92日目
栄えある雇い主殿、私はたまに、ノクターナルは自分を楽しませるために運命を操っているのではと思う事がある。私に宣戦布告した山賊団の事はもう聞いていると思うし、奴らの宿の屋根の上から連中を5、6人ほど放り投げた話も知っていると思う。もうこの地を離れなければならないかと思ったが、意外にも山賊どもの頭領ガブリエル・ホーガーから仕事を依頼されてしまった!
93日目
栄えある雇い主殿、私達兄弟は別の雇い主からの仕事を請けたわけだが、だからと言ってあなたに送る積み荷の品質に影響を与えることは全くない。我々はこれまでと同じくあなたに仕えていくつもりだ!これら素材が益ならんことを!
94日目
冒険者にとって完全なる準備ほど役立つものはない。そして準備にあたって最適なのが付呪だ!夕方にも邪悪な蜘蛛の巣を炎の斧で焼き、リッチの炎を凍てついた兜の向こうから覗き込み、さらにナイフでスケルトンを粉々にしたばかりだ!
95日目
エズダブは剣聖神話を一晩中調べていると、ヨクダの書を地面に置きっぱなしにしていることがある。それで今日、偶然に古代のウェルワの項目が目に入った。どうやら熊の顎を持ち、イノシシの突進力を備えると言われているウェルワの存在は、古代ヨクダでさえ神話の類だったらしい。獣が絶滅してしまうのはいつも残念だが、いまウェルワにばったり会わずに済む点については、ほっとするしかない。
96日目
栄えある雇い主殿、素材をお送りする!今日はグアル相手に足を一本持って行かれそうになった。この革のブーツに鋼鉄並みの強さを与える呪文を掛けていなかったら、危なかったはずだ。もし可能なら、頭のてっぺんから足の先まで、付呪をしておくことを忘れずに。これら素材も大いに役立つはずだ。
97日目
冒険者の多くはドゥエマーの施設をタムリエルの地形の一環として捉えている者が多い。確かにこれまでずっと存在し続けてきた場所であり、多くが未踏で罠や死の機械の驚異で満ちている。だが私は、それほどまでに広範囲に存在した強大な民が、忽然と姿を消し、しかしこれほど多くのものを残していったのか、ということを考えると言葉を失ってしまう。
98日目
エズダブは昨晩飲み過ぎたのかもしれないが、アリクルからスカイリムにまで誓い、古の剣聖が如く、霊剣シェハイを作り出すことができたと言っていた。どうやったのかと聞いたら、真顔で「純粋な意志の強さによって」と言った。おかげで今日の遠征にちゃんと剣を持って行かせるのに、一族から勘当するぞとまで脅さなくてはいけなかった。
99日目
怒ったグアルは、転がる樽の中に閉じ込められ、拷問を受けた2匹のスキャンプのような鳴き声を出す。エズダブはどこから来たかは分からないと言うが、私は野営中で剣を外した状態だった。あれほど早く、遠くまで逃げたのは人生で初めてだ。タムリエルには遥かに危険な獣も居るが、グアルのぽっかりと開いた口はまさしく悪夢だ。
100日目
良き剣は折れる事を知らぬ、などということはない。今日私はヨクダの手によって鍛造された唯一無二の三日月刀を、下りてくるドゥエマーの扉へのつっかい棒として使った。剣は一瞬にして砕け散ったが、あの剣をあの時使っていなければ、我が兄弟と斥候のハスキーを失っていたところだった。ドゥエマーの墓所と忌々しい秘密の数々め。これら素材があなたの益となる事を祈る。
101日目
栄えある雇い主殿、付呪のための素材を同梱しておいた。これらがあなたの役に立つ事を願っている。