軍の命令と報告

Military Orders and Reports

アーセルモの補足命令Urcelmo’s Supplemental Orders

フェアーの南東にある共同墓地は、以前から問題になっている。近くの道から人々が拉致されたという報告を受けている。調査すること。危険要因を取り除き、ドミニオンの力を示すのだ。

この件について完了報告を待っている。

指揮官、バトルリーブ・アーセルモ

アイレイド遺跡の探索命令Ayleid Ruin Exploration Orders

クリネ隊長

即座に分隊を連れてグレイドミスト砦へ行くように命ずる。到着次第、一日で行ける範囲内のすべてのアイレイドの遺跡を探索するように。リンダイ、ピウカンダ、ニネンダーヴァの遺跡は徹底的に調査して、全敵兵を片づけるように。また砦周辺で見つかる他の隠れ場所をすべて捜索するのだ。

毎日報告せよ。

—カマガッシュ将軍

アルドメリ斥候の強化Aldmeri Scouting Efforts

ソロン将軍

斥候活動をより強化せよ。君の斥候部隊はドミニオンの目であり耳だ。敵の力量が詳しく分かっていないと、攻撃が失敗してしまう。

全ての報告書は、まとまり次第ヴィリャに渡すように。

—ソルカリン大将軍

イザード隊長の命令Captain Izard’s Orders

レンジャー

アッシュ砦を過ぎるまで、この命令を開かないように。お前たちの任務はシロディールの南東端、敵陣の奥深くまで移動することだ。ドレイクロウ砦の南のどこかに天然の洞窟があり、地元の者はイモリの洞窟と呼んでいる。

前回の斥候部隊が洞窟に入る前に送ってきた報告書には、中にすごい宝物があるという噂が書かれていた。その部隊は消息不明だ。彼らに何が起きたのかを調査し、洞窟の中にある宝物を手に入れることが任務だ。

忘れるな。お前たちは志願したんだ。

—イザード隊長

イロキルの遺物Erokii Relics

イロキルとは、タムリエル北西部にあった主要なアイレイドの街の1つである。そこには謎の力を秘めた神話紀の遺物が存在する可能性がある。その場所を探し出して、発見物を本部へ報告すること。

インディリムの報告、パート1 Indirim’s Report, Part 1

シースロードがサマーセットに侵入している明らかな証拠。我々は卑劣な生き物を追跡して海岸沿いにアリノールの西、ウェレンキンの入江近くまで来ている。

* * *
我々は元来全く自然に見えない現象に出くわした。ガイザーが現れ、そこから水が噴出された。さらにシマーリーンや島の他の地域で報告されている恐ろしい海の獣、ヤグーラが飛び出してきたのだ。よりひどいことに、獣の群れの中にはアンデッドもいた。

* * *
この発見を確認する必要はある。私見だが、ヤグーラとアンデッドはシースロードのある種の魔法による攻撃だという結論に達した。

インディリムの報告、パート2 Indirim’s Report, Part 2

奇妙なガイザーの中心に、サピアルチが「アビサルの真珠」と名付けた宝石を見つけた。真珠はガイザーを固定させるだけでなく、ヤグーラを引き寄せる生餌の役割を果たすような、悪しき魔法を発していた。真珠を破壊すると、恐ろしい出来事は唐突に終わった。

* * *
我々はシースロードを追跡してウェレンキンの入江にある隠れ場所まで来た。この獣はしわがれた口語と直接心に訴える言語を組み合わせてヤグーラの召使に呼びかけ、その際に自らをブコルゲンと名乗った。近づいていくと、我々の頭に精神魔法が入り込んできた。奇妙で冒涜的な体験だった。

* * *
ブコルゲンはアビサルの真珠の、養殖場の世話係のようだった。真珠の周囲の水や、真珠の輝く表面にまで奇妙な印を描いた。それから水に錬金術的な混合物を加えると、海がアルケインの光で輝いた。きっとこれが真珠の魔法の源だ。

インディリムの報告、パート3 Indirim’s Report, Part 3

我々が観察している最中に、外套に身を包んで頭巾を被ったハイエルフが、ウェレンキンの入江にいるシースロードを内密に訪れた。人影はこそこそと話していたが、海風に乗って一部が耳に届いた。ブコルゲンは現在サマーセットの影で活動するシースロードのグループの1人のようだ。彼らは「アビサルの徒党」と名乗り、「ベドラムの宮廷」と名乗るハイエルフの集団と協力関係を結んでいるようだった。バトルリーブは彼らについてもっと知りたいだろう。

* * *
聞き取れた会話から、ガイザーはサマーセット中で大暴れし、最終的には島を沈めてシースロードが取り戻すという、大きな計画の一部に過ぎないとわかった。

インディリムの報告、パート4 Indirim’s Report, Part 4

機会を伺い、こっそりと近づいて印や真珠、外套と頭巾をまとう人影をよく見ようとした。ブコルゲンは明らかに魔法と錬金術を組み合わせてアビサルの真珠の性質を変えている。その技術を調べる時間がもっとあればよかった。シースロードが頭巾の人影に心配するなと言っているのを聞いた。「ク・トラは役割を果たした。彼の死は残念だったが、それで全体の計画が変わるものではない」

* * *
頭巾の人影は静かに立ち去り、ミリヤと隊長は追跡しないと決めた。ここで知った情報を持ってアリノールに戻り、バトルリーブに次の手を決めてもらうほうが良い。

インディリムの報告、パート5 Indirim’s Report, Part 5

これまでにわかったのは、サマーセットは圧倒的なスロードの軍隊に侵略されているのではないということだ。代わりに少人数のシースロードの徒党、4人で始まりク・トラという者の死で今は3人に減っている彼らが、破壊的なアビサルガイザー、ヤグーラとアンデッドの群れを解き放つため、島に侵入していた。彼らはどうやら「ベドラムの宮廷」と名乗るハイエルフの集団と協力関係にあるようだ。

* * *
海兵隊員サルウィが濡れた石の上で滑り、我々の存在がシースロードにばれてしまった。シースロードは手下のヤグーラに殺せと命じた。急いで逃げなくては。この報告書と、知ったことをすべてバトルリーブに届けなければならない。

イントラクタブルの航海日誌Log of the Intractable

2週間経ったが、いわゆる「レンリージャ海賊」やサクル・アルバーの闇の一党の手がかりはまったく見つからない。ラ・ガーダが海岸沿いの襲撃に成功した今、地図にも載っておらず曲がりくねったシャドウフェンの河川をわざわざ上ってくることはないだろう。

レッドガードは基本的に海賊の種族であり、できるだけ危険を冒さなくてすむ簡単な獲物を狙う。エボンハート・パクトがイントラクタブルのような海軍船舶を動員した今、レッドガードが我々の集落の攻撃範囲内を航行する可能性は低い。

甲板が何やら騒がしいので、日誌の続きは明日書くことにする。あの猿共がまた酒を飲みすぎたのなら――

エイデン王子の報告書Prince Aiden’s Report

バトルリーブ・ラエルウェ

たった今、我々の徴発巡視隊の一つに属する斥候から悲しい知らせを受けた。グレナンブラの国境近くで定期巡回をしていたところ、巡視隊はその辺りに隠れ家を設置していたデイドラ崇拝者のはぐれ者集団を発見した。驚くこともないが、この教団は劣った種族で多くが構成されていた。しかし、彼らは強力なデイドラの獣と関係があり、我々の支配にとって深刻な脅威であることがわかった。信者は汚れたデイドラを召喚でき、疑いもしなかった巡視隊を待ち伏せした。こちらを一人残して、全員無造作に殺戮したのだ。

我々の土地にあるこのように危険な要素に対して、素早く断固とした行動をとらねばならない。ただちに戦闘部隊を全員キングスガードに連れていき、その地方との境界をなす山を抜けて北西へ移動せよ。そこからこの見下げ果てた裏切者の巣の場所を割り出し、一掃し、最後の一辺まで破壊するのだ。

このメッセージを残忍なデイドラの攻撃から逃げた斥候の手に委ねる。彼がお前と部隊を、この恐ろしい悪鬼と最初に出くわした正確な場所へ案内するだろう。

アーリエルの導きがあるように

エイデン・ディレニ王子

エメリックからの情報請求Information Request from Emeric

ドルテーヌ大将軍

繰り返す。君が仕えているのは王の議会だ。君の指揮している軍は君のものではなく、カバナントのものだ。勘違いせぬよう。君に現在の役職を続けてもらうためには、我々にもっと密に連絡して貰わねばならない。

こちらに入ってくる情報は頼もしいものだが、問題なのはその頻度だ。

シロディール全土の情報を集め、ウェイレストまで届けることが困難なことなのは理解している。兵士たちは伝令として使うよりも戦場で使った方が有用なのも分かる。だがしかし、それでも毎日伝達する努力をするよう、強く求める。

