165日目
空腹でしたし、疲れてもいました。そこで私は、ステンダールの篤信者でもあるノルドの男のもう一度会いたいという申し出に対し、できるだけ賢明な対応をしました。喜んで、と答えたのです。少ししてから後ろめたさを感じましたが、リアムにプロポーズされたわけではないのですから。そして私はジャコソンの頬にキスをしてから城へ駆け戻りました。
166日目
お客様、お元気ですか?レイヴンウォッチ城での日々は元通りにならいましたよ。召使は無事でしたし、私たちも再び定期的に食事を取れるようになりました。アドゥサは秘密の任務から戻り、私も付呪の修行を再開しました。それに材料の収集もです。どうぞ、素材をお受け取り下さい。
167日目
メリナ・キャッセルです、ご無沙汰しております!また旅に出て、技を磨き、お客様のための材料を集めています。この度、センチネルへと旅をし、アリクルの奥深くへ赴くことになったのは、伝説の付呪師、ヴェロイン・ギンバートに師事するためです。私はダガーフォールで彼女に会ったことがあり、彼女もそれを覚えていると言って下さいました。どんなことを教えて下さるのかしら?
168日目
上級王の黄金という素晴らしい海の乗り物の上で手紙をしたためつつ、センチネルの街へと向かっています。召使のエステルが付き添ってくれており、長旅の間の話し相手になり、必要なときには滋養を捧げてくれています。ヴェロイン・ギンバートの教えを受けるのが楽しみです。あの方はルーンやグリフで私などには考えも及ばなかったことができると聞いています!
169日目
お客様、どうやら私たちは襲われているようです。上級王の黄金は素晴らしい帆船ですが、海賊旗をはためかせた3隻の船に追いつかれつつあります。バリスタがこちらに向けられているのが見えます。海戦に加わったことはありませんが、もっとフェアな条件で初陣に臨めたらよかったのにと思わずにはいられませんでした。
170日目
バリスタのボルトが船の周りの海面を貫き、双方の魔術師の指から放たれた魔法の炎が飛び交うのを見て、無力感にさいなまれていました。敵船が近づいてくれれば、私の特殊な才能を発揮できるのですが。今は下がって成り行きを見守るほかありません。運が良ければ、この材料があなたのもとへと届くことでしょう。
171日目
どうやら海賊船はこちらの船を沈めるよりは拿捕したいようです。一隻が横づけし、海賊たちが乗り移る準備を始めました。公然と本性を現すのは避けたいことですし、このような海の真ん中ではなおさらでしたが、他に道はありません。海賊たちに上級王の黄金を乗っ取らせるわけにはいきません。