最後の言葉

Final Words

アイレイドの蔵書庫?Ayleid Library?

…このアイレイドの遺跡を探検し始めた…いくつかのエリアに大量の本棚が壁に沿って並んでいる。不幸にも、取り出そうとしたら書物は粉々になる…知識が時と共に失われると考えると悲しくなる。

…ネールに触れないよう言った、そして今…変な音が墓から聞こえる…すぐ近くで何かが手探りしているような音が…立ち去る前に何を収集できるか調べてみよう…死者が立ち上がる、出口が見つけられない。

アザーラのメモAzara’s Note

マロディーン。もしこれを読んだら、私を追いかけて朝霧の谷へ来ないで。あなたの言うとおり、ヴラスタルスにいればよかった。

私を忘れないで。

アザーラ

アドゥバエルの日記の切れ端Scrap of Adubaer’s Journal

…他の者とはぐれた。彼らを逃がすわけにはいかない。装置を解除できるだろうか?ここまできたら失敗はできない。これで私の命が失われることになっても、モランターは望んだものを手に入れられないだろう。謎は私達とともにここで眠りにつくのだ…

アンマバニのプライドを捉えるCapturing Ammabani’s Pride

美しいサーベルキャット、アンマバニのプライドを捉えにやってきた。網と檻を使うのではなく、絵筆と絵の具とキャンバスを使うのだ

私の芸術はリスクを冒すよう求めている

アンマバニがこちらに気付いた。こっちに向かってくる

芸術のバカ!

イムウィンへの手紙Letter to Imwyn

イムウィン

あなたがこれを読んでいるということは、私はおそらく死んでいる。死んでいるか、あるいは火を囲んであなたと一緒に、これを笑っているでしょう。

開けたところでストームフィストに捕まった。何とかこの雑木林を見つけて、下に隠れられる木を見つけた。でも、ここを生きて出られるかわからない。

聞いて。アエラナのことに関してあなたは間違っていた。彼女はウィンドヘルムで自分の道を見つけられたはずよ。彼女が街で働きたければ、そうさせてあげて。彼女自身の道を探させて。

彼女に印を届けようとしたけど…それは、彼女が判断すべきことよ。

ヴァレルダーの日記Vareldur’s Journal

母さん。これを読んでくれるかどうか分からないけれど。マティースンを離れたのは間違いだった。ベールの継承者は、思っていたような高貴な団体ではなかった。中には本物の愛国者もいるけれど、ほとんどは悪人だ。これ以上は我慢できない。

– – – – – – – – –

今夜、デルズ・クレイムへ行く。南ビーコンの近くにある古い鉱山だ。奴らは鉱山労働者を殺すつもりだ。見過ごすことはできない。何とか奴らを止めないと。愛しているよ、母さん。忘れないで、愛している。

—ヴァレルダー

エッグ・サイティングな発見!An Egg-citing Discovery!

でかくて、うまい卵だ!

どんな鳥がこんなに素晴らしいものを生んだのだろうか?

まあ、どうでもいい。今は私のものなんだ

待て

どうして海が激しく動いて——

エリアスの日記Journal of Elias

10日目

手掛かりもなく、辛抱強く数日間旅している。森は暗く、夜には生物たちの騒々しい音が聞こえる。夜は火を灯さずに寒さへと立ち向かう。いかなる注意もひきたくない。

13日目

木々の間に、エルフたちが素早く動くのを見たはずなのだが。もしかすると、自分の心に騙されているのだろう。追おうとすると姿は消える。もしかすると、誰かに騙されているのかもしれない。

15日目

これまで見たことがないほど巨大なクモに噛まれた。傷は化膿しているように見える。進める距離はひどく減った。二度と家に戻れないのではないかと心配だ。

16日目

奴らを見た。弱っている状態では、追っ手は大胆に見える。もしかするとたいまつの火を追っているのかもしれない。

エンダールの記録Endarre’s Log

今残っているのは2人だけだ。私達は長い間この暗闇の中にいる…今日は何日なのだろうか。オスタランドは口を閉ざしている。あの音が近づいてきても何も言わない。彼はヴァラシャに会いたくて仕方ないのだ、彼の顔を見れば分かる。

どうやら閉じ込められてしまったようだ。何をやっても、目の前にある扉は開かない。
– – – – – – – –

ようやく分かったかもしれない。理解するまで数日かかった…この部屋のガーディアン・コンストラクトの中には奇妙な赤いクリスタルが埋め込まれている。扉の近くにある穴とぴったり合いそうだ。

もう少しで脱出できるはずだ。
– – – – – – – –

コンストラクト。これは思わぬ発見だった。これで最後になりそうだ。さようなら、ラネッサ。君がどこにいようとも、君のことが好きだった。これが私の最後の言葉だ、君を愛していた。

オトロボル・ナイフボーンの遺書Will of Otrovor Knifeborn

とても不安になったキーラの意向により、この遺書を記す。我々は危険に向かっていて、二度と戻れないと彼女は感じている。呪いやアンデッドの集団の噂は大げさだと思う。アンデッドには以前遭遇したことがある。フィレンでさえスケルトンを見ても怖がったりはしない。洞窟の外で始末したい奴ら以上に恐ろしいものには、きっと遭遇しないだろう。

だが、キーラを幸せにするために…

現在ブルーマに暮らしている兄弟のウィルボーに全財産を与える。ただし父の剣は別だ。彼はそれを持つに値しない。剣は私の遺体とともに埋葬すること。以上。

署名

オトロボル・ナイフボーン

ガミルスの最後のメッセージGamirth’s Final Message

最愛の君へ

面と向かって話す勇気がないから、手紙を書いている。私は臆病者だ。手紙を書き終えた後に私がすることはもっと臆病なことだ。私は諦めた。エバーフル・フラゴンを出るんだ。

奇妙な魔術にできる限りの対抗をした。しらふのときは苦痛の治療法を、または原因を見つけようとした。君の目が輝いて、すっかり心が晴れる姿を見たかった。

書物を読み研究する間も、君が苦しみ、ハチミツ酒への誘惑に負けんとしているのを見ると心が痛む。もう少しで解決できるかもしれないが、もうできない。

心が疲れた?ただの弱さなのか、それとも変えられない性格の問題なのか?私にはわからない。私にわかるのは逃げたいということだけだ。この場とその陰湿な呪文から逃げることだけしか考えられない。君を一人にするとわかっているとわかっていても、私の魂が死んでしまうとわかっていても、こうするしかないんだ。

愛しい君よ、覚えていてくれ、君はいつも私の心の中にいる。酒場から逃げようとすることも忘れないでくれ。そして最後に、できることならどうか私を許してくれ。

—ガミルス

カロダーの手紙Kalodar’s Letter

フロティルドとヘルフヒルド。昼に落ち着かせてくれる風であり夜に照らしてくれる星へ

この手紙がホワイトランにいるお前達へ届かないのは分かっている。この世界から去るので、今はただ自分の後悔と孤独さを軽減するために書く。勝手な男だ。

しかし2人とも深く愛していたし、だからこそ去らねばならない。気付かれてなかったが、もう俺と一緒に家にいると危険だ。借金があるのは知ってるとおりだが、貸し主のひどい脅迫のことは知らないだろう。追ってくると分かった時、できる限りお前達から離れた場所へと向かわせた。あとはその策略がうまくいってお前達が無事であることを祈るだけだ。

俺は自分勝手な男だ。この言葉が届き、許してくれることを願う。

ソブンガルデの広間でお前達の歌を歌おう。

—カロダー

ギルドの魔術師の日記Guild Mage’s Journal

シロディール、3日目
数日間ここで待たされている。出て行きたくて仕方がない。ここでもたもたしていたら、確実に敵に見つかってしまう。すぐに動かなければ、敗北する。

シロディール、5日目
フーンディングよ微笑みたまえ。ついに攻撃を仕掛ける!敵は恐れと痛み、そして悲しみを知るはずだ!