余談だが、君の補佐官グラルズールはいささか無愛想腕短気なので、伝令は別の者に変えてもらいたいと私の衛兵隊長が要望している。

大将軍。白金の塔を獲得するというカバナントの悲願は君にかかっている。失望させないでくれ。

—上級王エメリック

エンダーレ将軍の命令Orders from General Endare

対象:全ヒスイの竜騎兵
内容:ファリネスティの冬の地の発掘

精鋭部隊は、隠されている可能性が最も高いグラーウッド一帯にて、強力な魔法のアイテムと神秘の遺物を探し出す任務を受けた。女王のためこれらの目的物を先んじて確保すれば、ヒスイの竜騎兵達はアルドメリ・ドミニオンの戦争で己の役割を果たせる。

竜騎兵の精鋭部隊、コルマウントの英雄である自分達にはそのような努力を払えないとは考えるな。剣を用いるのと同じくらい確かに、シャベルで形勢を変えられる。

如何なる障害にも阻害されてはならない!当然、これらの高名なアイテムは保護されているだろう。生者またはアンデッドのガーディアン達、あるいは回避すべき罠や錠によって。ドミニオンのためこの戦争に勝利するには、知力が必要になる。

ためらうな、竜騎兵達!ファリネスティ信者達は、我々の努力が「聖地を冒涜する」と言っている。奴らを動員する頃になれば、我々の努力の重要性を理解するだろう。私のヒスイの戦士達よ、やり抜けば褒美が与えられる。

—エンダーレ将軍

オーリドンへの軍の配備Military Deployment Across Auridon

バトルリーブ・ロランカノへ

以下はアイレン女王のオーリドン滞在期間中の、秩序維持のために招集した人数です。兵站専門家のバトルリーブ・アーセルモから適切な範囲をカバーするには次の人数が必要だとあなたに知らせるよう頼まれました。まだ喪に服されているのは知っていますが、アーセルモも私もこの件ではあなたの判断を重んじています

近衛兵:オーリドン第一海兵隊
リーダー:バトルリーブ・アーセルモ
オーリドン全体の合計人数:
— 将校20名
— 兵士278名

アイレン女王の護衛
リーダー:バトルリーブ・アーセルモ
— 将校4名
— 兵士20名
文民:
— 上級公女エストレ
— 上級公ライリス
— ナエモン王子
— 側近ノリオン
— 執事エミンウェ
— 従者と随員(5名)
— 召使15名
メモ:
バルケルガード、スカイウォッチ、ファーストホールドで再補充する

ファーストホールド:地元衛兵
リーダー:衛兵隊長ヴィランセア
— 将校10名
— 兵士50名
文民:
— 100名

スカイウォッチ:地元衛兵
リーダー:衛兵隊長トーリン
— 将校8名
— 兵士45名
文民:
— 80名

バルケルウォッチ:地元衛兵
リーダー:警備隊長アスターニャ
— 将校4名
— 兵士29名
文民:
— 50名

すべての場合において警備が十分でなければ、戦士ギルドからの援軍を利用できます。同盟戦争では彼らは中立ですが、それでも護衛の契約は受け入れます。どの都市にも適切なギルドホールがあります。それでも人数が少なければ、魔術師ギルドも利用できる可能性があります。背後に呪文を唱える者がいるのは、いつだっていいものです

—魔闘士シニエン

ギャブリン将軍の宣告General Gavryn’s Declaration

この桟橋と港の家は恥さらしだ!レドラン家の敷地がこのようなお粗末な状況に陥ってはならない

冬の雨が降り始める前に、兵士の部隊にはこの場所を徹底的に清掃し、修理を行ってもらう

—G.レドラン

ギャリックについてConcerning Garick

ガロック卿夫妻へ

大変残念ながら、息子さんが死去されたことをお知らせします。単独で敵に立ち向かった戦闘中における、勇敢で立派な死でした。苦しむことはありませんでした。

カバナントのために

獅子の守護団 サミス軍曹

グレナンブリア:アレッシアの指令書Glenumbria: Alessian Orders

アレッシアの全兵士へ

ディレニは自分達の方が有利だと信じている。奴らは勝利を確信しながらキャンプでくつろいでいる。奴らは油断しているのだ。

ディレニが数時間以内に大規模な攻撃を仕掛けてくるという報告があった。そうなったら、アレッシアの斥候を送って気付かれないよう奴らの裏を取り、キャンプを破壊する。

これが成功すれば、奴らの攻撃の不意を突き、奴らを壊滅させられる。

誰もアレッシアを止められない!選ばれし者の名の下に、殺しまくれ!

コープスガーデンの任務Corpse Garden Mission

この地面に開いた不快な穴の名前の由来がわかった。このコープスガーデンは死者の埋葬場所というだけでなく、他の宮殿や郊外の邸宅と同様、蔓延するアンデッドの温床となっている。この場所にはあらゆる種類の動くスケルトンがうようよしている。刀剣を持って切り裂こうと襲ってくるものもいる。レドラン家の最も腕の立つ射手と同じくらい正確に弓を使いこなすものもいる。魔法を使いこなすものも少数おり、これが一番の脅威となりうる。

そしてこのネクロポリスにはリーダーがいる。伝説のセルジエン将軍が死から蘇り、このスケルトンの軍を率いているようだ。蘇った理由は誰にもわからないが、その軍の力は圧倒的だ。すでに部隊の半分以上が犠牲になった。この調査の代償はあまりにも高くついたのではないかと思い始めている。戦略的退却を行うべき時かもしれない。今やるべきことは、あの剣を持ったスケルトンの恐ろしい攻撃を受けずに通り過ぎることだけだ。

ああ、それしかない。

コネル将軍の命令General Conele’s Orders

パクトの犬どもには契約の重要性が分からない。平和に利益を見出さない。彼らが理解できるのは力だけだ。圧倒的な力。

エボンハートを制圧するには、突破口と足掛かりが必要だ。斥候から言伝が来ている。クラゲンモア近くにいい塩梅の廃鉱山があるようだ。

そこを制圧、占拠しろ。私を失望させるな。

—――アレクサンドラ・コネル将軍

シピウスへの命令Cipius’ Orders

シピウス隊長

エバーモア奪取は細心の注意をもって行わなければならない。公爵とその衛兵が武器と武具を密封した木箱から取り出し、街の戦略上のポイントに置くのを手伝う。お前の部下は普段着で街に出て、できるだけ多くの市民を勧誘するのだ。決められた通りの時間になったら、部下と新兵は武器の隠し場所で落ち合って武装し、街を征服に置く。降伏したものは許す。奴隷なら使い道がある。

失敗は許さない。

—魔導将軍セプティマ・サルン

ジマーロンからの警告A Warning from Zimmeron

ジェゴード将軍

戦場での君の活躍は称えるが、私に与えられた役割にのみ注力してもらいたい。引き続き部隊の団結力を高め、斥候が見つけた敵の弱点を攻撃せよ。

斥候任務や、敵の偵察隊の排除はダー・リウルズの役割だ。これらにおけるダーの働きには満足している。君の意見は聞いていない。意見が欲しいときにはそう言う。

—ジマーロン

ジマーロンからの叱責Chastisement from Zimmeron

ダー・リウルズ将軍

敵をより多く見つけ出して殺すよう戦士たちを促すため、君に賞金計画を任せた。ところがジェゴードがたびたび指摘している通り、うまくいっているとは言えない。もっと成果を上げてもらわねば困る。

賞金額を引き上げる権限も君にはある。早く兵士たちにドミニオンとカバナントの敵を見つけ出させよ。我らの要塞や資源を常に見られているこの状況から脱却せねばならない。君にできないというなら、ジェゴードにやってもらう。

—ジマーロン

ジャーディルへの警告Warning to Jardirr

ジャーディル隊長

本当です。斥候は正しかった。勢ぞろいして来ています、至る所に。丘の南斜面にキャンプを張っています。岩の盆地とリフテン渓谷との間の道はふさがれました。

どうにかクランの首領の名前を確認しました。

レイジクロー:リディ・スノーペルト

ボーンシェイパー:ケヴィンネ・ブライトハート

ストーンタロン:ヴィヴィアン・ウィッチクロウ

隊長、共に仕事ができて光栄でした。

—メルリル

ジャーディルへの称讃Jardirr’s Commendation

ジャーディル隊長へ

エボンハート・パクトへの献身的な働きを評価し、誇りと喜びを持って表彰状を授与する。ダークエルフとアルゴニアンのメンバーから受けた貴官の部隊に関する報告によれば、貴官がパクトの任務に全身全霊を捧げているのは明らかである。

この調子でいけば、終戦の前に百人隊長になるだろう。パクトと栄光のために!

ストンフォール司令部、隻眼のホルガン

シャドウスケールに注意せよBeware the Shadowscales

警戒を怠るな、兵士よ!後ろ足で立って、酒場や畑、あるいは故郷の湿地で働いているトカゲを見たか?にやにや笑いを作ってみせて、陽気な調子でなだめてくる、卑屈な身分の低いアルゴニアンを?友よ、そいつは見た目通りの者ではないかもしれない!ブラック・マーシュ近くで起こった最近の襲撃、そしてターピリウス・バイビウス隊長の不可解な死の後、我々にはシャドウスケールがこの地区で活動していると信じる根拠がある。しかしこの地下組織は何者で、その邪悪な目的は何なのか?

