伝記集

Biographies

アイレン:不測の女王Ayrenn: The Unforeseen Queen

アルドメリ礼儀作法大学のタニオン学長 著

当大学のボズマーおよびカジートの生徒の中には、美しい我らがアイレン女王の下に団結するのはすべてのサマーセットのアルトマーではないと誤解し、流言を繰り返す者がいる。それはまったくの嘘である!我々ハイエルフには、古くからある洗練された文化に新たに触れた者には時に勘違いされてしまうような、「しゃれ」や言葉の軽妙なやりとりを好む習慣がある。私はこの件を解決するべく、我らが敬愛するアリノールの女王についてアルドメリ・ドミニオンの新たな仲間にも理解してもらえるように、簡素かつ率直に紹介することを目的に、この簡潔な入門書を整理した。

アルトマーはニルンを創造した神々からの連綿とした子孫であることは当然のことだ。アリノールの王族に関しては、特に当てはまる。威厳ある名を残したアイレンの父ヒデリス王は、サマーセット諸島を長い間うまく統治し、エルフの儀式制君主政治において最良のやり方を例証して、下す決断はすべてプラキスの書に制定された判例を基盤とした。

やがてヒデリス王とその妻の公女トゥインデンは書が定めるとおりに子を儲け、そしてプラキスが決定づけたとおり、その子をアイレンと名付けた。アイレン王女が生まれた第二紀555年の栽培の月5日は吉兆に満ちた日だったが、その重要性を完全に理解するための背景が不足しているだろうから、理由については割愛したい。しかし、サマーセット、オーリドン、アルテウムの全島民が、王女の誕生を55日間にわたって祝ったということは信じてくれて良い。

アイレン王女は自分が生まれてきた、騒然とした落ち着きのない時代を反映すると予言されたが、そのとおりになった。頭の回転が早く勘がいいアイレンは、家庭教師の授業を早々に極め、学業においても若年から型破りな方法で取り組んだ。実際に時折、独自の研究に没頭しすぎるあまり、何日も居場所がわからずにいたこともあった。野外に出かければ際立った知識を身につけて戻り、卓越した新しい技能を披露した。

573年の星霜の月のある日、アルトマーの王政プラキスと儀式制君主政治を必ず3555日間学ぶ大学であるサピアルチの迷宮への入学が許可されたアイレンを祝うため、アリノールの全王族が水晶の塔に集まった。だが、アイレンは現れなかった。王女は宮殿と塔の間のどこかで姿を消し、司法高官による第十七段階の捜査にもかかわらず、どこにも見当たらなかった。しかしサピアルチの迷宮は、アイレンの失踪した夜は兆候と前兆に満ちていたと報じた。淑女座が駿馬座に乗っているかのように見え、大天球儀は反対に廻り、幼い鷲のヒナが探検家トパルの像の上で見つかった。

その結果、アイレンの弟の内もっとも年長だったナエモン王子がアリノール王の後継者として指名され、575年に迷宮へ入学した。ナエモンは自分の父親同様生まれながらの儀式制君主で、後継者のしきたりによって決定する慣習や任務を心から享受しているようだった。ヒデリス王が580年にエセリウスに上がった時も、ナエモン王子は父親の地位へと昇進する八十日の即位の典礼を表明する準備を即座に始めた。

その後、予告もなしにその不測は起きた!大陸にあるポート・ヴェリンから、アイレン王女が白鳥型の船でオーリドンに向かう途中であると便りが来たのである!驚きあわてたアリノールの宮廷は王女を出迎えにファーストホールドへ向かい、王女の予期せぬ帰還を歓迎するために間に合うよう到着した。アイレン王女は最年長の後継者としてアリノールの王座を引き受ける準備ができていると発表し、最高司法官はそれが確かに王女の権利であることを認めた。580年降霜の月7日、王女はアイレン女王として即位した。

さて、諸君の中には、アイレン王女がサマーセットにいなかった間に経験した、冒険に関する数々の面白い話を聞いたことがある者がいるかもしれない。一等航海士としてアンヴィルの海賊船長と共に航海したとか、ネクロムの宝物庫でインディゴの書を読むためにダンマーに変装したとか、リハドの修道僧に刀剣の舞いで打ち勝ったとか、ハチミツ酒飲み比べコンテストで、ウィンドヘルムの炎の髪のマブジャールン女王よりも飲んだとか。断言するが、全ての俗説や噂は実にばかげているし、非常にふざけている。我らが女王は単にご自分のやり方で独自の研究を行い、プラキスと儀式制君主政治の準備をしていて不在であっただけの話だ。

