鍛冶師助手メール 34週間目

236日目
小さな親方のらうもんとは、またうるべくがあなたに手紙を打ち込んでもいいと言っている。今までうるべくは家に手紙を出す機会がなかったが、これからは機会がある。うるべくは小さな親方のらうもんとのように書かなくて嬉しい。くらん・たむのっしゅが柔らかいぶれとんの手紙を受け取れば、うるべくが丸くなったと思う。

237日目
うるべくは家が恋しい。ぶれとんは上品すぎて、石は柔らかすぎる。いつだってうるべくは、先人の採石場の荒い石がよく寝れる。うるべくはおーくの鍛冶場で働くべきだ。うるべくは粗末なぶれとんのくらふとで、鍛冶場の女をあっと言わせられない。

238日目
うるべくは、うるべくがあなたのために打ち込んでいるものが、おーくの伝統や顧客の仕事を邪魔していないよう願う。うるべくがあなたのために打ち込むもので、見事な品を打ち込んでほしい。

239日目
小さな親方のらうもんとは、うるべくに仕上げの問題があると言う。うるべくの作品には磨きが足りないそうだ。うるべくが思うに、光っていいのは鏡と太陽だけだ。

240日目
小さな親方のらうもんとは、うるべくが次に金属の切り方を学ぶと言う。うるべくは学ぶ価値がある授業かも知れないと思う。

241日目
八大神よ忍耐を与え給え。ウルベクが完璧なブレストプレートを台無しにした。宴の鶏のように、すべてリボン状にしてしまったのだ。馬鹿らしく聞こえるかも知れないが、彼の彫刻の授業に鋼鉄は繊細すぎるのかも知れない。

242日目
うるべくは間違っていた。この授業は馬鹿げている。