仕立師助手メール 18週間目

122日目
雇い主殿、この荷物を気に入ってくれることを祈るよ。実は、失望の深い泥で、哀れなスニップスが溺れそうなんだ。原因は分からないけれど、ここ数日、ハサミで私の尻尾や指を挟もうとしないんだ。さらにまずいことに、意地悪な卵の兄弟たちを追いかけ回すこともしなくなった。マッドクラブが病気じゃないといいんだけど。

123日目
かわいそうなスニップスは、まだ回復していない。食事もしないし、手足を楽しそうに挟むこともしない。眠る時に膝の下で丸まることもしなくなった。とても心配だ!頭がいい友だちや仲間にたくさん会って相談した結果、イーストマーチにいる錬金術師のアレートを探すことにした。もちろん、荷物は今までどおり送るよ。

124日目
かわいそうなスニップスは、ロドス病にかかったかもしれない。でも、卵の兄弟たちの抗議とは反対に、このマッドクラブが腹を空かせた化け物になったことはない。砂漠のヤナギの木のように寂しそうに見えたとしても、ずっと愛くるしいままだった。だから、錬金術師のアレートを探すために、今イーストマーチに向かっている。

125日目
雇い主殿、遅れを許してほしい。ウィンドヘルムに到着した時に、お祭りに遭遇してしまったんだ。普通のノルドのパーティーかと思ったら、ジョルン王の統治10周年記念のパーティーだった。歩き回るたびに、誰かがハチミツ酒の入ったジョッキを渡してくるんだ!盛り上がった町から出るのに、3日もかかってしまった。

126日目
まだ頭がぐらぐらしている。風が強い日の、荒れ狂った嵐の雲のようだ。ノルドのハチミツ酒があんなに効くとは知らなかった!あのうんざりするほど甘い飲み物より、胆ビールの苦味の方がいいよ。頭がすっきりして、歯の痛みが収まったら、スニップスを助けてくれる人を探しに向かうよ。

127日目
また新しい荷物だ。それに、また吐き気がするよ。トカゲやヘビの皮を剥ぐたびに、自分の光る鱗を思い浮かべずにはいられない。でも、少なくともかわいそうなスニップスほどの苦しみじゃない。マッドクラブの相棒は、かわいそうな甲殻類だよ。でも、錬金術師の予約が取れたんだ。すぐに何もかもうまくいくはずだ。

128日目
あの錬金術師のアレートが、話に聞くほど腕がいいことを祈るよ。アモル砦に壁も天井も、全てがそろった見事な店を持っているらしい。これまでに会った並の錬金術師たちが使っていた屋外の屋台とは違うようだ。彼女がスニップスを助けてくれることを祈っている。前回手紙を書いてから、彼はもっと具合が悪くなっている。