王座を継承してからというもの、女王はこの地の規則を改変させた。ただ、それは女王の吉兆な誕生の時に予言されたとおりで、サピアルチは誰もが近代化を支持した。であるからして、諸君。アイレンは島々の女王であることは明白であり、すべてはそうあるべくして正しく、当然のことなのである。

スカルド王ジョルンJorunn the Skald-King

ウィンドヘルムの吟遊詩人、リュート・ボイスのヘルグレイル 著

第二紀546年に炎の髪のマブジャールン女王のもとに生まれたジョルン王子は、姉のナルンヒルデが即位する宿命にあるということを理解し育った。人間の声が持つ力をあがめる文化において稀に見る歌の才能を見せたジョルンは、リフテン外部に位置するゴールド島にある、スカルドの静養所で学んだ。彼はそこで、東王国で最も名高い吟遊詩人らから学べる限りのすべてのことを教わった。ジョルンは、スカイリムの「スカルド王子」と呼ばれていた。

ジョルンはほとんどの青年時代を芸術や哲学的探究に費やし、東スカイリム全域と、それを越える地域から実に様々な芸術家、職人、演者を育てた。モーンホールド、ストームホールド、サッチ、エリンヒルで過ごした彼だが、西スカイリムの首都であるソリチュードを変装して訪れたという噂まである。また、政治や統治に興味はないと主張していたが、生まれ持った指導力のおかげで、どんな独創的な分野に身を置いてもリーダー的存在となっていた。戦闘と武力行使の策謀に関して受けた正規の教育はほんのわずかだった(といっても、ノルドの王子が何とか習得できるほどのわずかさだが)一方で、タムリエル全土を旅するのはいつでも危険な行為であった。旅をすることで、彼は問題への対処法を正統ではない方法で学んだのである。

第二紀572年にアカヴィリのディル・カマルがスカイリムの北東海岸を襲撃した時、ジョルンはリフテンにいた。ジョルンと彼の親しい仲間による「吟遊詩人団」は戦いながら海岸を進み、ウィンドヘルムへ到着したのは、アカヴィリによってその門が破られるまさにその時であった。ジョルンは戦いに身を投じ、それなりに慣れていた市街戦に加わったが、街の陥落も、戦いに向かったマブジャールンと「短命の女王」となってしまったナルンヒルデの殺害も防げなかった。

負傷し、精神的にもひどく落ち込んだジョルンは、ウィンドヘルムの略奪をどうにか無事に逃れた。王家生まれの責任を初めて感じた彼は、グレイビアードに援助を訴える決心をして、隠れながらも大急ぎでハイ・フロスガーへと向かった。その理由は明らかになっていないが、グレイビアードはスカルド王子に、ソブンガルデから英雄を召喚し、召喚者の言葉のために戦うスームを教えた。しかしジョルンの声では、スームは王家の勇気の呼び声となってしまい、召喚される英雄は灰の王、ウルフハース以外にいなかった。

今やスカルド王の称号を共に得たウルフハースとジョルンは東スカイリムのノルドを再結集し、リフトと、イーストマーチの外側領域から兵力を集め、その後リフテンを要塞化した。ウィンドヘルムから南に移動したディル・カマルが目にしたものは、ウルフハースの存在に触発されて怒ったノルドがリフテンを守り、しきりに戦いたがっている姿であった。それを見たディル・カマルは、レッドマウンテンの戦い以来、初めてリフテンを迂回してモーンホールドへ前進を続けた。アカヴィリの指揮者が立ち去るのを見て喜ぶだろうと考えたからだ。

その選択は致命的な誤りだった。ジョルンとウルフハースは兵を率いてアカヴィリ部隊を追跡し、ノルド軍はレッドマウンテンの戦い以来、初めてモロウウィンドに入った。アカヴィリ軍はストンフォールで、ノルドとアルマレクシア率いるダンマーの軍団の間で捕まった。大規模な戦いの行く末がどちらに転ぶかは不明であったが、爬虫類の魔闘士3人が率いる、アルゴニアン・シェルバックの部隊が予期せぬ介入を行ったことによって決着した。アカヴィリの戦線は突破され、海へと追いやられた彼らは、数千人単位で溺れ死んだ。

目的を果たした灰の王はソブンガルデへと帰っていった。3週間後のウィンドヘルムでは、ジョルンが王の宮殿の王座の間にて、上級王に即位した。

皆に対して情け深いファハラジャード王The All-Beneficent King Fahara’jad

第一章:立派な青年時代

ああ幸福な読者よ。センチネルの王座まで上り詰めた立派な話を始めとする、国王陛下の非常に恵まれた人生の話を、そして陛下の数えきれない長所と美点の列挙を、いかにして語ればよいのか。