シャドウスケールとは影座の下に生まれた爬虫類の親類だ。生まれ落ちると同時に、あの憎き闇の一党に引き抜かれ、地位を与えられた。この生まれたての者たちは奴らの大義を利するものとして、隠密と暗殺の技に高度な訓練を受けている。成体にまで育った暁には、彼らはシシスの信者によって受容され、彼らの上級種の親類がそれによって悪名を得ている、暗殺の依頼を受けるようになる。シャドウスケールがアルゴニアン社会に組み込まれている今、彼らの標的はこのトカゲの民の利益のみを図っている。そのような標的がどうやって決定されるのかは、いまだ明らかになっていない。

シャドウスケールは憎き闇の一党の五教義とまったく同じものに従っていると信じられている(この問題についての知識を深めたければ、語り部が必要な文書を持っている)。メンバーと疑われた者たちの捕獲と拷問を通じてわかったのは、命令が上司から与えられたものである場合、決して背かれ拒絶されることはないことだった。仲間のシャドウスケールはこの殺し屋どもの標的になることはなく、また闇の一党を見捨てたシャドウスケールは追っ手を放たれ、殺される。モラグ・トングを相手にした際我々が学んだように、公式の政府の補佐として機能するアサシンギルドは大きな脅威である。そして今、アルゴニアンたちはそうした勢力を組織した。我々はこれを監視し、潜入を行い、完全に混乱させて崩壊へと導かなければならない。

シロディールからの書簡Missive from Cyrodiil

グラッカスへ

歩兵を送ってほしいという要請は却下する

物資を送ってほしいという要請は却下する

大密偵を送ってほしいという要請は却下する

与えた命令は、リーパーズ・マーチに行き、ドミニオンを動揺させることだった。かわりに、価値のない村を破壊して資源の半分を無駄にし、残りは意味のない本探しに費やした

今後、この戦いに意味のある貢献を始めるまで、帝国の支援は得られない

—ジャヴァド・サルン

シロ隊長へのメモMemo to Captain Siro

出来ることはすべてやったわ。あなたの命を助けてあげたことに感謝しなさい。指揮権もね。

これで貸し借りはなしよ。もう二度と連絡はしないで。

それから、気をつけるのよ。ご老人。

第七軍団 魔導将軍セプティマ・サルン

ステンリク副隊長へのメモNote to Lt. Stenric

ステンリク副隊長、元気を出してほしい。ここ数ヶ月は長く厳しかったが、その警戒が報われる日が来る。侵略が始まれば、山脈の中を突進し、敵を奇襲攻撃できる。歴史的瞬間だ。とにかくあともう少し辛抱するだけでい。栄光はすぐそこまで来ている。

ストームフィストの斥候に対する命令Stormfist Scout Orders

ストームフィストの斥候たちへ

著名で高貴なフィルジョア・オークセインは、ストームフィストのノルドと、イーストマーチのオークによる同盟を結んできた。この任務に関して彼がお前たちに頼むのはたった一つ、巨人の監視だ!野獣を密かに見張るには、木を使え。チャンスが来たら、単独行動している巨人を待ち伏せして攻撃するのだ。隠れ場所から素早く攻撃し、退却すること。いかなる状態においても、あのでかい奴らとの継続的な戦闘には携わらないほうがいいだろう。勝てる戦いではないからだ。

斥候ラグラルクが奴らに壁の後ろの向こうに投げつけられた後の、彼の遺体を見ただろう。もうめちゃくちゃだ!斥候ラグラルクのようにはなるなよ。これは命令だ!

—切り裂き魔ロブ

ストームリーブ・ネイディルの命令Stormreeve Neidir’s Orders

指揮官へ

テンペスト島における我々の儀式は計画どおり進んでいる。この企てが実を結ぶためには、タムリエルの住人たちの注意をそらしておく必要がある。そこで、誰よりもその手のことが得意な君に白羽の矢が立った。攻撃、襲撃、略奪を適宜行え。とにかく敵を分断し、足並みを揃わせないことだ。

我々の呪文が完成し、タムリエルの諸王国を滅ぼした暁には、君はその献身によって記憶され、君の亡骸は永遠のまどろみの海に帰るだろう。

—ストームリーブ・ネイディル

セプティマ・サルンの指導に関する格言Septima Tharn’s Leadership Maxims

魔導将軍セプティマ・サルン 著

人々を従わせたければ、自ら具体的な例を示してやればいい。見せしめのために、忠実でない兵士や反抗的な囚人、征服した都市の抵抗する住人達を罰することを恐れるな。視覚的に考えさせるのだ!

明確な意思疎通は、自分の考えを効果的に伝えるための鍵である。敵に降伏を要求するときは、その敵の身内の首を切り落としてその死体を馬に縛り付けるとより効果的である。

自分が下したあらゆる決定が、自分の評判に繋がるということを忘れるな。「殺し屋」と呼ばれたければ、意識して多くの肉を刻まなければならない。

行動する前に話を聞け。部下は重要な情報を持っている、つまり彼らに話をする機会を与えることが重要となる。それ以外に誰が反抗的で、誰を処刑すべきなのかを知る術はない。

目標を明確にし、皆に責任を与えたら、そこから離れろ。そして権限を適切に委譲すること。自分が殺されては意味がない。そのために部下はいるのだ。忘れるな、要塞を奪うのは彼らの仕事であり、自分ではない。

セリエンの次の指令Serien’s Further Orders

部下の何人かに、潜入チームを援護するよう命じろ。アクナラは最高だが、それでも支援が必要だ。

—セリエン将軍

セリエンの追加指令Serien’s Additional Orders

アクナラは準備が整ったらすぐ、信号弾を上げる。その時、砦に突撃しろ。きっと最小限の抵抗を受けるだけで済むだろう。

—セリエン将軍

セリエン将軍の指令General Serien’s Orders

お前の役目は支援だ。アクナラとチームは東から近づくだろう。

—セリエン将軍

ソルカリンからの賞金命令Bounty Order from Sorcalin

ソロン将軍

報告によると、我々の領地に敵兵があまりにも侵入しすぎている。敵兵を殺した者に賞金を与え、我が方の戦士たちが積極的に密偵を抹殺するよう誘導せよ。

抹殺報告書は、ヴィリャに持たせて戻すこと。

—ソルカリン

ダークエルフへの対処Dark Elf Dispatch

皆の間でずっと話題になっている、あのダークエルフの女に目を光らせておけ。あの女が何者で、なぜ巨人に手助けをしているのか突き止めなければならない。また、女が利用しているのを見たと数人の斥候が言っていた、力についての真偽を確かめる必要もある。

ダグルートは、女の心臓を矢で打ったが効果がなかったと主張している。

ダグルートの脳みそがホーカーのそれであることはわかっている。だが、それでも、だ。目を光らせて、女についてできるかぎり調べろ。チャンスがあれば攻撃するんだ。あの女がいると危機感を感じるし、そういう時に俺が軍隊に何をするかは皆知っているだろう。今すぐこの件を片付けろ!

—切り裂き魔ロブ

タンバルの指示Tanval’s Directive

二番目の兄弟は解き放たれなければならない。ホルガンと他の人々が私を止めようとすることは分かっている。

彼らをクラゲンモアで引き止めろ。尖塔には到達させるな。

ダンベリル隊長からのメモNote from Captain Dunveril

大師範の息子は「セン」という名だ。彼を見つけ、必要とあらば力づくで連れて来い。彼を街のすぐ外にある古いデイドラの墓に入れろ。地元の人々は入らないだろう。彼らは先人を怒らせることを恐れる

――ダンベリル隊長

ドミニオン軍の新兵徴募Dominion Military Recruitment

マレニル将軍

戦争のため部隊を招集してくれた君の努力は、ドミニオンを代表して称讃しよう。私は君への信頼を再確認した。アイレン女王とサルモールにもその働きを絶賛しておいた。

だがしかし、君にはさらに多くを求めねばならない。パクトとカバナントを相手に、我らの資源も限界まで追い込まれている。さらに多くの戦士が必要だ。

エルスウェア西門を通ってくる者は全て、装備を持ってすぐにシロディールの戦場へと赴くよう促せ。

引き続き、ザハライから報告書を提出するように。

—ソルカリン大将軍

ドミニオンの機密情報の一覧Dominion Intelligence Topsheet

クリン

直近の報告書と手紙の束をざっと見たよ。それぞれのタイトルと備考だけ、一覧にしておいた。来週、より具体的に見ていこう。

爪を磨いでおけよ。

ジュダージ

* * *

――マティースン鋼:性質と使用法(資源の報告書だ。我々も手に入れないとな)
――追放者の監房に潜む危険
――ファリネスティの地:危険とチャンス
――ファリネスティの街:秘密を守る(これは暗号化されている。ちんぷんかんぷんだ)
――エルデンルート:偉大なる木の世話と管理
――ギル・ヴァ・デール:コールドハーバーとの取引が暗示するもの
――ヴェリン港:警備に問題有り
――バーンダリ:刃を鍛える(我々の仲間のことを少し知っているようだが、全員ではない。読んでいて面白い)
――エルスウェア:未開発の資源

