仕立師助手メール 31週間目

215日目
配達が遅れてなければいいんだけど。グラニーの前回の手紙の後、ものすごい嵐がやって来たわ。港に入ろうとして半ダースの船が難破した。生存者を探すために地元の人たちが海岸を捜索しようとしてるけど、グラニー婆さんは1人も見かけてない。

216日目
空は晴れ上がり、グラニーの在庫も確保できた。もうすぐアンヴィルを発つわ。グラニーは荷車をもう1つ買わないとね。

217日目
あなたのためにまた荷物を届けてる最中よ。グラニーは家路の間に新しい友達を作ったわ。ビーチでカラスを食べてた、可愛い隻眼のオス猫よ。カラスは本当に厄介だけど、これからは隻眼のトムが追い払ってくれるかもしれない。喉をゴロゴロ鳴らして、ほんとに可愛いのよ。

218日目
猫は好き?グラニー婆さんは大好きよ。すごく頭が良くて、自立心が強いからそんなに手がかからないしね。それに「プレゼント」を持ってきてくれることもある。ネズミが在庫をかじることを防いでくれるわ。

219日目
隻眼のトムはたぶんあの子たちとうまくやってくれるだろうけど、安心できるまでミスター・ピドルズは外に出しておかないとね。さもないと、これから何週間も在庫を「素敵なガラクタ店」に回さないといけなくなる。

220日目
もう1度言っておくけど、グラニー・グラヴィウスは猫のおやつによる支払いも受け付けてるわ。グラニーか、好きな子猫に申し込んでくれればいい。でもプープシーには、ミルクやチーズを与えないでね。

221日目
新たなお客がたくさんやって来てるせいで、グラニーは誰があの子たちを知ってるのかわからなくなってきたわ。ミスター・ピドルズは最近仕事の邪魔をしてくるし、プープシーもいるし、もちろん今では隻眼のトムもいる。ああ、ちょっと考えてからまた連絡するわね。