コールドハーバー、1日目
何もかも悪い方向に行っている。道に迷い、岩壁にある小部屋でこれを書いている。クランフィアが下の岩場を巡回し、別の、もっと悪い存在があらゆる方向に広がる暗い影の中を歩き回っている。トゥワッカよ導きたまえ。もっと良い隠れ場所を見つけなければならない!

コールドハーバー、4日目
遠くに巨大な壁を見つけた。どういうわけか、希望を与えてくれる。明日、あそこに行く方法を探してみよう。安全と隠れ場所を確保できるかもしれない。

コールドハーバー、6日目
壁の向こうにまばゆい光が見える。まだ遠い。ラプトガのご加護を。だが、辿り着けるかどうかはわからない。クランフィアが戻ってきた。ドレモラも一緒だ。懸命に探しているところを見ると、ここにいるのはバレているのだろう。奴らの手にかかって死にたくない!

コールドハーバー、9日目
この檻に何日も閉じ込められている。ドレモラにここに閉じ込められ、食べ物のひとかけらも、水の1滴も与えられない。奴らは何も言わない。私の存在すらほとんど認めていない。何をしたいのだろう?なぜここに捕らえておく?待て、一匹が近付いてきた。長くて先の尖った槍を持っている。何をするつもりなのだろうか——

クラウディの最期の日記Claudie’s Last Entry

モーリスとは一度も話さなかった。驚かせようと待っていた。家族が私たちの愛を認め結婚を祝福してくれたあとで。でもそんなことは起きなかった。モーリスが私たちの赤ちゃんのことを知ることはなかった

もうこれから知ることはない。あんな臆病者に成り下がるとは信じられない。母親に立ち向かえなかったばかりか、愛する女の命を救うこともできなかった。その代り彼は一言も言わず、私が朽ち果てるまでこの塔に置き去りにした。バエルボーンを信用するべきではなかった

衛兵を呼び真実を告げることも考えた。だけど私の子がバエルボーンの一員として育つのはいやだ。そんなことは許せない

私は死にかけている。私の嘆願を聞く誰かに祈る。答えは期待しないけど、いつか私たちの死が復讐されますように。いつか何らかの形で。バエルボーンに償わせてやる

グリダからドラロフへのメモGrida’s Note to Dralof

ドラロフへ

バスソルトが安全かどうかわからない。あまり気分が良くないの。

バスソルトを作るための材料を集めて、グラインダーで挽き砕いたんだけど。薬剤師にあそこで本当は何があったのか、怪しいと思い始めてる。あの「危険を笑いし者」っていうアルゴニアンも、あまり信用できなさそうだったわ。それでも、バスソルトは幸せな気持ちになるものだってわかってる。あなたにこれを届けたいのよ!

挽いている時にダリルが手にかかって、今あまり気分が良くないの。肌がかゆい。ここに横になって、休——

クロウズウッドの旅人の記録Crow’s Wood Traveler’s Log

私は何日放浪しているのだろうか。食料はかなり前に尽き果て、どうも私の胃はここの生物の肉を受け付けないようだ。気温は下がり、カラスが意味もなくうろうろして鳴き続けるせいで、夜も眠れない。

この洞窟の中に避難して、残っていた1本のロウソクの光を使って書いている。私にも運が残っていたようで、この巣はおそらく——

グロンニールの手紙Glonnir’s Letter

ブレムリルへ

この手紙を読まないだろうが、書かなければならない。エルフィリオンはマルゴスを止めるための犠牲を出す決心をした。狂気か殉教か?語り部が決めてくれるだろう

最後に許しを得たいと思う。森で狩りをして過ごし、酔っている時間は短くするべきだった。良い夫か父親であるべきだった

たぶん、これが俺なりの償いの方法なのだろう。俺たちの犠牲により、君と俺たちの娘がドリラダンで安全に暮らせるのならば。身体のすべての骨がオブリビオンを呪い、君の元に行きたがっている時の小さな慰めだ

愛している

グロンニール

コケで覆われたメモMossy Note

カジートの兄弟ができないと言ってたことをやってやった。あの野郎を見つけたんだ。

エリタ・フォリーに頭から飛び込んだから、当然死んだと思ってた。屈強の兵士でさえあの穴から無傷で出てくることはできないのに、なぜあのマヌケが死ななかったのか分からない。でもとにかく奴はここで生きてる。

逃げてやがる。

アルマレクシアにかけて…頭が泳いでる。

閉じ込められた

血が燃えている…クモの毒?

ブンブンうるさい

ゴルディアヌス・フォーチュナタスの最後の言葉Last Words of Gordianus Fortunatus

これを読むすべての者へ

私の置かれている状況と比べて君の方が良いことを望む。神々が運命に働きかけない限り、これが私の書き残す最初で最後の言葉になる。ベリエルが何を嘆いていたかは知らないが、この取りつかれた場所に来たことを本当に後悔している。

スケルトン達は私を攻撃して骨から肉を引き裂こうと熱烈なうめき声を上げている。実を言うと、この頃は私自身もかなりのうめき声を上げている。下り坂が全然見えないし生き残る希望も全くない。

この件で非難できるのは自分自身に対してだけだ。ウラニアの存在から目をそむけるために帝都から逃れ去った。いたるところで彼女の声が聞こえ、どこにも彼女の顔が見えて、そよ風のすべてに彼女の香水が匂う。報われない愛は星霜の書以上に男達を惑わす。

食料はとうに尽きた。水は昨日の午後に底を突いた。これ以上遅らせることはできない。歩く死者が願いを叶えるだろう。

さらば!

-ゴルディアヌス・フォーチュナタス

ザグルーの日記Zagrugh’s Journal

薄明の月12日

すごく疲れた。この仕事は金払いがいいが、採用しようとした助手は全員手癖の悪い連中だった!どうやらこういうのがつきものらしい…こんな調子ではやってられない。品物の補充、値段交渉、台帳記入、その他色々…もうクタクタだ。ここ数ヶ月はぐっすり眠れた日がない!

