木工師助手メール 20週間目

136日目
ほらよ、素材の配達だ。俺の物言いは許してくれ。新しくきた治安官が俺のビジネスに手出ししてきたせいで、気分は最悪だ。早いとこあいつの注意を他に向けさせないと、大金を失うはめになる。事故が起こるように手配しなけりゃならないかもしれない。このことは他言無用だからな。

137日目
よう、槌のマーゴッグだ。今日は気分がいいんだ。善良なるシェドリック治安官殿が、ようやく華麗なる前足が「フォーローンの犯罪王」を名乗ってることに気が付いた。俺は怪しまれているだけだったが、例のカジートについては積極的に取引を捜査し始めた。あの治安官様が汚らしい犯罪の証拠を見つけてくれることを願ってるよ。

138日目
俺の取引先のダークエルフにベランゼンって奴がいるんだが、仲介人を始末して、利権を増やそうとしてる。残念ながら、そうなると俺のビジネスが立ち行かなくなっちまう。あんたなら分かってくれるだろうが、そんなこと認められるわけがない。話し合う必要がありそうだな。そうだ、ハンマーを持って行こう。

139日目
ダークエルフのベランゼンだが、まあ、遺失物のコレクターとでも呼ぼうか。いつもうちにきては違法なブツを金に換えて、双方にとってプラスだった。だが、どうやらあの野郎は最高の取引額を求めて「店選び」を始めるつもりらしい。自由市場を活用しようってんだろうな。俺たちは話をすることになってる。あんたに素材を送った後にな。

140日目
悲しい知らせがある。ベランゼンとは公平な合意に至れなかった。本当に残念だが、あいつとは今後の取引はしない。だからあいつを街の豚小屋に投げ込むことになった。偶然転んで俺のハンマーに頭をぶつけちまったんでな。それも二度も。残念なことだが、俺の気前の良さにつけこもうとするとそういうことが起こるんだ。

141日目
よう、槌のマーゴッグだ。この材料があんたに幸せと金を与えますように!俺の上機嫌を不思議に思っているだろう。それは華麗なる前足の違法行為に、善良なるシェドリック治安官殿が正義の鉄槌を下したからだ。最高な気分だ!ちょっと失礼して祝ってくる。

142日目
幸せな時間ってのは短い。残念な状況とはこういうことを言うんだ!カジートの犯罪王について証言させるために、シェドリック治安官が集めてきた証人たちが全員謎の失踪を遂げた。ああ、急に用事ができたとかなどのメモが残されてたらしいが、俺が思うに奴らは今頃、マッドクラブと湖の底で泳いでいるだろう。