仕立師助手メール 23週間目

157日目
親愛なる雇い主殿。前回の手紙についてお詫びしたい。自分の傷心や哀しみで、あなたを困らせる必要はなかった。プロとして恥ずかしい。でも、もし心配してくれているなら、大丈夫。スニップスはとてもいい相棒で、多彩なスープを作る者に会いたいと思うことは、ほとんどない。

158日目
「彼女はダークフッドの嵐のような瞳を見つめ、鱗の並ぶ唇にいたずらな笑顔を見せた。”そうよ、ヒーロー。私は大丈夫。”数多の愛を育む者は言った。”さあ、ダークエルフの奴隷商人を止めるのよ!”」雇い主殿、いつものようにこの刺激的な物語をより良くするための助言を待っているよ。荷物は同封してある。

159日目
失礼な敵へ。病気になればいいのに。あの愚かなヴェスクは書き物に夢中になっていて、カバンから仕事の日記を盗まれたことも気づいていない。恐ろしいマッドクラブが私の指を切り落とそうとしたけれど、ウラヴィン・ドーレスは、ふくらんだ甲殻類にやられるほどトロくないわ。この手紙でお知らせするわ…復讐するは我にあり!

160日目
失礼な敵へ。最近、山賊に攻撃されたでしょう?彼らは私の部下よ。そうよ、奇襲をかけさせたのよ!あれは始まりに過ぎないわ!ドーレス家は、復讐は一摘みのコショウとたっぷりのフリンを添えると最高においしいと信じている。たっぷりのフリンよ。ハハハハ!でも、荷物は同封しておいたわ。無駄に使いなさい!

161日目
親愛なる雇い主殿、邪魔が入って申し訳ない。どうやらあの鱗なしのダークエルフ、ウラヴィン・ドーレスがまた日記を奪って、不愉快な手紙を顧客に送ってしまったらしい。心からの謝罪をしたい。どうか許してほしい。こんなことはもう二度と起こさない。うるおいが保たれることを、我が雇い主殿!

162日目
卵の兄弟たちから訪問を受けた。行儀よくしてほしいが、今までと同じように厄介や面倒を引き起こすんだろうと思う。この仕事(仕立、そして材料の調達)を選んだこと、我が親愛なる相棒(最高のマッドクラブ、スニップス)のことを、彼らはまだからかってくる。さらに悪いことに、「グリーンフッド」の原稿を見られてしまった。最悪だよ。

163日目
意外なことに、卵の兄弟たちは執筆中の作品、「グリーンフッドとドーレスの奴隷商人」をからかってはこなかった。その代わりに、続きが気になるから最後まで完成させてくれ、と頼まれた。自分の仕事がこんなに興味を持たれたのは初めてだ。とても混乱している。