与えられた仕事をきちんとやってくれる助手がほしい。盗みとか店をほったらかしにとか、そんなことをしない助手が…単純労働はスキャンプを呼んでやらせるとサーシャは言ってた。連中は馬鹿でタチが悪いが、仕事はちゃんとやるからこっちはのんびりできるそうだ…デイドラに手を出すのは気が進まないが、他にこれと言った策もない。彼女から召喚の巻物をいただいた方がよさそうだ。スキャンプ1匹や2匹なら大丈夫だろう。

シュルの手紙Shul’s Letter

愛するサラセへ

疫病がその貪欲な牙で僕をとらえた。死が近づいている。君や僕たちの息子を危険にさらすわけにはいかない。ズークを離れてくれ。

とにかくブラック・マーシュを出るんだ。旅に必要なものは何でも持っていくといい。振り返っては駄目だ。ズークは滅びる。君たちのことが心配でならない。

いつも瞼の裏に僕を思い浮かべてくれ。僕も君たちを思ってそうする。

君を愛してやまない夫

シュル

スキーヴァーSkeevers

奴らが赤い目を光らせ、夜ごと近づいてくるのが見える!いつ助っ人を連れて戻ってくるんだ?私はもう歩くこともままならない

もし私が死んでいたら、スキーヴァーの仕業だ

ゼヨ・ベゾンの自然観察Theyo Bezon’s Natural Observations

さあ、ここまで来た。巨大な熊、グラウファングまで10歩の距離。本当に見事な生き物だ。穏やかで、高貴で、ハンサムだ——

しかも、こっちにやって来るぞ!

その名前を知っているI Know Its Name

私はそいつの名前を知っている!

この洞窟に潜んでいる亡霊の悪鬼の手掛かりを見つけた。

それが肉体を持つ生物でないことは長年の経験から知っている。

それは骨だ。だが血を糧にしている。

真実を突き止めるまで地上に戻るつもりはない。

話すときは常にささやき声で話す。そうしなければ気付かれてしまう。

足音を立てれば気付かれるだろう。

走れば気付かれるだろう。

叫び声を上げれば気付かれるだろう。

眠れば命を落とすだろう。

真実を突き止めるまでは戻らない…もしくはそれに血を吸い尽くされるまでは。

そうはならない!私は勝つんだ!

私は決して眠らない。

眠ってはならないんだ。

私はそいつの名前を知っている。必ず倒してみせる。

タルヴィニ・ラデュスの最後の願いTalvini Radus’ Last Wish

悪鬼は岩に挟まれ、私に近づくことはできないが、同時に私も逃げられない

きっとここで死ぬのだろう。兄弟のマルヴィニがここにいてくれたら

彼が生き延び、私が死んでしまうなんて、考えたくもない

どうせなら戦って死のうMight as Well Die Fighting

ここで死ぬだろう。くそゴブリンめ。遺跡を探検している最中にミアリとトゥーリアが捕まった。そこにいることにも気づかなかったが、急に襲い掛かってきた。ゴブリンは2人を火まで引きずり、串刺しにして焼いた。奴らが焼いた肉を食べるとは知らなかった、もしかすると単に拷問していたのかもしれない。ミアリはずっと泣き叫んでいた。

仲間が戦っている間に塔の階段を駆け上がった。情けないと思っている。ただひたすら走った。あんなに恐ろしい思いをしたのは初めてだ。みんなが死んでいく間、ここに隠れた。ゴブリンには見つからなかったが、数分ごとにこの辺りを嗅ぎまわりに来る。私の臭いが分かるんだろう。

もうここには長くいられない。腹が減って、弱ってきている。どうせなら戦えるうちに、戦って死のう。

トレジャーハンターの日記Treasure Hunter’s Journal

1日目
今日俺たちは冷気の洞穴を見つけた。氷と雪で覆われた岩山にある、曲がりくねったくぼ地だ。どうやら俺たちの前に誰かがここに来たようだ。かわいそうなフジャロ。仲間を何人か連れて来るべきだったのに!

3日目
この氷のトンネルを探すこと2日、ようやく狼を追い出せたと思う。対処が終わった今、山賊の王クローゲンがこの地中にある凍った穴の中に隠したと思われる金を、ようやく掘り始められる。

4日目
洞穴内の奥深くから、変な音がする。俺たちが氷と岩を必死で掘り返すのに立てている音が反響しているのかもしれない。あるいは、他の何かの可能性もある。今夜は護衛を配置しよう。

6日目
昨夜、アルフェンが消えた。他の皆は奴が諦めて家に帰ったと思っている。でも俺はそう思わない。奴は宝の分け前を本当に楽しみにしていたんだ。

7日目
狼が戻ってきたが、俺たちが気に食わないようだ。それに、洞穴の1番暗い隅々で、奇妙な、幽霊のようなものが浮かんでいるのを見かける。ここに来たことが正しい判断だったのか、俺にはわからな–

トロールとの交流に関する研究メモTroll Socialization Research Notes

第一項:成功した!トロールの行動と習慣を真似することで、クレストシェイド鉱山にいるトロールたちから信頼を得た。今はまだ安全な距離を保っているが、トロールに見つかっても攻撃されていない。

第二項:トロールとの交流で、大きな成果を得た。もっとよく観察するために鉱山の奥まで進み、今は自由に彼らの間を歩き回っている。私は正しかった。トロールは社会化できる。いつか仲良く一緒に暮らす日がくるかもしれない。

最終項:ついにトロールの族長、グリムトゥースの信頼を勝ち取った。ここでの調査は完了だ。ゴサーグもここにいればよかったんだが。だがショーンヘルムですぐに会える。グリムトゥースにお別れのハグをして、ここを出発する。

バロウトンの日記Barrowton’s Journal

私が冒険を引き受ける基準は常に、単純に前のものよりも面白いか、ということだ。例えばこの一連の洞窟は、フレガ・フィンと呼ばれている。この場所を取り巻く伝説は、実に魅力的だ!

伝説の大部分は、残酷で容赦のないスカイリムの荒野からやってきた巨人の種族がここに居を構えたことを描いている。もちろん、今ここには巨人がいない。だから、その伝説をどこまで信じていいのかは分からない。確かにこの場所は、巨人が使っていた道具がたくさんある。

巨大なマンモスの骨があり、中には大きな牙のついた頭蓋骨もある。その骨が洞窟の壁を飾っている。そのような生き物がリベンスパイアーの荒野を歩き回っていたことは知られていないが、彼らの骨の存在がスカイリムの寒々しい荒野から来た滞在者の物語に、何らかの真実味を与えている。

***
この日記を書きながら、洞窟の入口から何か音が聞こえる。山賊だろうか?それとも、野性の動物か?雨風から身を守る場所を探しながら、ただの旅人であることを心から祈った。いずれにせよ、何が起きているのかを見に行くべきだろう。

***
ノルドだ!リベンスパイアーにノルドがいて、フレガ・フィンに入っている!彼らに声をかけるべきか?彼らを説得し、見逃してもらうべきだろうか?それとも隠れる場所を探して通り過ぎるのを待つべきか?おそらく、2階で見つけた封鎖された部屋に行けば、ある程度は守られるだろう。そうだ、そこに隠れるべきだ。そして最善を祈ろう。

ハンザへの手紙Letter to Hanza

ハンザへ

君の山羊は一向に黙ろうとしないぞ!なるほど、だから我々に届けるよう依頼してきたわけだ

帝国軍が近くにいるのが見えたから、子供の頃に遊んだ裂け目に避難した。山羊を逃がすべきだったよ

それでもこの獣どもがメエメエと泣き続けるなら、当然見つかってしまうだろう。一番うるさかった山羊は殺した。残りも殺さないといけないかも知れない。十分な矢があるといいのだが

そういう状況に陥らなかったら、我々は群れを得る…サタカルにかけて!奴らが来た——

ヒューバートのメモHubert’s Notes

マシャナ、ウィンド・キープから離れるな!