ああ、敬愛する読者よ。我らが吉兆の王の家は貴族であり王族でもあるが、父はジャフルールのマカラの子孫、まさにアルアザル上級王の子孫である。同様に、母の先祖は、最も威厳ある名と功績を残したジゼーンをはじめとする、アンチフィロスの大公である。いかにもジゼーン大公に関しては、あまりにも誠実だったために、婦女の浴場に誤って入ってしまった際、直ちに自分の目をくりぬき、みだらな行為を未然に防いだという逸話が、詩人ベロウズによって伝えられている。

(アルアザル上級王については、知りたがり屋の探検家が「立派なアルアザルの偉業」の書を探している)

さて、皆に対して情け深いファハラジャード王がまだアンチフィロスの王子だった頃、ある日大公の庭で象牙の弓を使って野鳥狩りをしていると、大カラスがイチジクの木に止まったのを見た。するとファハラジャード王子は、「我はこのカラスを、オンシのまばゆい刀剣にかけて殺害せん!」と誓った。そうして王子は象牙の矢を象牙の弓につがえて放った。見よ、それはカラスの目に命中し瞬時にして死んだ。

その時、空から忌まわしいハグレイヴンが辛辣な呪いをもって落ちて来た。「そなたは我が愛情を注いだ子を殺したがゆえ、死なねばならぬ!その目を引き抜き、葡萄のように食らってやろう!」と叫びながら、若き王子を汚れたかぎ爪で脅した。そして大きな叫び声をあげながら、王子の眼球を引っかいた。

すると、天から金の光の筋が照らされ、永遠に壮大なるオンシがまるでまばゆい刀剣の上を闊歩するかのように降りてきて、「待て、悪魔の生き物よ」と叫んだ。そして、ハグレイヴンのカラスをひょうのように地面に落として打ち負かすと、彼女も同様に倒れ、神にひれ伏して情けを請い始めた。オンシは、「嘆願しても無駄だ。金切り声のうるさい女め。お前は我が特別に大事に育て守るべき運命の王子を脅かした。この貴族の青年ファハラジャードは、長年にわたる危難において人々を導く予言を与える者であるゆえ、お前は死なねばならぬ」と言って、ハグレイヴンの首をはねた。

ひどく驚いた王子は両目を覆い、もう一度見てみた時には、神もハグレイヴンもいなかった。それゆえ自分の目を疑った王子は聖堂へと急ぎ、オンシの司祭に起きたことをすべて話した。そして、司祭は王子が見たことは真実であると判断した。これが、第一の王室の予言であった。

君主の勝利、第三章Triumphs of a Monarch, Ch. 3

第三章:ダガーフォールの門にて

グランデン・トールの戦いの十数年後、平和だったハイロックの王国では、ウェイレスト、ダガーフォール、センチネルの商船がタムリエルの全港の遠くや近くで商売をしていた。ウェイレストにある父の商売の間では、配送した荷の追跡、収支バランス、通貨の変動を学んだ。だが、カンバーランドのピエリックは世界の本質を知っていて、自分の息子に単に平和と商売のやり方だけを学ばせても満足はしなかった。毎日朝にはカンバーランドの戦闘の達人とスパーリングし、昼は天気の許す限り軍馬に乗ってメネヴィアの重装竜騎兵と運動した。それはただの練習ではなかった。毎年夏の2ヶ月間は馬に乗ったエバーモア・キャラバンの護衛団の副官として旅に出て、山賊やゴブリンの襲撃者、リーチの民の部隊を片手では数えきれないほど撃退した。

私がまだ20歳だった第二紀541年、ブラック・ドレイクのダーコラクがリーチに勢力を広げ、野蛮な部族民を戦争に招集した。武器を長く手にしていたのは幸運なことだった。蹴られた蟻塚の蟻のように山の隠れ家から噴出してきたリーチの民は、雄叫びを挙げて略奪をしながらバンコライへと突入した。わずか3日の包囲の末、エバーモアはこの軍勢の手に落ちた。土地は略奪され、人々は大量に虐殺された。ホーリンズ・スタンドは比較的長く抵抗したが、最終的には異教徒の軍勢によって占領されてしまった。ビョルサエの向こう側にいる彼らは、数日のうちにウェイレストに迫ると思われた。