ドミニオンの弔辞Dominion Condolences

市民ニルベデルへ

バトルリーブの執務室を代表して、悲しいお知らせをしなくてはならない。あなたの夫、フェーリオンが亡くなった。乾いた洞窟の近く、エルデンルートの東で行方不明になった者たちを調査中に、勇敢に命を落とした。

フェーリオンはその日、行方不明者全員の命を救ったことを知っておいてほしい。だが、その間に負傷した。彼は負傷したが、全員が安全になるまで耐えた。ドミニオンの兵士の規範となる姿だった。彼が勇敢に死んだという事実が、あなたの悲しみを少しでも和らげてくれることを祈っている。

お悔やみを申し上げる。

エルディニラン隊長

ドミニオンの兵士の日記:ズークDominion Soldier’s Journal: Zuuk

到着時、抵抗は一切受けなかった。村はもぬけの殻で、コスリンギが1人残っているだけだった。

我々はあの手この手を使ってセドルミスのキーストーンについて聞き出そうとしたが、そのコスリンギは妙なことに、ほぼどんな形式の拷問に対しても耐性があるようだ。まるで、苦痛を感じる能力を欠いているように見える。怪我も、あっというまに治ってしまう。

魔術師たちに意見を聞こうにも、連中は沼の底をさらうのに大忙しだ。急いでくれるといいが。すぐにも何か見つからないと、この私がサルモールに首を刎ねられてしまう。

ドミニオンの密偵の報告書Dominion Agent’s Report

バイスカノンの副官に変装し、パクトの一員をだまして、ボグマザーの聖骨箱から聖なる遺物を持ち出させることに成功した。ドゥルーが近隣の街を攻撃するのを止めるために、彼らは軍隊を送らざるを得なくなり、他の場所の防御が手薄になるだろう。

だまして遺物を持ち出させた愚か者以外は全員排除したが、計画がある。セアヴィルドであることに飽きた今、別の体があるととても便利なのだ。

この場所は腐ったカゴーティのような臭いがする。いつになったら別の場所に派遣してもらえるんだろうか?

ドミニオンの命令Dominion Orders

ダガーフォール・カバナントの地域に拡大する我々の努力には終わりがない。海岸沿いに新たにアイレイドの遺跡が発見されたため、重要な地域を急いで押さえなければならない。戦士の一団を結成し、その場所を制圧した後、分かったことを報告すること。遺跡内部には有用な物が隠されている可能性がある。最低でも、新たな作戦基地として使用できるだろう。

サンダーモールの達人である優秀な戦闘員が同行して援護を行う。

ドミニオンの命令:エンデュウムDominion Orders: Enduum

至急アイレイドの遺跡、エンデュウムを確保しろ。

この場所を制圧できれば、ダガーフォール・カバナントに対して戦略的に有利に立てるだけでなく、遺跡にある宝は我々の資源として利用できる。おそらく強大な遺物、もしくは魔法のアーティファクトが見つかるだろう。

ドミニオン部隊への将軍指令719aDominion Troops General Order 719a

アルゴニアンの村や集落の襲撃時は、集落の境界内中央にあることが多い巨大な木に注意するように。アルゴニアンがヒストの木と呼んでいるその木を襲撃すると、あの冷血な種族が猛烈に怒り狂う可能性がある。その木は彼らの交配の儀式とライフサイクルに関わっており、それゆえ理解はできる。

しかし彼らの怒りに関して考慮する必要はない。指揮官の命令なしに、ヒストの木を損傷あるいは破壊することは厳しく禁止する。泥と虫と鱗肌だらけの集落では、ヒストの木以外に価値のある資源がないことがほとんどだ… そしてそのヒストの木は、非常に貴重な物だ。

すべての襲撃部隊は土木工兵の構成部隊を含むこと。掘削部隊ではなく、木の工兵部隊だ。武器はチューブ、パイプ、ドリル、携帯用の蒸留器などだ。任務はその木から「ヒストの樹液」をできる限り収集することだ。さらに、樹液はすぐに腐ってしまうため、蒸留が終わるまで必ず工兵部隊を護衛すること。

アルゴニアンのすべての村からヒストの樹液を収集できなければ遠征自体の失敗を意味するため、油断しないように。ドミニオンに失敗は許されない。

ドラゴへの命令Drago’s Orders

今日はこれまで以上の頼みごとをしなければならない。なんとかオークを食いとめてほしい。例の呪文を完成させる時間が必要なのだ。

持ちこたえてくれ、ドラゴ。万一お前が討ち死にしても、我々はなんとかして勝利をつかむ。

—レンウィック王

ドルテーヌからの追加指示Updated Instructions from Dortene

アムシャダル将軍

シロディールの戦場までの道程で孤立した兵が敵部隊に殺される事案が複数上がってきている。決して単独行動せず、常に班で動くよう兵士たちに強く呼びかけよ。兵站宿泊地域は安全だが、それ以外のシロディール各地は危険だ。任務を請け負う者たちには、油断せぬように忠告せよ。

個人的な話になるが、先日のカマガッシュ将軍との小競り合いにおいて、冷静でいてくれたことには礼を言う。駆り立てられて攻撃を仕掛けることを拒む姿勢は、尊敬に値するものだった。上位の将軍同士で喧嘩になってしまった場合の士気への影響を考えると、身震いがする。その自制心は訓練とお前の先人の賜物だ。

将軍に名誉と信頼を。

—ドルテーヌ大将軍

ネ・サラス:援軍求むNe Salas: Need Reinforcements

緊急。早急に返信を求む。

ダガーフォール・カバナントはグレイマイアの北、ネ・サラスの遺跡にまで侵攻してきた。敵の数はどんどん増え続けていて、グラーウッドに通じる秘密の道があると思われる。敵の進軍を食い止める人員がいない。

早急に援軍の派遣を要請する。

—サエンディル

パクトのためシロディールを征服せよ!Conquer Cyrodiil for the Pact!

大将軍

同盟戦争での君の活躍には目を見張るものがある。さらなる勝利を信じ、要望通り追加の部隊をそちらへ送る。ドミニオンとカバナントの軍が、シロディールから追い払われたという報告を心待ちにしている。

その調子で報告を続けよ。そうすれば、戦争に勝つための資源は私が保証しよう。

—ジョルン上級王

パクト兵士の徴募Pact Recruitment

ブラニング将軍

必要としている兵士たちはどこだ?ここ1ヶ月で兵士の徴募が大きく減少した。カバナントとドミニオンの兵士が戦場に溢れかえっていて、対抗できる兵力が必要だ。

徴募に尽力せよ。できなければ、できる者を見つける。君の前任者は私を失望させてしまい、今は前線にいる。君もそうなるぞ。

—ジマーロン大将軍

ハルスカーへの命令Orders to Halskar

ハルスカー

王家の墓地でトンネルを使い、モルブンスカー砦を占領せよ。しかし、ここでの我々の目的は、砦を占領するためでないことを忘れるな。これは単に兵士たちを、真の目標を達成するためにそこから離れさせるための作戦だ。すべてはお前にかかっている。よく理解するように。

王位詐称者であるジョルンの兵士が大勢で来るであろうが、その時我々は消え去らなければならない。我々の狙いは砦の下にある。モルブンスカーの奪取はいつでも目的を達成するための手段だった。可能なかぎりそこを占領し、その後は下にある地下墓地に籠れ。裏切り者の我が兄弟がここでの我々の真の目的を疑うことは決してないだろうし、彼の兵士たちが、我々を阻止するために間に合うよう、トンネルを見つけることは決してないだろう。

見つけた重要な遺物は、すべてしっかりと鍵を掛けるように。宝物が関連する場所では誰も絶対に信用するな。しかし、遺体を確保しできるだけ早くそこから運び出すことが、第一目標でなければならない。

—フィルジョア・オークセイン

ファオルチュの命令By Order of Faolchu

サラザールへ

私が仕事をやり遂げられるよう、その牙と爪でカムローンへの道の警護にあたってくれ

ファオルチュ

ブルーロード斥候のメモBlue Road Scout Notes

ブルーロード砦を偵察するにはぴったりの場所を見つけた。後にここに送り込まれた者が追記できるよう、この日記を残しておく。私の軌跡が、より多くのカバナントの斥候をここに導くことを願う。

*****
あの製材所を燃やしたい。奴らの作っている攻城兵器で何人の兵士が命を落とすことになるだろう。

遺跡の方からずっと音がしている。あそこに誰、もしくは何がいるのか知らないが、調べに行くつもりもない。

*****
今日は少なくとも数百人の大部隊が砦を離れた。南のドミニオン領の方向へ向かった。いなくなって清々したよ。共倒れになるといいな。

何日もこの石の上に座っていて尻が痛い。

*****
今日は我らの小部隊が製材所を襲撃した。木材の備蓄を全て燃やし、砦から援軍が来る前に逃げた。心が温まる景色だったよ。

*****
ここに来て1週間になる。戻る時間だ。報告書を提出してカマガッシュ将軍と話さなければ。そうしたら1週間眠らないとな。

*****
こちらハルベッシュ。誰がこの日記を残したか知らないが、喋りすぎだ。座標も不正確で、ここまでたどり着けたのは幸運だったよ。

特に報告すべき部隊の動きなし。もう3日間ここにいるが、何も見ていない。もう行く時間だ。

*******
これは安らぎの日記だ、斥候の孤独を癒してくれる。先に来た者や後に来た者と会話をしているような気分になる。

私は恵まれている!ここに来た初日に大規模な戦いが勃発した。ドミニオンの大軍がブルーロード砦を攻撃したんだ。数時間で撃退されたが、パクトの守備隊は大打撃を受け、砦の壁もかなりのダメージを受けた。