鉱山に来た…熊がいる、それに閉じ込められた…

食糧もなくなりそうだ…

マリッセは助からなかった。

ファニメンウェ隊長の日記Captain Fanimanwe’s Journal

7日目

2週間前、ラウル・ハを巡回していたところ、斥侯たちがおびえたカジート数人に会った。猫たちが管理人として雇われていたティボーの石塚で恐ろしい大虐殺があり、彼らはその生き残りだという。普段なら、猫たちの作り話に興味はないが、少なくとも女王の名においてこの話を調査する義務があると感じた。今の決定をどんなにひどく後悔したとしても。

18日目

死者たちは止まらない。どんなに多くの死者を倒しても、古代の死者がさらに起き上がって対峙してくる。部下たちは鷲のように戦ったが、疲労し、数に圧倒され、犠牲者が出た。墓地に連れて行った勇敢な戦士たちのほぼ半分が亡くなった。

21日目

どこから来たのだろうか?誰がこの悪鬼どもを支配しているのだろうか?原因を見つけて破壊すれば、部下も私もこの場所から逃げられるかもしれない!まもなく我々全員が、ここの死者たちを動かしている嫌な輩に自分たちの骨を渡すことになるのだろうか。

22日目

とうとう一人になってしまった。最後の部下は絶望して、墓地の入口まで戻ろうとした。退却しないよう命じたが、我々が設置したここの小さなキャンプで死のうとして反抗した。責めているとは言えない。一緒に戦って死ぬべきだったのだろう…日の光を見るための最後の時を。

ファルコナーの航海日誌The Falconer’s Log

記録1
快晴。全員で南海岸を離れる。金色の艦隊の力に疑問があれば、水平線を渡る時ついて来ないだろう

記録2
快晴。悪い冗談か、カジートが率いる私掠船の艦隊に加わるつもりだ。「外交的提案を通した土地の人々へのアピール」に関する何かだ。ごろつきの世話をするより、うまくやってくれるだろう

記録3
海面が波立っている。我々がドミニオンの誇りだとすると、私掠船は恥なのだろう。こんなにみすぼらしい、フジツボの付いた船の集団など見たこともない!穴をあけて沈めてやれたら、楽しいことになるだろう

記録4
快晴。水平線を見知らぬ者が航行している。全員が報告を聞いた。オーリドンの岸で略奪をしているシーバイパーのことだ。ここにいるなど、取り立てて言うほどのことでもないが。さらに多くのフジツボが、カジートの船体にくっついて離れなくなっている?驚かない。異国風の男が調査のために派遣される

記録5
海は荒れている。異国風の男は原因を見つけられず、強い風でこれ以上の追跡はできない。おかしい。予報士は少なくとも3日は晴天に恵まれると言ったのに

記録6
遭難した…衝突して…水を飲んだ。一等航海士を見つけた…だいぶ前に。痕跡がない…プロウラーが霧の中にいたが、いなくなった。奴は波の中にコイルを見つけたはずだ…船室へ行って目を覚ます

強い風が船の設備から…切り裂く。マストはだめになった。上陸するより…他に方法がない。全員に指示を出した…義務だ

アイレン女王、すまない。この、そして…期待を裏切った

フェルゴルのメモFelgol’s Note

勇敢なるアンドーンテッドの遺言を聞いてくれ:

あの像を倒してしまえ。

頼む…奴らはひどくイラつくだろう。

フォーキマルの手紙Fakimal’s Letter

これはひど過ぎる。最初にこの計画に同意した時、不安はあったが、懸念は脇に置いておいた。多くの人々を救うために、少数を犠牲にすることが必要な場合もある。しかし、ウィサード・ハンドが満足するまで何人を殺さなければならない?

こんなことはもうしない。こんなことが本当にバーガマの執行官としての職務だというなら、絶対に辞職する

執行官フォーキマル

ブラックヴァイン遺跡Black Vine Ruins

探索を進めるために派遣したグループがまだ戻って来ていない。小規模なグループを率いて彼らを捜しに行く。

明朝までに戻らなければ、速やかに退却してくれ。全員がストラングラーに八つ裂きにされる必要はない。

——ジダル

フレイキの日記Hlaki’s Journal

ほとんど終わった。ロドールは墓に封印される。あと一つ仕事が残っている。牢獄が破られることがあったら、死者が起きる呪われた結界を準備しなければならない

私の背後のトンネルを封印するよう命令した。これは私の墓にもなる

ホーヴァー・ピットThe Hoarvor Pit

この生物がいつからここに閉じ込められていたのかわからないが、ホーヴァー・ピットの話は祖父の祖父の時代から言い伝えられている。その間ずっとここにいて、ずっと暮らして来た。

デイドラの血以外に何を食べたら、ホーヴァーがあんなに凶暴になる?しかも巨大に。外に出るのは無理だろう。入る時にも殺されそうになったから。

少なくとも、ホーヴァーは違う物を食べられることになりそうだ。

ボーズルの自害メモBorzul’s Suicide Note

あああああああああっっ!彼女にこんな仕打ちをされるなんて。ボーズル・グロー・ゴルは侮辱されて我慢などしない!この恥は消さなければならない。

ポラスが消えて欲しがってるだと?なら消えてやる!好意を拒絶するだと?後悔するぞ!ゴーリン・クランの一員に恥をかかせるとどうなるか思い知らせてやる。この答えを忘れさせはしない。名前を忘れさせはしない!

勇気が必要だ。ためらってはいけない。ためらわない。モーロッチにこの身を捧げてやる!

ボーンスナップの日記Bonesnap Journal

もう36日もの間、ボーンスナップの生物に混じって暮らしている。ゴブリン達は予想に違わず驚きやすいが、それ以外の時はこちらの存在に関心を持たない。彼らと生活空間を共にしているオーガはまったく別物で、彼らを避けるのがそう難しくないのは幸いである。オーガとボーンスナップ族の共生関係は非常に興味深い。これまでの研究では似たようなものにお目にかかったことはない。

明日はボーンスナップ族の1人に直接近付いてみるつもりだ。今、まさに種族間の壁を突破しようとしているのだ!私にはそれが感じ取れる。

マリアナへのメモNote to Marianas

愛しきマリアナ

そちらにもうすぐ戻る予定だ。クローズストライクでの仕事は、最初はいくつか問題があったが今は上手くいっている。

フィッシュブレスよりもまともなカジートがいて、行儀もいい。フィッシュブレスはとんでもないかんしゃく持ちだ。センチライオンのエサにするぞと言っていつも他の連中を脅してる。

でも彼は公明正大で金払いもいい。数ヶ月もすればこの仕事を辞めてもいいぐらいの金が貯まる。これから一緒に暮らしていけるだろう。

[メモの残りの部分には乾いた血が点々とついている。まるで噛み砕かれたようにも見える。送られることはなかったようだ。]

マルゴス将軍の日記General Malgoth’s Journal

1日目

マルゴス将軍の指揮下における、北ヴァレンウッドのボズマー統一のための戦争の記録

戦争が最良の選択肢だという結論が出た。カジートはボズマーを恐れない。部族内部での戦いになるが、敵に対する強い結集した力を得るには小さな代償だ

軍事会議は、最初にヴレインを陥落させることに同意した。ネレイドに騙されてイフレを見放した、ただの弱い狩人の集まりだ。他の村への良い手本として、ボズマーに奉仕するだろう

2日目

勝利は我々のものだ。簡単に勝った。木から落ちて兵士を1名失った。3人が負傷した。ミート・マンデイトを満たした後は、村の残りを征服する準備をする

2日目続き

何という裏切り!ヴレインのボズマーは自分たちの身体に毒を盛った!陰謀だ。ミート・マンデイトを愚弄している!