その頃は街が大きくなったせいで古い壁が限界に来ており、ガードナー王がウェイレスト周辺に新しく壁と胸壁を建てたことを皆が喜んでいた。地方から大勢の人が殺到してきて、街の壁の中にメネヴィア、ガヴァウドン、アルカイアが全て入っているように見えた。しかし、ウェイレストにリーチの民の嵐が突如現れると、その混雑もデイドラを愛好する異教徒の怒りから自分たちを守るための、小さな犠牲のように思えた。

このようにして、叙事詩にあるウェイレストの包囲が始まった。ストームヘヴンのブレトンは恐ろしい敵の攻撃から57日間壁を守り抜いた。攻城兵器が不足していたリーチの民は、新しい壁を破壊することも街を略奪することもできなかった。また、船が不足していたため、港を封鎖することも、街を飢えさせて人口を減らすこともできなかった。手詰まりだ。ダーコラクによるハイロックの侵略は終わったのか?

いや、そうではなかった。恐れなき凶暴なリーチの戦士は、そこまで我慢強くはなかった。ブラッド・ドレイクは、我々を中に閉じ込めておくよう壁の周辺にある護岸に十分な軍勢を残し、あっさりとグレナンブラへ去っていってしまった。奇襲を受け、新たに独立した都市国家カムローンが陥落して略奪された。そしてその後、ダーコラクは南へ、ダガーフォールへとその目を向けた。

幸運にもガードナー王が、重装竜騎兵を輸送するために我々の商船を使用するという助言に耳を傾けてくれた。それがきっかけで、ウェイレスト最高の槍騎兵を引率し、ダガーフォールの街門の前で固まっていたリーチの民の背後から突入した。ブラック・ドレイクの戦士がいかに完全な不意打ちを受けたか、私がどのようにダーコラクを倒して奴の不浄な旗を引き下ろしたか、ブレトンは皆知っている。我々が始めた仕事をベルガモット王のダガーフォール騎士が終わらせ、強風の前の秋の落ち葉のように破れた異教徒軍を追い散らしたことを、ブレトンは知っているのだ。

その後たったの2週間で、ダガーフォール、カムローン、ショーンヘルム、エバーモア、そしてウェイレストの王たちが最初のダガーフォール・カバナントに署名したところを、私は頭を伏せながら見ていた。

君主の勝利、第六章Triumphs of a Monarch, Ch. 6

第六章:ランセルの戦争——ウェイレスト包囲

第二紀563年は重大な年だった。ウェイレストの国王に即位してから、王妃を誰にするかが私と側近の関心事だった。ショーンヘルムのランセル王にラエレ王女という美しい娘がいて、ショーンヘルムにいる私の仲間がその娘をしょっちゅう私に勧めてきた。実際に、私はショーンヘルムの王女を受け入れる決心をほぼしていたが、センチネルを訪れた際にファハラジャード王の娘、マラヤ王女を初めて見た時に気持ちが変わった。その瞬間から、マラヤ以外にウェイレストの女王はいないと誓った。もちろん、他にも予期せぬ利点があった。彼女が持参金として2つの国の通商協定を持ってきたおかげで、皆が大きく繁栄したのだ。

悲しいことにランセル王は娘の手を取らなかった私に激怒し、ウェイレストの宮廷にいる大使を召喚した。566年の春、私とマラヤの結婚式にはランセルを招待したが、彼はカバナントの他の王たちと同様に、ショーンヘルムにとどまって怒りで煮えくり返っていた。

おそらく私はランセルの機嫌の悪さにもっと注意を向けるべきだったが、新しい花嫁と、イリアック湾界隈での商売の問題に夢中になりすぎたために、山地のショーンヘルムは遠く無関係のように思われた。この誤りによって、王座を危うく失うところだった。

1年以上もの間、ランセルは静かに軍勢を集結し、傭兵への支払いのために金庫を空にしていった。第二紀566年の収穫の月、彼は南に落雷が落ちる中軍隊を率いてショーンヘルムを後にした。ランセルがアルカイアとメネヴィアを進軍して通り抜ける直前まで、我々はその接近に気がつかなかった。ショーンヘルムの先遣隊がウェイレストの門に到達した頃、我々が急いで招集した民兵はまだ列を成して門を通り過ぎていた。これが、歴史を揺るがす幕開けの時だった。オールドゲートの槍騎兵隊の攻撃が我々の民兵を追い散らして門を占拠していれば、ウェイレストは1時間以内に攻撃者の手に落ちていたかもしれない。

