木工師助手メール 5週間目

29日目
パクルーティはこの者の友人に再び積み荷を送り届けた事を嬉しく思い、また長きに渡る仕事に感謝している。この者は前回の報酬で、耳に着ける金のピアスを買った。最近はとても格好良く見える。少なくとも貴婦人方はそう言っている。

30日目
この素材はなかなか入手が難しかった。パクルーティはカップ当て勝負でずる賢いブレトン人に勝ったのだが、この者はその男がトリックで何人も騙しているのを見て、遊んでやろうと思った。パクルーティは最初、他の者たちと同じようにカップを上げたのだが、彼らと違ってこの者はカップをブレトン人の顔にぶん投げた。男が意識を失っている間、パクルーティは男の金を頂戴して、この木材を買ってきたのだ。

31日目
友よ、この素材を受け取ってくれ。悪臭については申し訳ない。パクルーティが最後に水に触れてから大分経つのだ。この者は水を相手にするくらいなら、炎の精霊と対峙する方がマシだ。その残念な副作用が、パクルーティはこの木材を自分の毛皮から「はがす」羽目になったことだ。だがその臭いがどうであれ、木材の品質は最高級だと保証する。

32日目
友よ、パクルーティが悪い事をしていると思ったら、お前ならそうだとはっきり言ってくれるだろう?地元の宿屋の主人はパクルーティに「パクルーティは信用ならぬ」と言うのだが、正当な理由を言わぬのだ。パクルーティはただ彼の部屋で寝て、目のつく場所にある物を持っていっただけだ。嘘を言ったり不義にあたる行為をしたことは一度もない。

33日目
パクルーティは強力な武術「囁きの牙」を修行している。そして今日は対抗流派「流血の牙」の達人たるカジートに出会った。カジートとパクルーティは言い争って、どちらがより優れた流派であるか決めるため対決しようとしたのだが、魔術師が現れて「流血の牙」の達人を炎に包んでしまった。パクルーティは「跳ねるセンチ」の技でその場を脱した。そう、「囁きの牙」が負けることはないのだ!

34日目
パクルーティの親愛なる友にさらに素材を送る。今日、酔っ払ったインペリアルが言っていたのだが、この者は「小柄な直立したセンチタイガー」に見えるそうだ。そして最後に「非常に奇妙な事のはずだが、何故か、どうでも良くなった」と言って、眠ってしまった。誰も見ていなかったので、パクルーティは男の財布を貰って、この素材を買うのに充てた。

35日目
パクルーティはムーンシュガーを食べ過ぎると、手が物凄く大きくなる。不安になることではあるが、味がやはり格別なのだ。ムーンシュガーはあらゆる食べ物を旨くしてくれる。