ネレイドに治療法を求めた。彼らは我々を嫌悪の目で見ているようにしか見えない。わざわざ殺そうとはしないはずだ。我々の運命を知っている。我々のように

ヤシエン副官最後の手紙Lieutenant Jascien’s Last Missive

キャス・ベドロードは私の知っていた姿と変わっていた。

親愛なる先祖たちの証を見て、かつてはその穏やかな美しさに驚愕したものだが、今では恐怖で大口を開けてしまう。

古代の英雄の大理石像は、アンゴフの邪悪により冒涜され壊されている。先祖への願いと崇拝を込めて貴族が頭を下げていた場所では、今は死体が墓石の後ろをよろよろ歩き、生ける者の喉を引き裂かんとしている!

かつて青々と茂り、哀悼の花で彩られていた芝生でさえも、ブラッドソーンの害悪の中で萎れ、引き裂かれてしまった。

ステンダールよ、ご加護を!私はこの醜態に終止符を打つ!

—アロイス・ヤシエン副官

リサの日記Risa’s Journal

私の名前はリサ・ウバリール。落ち着きのない無鉄砲な性格のおかげでこの場所へ来てしまった。自分の力を証明して世界を見てみるために、冒険を待ち望んでいた。哀れな母は、私がちゃんとした仕事を見つけ、安全でいて、いつか孫を抱ける日が来るのを待ち望んでいた。私は聞く耳を持たなかった。できなかったのだ。

この命も長くはない。蛇の毒の冷たさが血管の中を滑って進んでいくのを感じる。薬はもうない。ゴーストスネークの試練を受けようと、くねくね道を歩こうと思っていた。マブリガシュの賢女からはやめた方がいいと警告された。この気質が悪い!彼女を無視した。

恐くはないけど、1つだけ後悔がある。母がくれたアミュレットを、今私を殺そうとしている毒を蛇から受けた時になくしてしまった。母への最後の言葉が、きつい言葉だったのを後悔してる。冷たくわがままだった。そして子供だった頃に、母からもらったアミュレットをなくしたことも。

もしこれを読んでいる人がいるなら、くねくね道で私よりうまくやれることを願う。Rの文字が刻まれた小さな金のアミュレットを持っている蛇を見つけたら、それをタルデイク要塞にいる母、アネイダ・ウバリールの所へ持っていってほしい。

母のことを想いながら死んだと伝えてほしい。

リトル・アルコシュの航海日誌The Little Alkosh’s Log

記録1
ガレシュ・リ卿はドミニオンの金色の艦隊に加わる栄誉を与えてくれた!ヘヴンの錆びた爪、マーラの乳首、そしてプロウラーに加わり、ウッドエルフの海兵隊の代表団を乗船させることになる

記録2
夜の闇にまぎれて、ヘヴンに入港した。ジェリン副隊長と兵士より先に、降ろした積荷について連絡する。鼠たちとエルフ族を残して上陸した。ウッドエルフたちは気にしているようには見えない。ひとりが害虫をおいしそうに付け合わせとともに食べるのを見た

ケナーシに強い風が吹くよう祈らなければならない。大勢の鼠しかいない

記録3
宗教的信条は尊重するが、もしこれ以上ボズマーが船が木製であることに文句を言うなら、ケナーシズルーストまで泳いでもらうつもりだ

記録4
「黄金の艦隊」に会った。確かに艦隊だが、ここでの唯一の黄金はこれを建造するのに使われている。多くの船がある!今のジャ・カジートのように争ってはいないのだろうか

記録5
ウッドエルフたちは友好的だが、ハイエルフたちは我々の存在をあまり良く思っていないようだ。なぜ彼らがここで我々に依頼したのか、疑問に思っている者がひとりいる

水平線に見知らぬ船舶を見つけた。追跡しようと提案したが、ハイエルフたちは彼らの一隻が追うと主張した。もちろん、何も見つからなかった。船はきらびやかに磨かれてはいないが、速い。彼らが聞いていれば、誰が船団を尾行したか分かっていただろうに

記録6
嵐、雷、死。みんなが船を見捨てる。スレンダルよ、見守りたまえ

ルシウスのメモLucius’ Note

塔から出られなくなっている。トロールがそこらにいるんだ。物資は遠くにある最上階に隠した。奴らに見つかりませんように。腹が減った、もうこれ以上待てない。戦って抜け出さなければ。

誰かこれを見つけたら、物資をウェイノン修道院にいるマエルに持っていってくれ。

—ルシウス 著

レオバート・チャリエンの最後の陳述Final Statement of Leobert Charien

警告、そして挑戦としてこの言葉を残す。これを手にするのは、おそらく私が失敗した仕事の後任となる英雄だろう。

リップサンド小湖の遺跡まで、忌まわしいガストン・アシュハムを追跡してきた。ここで彼は、すべてのアイレイドの遺跡に眠っている悪を目覚めさせた。ウェイレストで決して満たされなかった、彼の消しがたい恐怖への欲望を満たしている。彼の姉妹がどこへ行ったのかは分からない。誰かが彼女を何とかしなくては。

私は彼を追う。遺跡の中で恐怖が湧き上がっているのが聞こえる。相対する用意はできた。母、父、姉妹のソネルの思い出のため、死ぬ覚悟はできた。

—レオバート・チャリエン

ローランド・ボルシーの遺書The Last Will of Roland Volcy

ボーセクよ、そして汚らわしいブラッディフィストの面々よ、神々に打ち懲らされるがいい。俺を溺死させることはできても、黄金を見つけることはできないぞ。せいぜい歯噛みするがいいさ。

海ユリよ、このメモが君に届くかどうか分からない。だから、君の名前はあえて使わないでおこう。俺の想い人は君だけだ。何一つ後悔していないよ。

俺たちの共通の友人がこの紙と羽根ペンを残してくれた。もしこの手紙が届いたら、俺の剣コレクションをあの少年に渡してほしい。そして、使いかたを学べるようにしてやってくれ。

ボーセクの黄金だが、あれは君のものだ。君は俺とあの少年に良くしてくれたからな。黄金は俺たちの「特別な場所」に隠してある。そいつを手に入れて、船でどこか安全なところに行くといい。