幸いにも、私自身がカンバーランドの衛兵と門にいた。事の重大さに気がついた私は、自分の旗手に突撃を知らせ、オールドゲートの槍騎兵隊に対抗するべく門衛と家の兵士を率いた。兵士たちは鎧兜に身を固め、私は鎧を着けていなかったが、利点の多い魔法の剣、オリハルコンのメスを腰につけていた。オリハルコンのメスを使ったのはその時が初めてだったが、我々が槍騎兵隊に猛然と突っ込んでいくと、製材機の刃のようにきらめいてうなった。挑む敵が混乱した不正規軍ではなく武装した古参兵であることを急に理解した敵は、突如到来した雷雨によってさらに打ち負かされた。ひょうに激しく打たれた敵の馬は雷を怖がり、首や手足を刈るオリハルコンのメスに直面した。評判の高いオールドゲートの槍騎兵隊もたじろぎ、急に方向を変えてあわてて門から逃げ出した。

ランセルの主力が現場に到着した時、すでに我が軍は全員壁の中だった。門は固く閉まっていたが、ショーンヘルムの王は後に引かなかった。ウェイレストの街はまたもや包囲され、リーチの民のダーコラク以上の策略と周到な準備を持ったランセルは、攻城兵器を伴ってやってきていた。

君主の勝利、第十章Triumphs of a Monarch, Ch. 10

第十章:運命の召喚

読者の諸君、これが私の話だ。ここまで、私のカンバーランド家での気楽な青春時代、私の父ピエリック卿が通商の船で私を訓練してくれた経緯、戦争や国について、そしてダガーフォールの門にてダーコラク相手に初めて大勝利を収めたことや、カンバーランド鉱山で当家が掘り当てたオリハルコンの巨大な鉱脈のことも読んでいただいたと思う。ナハテン風邪が到来した悲劇によって私の父とウェイレストの王族全員が命を奪われ、我々の王国が大混乱の時代に指導者のいない状態になってしまった経緯もお分かりいただいただろう。ウェイレストの王座に、説得されて就任したことが私にとって不本意であったこと、即位式で太陽が金の円光を縁取ったことも、もうご存知かと思う。あの神々による賛同の予兆のおかげで私の疑念はすべて晴れ、最もねたんでいたライバルでさえ、心の底からの盟友と変わった。

ランセルの戦いの真の歴史と、ハンマーフェルのレッドガードや、我々が最も切実に援助を必要としていた時に来てくれたオルシニウムのオークを含み、どのようにしてそれが第二次の、より偉大なダガーフォール・カバナントへと導いたのかをこれで学んでいただけたと思う。タムリエルの自由な人々は、それが内部であれ外部からのものであれ、全ての脅威に対して共に抵抗することを誓ったのだ。

我々はすぐに試されることになった。第二紀578年、協定を結んでいたヴァレン皇帝が帝都から姿を消し、シロディールはまたもやデイドラの陰鬱な陰謀に支配された。ヴァレンの謎の失踪により、野蛮なリーチの民の子孫であるクリビア「女帝」がルビーの玉座に就任した。それ以降帝国の中心部は、狂気、殺人、腐敗に陥ってしまった。我々の民にとっては(実際のところ、タムリエルのすべての民にとっては)帝国の真の炎がまだダガーフォール・カバナントで燃えていることは幸いなことである。今はひどい時代だが、我々の運命は、我々の前にレマンの道々のようにまっすぐ、そして真実味を帯びて並んでいる。我々はシロディールを行進して偽の女帝とその血統すべてを倒し、タムリエルの帝国を取り戻さなければならない。そうすれば、血と炎ではなく、平和と正義による国の統治が今一度実現されるだろう。

死の幻惑The Illusion of Death

[断片]

…その後、猿の娘ダルサをもてあそんだために、マルクは自らの世紀の秘跡をストーンメドウズで過ごしたが、目は焼け、舌は腫れ上がり、皮膚はまだら模様になって、左手の親指は常に塔の星を指していた。そして、アレッシュの影が絶えず彼に話しかけ、概念の臓器をノコギリの言葉でギシギシとこすり、苦痛によって知恵をもたらした。

そして彼は、その猿の血が流れる中で、グリフを使って懇願のスカープに彼女の言葉を記録し、人面の石には血から燃える火によって七十七の不動の教義が刻まれた。そして、労働が劣化しようとも自分の実体を惜しむことなく破壊したのは、死が幻であることを知っていたからだ。死んでいるにもかかわらず、アレ=エシュが話すナイフを貫かなかったから?そして、ペリナルはウマリルの死で彼自身死んだのに、彼女の死の目撃者ではなかったのか?そうするとマルクは、真の命とエルノフィックの破棄に捧げられた正しき到達が、死の幻惑を越えて存続することを知っていたが、それは腐敗を消し去る原動力がアーケイの円環でさえ打ち負かすことができるからだ。

