付呪師助手メール 35週間目

244日目
タヴァミンの村を出た後、エロン・ソルトはこれまでにないほど腹を立てて魔術師の話をしていました。その言葉遣いはウィンドヘルムの下水よりも汚い表現ばかりでしたが、「奴の気管でネクタイを作ってやる」というのが特に良かったです。そうすれば話せなくなるからですよね?それとも思い悩むから?まあいいでしょう。

245日目
修道院に到着しました。タヴァミンの紹介状を読むと、ヴェラン修道院長の顔は極めて青白い灰色になりました。追放者の遺跡について聞くと、「その名前を言うな!」と叫んで、自分の書斎から走り出ていきました。逃げながら悪魔を撃退する仕草をしていました。部屋の主人が逃げたら、どうすればいいのでしょう?(お茶はもう飲み終えました)

246日目
ヴェラン修道院長には対話を拒まれました。修道院にいる修道士たちには、優しくかつ断固たる態度で退去を迫られ、エロン・ソルトも立ち去りたがっていました。司祭にはたいてい死が迫っているので、悪運をもたらすと考えているのです。君の世話の仕方を心得てるだろうと言ったら、舌を結んでやると脅されました。それ以上は何も言いませんでした。

247日目
盗まれた馬に乗っているようです。エロン・ソルトから夜明け前に起こされ、修道院で見掛けたまだらの月毛馬に乗るように説得されました。鞍頭の革には装飾的な「ヴェラン修道院長」の文字が縫われていました。かつての仲間に伝えると、彼女はその縫い目をこすって消し、私の勘違いだと言いました。賞金稼ぎが相手の時は、ただ同意しておくのが得策です。

248日目
大急ぎで、そしてほとんど話さずしかめ面ばかりしているエロン・ソルトの助けを借りて、追放者の遺跡に戻りました。ヴェロスリル姉妹社は契約により、9週間以内に付呪の素材を回収する義務があり、明日がその最後の日なのです。もちろん、もっと準備する時間があればよかったのですが。答えよりも疑問のほうが見つかるので、心細いものです。

249日目
今日はヘクル、追放者の遺跡に入ります。契約内容を遂行し、珍しい付呪の素材を木枠箱一杯に回収するつもりです。薬は持っていますし、付呪がかかった短剣を貸してくれるようエロン・ソルトを説得しました。私、緻密なシクスルは、あなたのためにこの調査を成功させるため、できることを全てやりました。アバヴァーロア。

250日目
我々ヴェロスリル姉妹社は、従業員シクスルの死去を知って落胆しています。ご迷惑をおかけしたお詫びとして、この荷物をお届けします。現在我々は、お客様のお仕事を続行できる、特に腕の立つ従業員を調査中です。それまでは、備蓄を持っている有能な調達者、ヴァリーン・フランに担当させます。