230日目
山賊から危険な存在だと思われていないため、川の遺跡を自由に歩き回れます。明らかに魔術師ギルドの本にあった、アイレイド遺跡がエッチングされたパネルを5枚見つけました。6枚目は、装飾的なアイレイド語の言葉以外はすっかり傷だらけでした。今後のために、エッチングを取っておきました(この三つ目の想像上の身代金要求が、届いたものと仮定してですが)。
231日目
昨晩眠った振りをしていると、頭の上にマントを被され、背中に短剣を突きつけられました。静かに素早く動くよう言われましたが、真っ暗な中では難しかったです。しかしどうにかして、山賊に警戒されることなく川の遺跡を出られました。どうやら彼女は私の苦境に気付いた、通りすがりの冒険家のようです。救われました!
232日目
救われてはいません。冒険家だと思ったのは、実は私を探していた賞金稼ぎでした。魔術師ギルドに雇われたのだと思いますが、進んで話してはくれません。この配達を許してくれた時は正直驚きました。添えたメッセージを彼女は読んだと思います。救われてはいませんが、安全なようです。今のところは。
233日目
今日は賞金稼ぎに、消えた遺跡について問いただされました。主に、足取りをたどるように言われたのです。借りている魔術師ギルドの本を見せた時、反応を見せなかったのは変だと思いました。彼女は雇い主に手紙を送る予定があり、寛大にもこれを一緒に送ることを許してくれました。
234日目
賞金稼ぎはヴェロスリル姉妹社に雇われていました!特定の日付までに消えた遺跡の中に入らなかったら、私を探し出すように雇われたのです。今後は、私が付呪の素材を手に入れるまで付き添われます。監視役のようなものです。賞金監視役ですね(彼女に嫌そうな顔をされました)。
235日目
ついに賞金監視役の名前がエロン・ソルトだと分かりました。それだけを教えてもらうまで、随分と質問をしなくてはいけませんでした。彼女は特に自分のこととなると、口が重くなります。彼女が来るまで私は単独で移動していました。彼女が話さないなら、一人の時と同じように行動し続けます。鼻歌には慣れてもらいましょう。
236日目
川の遺跡で調べられることは全て調べたので、次の仕事は中で見つけたアイレイド語の言葉を翻訳することです。消えた遺跡について、貴重な情報が明らかになるかもしれません。付呪の素材が急激に減っているので、特にそう願います。大丈夫、必要になれば別の入手先を見つけます。契約は契約ですから。