聖アレッシアの裁判Trials of Saint Alessia

[聖アレッシアの裁判からの断片]

はるか昔のその当時、アカトシュはアレッシアと契約を結んだ。彼はオブリビオンのもつれた糸を集め、それを血まみれの心臓の腱であっという間に編んでみせると、アレッシアに贈ってこう言った。「これを、汝の血と誓いが事実であるかぎり、我が血と誓いが汝にとって事実であるという我が印とする。この印は王者のアミュレットとなり、霊魂の王である我と、定命の女王である汝の間で契約が結ばれよう。汝は定命の者の肉体すべての証人となり、我は不死の魂すべての証人となろう」

そしてアカトシュは胸から一握りの燃える心臓の血を取り出し、アレッシアの手に渡しながら言った。「これも、我らの結ばれた血と、固く誓った誓約の印となろう。汝と汝の後裔が王者のアミュレットを身につけているかぎり、永遠の炎であるこのドラゴンファイアが、人類と神々すべてにとって信義の印として燃え続けるであろう。そしてドラゴンファイアの火が灯っているかぎり、我が心臓の血がオブリビオンの門を堅く保つことを、汝とそのすべての子孫に誓う」

「ドラゴンの血がその支配者に強く流れるかぎり、帝国の栄光はいつまでも拡大するであろう。ただし、ドラゴンファイアが弱まり、王者のアミュレットを身につける我らの血を受け継ぐ者が誰もいなければ、帝国は闇へと陥り、失政の悪魔の権力者がその地を統治することになろう」

—ドラゴンファイアの再点火式より

同胞団の偉大な導き手Great Harbingers of the Companions

この歴史は、第二紀ジョルバスクルのサークル、千里眼のスワイクによる記録だ。私は文才に恵まれなかったが、自分の前の同胞団の歴史を学び、私の代でそれが失われることのないよう記録を始めた。ここには有名な同胞団の導き手の一覧を記す。闇を貫き、我らをソブンガルデの栄光に導いた者達だ。

導き手のメモ:同胞団にはイスグラモル以来本当の統率者はいない–誰にもジョルバスクルで鼓動する偉大な心臓を統率するような強さはなかった。魔術師や盗賊などは階級によって何を着るかも変わって来るが、我々同胞団は自ら栄光の運命を掴める。導き手は助言し、問題を解決し、名誉に関する疑問が上がったら解明する。同胞団は何千年もの間ジョルバスクルにあり、導き手の中には悲惨な者も卓越した者も共に存在する。腕や心、その魂によって。歌や行動に影響を与えた最も栄光ある導き手を記載する。

イスグラモル:最初の導き手、最初の人間、言葉をもたらす者、そしてはるか昔、遠く離れた地で初めて同胞団に栄光をもたらした者。もっと良い者が彼について書いているため、ここには記載しない。

川のジーク:帰還中のジョルバスクルの船長で、スカイフォージの発見者、ホワイトランの創設者、時と共に失われた、同胞団の最初の誓いの番人。他の乗組員は征服に栄光を求めていたが、彼の乗組員は最初に定住し、戦争に向かない者がその地で遅れた時、彼らの護衛を勤めた。

撤退者ムライフウィール:イスグラモルの死から数百年後、同胞団は傭兵より少しましな雇われ兵士の集団だった。戦争で戦うために雇われたが、個人の名誉を追求したため、盾の兄弟は否応なく戦場で顔を合わせた。ムライフウィールの知恵により、いかなる戦争や政治的な争いにも関与しないと宣言するまで、同胞団の名誉の絆は崩壊する寸前だった。彼の優れた統率力のおかげで、今日の同胞団は公平な調停者として、戦場の栄光とともに有名だ。

高慢なシロック:最初のアトモーラ人以外の導き手。これはノルドが自分達をノルドだと考え始め、純粋さとイスグラモルの遺産を巡って大きな論争があった頃だ。シロックは最初従者としてジョルバスクルに来たが、このレッドガードは当時の名誉のない戦士から不当な扱いを受けた時、すぐに勇気を証明した。導き手の沈黙のタルバーを助けた後、彼は名誉ある同胞団の地位を得た。盾の兄弟で最も有能な戦士として知られ、速さと狡猾さではあらゆるアトモーラを上回った。彼が導き手となった時間は短かったが、その剣さばきは訓練を通して新しい同胞団へ受け継がれている。