大将軍の下へ急がなければ。彼女が即座に出撃命令を出せば、パクトが立ち直る前に砦を制圧できるかもしれない。もたもたしている時間はないぞ

ボデニウス百人隊長への指令Directive to Centurion Bodenius

ボデニウス百人隊長

聖堂の前方にある墓地の秘密を解読することは難しい、との報告を読んだ。その過程でどれだけの兵士が命を落としたのかも分かっている。しかし、どんな状況でも努力を怠ってはならない。その墓地のどこかに、旅路の部屋に通じる扉の封印を解くための仕組みがあるはずだ。その扉を開くことができるまで、その仕組みを見つけて稼働させるまで、昼夜を問わず努力することだ。

自分の命が惜しければ、成功の報告以外の知らせを送ってくるな。

—魔導将軍セプティマ・サルン

ホルガンからの公式書簡Official Missive from Holgunn

ジャーディル隊長

周辺でコソコソしている変な連中に気をつけろ。軍服を着たパクトのメンバーなど、複数の人物について、怪しい振る舞いをしているという報告を受けている。見逃しそうな小さなことが多いようだ。瓶が動かされたり、たいまつが点灯されたり、扉が解錠されていたりなど。些細な異変にも絶えず警戒しておくように。

注意してほしいのは、この書簡をすべての部隊に送っていないことだ。この警告は内密にしてくれ。こうした疑いについて、少しでも信頼できない将校に漏らしてはいけない。

十分な監督もなしに活動しているアルゴニアンの暗殺者達には、特に目を光らせてくれ。シャドウスケールの一部のメンバーが引き入れられたと考えるに足る、十分な根拠がある。

知られている名前は「ブラック・ブライア」だ。警戒してくれ。

—隻眼のホルガン

マオマーのメモMaormer Memo

密偵アーストゥルへ

海岸を南下しバルケルガード近くに監視所を設置せよ。最近女王が到着したと聞いている。我々が南ビーコンに拘留している海兵隊は価値のある捕虜になるだろう。ただ適切な時に彼らを利用しなければならない

王室への連絡は引き続き速やかに行うこと。サマーセット諸島が我々の手に落ちれば、我々が条件を決定できるだろう。ベールの継承者が従うなら、オーリドンを贈物としてやってもいいかもしれない。もしかしたら

—潜入作戦提督、ヘクロア

マンモスの見張りMammoth Duty

お前たちは偵察とマンモスの見張りの任務を交互に行うことになる。偉大な獣は常に保護されなければならない。彼らは我々に閉じ込められている間ずっと興奮していて、そのせいで危険な存在になっている。

昨夜その内の一匹が逃げ出し、護衛たちを踏みつけて殺してしまった。その後そいつは要塞にかなりの損害を与えた。3、4匹が同時に脱走すれば何をするかと考えると恐ろしい。

お前たちへの指令は、自分の見張り番の間にそのような事態が起きないようにすることだ。もし起こった場合はマンモスにちゃんと踏みつけられるように。俺が命じる必要がないようにな。

—切り裂き魔ロブ

ユーラクシア女王からの手紙Letter from Queen Euraxia

カルシヴィアス隊長

今頃はホール・オブ・コロッサスの遺跡までたどり着いているものと思う。憤怒の石板が忌まわしい異母兄の手にある今、遺跡の場所を探すには他の手段に頼るしかない。幸運にも、我々はリンメン王宮の資源を自由に使うことができる。アブナーに先駆けて隠された場所を発見できたのもそのおかげだ。ここから、私がお前とチームのために用意した計画を厳密に、一点のずれもなく実行せねばならない。

正確な命令を繰り返しておこう。お前が戦場では即興を好むことを知っている。その誘惑に逆らって、言われた通りにやってもらいたい。

* 遺跡へ入れるようにしておき、アブナーの到着を待て。憤怒の石でホール・オブ・コロッサスに入る我が異母兄を誘い込め。

* アブナーが憤怒の石を遺跡の境目まで持ってくれば、悪魔の武器が入った宝物庫を開錠する仕掛けが作動するはずだ。

* その後は、アブナーや奴の同行者たちがどうなろうと構わぬ。とにかく宝物庫へ行き、邪魔な異母兄よりも先に武器を確保せよ。

私は石板の仕組みや古代の宝物庫が開くまでにかかる時間については、ごく表面的なことしか知らないことを覚えておけ。宝物庫が開いたら、最後のガーディアンのようなものがいて、戦う必要があるかもしれない。それまでに兵士や死霊術師を使い果たさないように。

お前が頼りだ、カルシヴィアス。私を失望させるな。

リンメン女王ユーラクシア

ラナへの手紙Letter to Rana

ラナ隊長へ

お前の行動を考慮すると、指揮権と階級を没収する他に選択肢はない。ぺラギアド駐屯地からは出ていって貰う。

明日、軍事裁判に出頭するように。彼らが最終的な運命を決めるだろう。

三大神がお前の苦悶する魂に慈悲をかけますように。裁判は慈悲をかけないだろう。

ヴィベク駐屯地、ヴァイネ・レドラン将軍

ラミアの脅威The Lamia Threat

ラミアが遺跡の外れをこそこそ歩き回っている姿を目撃した。これは一斉攻撃の前触れかもしれない

彼らが武力で防御を破ったら、囚人たちは見捨て、指定された結集地点まで退却せよ。おそらく気の毒な連中は、我々が逃亡する時間を稼いでくれるだろう

――アンデリル

レドラン将軍の通知General Redoran’s Dispatch

全兵士に告ぐ

砦内部及び周辺における異常な光景や音に関する、確証のない噂話はすぐさまやめるように。そのような無駄話は仲間の兵士の士気を低下させるだけでなく、無駄な憶測と噂の拡散に過ぎない。不審な動きについては再調査を行うので、ただちに私に報告するように。報告書は私の机の横にある入れ物に入れておくこと。

――ギャブリン・レドラン将軍

監視所の設置Establish Watchposts

軍曹、君の指令は5人の兵士を連れて高所に監視所を設置することだ。君の担当区域はドレイクロウ砦とクロップスフォード村の間だ。ノルナル遺跡より北へは行かないように。

この範囲内の侵入者は、所属同盟に関係なく全て追跡せよ。各グループの人数や進行方向の予測は必須だ。

毎日報告書を提出するように。我々はしばらく橋にいるはずだ。

—プリスカス隊長

輝く剣を持つ騎士たちKnights of the Gleaming Blade

クラーノ、エグザーチ、ブライトブレード、上級王の筆頭にして、淑女に愛されしものたち。彼女の名において、アバガーラスの街へ至急出立するようここに命ずる。王は要請のあった部隊を許可し、お前達は次の信仰深き者達と共に、デロディールへの出発を許された。

— ラナス、ダーク・アバガーラスの前エグザーチ、新たなる者
— エンダール、プライマーチ、ブライトブレード
— ヴァラシャ、上級女司祭、サンウォーカー
— オスタランド、パラドリック・ブレード、ビホールデン

ブレード・オスタランドに同行し、彼の所持する遺物を守ってもらう。旅の成功を確実にするためには多大な努力が払われており、店にあるすべての武器、鎧は自由に使える。如何なる犠牲を払っても、ヴィヴィカスを破壊しなければならない!

信仰をもって、太陽を望む

—ラティーシュ

騎士団の命令Orders from a Knightly Order

ドアン卿へ

上級王エメリックがイーモンド王を通じて、ファハラジャード王に手を貸すように要求してきた。何世紀も前にレッドガードの亡命者集団がエバーモアに避難してきたが、王は彼らを信用することもなく地下の牢獄へ閉じ込めた。残念なことに、彼らの疑いが晴れることはなく、その牢獄が彼らの墓、亡命者の墓地となった。

その亡命者の1人、戦士ウルバザールが盗んだというレッドガードのアーティファクトに、マケラ・レキの記憶の石というものがある。ファハラジャード王の要求はその石を取り戻すことである。ウルバザールの墓からその石を回収し、殉教者の十字路にいるレッドガードの学者マダイマに渡すこと。彼女はそれをセンチネルにある、ファハラジャード王の風の通らない地下室に戻すつもりだ。

汝に聖ペリンの導きあれ。
騎士団長ヴァレイン

偽の第二歩兵隊への命令Forged Second Cohort Orders

第七軍団の第二歩兵隊の兵士全員へ配布、食堂と指揮官テントの目立つ場所に掲示するように。

ここに本命令はあらゆる古い命令に優先し、古い命令は破棄される。古い命令の写しはすべて回収され、焼却される。我々をアリクル砂漠の待ち伏せ地点に誘導するため、内部の密偵が偽造計画書を掲示している。ヴォレンフェルについての記述はすべて偽造であり、無視するように。不審な行動の報告は、すべて将校または見張りまで連絡するように。

本物の命令は次のものになる。「古き塔」の遺跡における要塞化は、即刻中断する。第七軍団兵士の第二歩兵隊は本命令により、シロディールまでクラグローン経由で早急に帰還するように。

—ヘレヌス隊長

橋の衛兵による苦情Bridge Guard’s Complaint

コマンダー・デッレはどうかしてしまったに違いない。山に囲まれた秘密の要塞の外れにいるんだが、防衛線の内側にある橋を見張らせられるなんて。どういうことだ?自陣の中から誰かに攻撃されると思ってるのか?

