仕立師助手メール 12週間目

78日目
昨日の荷物がどこにも見つかりません。配達人に手渡すのを見たとロウ・ネックは言うが、そんな覚えはありません。そちらには何か届いたでしょうか?ロウ・ネックに嘘をつかれたことは1度もありません。もう少し休んだほうがいいのでしょう。だからと言って、そちらへの配達に影響することはありません。

79日目
大波で船が3艘、アンヴィル港に流されてきました。1艘は巨大な青い炎の塊に包まれ、残りの2艘は、船そのものが叫びを上げ、痛みを感じているみたいでしたが、やがておさまりました。3艘とも私の船荷を乗せていて、船長たちは現在、航海を拒んでいます。

80日目
今日何十艘もの襲撃船がアンヴィルに戻って来ました。襲撃は失敗に終わり、街に緊張が漂ったと聞きます。少なくともここ2、3日は日が暮れたら外に出ないようロウ・ネックに警告されました。まるで襲撃者は大きな戦いに負けたから、小さな戦いを好んでいるかのようです。

81日目
6人ほどのアンドーンテッドたちが襲撃者たちを怒らせました。酒場での争いは手が付けられなくなり、彼らは引き下がりませんでした。この手の場合、歯が何本か折れるくらいが関の山ですが、今日は違いました。ミズンマストの円材から人が吊るされるのをこれまで見たことがありませんでしたが、今日だけで6回も見ました。

82日目
悲報です。夜明けに、帝国軍の鎧姿の騎兵がはるばるアーケイの祠へ向かう巡礼者たちを襲ったといいます。今朝聞いて回りましたが、詳細を誰も知らず、襲撃があったことすら知らない者もいました。帝国の騎兵か、盗んだ鎧を着た山賊でしょうか?しかし数十人が死んだとあってはもはや関係ありません。

83日目
お気に入りの酒場に行くことはもはや許されません。アーケイの巡礼者たちの虐殺の噂は昨夜アンヴィルに届きました。なぜ私は昨日の朝には知りえたか?睡眠中の出来事なのに!そう言われても、なぜ知ったか思い出せません。彼らは私のことを怖がっているでしょう。今の私が何よりも避けるべきは、酒を飲むことです。

84日目
ロウ・ネックの話では、私は寝ている最中にジェルのことを口走ったそうです。もっと心配すべきだったのでしょうか、学んだことのないアルゴニアン語を話したことも、睡眠中の寝室に助手がいたことも。彼は指輪を盗もうと宝飾品の箱の中を物色していたといいます。だからと言ってなんの気休めにもなりませんが。