仕立師助手メール 19週間目

129日目
やあ、ヴェスクだ。私は今深く失望している。錬金術師のアレートには、会うことを拒否された。マッドクラブに関わっている暇はないそうだ。これからどうすればいい?こんな悪い状態では、スニップスは長く持たないと思う。

130日目
雇い主殿、私はスニップスの病状について、しばらく書くことを怠っていた。夢は作家だというのに!書き直そう。彼はずっと静かで、反応がない。楽しそうだった昔の姿は見えない。最近では、皮膚の中に水が詰まっているかのように、膨らんでいる。爆発しそうだ!あの錬金術師さえ手を貸してくれたら…

131日目
自分の愚かさが恥ずかしい!結局、スニップスは病気でないことが分かった。脱皮の途中だったんだ!素敵な、新しい甲羅を手に入れて、前よりもずっと大きくなったよ。脱皮した後の古い甲羅は、記念品として取ってある。心配をかけて申し訳なかった。送った荷物を楽しんでほしい。

132日目
錬金術師のアレートが偶然通りかかった時、アモル砦で仕立台を使っていたんだ。ヘビやグアルの皮を扱うことが私にとってどれだけつらいか、彼女は気がついたようだ。どうしても自分自身だと思ってしまう…生きたまま皮を剥がれて、鱗のない姿を世界にさらされる…こういう材料を扱う時は、いつもこうだ。アレートが近づいてきて、こう言った…

133日目
「私なら助けてあげられると思うわ」とアレートは言った。「日暮れ後に私の店に来て。あなたの不安を取り除けるものがあるかもしれない」。正直言って、彼女の店からいつも出ている煙や爆発を思うと、恐怖を感じた。でも、ここには送らなくちゃいけない品物が、まだまだある。おそらく、明日にはもっと増えるだろう。

134日目
恐る恐る、アレートの店に入った。スニップスは駆け込んで、いつもどおり楽しそうに店を探索していた。「生き物のハサミは拭いてある?」とアレートが聞いてきた。「この素敵で清潔な床を、泥で汚さないで」。スニップスはハサミをカチカチと鳴らして、彼女を無視した。私は元気も興味もなく、恐怖で喉がカラカラだった。

135日目
やあ、ヴェスクだ。結局、無用な心配だった。錬金術師のアレートはちょっと乱暴で、おかしな人だ。でも、霊薬と調合薬の混ぜ方は知っている。彼女の胃痛用の薬は、黄麻の根を入れる前はノルドの靴下のような匂いで、グアル・デュンのような味だった。でも、内臓は落ち着いた。それに、彼女は作り方を教えてくれたんだ!