よそ者ヘナンティア:最初のエルフの導き手。前のシロックのように、彼もまたジョルバスクルに着いた当初は嘲りの的で、時期的な事もあって(第一紀が終わるところだった)エルフは正式な同胞団にはなれず、殿堂の中を見ることさえほとんどの者に許されなかった。日中のヘナンティアは謙虚に、頼まれた事を何でもやった。夜は中庭の外で激しく訓練し、翌日の仕事を再開するまで数分しか眠らなかった。彼は数名の導き手に尽くし、休まず不満も言わず、心と体を磨き続けた。長い年月が過ぎ、彼は同胞団に名誉のあり方を教える助けとなる者として信用されるようになった。

弟子の1人が導き手となり、老人となった時、ヘナンティアは死の床に付き添った。導き手はすべての同胞団を集め、彼の後継者にヘナンティアを指名してこう言った。「エルフもノルドの心を持って生まれる事がある」その日同胞団には武器を置く者もいたが、真の名誉を知る者は残った。我々は彼らの遺産を担っている。

鋭い眼のマッケ:その美しさで知られる導き手だが、それを理由に過小評価した者は同じ過ちを繰り返せないだろう。敵軍の半分を睨み倒し、残りを単独で倒したと言われている。導き手として8年目に行方不明になった理由は不明だが、多くの中傷的な嘘が理由として挙げられている。

長鼻のキルニル:第二紀の暗黒期の後、相次ぐ不誠実で不名誉な導き手がジョルバスクルに対する権利を主張していた時、真の心を持った同胞団を荒野に集め、ジョルバスクルに猛攻撃を仕掛けたのが、長鼻のキルニルだった。昔ながらのやり方で強奪者を倒し血を流して名誉を取り戻した。彼は若く新しい同胞団に規範を示す、サークルと呼ばれる信頼できる相談役(偉大なるイスグラモルの船長の議会から名付けた)を創設した。

名誉の概念を壊れない伝統として、彼は同胞団が進む道を定めた。我々は再びイスグラモルの下へ向かい、ソブンガルデへと進めるようになった。

秘術師ガレリオンGalerion the Mystic

荒れ果てた時代だった第二紀の初期、無名の貴族ソルリチッチ・オン・カーのジルナッセ卿の農奴、トレクタスとして生まれたのが、後のヴァヌス・ガレリオンである。トレクタスの父と母は普通の労働者だったが、父はジルナッセ卿の法に逆らい、密かにトレクタスに読み書きを教えた。奴隷が教養を持つことは自然に反しており、奴隷自身と貴族にとって危険な存在であると、ジルナッセ卿は教えられてきた。ソルリチッチ・オン・カーにある本棚はすべて封鎖されており、ジルナッセの砦の外では、すべての本屋、詩人、教師が禁じられた存在だった。しかしながら、少しずつ密かに書物と巻物が持ち込まれ、ジルナッセの目を盗んで出回っていた。

トレクタスが8歳になったころ、書物を持ち込んだ者たちが逮捕され、投獄された。無学で信心深く、夫を恐れていたトレクタスの母の裏切りによるものだと言われているが、他の噂もある。裁判は存在せず、すぐに刑が執行された。トレクタスの父の遺体は、何世紀もすさまじい暑さが続いているソルリチッチ・オン・カーの真夏の時期に、何週間も吊るされたままにされた。

3ヶ月後、トレクタスはジルナッセ卿の元から逃げ出した。サマーセット諸島までの道のりの中間地点、アリノールまでたどり着いた。道脇の水路で丸くなって死にかけていた彼は、吟遊詩人の楽団の手によって介抱され、食事と寝床の見返りに雑用係として雇われた。吟遊詩人の1人、予言者ヘリアンドがトレクタスの精神を試したところ、内気ではあるが、劣悪な環境で育ったにも関わらず、不思議なほど知的で洗練されていると分かった。アルテウム島で秘術師としての訓練を受けていたヘリアンドは、少年の中に自分と共通するものを感じた。

サマーセットの東の果て、ポテンサで一座が演奏をしていた時、ヘリアンドは11歳になっていたトレクタスをアルテウム島へ連れていった。島の賢者イアケシスはトレクタスの資質を見抜き、生徒として受け入れ、ヴァヌス・ガレリオンの名を与えた。ヴァヌスはアルテウム島で精神、そして身体を鍛えた。

そして、魔術師ギルド最初のアークマギスターが誕生した。彼はアルテウム島のサイジックから訓練を受けた。幼少期からの欲望と不当な扱いから、彼は知識を分かち合う哲学を身につけていた。