最大の敵は退屈だ。攻撃されればいいのにと思うことさえある。少なくとも、そうすればやることができる。

軍団兵の日記Legionary’s Journal

シロ隊長はまたあの教団の女と言い争っている。「特使」によって隊長が拘束されるなんて残念なことだ。何年も非の打ち所がない戦歴を持っていても、ちょっとした失敗一つで、サルン家は即座に鉄槌を振り下ろす。我々は帝国軍の兵士だ。子守りなんて必要ない。

警備の仕事Guard Duty

月耀

ついに警備の仕事を任せてもらえた!これで鍛冶場で長時間ふいごを踏まなくてよくなる!他の兵士と同じように、襲撃の兆候がないかどうか持ち場周辺を偵察した。ここは誰も通しはしない!私が見張っている限りは!この仕事を嫌がる衛兵もいるようだが、熱心に働けばここでの生活もよくなるはずだ。少なくとも鍛冶場で働くよりはマシなはずだ!

火耀

敵対行為の兆候はないが、大勢の人に案内を求められた。他の偵察隊との共同作業に備えてすべての場所を覚えてきたのだ。みんな感謝している。我々がここに来たことで彼らも安心しているはずだ。

央耀

今日は奇妙なリスを見かけた。石で殴れるくらい近くまで近づいてきた。石は当たらなかったが。いつか役立つかもしれないので石の投げ方を練習しようと思う。活動拠点が移転になった時に備えて弓術はすでに毎日学んでいる。指揮官はそういう自発性に敏感だ。実は、職務以上の偵察をし始めようかと考えている。

木耀

今日、パートナーを割り当てられ、過度の自発性は慎み、職務以外のことはしないように言われた。信じられないほどやる気のない男だ。やる気が失せる。特に自分の膝の痛みについて何度も愚痴を聞かされるときには。でもこれを乗り切れば、きっともっといい場所に昇進できるはずだ。パートナーも口添えしてくれるかもしれない。念のために早めに任務に就き、遅くまで働いている。彼が来る前にここに来て、彼が帰った後もここにいる。

金耀

近くで戦いがあったという噂だ。斥候がストームフィストの部隊の形跡を見かけた。しかしわざわざここまで攻め込んでくる可能性は低そうだ。次に他の衛兵と飲む機会があれば、また戦いの自慢話を聞かされるだろう。負傷者は増え続けているようだが、羨ましい話だ。

地耀

配備されることになった!前線の部隊が増援部隊を必要としているため、一部の衛兵が派遣されることになったのだ。ついに名を上げるチャンスだ!危険な仕事だということはわかっているし、一部の兵士が嫌がっているということも知っているが、頑張って働けば人生が良くなるはずだ!それが警備の仕事よりも大事なことだ!

行動規則、7条命令Protocols of Propriety, Order Seven

アルドメリ・ドミニオン遠征軍、7条の一般命令

鷲の旗に参集する兵(貴重な同盟軍の兵を含む)はアルドマーの名誉ある伝統を代表し、統治下の全軍は出自に関わらず、軍の行動規則を遵守すること。

この命令の最も基本的な部分は5条までであり、誰でもわかるよう平易にわかりやすく記されている。

その1:徴収は必須だが、略奪は禁止する。

アルドメリ・ドミニオンの保護下に置かれた地域はドミニオン軍を支持するために費用を負担する義務があるが、この費用は5分の1の規則(ドミニオン保護下の地域の有形財と通貨の5分の1はドミニオンに帰属する)を順守した上で徴収される。個人的略奪行為は禁止する。

その2:対価の支払

占領地域で軍が確保した私有物に対しては、市場価格で正しく対価が支払わなければならない。このため全軍に十分なドミニオン仮紙幣が提供されている。これにより占領地域で戦闘が終結した後、地元民が補償を受けられるものとする。

注:軍はドミニオン仮紙幣を物やサービスの支払いに使用しないこと。

その3:地元民との親しい交流を禁ずる

占領地域の地元民は不確かな情報に耳を傾け、よからぬことを扇動するなど粗野なふるまいをするものである。時にドミニオンに対する誤った苦情に苦慮することもあるが、それが危険な不正行為の原因ともなりうる。娯楽施設への立ち入りを許可されている認定された芸人とのみ交流し、「安全な兵」であること。

その4:服装規則を遵守する

どんなに快適、もしくは祝い事のためでも、地元民と同じ服装は避けること。アルドマーの礼節を維持すること。

その5:無礼を許容しない

ドミニオン軍はアルドマーの栄光の具現であり、他の種族より尊敬を集めなければならない。ドミニオンの人間や鷲の旗を正しく尊重できなかった者は、その軽重に従いただちに罰せられる。(要項317、防御と礼儀作法)。

上記に関し質問がある場合は、上官に相談するか、上級アルドメリ儀礼コース単位取得の受講を申し込むこと。

女王の名において

カルヴァーネル軍団長

最後のチャンスYour Final Opportunity

コルヴス隊長

君が命令に従わないことで、どうなるか分かっているのだろうな。君の率いる全ての兵士に不名誉な死を強制しているのだぞ。これを避ける唯一の方法は、命令通り兵士を率いて帝都に出頭することだ。

こうすることで、兵士たちの命は救われる。君の命はどちらにせよ無いものと思え。指揮下にある者たちにとって最善の行動をとれ。帝都の私のところまで来るように。これが最後のチャンスだ。

—フィデナス大隊長

仕事を終えろ、コネルGet it Done, Conele

どうやろうが構わない。隣の泥壁の豚小屋に侵入し、そこにいるすべてのアルゴニアンを奴隷にする必要があるかどうかなど、知ったことではない。とにかくやり遂げるんだ!

あのハートが鍵だ。そうすれば私は任務に失敗しないだろう。お前もな

—セリエン

時間が最重要だTime is of the Essence

魔闘士

お前のところの兵士が階下に必要だ。ウッドオークはよく働くが、背中に鞭を入れればもっと早く終わらせられるだろう。時間が重要だということは分かっていると思う。あのうるさい魔術師のバッカーラが上の入口をまた見ていた。

残りの兵を滝の防衛においてくれ。誰かが来れば追い返せ。協力しなければ目にものを見せてやれ。ここのことが他に知られれば、全ドミニオンの未来が危うくなる。

女王とサルモールへの戦況報告War Reports for Queen and Thalmor

アターバ将軍

アイレン女王とサルモールが、シロディールの戦況を頻繁に知りたがっている。彼女たちを満足させるため、私から毎日報告書を提出している。農場を取った取られたなどのささやかなことでも、何か変化があればすぐにヴィリャを通して報告するように。

—ソルカリン

将軍命令12008General’s Order 12008

ヴァレック・ドロニール隊長は、愚かな手続きへ不必要に執着したため、タルデイク要塞における不服従と士気を損ねる行為に対し、懲戒処分が必要である。

隊長に対する懲罰:死刑。

昇進の通知Public Notice of Promotion

モーンホールドから来る私個人の側近が、家臣として食堂テントに配属される。彼には敬意を表し、質問を一切しないこと。この命令に従わなかった者は、重罪に処する。

—ギャブリン・レドラン将軍

進捗調査:シロディールProgress Inquiry: Cyrodiil

ソルカリン第将軍

シロディールでの戦況はいかがですか?サルモールが我が軍の状況を知りたがっています。あなたには厚い信頼が寄せられていて、莫大な資源も渡しています。

早く成果を出していただけるよう、期待しています。

—アイレン女王、アルドメリ・ドミニオン

聖域:最後の評価Sanctuary: Final Assessment

帝国聖域キメラ
後方支援報告書

備品を受領、目録の作成完了。魔術師には、保存の魔法によって食料の鮮度が数十年間保たれると保証された。

付近の水源は豊富にあるが、万が一にも備えた。この規模の隊が通常量を使用した場合で数日間持つ携帯用の水も十分ある。

風紀将校が、聖域キメラの警備に充てる脱走兵達を連れてきた。誓いに縛られることはないと思ったらしいが、すぐにそれが誤りだと思い知ることになる。デシウスの儀式が終わったら、計画どおりに海側の入口を封印する。

聖域:武器の報告Sanctuary: Weapons Report

帝国聖域キメラ
武器報告書

カタパルト6台の修理が終わった。攻城兵器はすべて帝国の指示どおりに保管されている。

追加弾薬の積み荷待ち。炎の塩鉱石は一部が輸送中にだめになった。炎の塩鉱石の缶を港に並べて乾かし、何とか使える状態にしようとしたら、一部の隊長達から過剰な反応があった。貴重な帝国の物資の回収よりも、部隊の安全の方が重要だと考えているらしい。

