木工師助手メール 21週間目

143日目
俺の宿敵(俺には宿敵がいるんだ!)の華麗なる前足は、少なくとも今のところ罪が晴れたらしい。だがシェドリック治安官は、俺と同じくこの成り行きに満足していない。奴は俺たち二人にはっきりと分からせた。俺たち二人に目を光らせてると警告した。俺たち二人にだ。何ってこった!これで俺の宿敵は二人に増えたかもしれん。考えなくちゃな。素材は入れといたぞ。

144日目
よう、新しいプロジェクトに着手して心を落ち着かせて、平穏の境地に至ろうとしてるとこなんだ。酒場の裏手にたむろしてるコヒョウグアルたちに、立派な小屋を建ててやることにした。あいつらを見たことあるか?かわいらしいんだぜ。トカゲっていうか、鱗のある鶏みたいな感じで。あいつらが大好きなんだ!

145日目
木工はとてもリラックスできる。それが本当に意義のあることの場合はさらに別格だ。コヒョウグアルがうちの酒場の前でエサをついばんだり、ダンスしてるのを眺めてたら、空を割ったような大雨が降りだしたんだ。その時に決めたのさ、グアルには生活の場所が必要だ。それを俺が建ててやるってな!

146日目
槌のマーゴッグだ。素材を届けるついでに、酒場の裏に建ててるコヒョウグアルの小屋の続報もやろう。入口が4つあって、出口は2つ。三階建てでベランダ付き。グアルが日向ぼっこできるようにな。エサ桶も2つ用意して、水場は3つあるので、エサも水も十分だ。

147日目
静かだ。平穏だ。木工は俺の怒りっぽさに魔法のような効果がある。もう何日も誰かを殴りたくなってない!釘を材木に打ち込むことに何かがあるんだろうな。ともかく、コヒョウグアル小屋はほぼ完成していて、チビどもが引っ越してこれる。よろこんでくれるのを見るのが待ち遠しい!ともかく、この荷物をあんたに送っとく。

148日目
完成した。傑作だ。俺の最高傑作かもしれない。最も高貴なコヒョウグアルにふさわしい小屋だ。部屋もたくさんあるから何匹だって住める。よろこぶ姿を見るのが待ち遠しい。水とエサの桶は一杯だ。扉も開いてる。チビどもがいつでも引っ越してこれる。余った素材があるから送っとくよ。

149日目
なんてこった!俺のコヒョウグアル御殿が気まぐれなスカトラーどもの住み処になっちまった。あの害獣どもがそそくさと乗り込んできて、我が物顔でエサを食べつくし、水も飲み干しちまった。奴らが出てかないと、コヒョウグアルはホームレスのままだ。2つ目の小屋を建てるかな。だが急がないと雨季が始まっちまう。