クラフトモチーフ124
The Recollection Style
補給係ミンサロルよりすべての回想者への書状
装備が統一されていないにもかかわらず、ドーンウッドにおける我々の取り組みは順調に進んでいる。我々の部隊はこの地域で数多くの野営地に分散しているため、中には他よりも少ない資源で活動している班もある。これを修正するため、また、目的の達成に向けて部隊の装備を適切なものとするため、この書状ではいかなる野営地でも備えるべき装備と武器の基準に加え、識別の印と回想者の指導者が推奨する戦略的改善についての概要を示す。
野営地の装備を整える際は、以下の指針に忠実に従うこと。それを行うだけの資源が野営地にない場合、すぐに指定された補給係へ連絡するように。
ブーツ
旅では多くの道を歩かねばならない。ブーツは厚く柔軟な革で作り、部隊のドーンウッド各地での移動を支えさせる。革がきしむ音で位置を悟られないよう、適切に履き慣らすこと。
ベルト
ベルトを甘く見てはならない。高品質な革を使い、常に油を塗ってひび割れを防ぐべきだ。我々の装備であることを示すため、型押しした革の回想者の紋章を組み込むこと。
兜
緑は完璧な兜の素材をもたらした。頭蓋骨だ。食糧となる大型動物を狩った後は、その頭蓋骨と骨を綱や紐で括って、部隊のための頑丈で恐ろしい兜を作るために保管しなければならない。
脚当て
必要に応じ、食料となる動物の皮を革に縫い込み、固着させてもかまわない。さらに防護を厚くするため、腰には枯れ木の皮を装着すること。
弓
射手の腕は弓次第だ。伝統的なウッドエルフの素材である金属と革が理想的だが、仕方ない場合は暁の道の指示どおり、枯れ木で作らなければならない。
胸当て
回想者の胸当ては緑がもたらす材料によって作られたものでなくてはならない。個々の必要性に基づき、革、動物の皮、骨を重ね合わせる。厚みのある革は、敵と接近戦を行う可能性が高い者のためにとっておくこと。
剣
回想者の剣は文字通り諸刃の剣だ。我々の鍛冶職人は敵の防御を切り刻む、鋭く湾曲した刃を作る。接戦となった場合、我々の部隊は刃の反対側にある骨と角によって、突き刺し、斬りつけながら勝利への道を進む。
肩防具
我々の敵はあらゆる方向から向かってくる。そのため、身体の各部分の保護はとても重要だ。アイレイドの先人は我々と同じく、身を守るために樹皮と枯れ木を使った。乾燥させた樹皮は極めて軽い上に、十分な保護をもたらす。
手袋
接近戦で手指の保護は必須だ。手先の器用さを維持するため、すべての革の部品は必ず適切に処理されたものにすること。
盾
回想者の盾は敵の打撃から身体の大部分を保護できる大きさでなければならないが、同時に時間経過に伴う疲労を防げるほど軽くなくてはならない。骨と枝角の破片を組み合わせれば、さらに防備と潜在的攻撃力が強化される。
杖
杖は、緑と我々とのつながりに対して敬意を表するものだ。杖の先端に取り付けられた動物の骨は、呪文の詠唱の際に素晴らしい集中を生み出すが、必要とあらば危険な遠距離武器にもなる。
戦棍
我々の鍛冶職人は並外れて丈夫な金属の戦棍を製造する。だが、とがった骨の破片を武器の頭部に取り付けることによって金属のひずみが減少し、敵に与える損傷がより大きくなる。
短剣
我々の敵が最後に目にするのは、回想者の短剣の湾曲した刃だ。革の柄は戦いの合間に清め、金属の刃は砥石を使って鋭さを保つこと。
斧
すべての片手、および両手武器の刃は鋭利な尖端まで研ぎ上げられ、骨があしらわれたものでなくてはならない。この骨は本物の回想者の装備であることを示し、かつ敵を威嚇するためのものである。