安全性といえば、聖域キメラの警備を行なう「志願者」名簿をすべての将校が受け取った。全志願者は今夜通知を受け、保存室へと連れていかれる。儀式が終わると志願者は施設の警備以外できなくなるため、重いものを運ぶ作業はその前に完了させておく。あの脱走兵達は、やがて懲罰が延期された理由を知ることになる。

斥候の報告書:アークス・コリニウムScout Report: Arx Corinium

アークス・コリニウムにおける不審な動き

アークス・コリニウム内部及び周辺で数多くの野生生物が目撃されている。非常にどう猛で、普段は大人しいとされている生物までもが凶暴化している。見捨てられた牢獄、アークス・コリニウム付近を通る時は注意するように。

また、当エリア付近ではラミアも目撃されている。人前にはあまり姿を見せないが近付くと非常にどう猛になる。細心の注意を払うこと。

斥候メーラの報告Scout Meera’s Report

エボンハート・パクトの斥候として、仕事上私はありとあらゆる面白い場所に行ったが、ハイタイド洞穴はそのような場所に決して含まれない。

前回訪ねたときは、シャドウシルクというゴブリンの部族が洞窟に移住した頃だった。実のところそれはそれほど珍しいことではなかったが、再訪した理由はその部族の長であるゴブリンだった。オークの魔法使いか何かが、何らかの方法を使って部族の長の地位に収まっていたのだ。それがダガーフォール・カバナントが地域を混乱させるために仕組んだことなのかどうか、調査する必要があった。

幸い前回の訪問以来、あの溶岩の洞窟には何か別のものが移り住んだようだ。それはつまり… 巨大なクモだ!状況を素早く判断する限り、クモがゴブリンの部族を全滅させてしまったらしい。

これで、オークの魔法使いと彼に従うゴブリン達のことはもう心配しなくていい。

ちょっと待った。今何か聞こえたような…

戦闘命令(断片)Order of Battle (partial)

――のフリゲート船、4隻のブリガンティン船、そして12隻のスループ船。

これらに加え、艦隊は女王専属の海軍の船16隻から構成される。海戦支援の役目を果たす、私掠戦と商船隊である。これらの船は兵站責任者である士官エルピオン准将の指揮下に入る。ただし以下は例外とする:

――「フィナスタールの約束」は特使船として艦隊提督の直接の指揮下に入る。この船の第一の任務は、最初の上陸までの間、他の船同士で行われる報告を伝達することである。必要な場合、この船は外交使節代表団のための高速輸送手段としても利用可能である。ただし必要もなくこの船を艦隊から離れさせることは禁ずる。「約束」は大陸との他の通信手段が機能しない際の、緊急連絡船だからである。

――スループ級私掠船である「プロウラー」は、独立行動を取るものとする。この船はケナーシズルーストのために貨物を運んでいるが、その第一の用途は独立の偵察船としての働きにある。プロウラーの乗組員はこの取り決めについて知らず、他の船と同様に女王専属の海軍への協力として参加したと思っている。しかしジミラ船長は独立の命令を受けており、彼女がそれを明かすとすれば、それは――

隊長へTo the Captain

あなたの命令によって、我らが精鋭軍は尖塔への斜面を登っています。経験の浅い先遣隊の隊員達は、クラゲンモアと街の外のキャンプに残していかれるでしょう。

もし彼らを大師範の計画に貢献させたいのであれば、さらなる訓練が必要です。彼らを厳しく鍛えてください。

ヴィラクからの軍隊は、大師範の後をじきに追ってくるだろうと思います。我々は街を守る準備をし、彼が必要とする時間を稼がなければいけません。

我々はここで起きていることを心配しています。我々は仲間に、同盟の兄弟に、剣を抜かなければならないかも知れません。

我々はカバナントに何ができるかをすべて知りました。大師範は理解していますが、他の人々は理解していません。どんな代償を払っても、彼らは止められなければならないのです。

隊長への命令Captain’s Orders

愛しきジャニーヴ

タムリス家の当主から最も有能で勇敢な野戦隊長への命令書、公式な書状を送るつもりでした。でも私はまだ当主としての立場に慣れていなくて、あなたは今でも私の妹だから、あまり形式張らずに書きましょう。

あなたの最優先の目的は、ならず者のアルゴニアン、リーザル・ジョルを見つけ出すこと。それは変わりません。もしこの危険人物を始末する機会が訪れたら、実行の許可を与えます。でも、あなたと部隊を危険に晒すような、不必要な危険は侵さないように。勇敢なあなたの部下たちを、無駄に死なせてはならないわ。

いつもの通り、助けを必要としているリベンスパイアーの民に会ったら助けてあげて。モンクレアによって引き起こされた不穏な空気はリベンスパイアー全体に広がって、みんなが不安を感じている。農場は破壊され、墓地や教会は冒涜され、家族は引き裂かれ、人々は傷つき、あるいは命を失った。助けを必要とする人には、手を差し伸べ、導き、必要なら仮の野営地を設営しなさい。副官の誰かに命じて名前、街、被害の状況を記録させれば、状況に応じて許可証を出せるわ。

それから、必ず数日おきに報告書を送ってね。あなたが自分の考えを書くのが嫌いなのは分かっているけど、あなたはそこで私の目となり、耳となるのよ。それに、定期的な報告がなければとても心配になるわ。新たな女伯爵を、そんな気分にさせないで。

あなたの姉

エセルデ

(エセルデ女伯爵、タムリス家当主)

第二歩兵隊への命令Second Cohort Orders

第七軍団の第二歩兵隊の兵士全員へ配布、食堂と指揮官テントの目立つ場所に掲示するように。

本命令により、帝国兵士達は「古き塔」で知られる遺跡、ならびにクラグローンの門から確認可能なすべての財産や資産を押収する。重要アイテムを探し出し帝国軍にもたらすことを目的として、交代があり次第、アリクル砂漠に侵入せよ。ローケン・ドゥエマー・クランのヴォレンフェルの遺跡に入れ。

—ヘレヌス隊長

遅れは死を意味するTo Delay Means Death

ペラ副隊長へ

正式な命令書を読んだな。君の兵士達にも読み聞かせること。極秘だという警告を付け加えておく。

帝都への呼び戻しは兵士達には歓迎されないだろう。当地で我々が対峙しているものの噂は風よりも速く広がっている。良識ある者は皆恐怖に襲われている。勇敢な者はこの恐怖に打ち克ち進む。

反乱に遭うかも知れない。編成する時間を与えるな。即座に野営地を叩け。妨害に気づいたら首謀者を殺すのだ。躊躇は死につながり、兵士達の死は帝国の死につながる。

私は北西の橋へと行進する。そこで合流する。遅れは死を意味する。

—ヴィルギラス隊長

追放の巻物Scroll of Banishment

セヴェリン・シャルニスへ

獅子の守護団の内部では、死霊術の邪悪な実践は禁じられている。これによりお前は、カバナントの領土から追放される。

お前はセリエン将軍の元へ戻された。彼は軍事作戦で南を移動している。彼は適切と判断する方法でお前を利用するかも知れない。

アカトシュがお前の魂に慈悲をかけますように。

――アヴェロス将軍

帝国への帰還命令Imperial Recall Orders

全帝国兵士へ

すべての兵士を指揮して帝都へ呼び戻すよう命令を受けた。すべての兵士は即刻本命令に従わなくてはならない。すべての持ち場は放棄される。運搬不可能な物資は破壊しろ。

本命令に従わない者には即時に脱走罪が適用される。例外は認めない。

街へ向かう途中に北西の橋で報告せよ

—ヴィルギラス隊長

帝都へ向かうHeading to Imperial City

スラシウス

待てるだけ待った。ポルシアと子供たちがあそこで孤独に過ごしているかと思うと、いてもたってもいられない。もう何週間も前に行くべきだった、彼女たちを守らないと。

橋は渡れない。湖を泳いで街へ渡る。スローターフィッシュを引きつけないといいんだが。くそ、昔はこんなに水が冷たくなかったのに。

もしお前か仲間がこのメモを見つけたら、私の家か市場地区で私を探してくれ。

我々にステンダールの加護があらんことを。

—マルティヌス

特別顧問Special Advisors

偽装工作にある程度本物らしさを出すために、特別顧問のふりをさせようと外国の傭兵を複数雇った。それぞれ私掠船か海賊船で長年の経験を積んでいる。彼らの話を聞け。どうすれば本物の襲撃者に見せかけられるか教えてくれるはずだ。うまく偽装できれば、それだけ長くドミニオンの注意を引かずに仕事をできる。

この傭兵達には最大限の敬意を払うように。それを怠る者に対しては、即座に懲戒処分を与えるものとする。メエルーンズ・デイゴン自身に襲われたと思う羽目になるだろう。

帝国に栄光あれ

シロ隊長

任務の巻物Contract Scroll

契約に関する覚書:

フロストエッジ強盗団は本契約により、ホジンズ・フォリーの力の遺物を発見し、セリエン将軍の元に持参し、発見物の性質に応じた支払いを受けるものとする。手付金はゴールドにて既に支払われ、受領された。

