付呪師助手メール 9週間目

57日目
最新の荷物をこれからお送りする!今回は一度の遠征で積み荷の中身を集めたのだから、我ながら頑張ったと言える。エズダブは付呪用素材に対して鼻が利くと言うが、あいつはタムリエルの奥底を進む方向感覚が欠けている。奴は私のアンデッドに対する(非常に合理的な)恐怖感をからかってくるが、本人は真っすぐ伸びる洞窟からさえも出口を見つけられないのだから、全くどうしようもない!

58日目
敬愛する雇い主殿、アブナブの兄弟のエズダブだ。今回の積み荷もあなたの満足のいく内容であると思う。ところで最近、アブナブの奴に苛々するようになった。今だって、自分の働きがどれだけの時間と費用を節約したかを酒場で自慢しているほどだ。私の貢献と、(奴より遥かに優れた)剣の腕前に関する話は何もない。まったく奴は自信過剰にもほどがある。

59日目
我が友よ、エズダブの手紙にある私への僻みについてはどうか無視していただきたい。我々はいま争っているのだ。エズダブは優れた付呪師であり、戦士だが、奴は私とは違う。我が父はいつも、私の剣技に勝る者は古の剣聖達しかいないといい、またすぐれた方向感覚のおかげで斥候としても優秀になると言ってくれた。実際、父はどちらにおいても正しかった!

60日目
我が友よ、この素材があなたの益ならん事を願う。そして残念ながら、私の兄弟のエズダブはもう我々と共にいない。だがこれによって我々の仕事関係に問題が生じる訳ではないので、ぜひご安心いただきたい。

61日目
栄えある雇い主殿、前回の手紙では説明が不十分であったことに気が付いた。申し訳ない。エズダブは今も生きているが、奴は他の所で仕事をすることにしたらしいのだ。なぜ居なくなったのかは説明しようとせず、しかもルーンストーンなどを求めて探索する時、いつの間にか奴が競争相手になっていることに気が付いた。だがこの状況を耐え抜けるよう、最大限の努力はするつもりだ。

62日目
栄えある雇い主殿、このアブナブが最新の積み荷を用意しておいた。エズダブとは今も様々な資源をめぐって競争しているが、今のところは私が一歩先を進んでいる。これまで共に仕事をしてきただけに、なぜいきなり仕事を放棄したのかは分からない。いずれにしても奴は、私とその一族の恥となっている。

63日目
敬愛する雇い主殿、この手紙は私エズダブが書いている。これら素材があなたの役に立つことを願う。尚、今月は兄弟のアブナブが活動できないため、あいつからは荷物は届かないはずだ。いずれにしてもあなたに送るための素材も無く、私の素晴らしい能力の足元にも及ばない。奴の傲慢さこそが弱点だとは知っていたが、今日はそれを見事証明することとなった。