朝を垣間見て、近い未来に起きることが次々と見えた。もちろん、幻覚だ。そうでなくては。

戦棍

この戦棍の側面には扇状に広がるクリスタルの刃が並んでいる。この鋭いクリスタルは金属の鎧を貫くのに役立ち、戦棍で破壊的な打撃を加える前に、効果的に防備を弱められる。これによる損傷は恐怖を覚えるほどのもので、修理で対応できる範囲をはるかに超える。私のテントには、まるで紙のようにくしゃくしゃとなった鎧の破片が散乱している。

短剣

短剣の尖端は針のようにとがり、刃と同じように鋭い。この短剣を持ってきた副官は、その尖端を私のテーブルに突き刺す必要があると感じた。短剣がまるでバターのように、漆塗りの木材を滑っていったときの驚きを想像してほしい。

実に物騒な斧だ。戦士を真っ二つにするのと同じぐらい易々と、石を斬ることができる刃。両手持ちのほうは両手で持ち上げられないほど重く、作業台へ乗せるのに2人の手伝いが必要だった。なのになぜ教団員たちは、あれほど簡単そうにこの斧を振り回すのだろうか?

回想者 スタイル

クラフトモチーフ124
The Recollection Style

補給係ミンサロルよりすべての回想者への書状

装備が統一されていないにもかかわらず、ドーンウッドにおける我々の取り組みは順調に進んでいる。我々の部隊はこの地域で数多くの野営地に分散しているため、中には他よりも少ない資源で活動している班もある。これを修正するため、また、目的の達成に向けて部隊の装備を適切なものとするため、この書状ではいかなる野営地でも備えるべき装備と武器の基準に加え、識別の印と回想者の指導者が推奨する戦略的改善についての概要を示す。

野営地の装備を整える際は、以下の指針に忠実に従うこと。それを行うだけの資源が野営地にない場合、すぐに指定された補給係へ連絡するように。

ブーツ

旅では多くの道を歩かねばならない。ブーツは厚く柔軟な革で作り、部隊のドーンウッド各地での移動を支えさせる。革がきしむ音で位置を悟られないよう、適切に履き慣らすこと。

ベルト

ベルトを甘く見てはならない。高品質な革を使い、常に油を塗ってひび割れを防ぐべきだ。我々の装備であることを示すため、型押しした革の回想者の紋章を組み込むこと。

緑は完璧な兜の素材をもたらした。頭蓋骨だ。食糧となる大型動物を狩った後は、その頭蓋骨と骨を綱や紐で括って、部隊のための頑丈で恐ろしい兜を作るために保管しなければならない。

脚当て

必要に応じ、食料となる動物の皮を革に縫い込み、固着させてもかまわない。さらに防護を厚くするため、腰には枯れ木の皮を装着すること。

射手の腕は弓次第だ。伝統的なウッドエルフの素材である金属と革が理想的だが、仕方ない場合は暁の道の指示どおり、枯れ木で作らなければならない。

胸当て

回想者の胸当ては緑がもたらす材料によって作られたものでなくてはならない。個々の必要性に基づき、革、動物の皮、骨を重ね合わせる。厚みのある革は、敵と接近戦を行う可能性が高い者のためにとっておくこと。

回想者の剣は文字通り諸刃の剣だ。我々の鍛冶職人は敵の防御を切り刻む、鋭く湾曲した刃を作る。接戦となった場合、我々の部隊は刃の反対側にある骨と角によって、突き刺し、斬りつけながら勝利への道を進む。

肩防具

我々の敵はあらゆる方向から向かってくる。そのため、身体の各部分の保護はとても重要だ。アイレイドの先人は我々と同じく、身を守るために樹皮と枯れ木を使った。乾燥させた樹皮は極めて軽い上に、十分な保護をもたらす。

手袋

接近戦で手指の保護は必須だ。手先の器用さを維持するため、すべての革の部品は必ず適切に処理されたものにすること。

回想者の盾は敵の打撃から身体の大部分を保護できる大きさでなければならないが、同時に時間経過に伴う疲労を防げるほど軽くなくてはならない。骨と枝角の破片を組み合わせれば、さらに防備と潜在的攻撃力が強化される。

杖は、緑と我々とのつながりに対して敬意を表するものだ。杖の先端に取り付けられた動物の骨は、呪文の詠唱の際に素晴らしい集中を生み出すが、必要とあらば危険な遠距離武器にもなる。