潮が満ちてきた。いよいよお別れだ。俺の死を嘆くことはないぞ。君のためなら、どんな責め苦を受けようが悔いはない。いつの日か、八大神が俺たちを再会させてくれるだろう。それまでは海ユリよ、強くいてくれ。そして無事でいてくれ。

愛を込めて

—ローランド

悪党への手紙Letter to a Scoundrel

ダリウスへ

よくも人生を台無しにしてくれたわね。母の指輪を賭けでなくして、最愛の父はあなたの乱暴な友達に殺された。もう耐えられない。アカリアは絶対に行かせてくれないと分かっているから、知っている唯一の方法で脱出するつもり

墓で朽ち果てなさい。今すぐそうなるかもね

—カルディア

安らかに眠れRest Gently

本当にすまない。なんとか助け出そうとしたが、縦穴が崩落を始めてしまった。誰も長く苦しまなかったことを祈る。

あなたたちの魂が二度と闇に包まれないように、私はこの炎を絶やさないつもりだ。

遺書と遺言Last Will and Testament

私は何てばかだったの!徒歩でウィンドヘルムにたどり着こうだなんて。外はかなり寒く、私は本当に疲れていた。それでも、このいまいましい洞窟になんて入るべきじゃなかったんだわ。もっとよく知っておくべきだった。一体私は何をやっているの?

この全部氷と雪で覆われた極寒の洞窟は、外の野生よりも確かに温かそうで、安全に思えた。少なくとも、身を刺すような風から出られる場所だった。でもそれがいかに間違っていたことか!これを読んでいるあなたは、おそらくまだ奴らを見ていないでしょう。気をつけて!この洞窟にはトロールの一群がいる!

まだ私は見つかっていないけど、それも時間の問題ね。それに、ぞっとするような獣が1匹、私の後ろにある通路へ入ってきていて、私の逃げる希望を塞いでいる。もちろんまだやってみるつもりではあるけど。私には剣も、強くて上等な武器もある。でも、私は戦士じゃない。違うのよ。ああ、ノルドなら皆、自分が強い戦士であることを想像するでしょうが。物語がどんな内容であったとしても、私たちは皆同じ鉱石から作られてはいない。

行動を起こす前にこれを書き留めておきたい。念のために。これを私の最後の意志と証だと思って。これを見つけたら、それは私がトロールにやられたということ。互角に戦うことができたことを祈るけど、トロールを、ましてや10数匹を倒せるなんていう思い違いはしない。それに、洞窟の奥深くから聞こえる音。そこには恐ろしいトロールがいるに違いない!

お願い。旅の途中でウィンドヘルムまで行くことがあれば、イーパ・スノーヘアーを探して。彼女は宿屋「ソバー・ノルド」で一番美しい女性で、私の生涯の恋人よ。彼女に、誕生日までに間に合うように戻ろうとしたことを知らせて。ずっと彼女のことを考えていたと伝えて。そして、小さな家と、その中にある物は、今すべて彼女のものだと言って。

ショールの骨にかけて!トロールがやって来る!愛する人、ソブンガルデで会いましょう!

—ベトラ・フェアスキン

衛兵クレオの熟考Ruminations by Guard Kleo

17日目

貴族を護衛しながらグレナンブラを旅している。これ以上に退屈なことがあり得るだろうか?

ダガーフォールの西の高台にたどり着いた。グー、グーだよ!すぐにでも何か起こらなかったら、寝落ちしてしまいそうだ

隔離の拒否No Quarantine for Us

ハルディンは自らの手で死んだ。妻と、1番下の子供の死から彼が立ち直ったとは思わない。クジョラはひどい咳をしている。私はそれが伝染病だとは思わないが、他の皆は納得していないようだ。ただ風邪を引いたからと言って彼を見捨てはしない。本当に、このいまいましい伝染病のせいで、私たちはいずれ近いうちにいがみ合うことになるだろう。

東のほうにある古い墓地から連絡が届いた。ナルシスからの避難民がそこで避難していて、場所を共有する他の者たちを歓迎すると言われている。そのような暗い場所で時々見つかるアンデッドに出くわしたくはないが、病人になるリスクを負うこと以外に選択肢がないのなら、墓地に賭けようと思う。

完全な孤独All Alone

アラインが死んだ。

ひとりっきりだ。

食物もなくなった。

簡素な祈りA Simple Prayer

神聖なるラプトガよ

どうか獅子に襲わせないでください、そしてサソリにも…

間近にスカイシャード!Skyshard in Sight!

ラウリック。もしこれを見つけることがあれば、嘘つき呼ばわりしてすまなかった。君の言った通りの場所にスカイシャードはあったよ。難しい場所だ。間違いなく亡霊たちに見つかるだろう。

だがやってみることにする。生きて帰れたら、帰りにこのメモを持って君に直接謝りに行こう。

—エスティアン

仇を討って!Avenge Us!

私は死ぬ。父も母も他のみんなも、すでに奴らに殺された。私もじきに見つかるでしょう。奴らはそこら中にいるし、いつまでもここに隠れてはいられない。見られるか、音に気付かれるか、もしくは眠ってしまって崖から落ちる。そうやって死ねるといいな。

アンティアス長官に忠告されていた。グレイバイパーが来る、斥候隊が目撃されているって。母の芸術コレクションを取りに来ると。父は笑って、衛兵たちと一緒に守ってやると言った。芸術は諦めて、クロップスフォードへ逃げるべきだった。あれはただの物。命を投げ出す価値はない。だが、みんな死んだ。じきに私も。

お願い。仇を討って!

—ミリ・ヘドラン

漁師の日記Fisherman’s Journal

57日目:紡ぎ手に帽子を編む依頼をして本当によかった。ほとりで足をブラブラさせて、好きなだけ釣りができる。いとこはとても羨ましいと思うだろう。

58日目:ここは魚で一杯だ!食べつくせないほどある。池に住んでいる魚も多いが、魔女の光が水面で舞うのがその理由だ。奇妙な生物達は夕方の魚を引き付ける。これからは四六時中釣りができる!

59日目:軽はずみなことを言ってしまった。魔女の光がもっとたくさん現れて、今では奴らに魚が怯えているようだ。魔女の光は夜にしか来ないみたいだから、日中の釣りはまだ大丈夫だ。

60日目:今度は魔女の光が日中にも現れるようになった。池の浅瀬に移動する必要があった。釣果はかなり悪化した!魔女の光をどうにかするか、わずかな夕飯に慣れるかしないと。

61日目:魚の食いつきがない。空腹で寝ないといけないのは本当にひどい。大量の美味い魚がすぐ下にいると分かっていて寝るのは、絶対に耐えられない!

62日目:魔女の光の一つを撃った。一発撃ってしまえば残りは方々に散っていった。もっと美味い魚の夕飯をまた楽しみにできる!

