木工師助手メール 10週間目

64日目
パクルーティは囁きの牙の達人で、コレクターもその手下も怖くなかったが、必要もないのに戦う気はない。やむを得ず傷つけるのが嫌なのだ。だから今日は農民に金を払って荷馬車に乗せてもらい、毛布で身を隠した。暑くてたまらない。

65日目
パクルーティは今日、コレクターの手下に追い詰められた。囁きの牙を使うはめにはならずに済んだが、彼らはこう言った。彼らに連行される前に、最後の材料の積み荷を送る機会をやると。パクルーティは彼らがタイミングよく来てくれることを願っている。

66日目
パクルーティはついにコレクターに会った。いとこのハダリットと瓜二つのその姿に、パクルーティの目は驚きの色を浮かべた。それもそのはず、彼はパクルーティのいとこだった!すべては許され、手と手を取り合ったが、借金を返せと食いさがられた。一族のあいだで借金は関係ないと言い返したが、通りでけんかになったあげく、ゴールドをすべて奪われた。

67日目
パクルーティは自分がかなり賢いカジートだと思っていたが、テンマー・フォレストのムーンシュガーを作ったような、悟りを開いた者ほどではない。材料集めは大の得意だが、それらがお前に役立つことを願っている。

68日目
カジートの多くにとって、ムーンシュガーは宗教的シンボルで、神に近づけるおいしい手段でもある。だが、パクルーティは純粋にムーンシュガーが好きだ。四六時中食べ、その行為はこの者にとって特別な宗教のようなものだ。心配しないでいい。相変わらず、材料集めを優先順位の上位に置いている。ほこりさえ拭けば、ハエを引き寄せることもないのだ。

69日目
パクルーティは自らが典型的な材料コレクターだと自覚しているが、その称号を争っているレッドガードの兄弟のことを耳にしていた。彼らは付呪の材料を専門としていると聞いているが、パクルーティは、このたぐいまれなコレクション術があれば、別の分野でも成功できると感じていた。とにかく、その兄弟を見つけ出しさえすればいい。

70日目
パクルーティは今日、運試しのゲームで二倍運が良き者というカジートに勝った。彼女は負け慣れていないらしく、この1ゲームの結果に通常の2倍怒ってるように見えた!そのことを彼女に伝えようとすると、嫌がっていたようだった。この者はただ雑談をしたかっただけなのだが、彼女はパクルーティを敷物にしようとした。ナイフを使って。