戦棍

我々の鍛冶職人は並外れて丈夫な金属の戦棍を製造する。だが、とがった骨の破片を武器の頭部に取り付けることによって金属のひずみが減少し、敵に与える損傷がより大きくなる。

短剣

我々の敵が最後に目にするのは、回想者の短剣の湾曲した刃だ。革の柄は戦いの合間に清め、金属の刃は砥石を使って鋭さを保つこと。

すべての片手、および両手武器の刃は鋭利な尖端まで研ぎ上げられ、骨があしらわれたものでなくてはならない。この骨は本物の回想者の装備であることを示し、かつ敵を威嚇するためのものである。

魂なき者 スタイル

クラフトモチーフ29
Soul-Shriven Style

コールドハーバー王宮の騎士、騎士道の勇者、無防備な者を守る者、魂なき者の指導者 アンドーンテッドのキャドウェル卿 著

ここコールドハーバーにはタムリエル全土から人々が集まってきている。彼らを責めることができるか?この王国は楽園のようなものだ!それと、今思えば、食の面では矛盾している。なぜなら、我ら魂なき者は生きているが、食べはしない。最後に少しでも腹が減ったと感じたのはいつだったか、覚えてすらいない。おかしいだろう?なぜなのだろうか?

だがそれはいい。本題はこれだ:スタイル!厳密には魂なき者のスタイルだ。全てのスタイルから吸収しているため、スタイルなきスタイルなのだ!全てのいいところ取りだと思わないか?

我々の武器を見てみろ!とがった凶器に戦闘向けの付属品が本当に豊かだ。短剣:魂なきカジートの波状の短剣!戦棍:魂なきオークの上質なとげとげ鎖鉄球!剣:カマリの馬鹿げたまっすぐな剣ではなく、本物のアカヴィリ、あのずる賢いツァエシが使っていた本物のカタナだ!そして斧:大鎌のついた格好いいやつだ…本物の大鎌…いや、正直に言うとどこからきたものか知らないが、ほぼ間違いなくどこか楽しいところだろう!

そして鎧も見てみろ!ほら!似たようなものは見たことがないが、私はその見た目が好きだ。あれは…何といえばよいだろうか?なんだかごちゃごちゃに混ざって分かりにくいだろう?そこらじゅういろんなものの断片が寄せ集められた感じで…少し精霊に似ているが、着心地は何倍もいいし、あんなに刺激的ではない。

そこで、少しでもスタイルに関心があるのなら、無鉄砲な冒険に向けて魂なき者の武器や防具を作ってみてはどうだろうか?魅力的だし、全くもって怪しくない。いやまあ、少なくとも怪しすぎることはない。

一族の協約 スタイル

クラフトモチーフ123
Kindred’s Concord Style

大司祭ブライトクラウン 著
隠された一族スタイルの防具と武器製作ガイド

よく聞け、入門者たちよ!偉大なるデイドラ公ヴァルミーナとぺライトが我ら献身的な信者たちに、協力を命じている。彼らの統一された意志を実現するために!我々は各地に散らばった親方とドリームカーヴァーの残党から強力な新教団を形成し、我らがデイドラ公たちの避けがたき勝利へ向けて力を合わせることを求められている。我々は隠された一族。目に見えぬ力の密かなる代行者であり、我らが強大なるデイドラ公への――そして同胞たちへの――献身で結ばれた一族である。

お前たちの多くには我らの世界を嘲笑し、迫害する者たちに気づかれることなく行動する必要のある任務が与えられる。これは当然の事態である。そうでなければ、どうやって定命の者を苛む悪夢の匂いを感じ取れよう?どうやって汚れた空気に隠された、疫病の甘美なる約束を味わえよう?だが入門者よ、私は約束する。我らが変装を捨て、その献身を公にする時は近づいている。聞くがいい。これから私は、隠された一族として戦いに備える方法を説明しよう。

ブーツ

大半の隠された一族にとって、隠密性は防具以上に重要だ。ブーツは機動性と足音を抑えるために柔らかい革で作ってある。重装鎧を必要とする任務を担う者は、革のブーツに鋼鉄製のすね当てとサバトンを加える。

ベルト

細いが強靭な分厚い革ベルトは戦士の腰を保護しつつ、武器を入れるための袋や鞘、紐などを支える。緑に染めた鋼鉄製のバックルには、隠された一族のシンボルが浮き出し加工で飾られている。