最後の言葉Final Words

洞窟から抜け出した。これ以上進めない。卵の兄弟であるボスクスは正しかった。クロップスフォードにボスクスと一緒に引っ越せばよかった。

死への欲望A Death Desired

ゴールデンヒルの聖地を歩いてついに到着した。サンクレ・トールへの旅を長く夢見ていたのだ。心からの願いがようやくかなった。

レマン・シロディールの生誕し没した地を見た。彼が歩いたところを歩いた。表現しようとして己の感情を汚しはしない。栄光に包まれている。

命取りになると言って兄弟達が警告した。私の目標をほとんど理解していなかった。聖地のガーディアン達の気を引くことなくこの重要な場所へ到達したのだ。だがこれでガーディアン達は気づくだろう。下の墓所から安らぎの気配が出ている。生涯探し求めてきた、その安らぎを待ち望む。

さらばタムリエル!この古い骨を投げ出して、恵みを受けた安息地の神の御許へ。

—侍者ソレシウス・シンナ

治療師へロイズのメモHealer Heloise’s Notes

これはショーンヘルム衛兵の治癒師、ヘロイズ・ムノアによるメモです。イノー農場にある古い塔の中に、臨時の治療所を設けました。ここで私はモンクレア家の色と陣羽織を身に着けた軍隊の不当な攻撃によって負傷した、ショーンヘルム衛兵の治療を行っています。

オールドレッド・ベリ:右腹部に刺し傷。治癒効果のある湿布を貼り、傷口をしっかりと覆いました。

フィニア・デローン:右腕の肘のすぐ上に矢を受けました。治癒効果のある湿布を貼り、傷口をしっかりと覆いました。必要に応じて任務に就くことが可能だと思われます。

マーベン・デュゴ:剣で腹部を横に切られて腸がむき出しになり、大量の血を失っています。手は尽くしましたが、夜明けまで持つとは思えません。

レオベルト・ファヴレ:左肺に槍が刺さりました。痛みを和らげる生薬を与えましたが、それ以上してやれることがほとんどありません。まもなく死が訪れるでしょう。

ロルバート・エメイン:彼の傷の種類についてはまだ正確な診断がつきません。私が知るどの武器にも似ていないのです。事情を良く知らなければ、大型動物の鉤爪によって腸を抜かれたと言うところです。傷に治癒効果のある生薬を塗りましたが、目に見えて塞がりつつあるように思えます。何か副作用がないか、注意深くロルバートを観察する必要があるでしょう。

ピクソット・ゲイン:もう1つの奇妙な傷。こちらは首の左側から背中にかけてのものです。噛み傷とひっかき傷が重なったものに見えますが、本人はどのように傷を負ったか覚えていません。高熱があり、私が与えたものはまだ何一つ苦痛を和らげるに至っていません。

ヴィヴィエ・ドンゼ:この兵士は右脇腹に浅い切り傷を受けており、すぐにも任務に戻れるはずです。しかし彼女は傷がヒリヒリと痛み、腹部にも痛みがあると訴えています。症状は嘘でしょうか?それとも診察で何か見落としたのでしょうか?

さらに私自身も、過程を憶えていませんがどうやら傷を負ってしまったことを報告します。左腕に沿って深いひっかき傷を見つけました。長く鋭い爪を持った何かが、私の腕に線を引いたかのようです。切り傷はさほど深刻なものではなく、フェアファクス副隊長にもまだ知らせていませんが、ヒリヒリする感覚はあります。その上異常なほどの空腹感があるのに、食物には興味が湧かないのです。

失われた埃まみれの日記Lost and Dusty Journal

セムクルは、この場所でひと晩過ごすことができないということに、1週間分の給料を賭けた。やってやると言った時、彼はほおひげを飲みこみそうだった

墓は背後で閉ざされている。誰かの声を聞いたと思ったが、セムクルが賭けから逃げ出そうとしているにちがいない

ここにいると少し恐ろしい。キャンドルを何本かともしたが、影が周囲を飛び回るだけだった

かまうものか。セムクルのコインで買ったダブルラムを一気飲みして、最後に笑うことになるだろう

書きなぐられたメモScrawled Note

どうしていいかわからない。最初に、帝国がやって来て人々を殺し、村を略奪した。彼らが去って1週間と経たないうちに、デイドラが現れて、生き残った人々を攻撃した。どうかしている!

ここにしばらく隠れていることにしよう。兵士たちのように、デイドラも通り過ぎてくれるかも知れない。

とにかく、希望はある

色あせたメモFaded Note

私はサネッサルモの助手です…いや、助手でした。今度生まれ変わったときにはこの忠誠心が報われますように。

師匠とは共に何十年も働きました。彼が不当に女王の法廷から追放されたと信じていた時、彼の味方をしました。妻に起こった出来事によって彼を裁くなどおかしいと思っていました。世間の目はときに残酷なものです。しかし今私が仕えているあの男は、その人とは似ても似つきません。彼は壊れてしまいました。

どれだけ高潔な者でも震え上がってしまうような奇妙な心象風景を持って任務を遂行してきました。生と死の境目が曖昧になるような凶悪な儀式さえをも手伝ってきました。私がよく知っていたサネッサルモを悼みます。あの話し上手で、律儀な雇い主で、愛情深い夫であったあのサネッサルモを。

彼は怪物になってしまいました。以前とは似ても似つきません。今、氷の壁を見つめながらこれを書いています。きっとこれが私が見る最後のものとなるでしょう。

もし誰かがこの手紙を見つけたら、その人がサネッサルモに対して私よりもうまく立ち回れることを願います。

信者の最後の言葉Last Words of a Devotee

もう書く時間はあまり残されていない。ダゴナイトが聖域最深部を破壊した。脱出は失敗に終わった。

奴らはこの肉体を燃やし尽くすつもりだろうが、安らかな気持ちだ。我が思いはハルメアス・モラのもとへ届く。不朽の蔵書庫に記録されるだろう。

アポクリファでゴールデンアイに加わるとしよう。

切られ、血の染みがあるメモSlashed and Blood-Stained Note

…彼女に見せる。「臆病者」と彼女は私を名づける、すべてが…とき!私は…幽霊の出る洞窟に…戻る!私の——が彼女の愛を獲得する。あるいは私の死が…苦痛を

私が死んだら…頼むから…アムウェイン…常に!

—アクリーフ 著

全ての望みは打ち砕かれたAll Our Hopes Dashed

全ての望みは打ち砕かれた。全てを失った。彼女に警告されたが聞こうとしなかった。うぬぼれが聞く耳を持たせなかった。

私は愚かだったから大きな対価を払った。イティニアとはもう散歩できないし、娘達と遊ぶこともできない。

こんな状況を家族に見せるわけにはいかない。誰の目から見ても失敗した私が手ぶらでこそこそ家に帰るより、ここで死んだ方がましだ

他の書きなぐられたメモAnother Scrawled Note

このメモを見つけた誰かへ。こんなことをやったのはデイドラだ!私は空っぽの木枠箱の中に隠れたが、奴らは家に火をつけたようだ。

長身のパパよ、お助けを!この箱を上って抜け出し、逃げることにしよう

退却!Retreat!

