仕立師助手メール 10週間目

64日目
どんなことがあっても、シーエルフに、結び目のある糸を投げるよう頼んではなりません。同じカーニバルで訓練されたと思われます。糸へ手を伸ばす動作を真似した方法で。そして、その大半は女性なのです!私はその場を去りました。エルフの残りとマオマーとがどれほど違うかには興味はありません。

65日目
今日、奇妙な荷物が届きました。包みがいつも使っているのと同じだったので、積み荷が返品されたのかと最初は思いました。ですが包みの中は塗装された箱で、開くと中身はベッドシーツ大になる真新しい銀の布だったのです。これは私の便宜に対するあなたのお礼でしょうか?もしそうなら大いに感謝します!服の編み模様も気に入りました。

66日目
銀のシーツの贈り主があなたでないことに気づきました。早とちりを許してください。ですが、すばらしいベッドシーツなのは変わりありません!昨夜不思議な夢を見ました。要塞の外に立っていると、奇妙極まりない歌が聞こえてきましたが、歌詞が聞き取れません。音痴でなかったら、歌って聞かせるところです。歌ってみるべきでしょうか?無理でしょう…満足に歌えるはずがありません。

67日目
今日は夜明け直前に起きました。あの歌がまた聞こえてきます!鼻歌で歌えましたが、歌詞はまったくわかりません。4ヶ国語を話せるのに!これを前に聞いた場所は、要塞だったでしょうか?おそらくそうです。夢の中で私は扉を叩いていました。不思議な場所でした。この荷物を送ったらひと眠りしましょう。銀のシーツはとても暖かいです。

68日目
私が歌詞について理解できているのは、この歌詞が入口への鍵で、歌は回転しうごめき完璧で、この歌をあなたと分かち会わなくてはならず、それは私の義務であり真実だけれど、アージェント・コードを送り出せず、この歌と手を切ってはならないし、さもなければ、歌が私の元を立ち去るだろうが、歌に終わりはなく、終わってはならないし、さもなければ、全部は消えてしまうだろう

69日目
歌うのを助けることは大声で止めさせることです

70日目
私はミス・フィリの助手のロウ・ネックです。彼女は重い病気を患っているため、快復するまで、あなたへの小包は私が送ります。彼女は自分のことを話したがらない人なので、病気の詳細を知られるのを望んでいません。彼女に配慮して、彼女が深夜に叫び声を上げ、耳をかきむしっていたことや、外傷はほとんど治るだろうことも口外するつもりはありません。