斥候に警告の必要あり:信者が礼拝場所としてノルドの墓所を利用していた。あのような危険な連中は、埋葬塚に罠を仕掛けることを好む。

予想されるのは炎の罠、刃の罠、炎の刃の罠のいずれか。

好きなだけ騒ぎを起こせ。多ければ多いほどよい。出会った者は誰であれ殺せ。

――セリエン将軍

猫どもThese Damned Cats

百人隊長へ

命令に従い、街の外でのカジートの奇妙な行動についてお伝えします。マラサドラという者が、小川の岸辺で風変わりな獅子の偶像を崇拝しています。何らかの潜在的な魔術が使われているのか、我々に対して何らかの脅威を与えようとしているのか、専門知識がないため、判断がつきません。

兵士たちはこの猫たちの革ひもを締める以上のことは望んでいません。兵士たちが不安にさせるようなものを見た場合、何か愚かなことをして墓の静寂を乱してしまう可能性が高いと思います。百人隊長、権威を示すのが適切であるというのが私の意見です。

報告は以上です。

表彰の手紙Commendation Letter

ドゥレン隊長へ

エボンハート・パクトの常備軍に対する献身的な勤務を認め、大きな誇りを持ってこの褒賞の手紙を基地へ送る。貴君の勤勉かつ尊敬を受けるに値する指揮の数々は模範的である。部隊のノルドおよびアルゴニアン隊員からの報告書は、貴君がパクトの使命を重く受け止めると同時に鋭い心でその教えを守っていることをはっきりさせた

この調子で、そうすればこの戦争が終わるまえにドゥレン百人隊長になるだろう

パクトと栄光のために!

ヴィベク・シティ駐屯地、ヴァイン・レドラン将軍より

武器と防具の手入れメモWeapon and Armor Care Notes

皮革は湿った状態が続くと長持ちしない。たとえ毎晩磨いても表面にカビが生え、艶がなくなって強度も損なわれる。

金属の劣化は革とは異なるが、似ていなくもない。錆が内と外から金属を蝕むからだ。泡のように錆が浮いて無防備な部分は剥がれ落ちる。関節部分の継ぎ目には、常に油を差してやらないと動かなくなってしまう。

兵士たちよ、武器と防具の手入れを怠るな!できれば吊るして、湿った地面からは遠ざけておけ。お前たちに呼吸が必要なように、武器防具にも呼吸が必要なのだ。既知の敵と未知の敵とを問わず、我々が対峙する相手からお前たちの身を守ってくれるのは、武器と防具以外にない。

署名:補給係執務室

封印された命令(開封済)Sealed Orders (opened)

番兵ブレンダルへ

巡視隊を連れて隠匿の炉床へ進め。墓地の扉を破り、中で見つけたものをすべて殺せ。我々の地区でドラウグルに足場を築かせることは許されない!

使命を果たしたら戻って報告せよ。

—上位指揮官ゲクレク

補足命令Supplementary Orders

ここワンサレンの遺跡内部を調査せよ。状況により、一帯を退却時の要塞にできる可能性があるかどうか評価するように

遺跡内部の価値あるものは全て入手し、私の個人的調査を受けること

三大神がすべての歩みを導いてくれますように

—レーラ隊長

基地の塹壕の斥候の報告書Barrow Trench Scout’s Report

Rから海を監視するよう指示を受けた。3組の斥候を海岸に送り出した。日々の警備の命令を下し、昼夜偵察させる。

以下に報告を記録する。

1日目:

何事もない。3組の斥候チームがそれぞれ野営した。怪しく思われないよう、夜はキャンプファイアを洞窟に限ることが望ましいとした。

2日目:

斥候チーム1が南方ウッドハース付近での不審な動きを報告した。詳しい調査により沈没した商船と判明したが、他には何もない。

他の斥候チームからは何の報告もない。

3日目:

なし。

4日目:

北方の海岸に動きがある。マオマーの侵略か?未確認。

5日目:

マラバル・トール付近の斥候チーム3が海岸の墓地の塹壕付近でのレッドガードの動きを報告。物資の不審な移動、また野生の動物の死体も確認された。斥候チームに洞窟の観察を続けるよう助言した。ダガーフォール・カバナントの密偵なのか、個人なのかは不明。

6日目:

斥候チーム3からの報告はなし。先日確認されたレッドガードの活動とかかわりがあるかどうかは不明。大きなグループを派遣して調査し、必要であれば対決する。

名誉除隊の通知Notice of Honorable Discharge

アビシアンの海賊の襲撃に立ち向かったウスナギク隊長の戦いぶりは、最高の名誉に値する。前線に立ち、部下に戦術的で断固とした態度を取るよう勇気付けた。この尽力により、多くの市民が安全に逃げることができ、敵は撃退された。逃げる敵に損失を与えることもでき、ウスナギク隊長は2人の兄弟など、多くの兵を失った

伝統的に、この功績には戦地昇進をもって報いることになっているが、ウスナギク隊長は除隊を希望している。数年の勤務と最近の勇敢な戦いぶりを鑑み、指揮官はウスナギク隊長の要請を認めた

ここにウスナギク隊長を、最高の栄誉をもって除隊とする

命令:スティールハートの係留地Orders: Steelheart Moorings

ダガーフォール・カバナントの領地を奪い取る新たな機会がやって来た。アルカイアの海岸からそう遠くない場所に、人通りも目立つ物もなく、邪魔が入らない洞窟がある。この洞窟を手に入れられれば、コイグリン村にすぐ手が届く距離に基地を持てる。直ちにこの場所を押さえろ!

門の制御Gate Procedures

巨人との戦いが迫り、攻城戦が今にも起ころうとしている中、要塞の門がどのように機能するか、皆が把握することが重要だ。

それぞれの門には2つの錠がある。門を開けるには、両方の錠を外す必要がある。錠は各門の近くにある塔の頂上に設置されたレバーによって制御されている。

それぞれの門の塔では、護衛班が常時任務についていなければならない。

巨人をクレイドルクラッシュに近づけないようにはできるが、油断せずに任務を遂行していればの話だ!

これは俺からの、もう一つの役立つヒントだ。

—切り裂き魔ロブ

勇気の間に関してRegarding the Hall

伝説の「勇気の間」を発見した。何週間もかかったが、斥候から報告が届いた。ホーリンズ・スタンドの南東にある山々の中に、ほとんど埋もれていた古代の聖堂を発見した。古代の秘術師が存在を信じていたものが本当にここにあるとしたら、ダガーフォール・カバナントに対する我々の努力を汚してきた害を取り除くために最適の場所だ。

軍の分遣隊と学者とともに、そしてこの神に守られた街で発見できる考古学の道具を何でもいいから持って、朝になったら出発する。

モラグ・バルに栄光を。

魔導将軍セプティマ・サルン

要求を拒否するRequest Denied

兵卒カズディ

貴君の配転希望を却下する。今後は敬意を示し、錬金術師ルーヴィタルの指示をよく聞くこと。さもなくば、所定の裁きを受けることになるだろう。

懲罰的な遠征に加わるために入隊したのではないという気持ちは分かる。しかし、兵士たる者、命令の選り好みはできない。型破りとも評される錬金術師ルーヴィタルの手法は、パクトの速やかで人道にかなった降伏につながり、結果、我々も他に注意を向けることができるようになるだろう。我々の真の標的がシロディールであることを忘れるな。

それからカズディよ、ここだけの話だが、お前の口はエルデンの木よりも大きいな。「ブルート・ヴィタール」などというあだ名をつけたのがお前だと知れてみろ。実験台として、彼の施術をフルコースで味わうことになりかねないぞ。

鷲の狩人:ドミニオンへの対抗Eagle Hunter: Against the Dominion

ドミニオンはアルトマーとその配下の奴隷が支配している。彼らの弱さと臆病さには気をつけろ。彼らは言い逃れと魔法、そして卑劣な手段の組み合わせを使い、君のような勇敢な心を持つ高潔な兵士の足を救おうとする

臆病なウッドエルフは直接攻撃を厭うとまずは覚えておくことだ。ボズマーは正面以外のあらゆる側面から攻撃してくる。ボズマーと剣を交えることはないだろうが、喉に矢をくらうかもしれない。森や密林では警戒を怠らず、背後にも気をつけろ

カジートは抱きしめたくなるかわいさだが、戦闘においては笑いごとではない。武装を解除すれば決闘が終わると思うな。やつらには剃刀のように鋭い爪があり、軽装鎧や革の鎧なら穴が開く。それから尻尾は荒削りな第3の手として使われ、短剣を使いこなし、恐ろしいほどの正確さでナイフを投げると言われている

それからハイエルフ自身がいる。高慢なアルトマーは傲慢さゆえにしばしば自滅するが、戦闘においては彼らのリーチの長さが問題になる。相手との距離を縮めろ。背の高さが負担になるようにするのだ。低いところを攻撃し、地面に引き倒せ

少しの学習で、君のような勇敢なカバナントの兵士は、何十人ものお粗末なドミニオンの徴募兵の中を突き進めるだろう!