ゴブリンどもが縛めを解いた。どうやったのか分からない。必死で逃げれば、落ち合えるはずだ。場所は——

大蛇の穴の観察者Serpent Hollow Observations

ついに中に入った。数日間観察し待つ必要があったが、私は忍耐強い。昨日の黄昏時に起きた大移動にも助けられた。洞窟熊たちと一緒に全員が冒険に出かけていった。間違いなく重要なことなのだろう。

大蛇の穴の下にある洞窟の入口が少しだけ開いていて、そこから中に忍び込んだ。衛兵に遭遇することを恐れながら、曲がりくねった洞窟の通路を注意深く進んだ。だが、誰もいなかった。観察するために最適な場所を見つけた。遠征隊が戻ってくるずっと前に箱の後ろに身を隠し、物資を揃えて準備した。

噂が本当だったと報告できて嬉しく思う。ここにいるオーガたちは、確かに他に類を見ないほど賢い。物資が尽きる3週間後まで、たくさんのメモを取ろう。この愚かな戦争が終わったら、帝都にいる同僚たちに発見の報告をしよう。賞賛の拍手の音が、もう聞こえてくるようだ。

1日目:発見されずに、観察場所に落ち着いている。オーガたちと洞窟熊たちが数時間後に戻ってきた。中にはためらって深く空気を嗅いでいる者もいるが、すぐにいつもどおりの行動に戻った。

2日目:道具の使用と原始的なコミュニケーションを目撃した!「ブルーク」とあだ名をつけた大きな奴が、木箱を指差して下っ端の誰かに向かって数回うなづいた。相手は明らかに嫌な顔をして、箱をつかみ、角に投げて破壊し、中身をまき散らした。ブルークはそれに喜んだようで、満足気に体を掻いた。

3日目:あの洞窟は明らかに、かつて人間が暮らしていた場所だった。おそらく帝国の鉱山労働者たちだろう。オーガたちは鉱山労働者に近づき、彼らを殺して洞窟を自分たちのものにしたのかもしれない。だがオーガたちは鉱山労働者たちが残した道具を賢く利用している。火は丁寧に扱われ、燃え続けている。皿代わりに盾を使っていることもあった。さらにオーガたちは人間の骨や頭蓋骨を原始的な楽器として使って、即興のコンサートまで開催していた。

4日目:今日はクランの中で遊びの行動を目的した。ブルークが長い骨、おそらく人間の大腿骨をつかんで、その骨で熊の鼻を叩いてから、水に投げ込んだ。熊は骨を拾って、ブルークに返した。すぐに他のオーガたちと熊が同じように遊び始めた。クラン全体が、ほとんど1日中その遊びを楽しんでいた。オーガの中でこんなことが行なわれていることは、記録に残っていないはずだ。

5日目:間違いない。ブルークは、このクランの知恵の源だ。記録に記したように、昨日は何度か彼が疑いの目でじっと見ているのが分かった。私が羽ペンで記録している音を聞き、奇妙なこと、おそらく危険なことだと認識しているのだろう。もし彼が調べるためにここに来たら、私は…

誰か、お願いAnyone, Please

このメモを見つけたら、父さんは正しかった、申し訳ないと父に伝えてほしい。鉱山に働きに来るべきではなかった!

父さん、ごめんなさい!

E.K.

誰が彼らに頼んだ?Who Asked Them Here?

ひど過ぎる!連中は庭に、そして家に入って来て、宿と物資を要求してきた。戸棚を探し回り、芝の上に炉を作った後、街の安全を確保するまで大人しく待つよう言われた

自分の家で囚人になどなりたくない。出て行って、文句を言ってやりたい。誰が彼らに頼んだ?確実なのは、自分ではないということだ!

地に帰れ!Back to the Land!

一日目:

今後一ヶ月間、エルデンルートを離れて生活する。グリーンパクトに従わないとして、何が問題なのか?ボズマーなら誰でも道すがら食物を得られるようになる!

森の夜は不気味だ。すべてが突然静かになって森全体が私を見ているようだ。しかし、恐れることはない!一ヶ月後には森の生活を振り返って笑っていることだろう。

八大神の…戒…ine Commands of Eight Divines

〈ページの大半がない。表題紙は以下の文で始まる〉

ヒューバートとマリッセの蔵書より

彼らと彼らの子、アラインに八大神のご加護があらんことを

神々よ、我らを守り給え

〈2ページ目には赤いインクで殴り書きのメモがある〉

神々など存在しない。誰も守ってくれはしない。愛しい子は死に、食べ物は尽き、扉の前には熊がいる。目の前でヒューバートが殺された。引き裂かれるくらいなら静かに死にたい。

もう飲めるものは毒しか残っていない。魂が苦しみから解き放たれますように。

さようなら。

——マリッセ

八大神の九戒…Nine Commands of the Eight …

〈ページの大半がない。表紙は以下の文で始まる〉

アジサーとディアラの蔵書より——彼らと彼らの子に八大神のご加護があらんことを。神々よ、我らを守り給え

〈2ページ目には赤いインクで殴り書きのメモがある〉

神々など存在しない。誰も守ってくれはしない。愛しい子は死んでしまった!アジサーが債務者の監獄に行っていれば、こんな神に見捨てられた墓で最期を迎えなくて済んだのに。かわいそうな子…

アジサーはまだ戻らないけど、それまで耐えられるかどうか。痛みがひどすぎる!あの子を守ろうとした時、ひどい傷を受けた。大嫌いよ、アジサー。それから、とても愛してる——

瓶に入ったメッセージMessage in a Bottle

何て無礼なの!私の船が攻撃された。何の理由もなしに。ノースポイントに近づきながら、トンネルに向かっていた。その時、モンクレアの兵士たちが攻撃してきた。もしまた誰かがレディ・ルレラヤから盗んだって理由なら、間違いなく盗賊の首を飛ばしに行く!

船に浸水してきたけど、できるだけ海岸線に近づけましょう。念のため、トンネルに通じる鍵は船の奥深くに隠す。もし海底に沈んだら、鍵は自分で持ち歩くわ!

北の海岸線に近づいている。たどり着けたら、いつもの場所で落ち合って、今後のことを話し合いましょう。どうしてモンクレアが暴れているの?それにドレルはどこ?あいつ、協定を結んだはずなのに!

まあ、もし船が沈んだら、鍵を探しに来たりしないでね。船の残骸で、必ず化けて出てやるから。この船に入ったら、ひどい目に遭わせるわよ!警告はしたからね。

—ラグラ船長

壁の向こうの財産A Fortune Behind Those Walls

この柱は単なるフランダー・フンディングの慰霊碑ではない。これは彼の先祖が財産を隠した場所なのだ!フンディングはボーセクの人々にとって偉大な英雄だ。だからこそ彼は、後ろにある石碑を割って開けようとしなかったのだ

石造物についてはよくわからない。はっきりとは尋ねられないだろ?もしボーセクが私がやっていることを耳にしたら、彼は全てを自分でやりだすだろう

だが石碑はどれ程固いのだろうか?砕けるまで石をピックで叩いて、それから内側の物を全て奪ってやる。この壁の向こうに財産が隠れてるに違いないからな!

忘れるなMustn’t Forget

それが私に残された唯一のものだとすれば。それを置いていくことはできない。

私が作られてきたように誰かを作るとすれば、それは私の新しい家、新しい家族の家宝になるだろう。

しかし私はそれを守り、隠さなければ。変化によって私の心が影響を受け、どこへ隠したかを忘れてしまったら?たぶん手掛かりがあれば…

上方の、像の結界。そこにある。