仕立師助手メール 28週間目

192日目
今日、ノルドの若い女性が友達を守る強い力を目の当たりにした。インソールド・コールドムーンは、物語の結末への文句をやめないなら髪の毛を全部引っこ抜くわよ、と姉妹を脅かしていた。それから、ウラヴィン・ドーレスを見つけ出して、空っぽの馬小屋に体ごと投げ入れた。いや、ほぼ空っぽだったかな。荷物は同封してある。

193日目
アゴを殴られてから数日しか経っていないのに、どうして助けてくれたのか、インソールドに聞いてみた。彼女は「黙って」と答えた。それから彼女にキスされて「ノルドの共に過ごす習慣をひとつ見せようか?」と聞かれた。いや、7つだったかな。正直言って、大柄で鱗もない、尻尾も目に見える卵嚢もないノルドの女性なのに、興味を持った。

194日目
親愛なる雇い主殿、お別れを言ってウィンドヘルムを去るのは、本当につらかった。インソールド・コールドムーンが恋しいよ。彼女のおかげで、ノルドの習慣を身をもって覚えられたよ…文字通りにね!彼女の姉妹すら恋しい。グリーンフッドを生き返らせる方法があると伝えると、彼女は泣きながら抱きついてきたんだ。

195日目
ああ、雇い主殿、湿地のカブトムシが甲羅で日光を楽しむように、あなたとの時間は楽しかった。でも間もなく、スニップスと一緒に他のことを始めなければいけない。ウラヴィンの毒で見た幻覚は、それほど悪くなかった。おかげでグリーンフッドを死の世界から引き戻す方法を思いついたんだ。よく言うだろ。冒険は、これからだ!

196日目
見習いの語り部からフルタイムの作家になるために、材料を提供するこの仕事を、信頼できる誰かに任せる必要がある。候補者はいるんだけれど、あなたが心から信頼できない相手かもしれない。でも、安心してほしい。全ての悪臭のする果実が両側とも腐っているわけじゃない。荷物は同封してある。

197日目
アモル砦に向かっていたウラヴィンに追いついた。表面上は友達の多彩なスープを作る者に会いに行く途中だったけれど、本当はドーレス家の末えいを探していたんだ。用心しながら挨拶を交わして、お互いに裏切りを警戒していた。でも問題を事前に阻止するために、こちらから謝って、物語の修正をすることを申し出た。

198日目
キャンプファイアの近くで、何時間も話し合った。グリーンフッドのさらなる冒険についてのアイデアと、いかにドーレス家の娘と仲間になるかを伝えた。ダークエルフが全員悪役ではないと示すためだ。新たに冒険を書く時間を持つためにも、顧客に材料を提供する仕事をする誰かが必要だということを、彼女に伝えた。

199日目
すばらしいニュースだ。ついにフルタイムの作家になった!まだ材料を集める仕事は続けているけれど、新しいパートナーが日々の収集と、顧客への送付を担当してくれる。紹介しよう、ウラヴィン・ドーレス、最高の仕立屋のクラフト助手だ!自分に向けていたのと同じくらいの敬意を、彼女にも与えてほしい。そして、幸運を祈ってくれ!

200日目
雇い主殿。これでウラヴィン・ドーレスとの契約が結ばれたわ。そこで少し変更点があるわ。まず個人的な手紙を送ることが、考えうる限りの間は不可能になるわ。単純に趣味じゃないのよ。それから、荷物はこれからも定期的に送られるわ。最後に、ヴェスクには復讐する。やっぱり私は、ドーレス家の末えいだからね。