108日目
今日、華麗なる前足の手下が不幸な事故に見舞われてな。俺に仕事の分け前を要求しやがったんだ。まったく関わりのない仕事なんだぜ。その時、作業台の上につるしてあったハンマーがフックから滑り落ちて、かわいそうな二人の頭を叩き潰したんだ。何度もな。カジートの奴が腕利きの治癒師を雇ってるといいんだが。
109日目
よう、木工材料の積み荷がきっちり届くことを願ってる。少なくともカジートの犯罪王が俺のところに送り込んできたゴロツキどもよりはいい気分だろう。あいつらのうちの片方はもうダメらしいな。そのせいで猫と俺の間のいざこざがさらに大きくなりそうだが、それもビジネスの代償だ。そうだろ?
110日目
他のビジネスが恐ろしく順調なのに、なんで材料の配達を続けてるのか不思議に思ってることだろう。もっともな疑問だな。木工は心が落ち着くんだ。頭がすっきりして、リラックスできる。趣味といったところだな。どうせなら、ついでに金も稼いだ方がいいだろうと思った、とそういうわけだ。素材は入れておいたぜ。
111日目
なあ、前にも言ったが、木工は心が落ち着くんだ。知っての通り、俺はオークだ。だからオークの癇癪を持ってる。いや、普通のオークの二倍はキレやすいかもな!他の仕事では、鬱憤を晴らさないといけないことがしょっちゅうだ。だから一日の終わりにリラックスして緊張をほぐすことが必要なんだよ。鋸やハンマーを使ってるとウソみたいに楽になる!
112日目
華麗なる前足というカジートの手下のゴロツキがやってきた。奴の宿屋の向かいに酒場を開くことにしたんで、あいつは毛を逆立てたんだ。競争は消化にいいってことを知らないのかね?それに俺はこの手で酒場を建ててるんだ。俺のキレやすさを抑えるための巨大な木工プロジェクトだと思ってくれ!
113日目
よう、マーゴッグだ。華麗なる前足の手下がまたもや不幸な事故に見舞われて、治癒師の世話になることになった。工事現場で足元に注意しないでぶらぶらしてたら、そりゃそうさ。木の梁とクギの山に落っこちたんだ。何度も何度もな。これでカジートも自分の仕事に専念するようになるだろうさ。
114日目
酒場が盛大なオープンを迎えるのももうすぐだ。店は「ハンマー・アンド・ソー」って名前にする。なんたって木工は俺にとって大切なものだからな。俺も忙しいオークだな!素材の供給に、酒場のオーナー、入手先が怪しい品物を扱うディーラー、違法なブツの運び屋、言った通り、俺は起業家なんだ!そうそう、素材は入れておいたぜ。