92日目
マップがなくても、ブスンツェルの遺跡周辺の概要は覚えている。急げば、あの小さな盗賊カラメルに追いつけるかも知れない。私があのほっそりしたウッドエルフの首を掴んだ時、彼女の冗談、彼女の笑顔、彼女が首をかしげるおかしな仕草でごまかすことができるかしら。あなたの材料は入っている。
93日目
プラッキーと私は、ブスンツェルの遺跡から近い場所にあると思われる野営地に忍び寄った。予想以上にひどかった!小さな葉のカラメルを見つけたが、彼女が一緒に飲んでいたのは、無情のモレラとその手下だったの!バザーでの出会いは偶然ではなかったの。どうやらウッドエルフの盗賊は、ナルシス・ドレンの宿敵の手下らしい。
94日目
今、私にも宿敵ができた。しかも2人。無情のモレラと小さな葉のカラメルは協力して、私より先にブスンツェルの遺跡を見つけ出そうとしているみたい。そして、彼女たちは私を出し抜くために、私が盗んだマップを盗んだの!怒りのあまり、何か無謀なことをしてしまいそう。もちろん、それこそがノルドの伝統らしいけど。
95日目
親愛なる後援者様。大胆に接近したけど、あまりうまくいかなかった。モレラの手下たちを戦槌で10回ほど叩く前に、呪文をかけられ、地面からくねくね出てきた蔓に縛られた。瞬く間に囚われの身となったの。プラッキーは何をしたと思う?カラメルが伸ばした手に近寄り、鼻をすりつけた。またも裏切られた、飼い犬にまで!
96日目
こうして手紙を書いていることから、私が無情のモレラの手から逃げ延びたことは分かると思う。その顛末こそ、この物語の最も面白いところ。私が蔓に縛られ、カラメルがプラッキーの毛並みをなでているとき、彼女が私に笑みを見せ、ウィンクしたの。モレラが悪党らしい独り言をベラベラ話していると、その背後に黒い影が忍び寄った。
97日目
誰が助けてくれたと思う?さあ、当ててみて!絶対分からないはず。ショールの骨にかけて、私だってほとんど信じられない!でも私はその場にいた!かつて私にアーティファクトを見せようとした有名な探検家のナルシス・ドレンが野営地に忍び込み、無情のモレラの頭に一発の拳を食らわせて仕留めたの!そしてカラメルがモレラの手下を始末した。すごい働きぶりだった!
98日目
私は小さな葉のカラメルのことを誤解していたみたい。それにナルシス・ドレンのことも。2人が協力していたのは、私が盗んだマップを取り戻すためだけでなく、無情のモレラの驚異を取り除くためでもあった。ハチミツ酒のボトルを何本も空けながら、カラメルが洗いざらい説明してくれた。おまけにプラッキーには兎ミートボールも!
99日目
親愛なる後援者様。あなたの任務を果たそうとしている最中に、ナルシス・ドレンの弟子にならないかという申し出に承諾したわ。彼に同行してブスンツェルの遺跡に行くことになる。ドワーフの遺物との初めての出会いが、心揺さぶるものであることを期待している。カラメルともっと一緒に過ごせるのも…嬉しくてたまらない。それにボーナスがもらえるのも。
100日目
こんにちは。ヴァリンカ・ストーンヒーヴァーは、偉大な冒険家ナルシス・ドレンに同行するのに必要な高い学習要求に応えるため、当分の間、個人的な手紙は出せなくなる。でも、あなたへの荷物は送り続けるから安心して。心配しなくていい。彼女からまた連絡があることは保証する!小さな葉のカラメルの名にかけて!