隠された一族に加わることは、聖なる献身のために自己を投げ出すことだ。かつて個人として何者であったかは、もはや関係ない。だから我らはフードとヴェールで顔を覆う。重装鎧の場合、このヴェールは染色した鋼鉄の仮面に置き換えられる。全ての隠された一族はドリームウィーバーと親方の前に平等だ。

脚当て

重いプレートアーマーを鳴り響かせていたら、群衆の中で目立たずにいるのは難しいだろう。我々は防御力のために隠密行動を犠牲にしないよう、より軽量な柔らかい革グリーヴで間に合わせる。しかしより重装の鎧が必要になる場合は、革のグリーヴへ緑に染めた鋼鉄製の軽いプレートを取りつけてもよい。

遠くから放たれる見えない矢は、ぺライト公の祝福である死の疫病の秀逸なメタファーである。隠された一族の弓はイチイと鋼鉄で作られたコンパウンドボウであり、鋭利な先端を持つ矢を発射する。鎧や肉体を貫通するために、力強い弓は必要ない。わずかに触れるだけでも、毒や汚染物質を付与するには十分だ。

胸当て

我らがデイドラ公の敵の中で気づかれずに行動すべき場合が多いため、隠された一族の信者には、武装しているのを悟られないことが求められる。柔らかい革の胸当ては外套やローブの下にも容易に着ることができるので、攻撃開始の瞬間まで正体を知られずにいる助けになるだろう。重装の鋼鉄製胸当てでさえ、音を殺しつつ金属の光沢を隠すために薄い革で覆ってある。

隠された一族の剣は上質の鋼鉄を使った両刃の武器であり、斬撃にも刺突にも適している。広い鍔は戦いの中で使用者の手を守るのに役立つ。刃の中央にある幅広のフラーは、傷つけた相手に対して毒やその他の危険な物質を注ぎ込むのに最適である。

肩防具

革を重ねた肩当てが隠された一族の戦士の肩と上腕部を保護する。より重装の鎧の場合、緑に染めた鋼鉄のプレートが成形した革の上に付加される。入門者の中には棘や頭蓋骨のような装飾を要求する者もいたが、そのような飾りは必要ない。

手袋

我々はしばしば錬金術のフラスコやガラス瓶などの繊細な容器を扱わねばならないため、手袋に使うのは柔らかくしなやかな革が望ましい。毒を扱う際に瓶を取り落とすようなことがあっては最悪だ。重装鎧を身につけた隠された一族の戦士には、接近戦で前腕部を保護するために、染色した鋼鉄製の手袋を付け加える。

秘密を守ることが隠された一族の最大の盾である。だが正面からの戦闘が求められる場合、軽量の鋼鉄製ヒーターが予備の武装としてちょうどいいだろう。盾に加工された紋章は我らが闇の淑女、悪夢の女王の古いシンボルだ。

隠された一族の杖は、才能ある魔術師が使えば致命的な武器と化す。丈夫なオーク製の本体と鋼鉄製の先端は、強力な呪文のための簡素なフォーカスとして機能する。英雄気取りの連中に戦いを挑むよりも、有害な呪文で力を奪ってやるほうが遥かによい。最も強大な騎士でさえ、恐怖や毒の呪文で屈服させられるのだ。

戦棍

打撃武器はぺライトの豊穣なる祝福を与えるに不向きな道具だが、敵を殴って気絶させれば、ヴァルミーナの力の中に送り込める可能性が高い。隠された一族の戦棍はオークの柄を使った頑丈な大槌で、重いがバランスが取れている。このような武器で与えられた夢から目覚める者はそういないだろう!

短剣

短剣以上に隠された一族の哲学をよく体現する武器はない。ローブや外套の下に容易に隠すことができ、不意の一撃で致命傷を与えられる。我々が好んで用いるのは両刃の短剣で、斬撃にも刺突にも向いている。幅広のフラーは特に毒を塗るのに適している。

隠された一族は隠密と静かな剣を使用することを好む。だが時にはそうした好みを捨ててでも、親方の命令を実行せねばならない。我々の手斧は片刃で裏に棘が付いており、強靭なオークの取っ手を軸としている。大斧は棘を両刃の先端に替え、バランスと打撃力を高めている。
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