付呪師助手メール 3週間目

15日目
敬愛する雇い主殿、今回もアブナブの兄弟、エズダブより文をお届けする。アブナブは今も行方知れずであるが、あなたへの素材の送付は、今後も間違いなく行うことをご承知いただきたい。アブナブの名を汚さぬため、現在は彼の分の仕事もこなしている。例え再び会うことがなくとも。彼を馬鹿にしたことは後悔している—と言いたいところだが、私にとって、それこそがもっとも大切な思い出なのだ。

16日目
愛する雇い主殿、いつも通りの素材をこれまでと同じ品質でお送りする。それから我が兄弟アブナブの生存が確認されたことをご報告したい!レキの輝く刃に誓って、まさかまたあいつに会えるとは思ってもみなかった。私だけでは3回目の積み荷を用意する事は難しかったのだが、アルバブナブの三日月刀が集結した今なら、まったく問題ない!

17日目
栄えある雇い主殿、実に久方振りとなる!この私、アブナブはつい最近、タムリエルを苦しめる海賊団の手から、ようやく逃れてきたところだ!長らく留守にしてしまって申し訳なく思う。海賊共は私の剣技に興味があったようで、私を連中の用心棒に使おうとしていたのだ。だがその話はまた別の機会に取っておこう。今はいつも通り、この素材をぜひ使って欲しい。

18日目
この素材が栄えある雇い主殿の益になる事を願う。そういえばあなたには例の海賊団から、私が脱出した話をしていなかった。あの連中はまったくとんでもない者たちだった。奴らの為に誰かを殺すか私が死ぬか選べ、というので、相手から武器を拝借して、代わりに奴らを叩き斬ってやった!私はまさしくヨクダの神話の英雄のようだったぞ!なお、奴らは全員悪党だったのでその点は心配しなくても大丈夫だ。

19日目
今回の積み荷については、残念ながらいつも以上の代償が必要だった。但し栄えある雇い主殿たるあなたではなく、私とその兄弟にとってだ。海賊団に囚われて以来、私の剣は血を欲しているのだが、その流れでつい戦いを呼び込んでしまった。そして今日、短剣で我が兄弟に飛び掛かろうとしていた男を私は斬り伏せた。我らはその場から逃げ出した。

20日目
この素材があなたの益になる事を願う。私達は街から脱出したが、衛兵たちは我々の追跡の手を緩めてはいない。もう二度と己よりも下の人間に対して剣を抜くまい。古き時代の剣聖たちも同様にして怒りを抑え込んだと聞く。

21日目
栄えある雇い主殿への新たな積み荷をお送りする!これが役立つことを願っている。今我らは自然の中へと戻り、土地より得られる物を使って生活し、可能な限り遠くの洞窟や放棄された尖塔などを探索して品々を手に入れている。タムリエルにはそういった場所が数多く存在する事には幸運としか言い様がない。そして私に対しての幸運が、あなたにも舞い降りる事を祈っている。生きている事こそが喜びだ。

ダガーフォール・カバナント スタイル

クラフトモチーフ26
Daggerfall Covenant Style

ダガーフォール・カバナントの武器と鎧

バリクター・ステラニー将軍 著

確かにダガーフォール・カバナントの武器と鎧は第二帝国の古典的なデザインに基づいたものであり、我々はそれに関して悪びれるところはない。実際、誇りに感じている!カバナントはレマンの帝国と、比類なき高みにあるタムリエル文明の継続的な理想の象徴である。オークを含めた誰もが、史上最も偉大な連合の一員なのだから。失われた栄光を取り戻すため、我々はこのデザインと象徴で敵に思い出させようとしている。

ブーツ

鋼のサバトンだ。質実で実用的である。カバナントの戦士が履くのは、シロディールやその先までも続く長い行進にふさわしいブーツだ。我々の騎士たちは丈夫な動物に乗るかもしれないが、戦闘時には大半が降りて、歩兵や射手とともに徒歩で戦う。

ベルト

カバナントのベルトは強く丈夫で、正方形の鎖で作られているが、正面には丸いバックルが付いている。バックルの抽象的なデザインはニルンの全世界を象徴しており、その中心にはタムリエルがある。我らがエメリック王によって実証されたレマンの理想の下、再結合したタムリエルを表している。

我々の胸の防具は帝国のデザインに基づいているかもしれないが、兜に関しては、カバナントはハイロックの騎士団の鎧から発想を得ている。面頬と、首を保護するための鎖かたびらが備わっていて、顔の全面を覆う兜を我々は採用した。

脚当て

カバナントのグリーヴは地味だが、部隊のぜい弱な下腿を最大限に守るため、分厚くて頑丈である。デザインは、ブレトンの騎士の鎧と、オークの鍛冶作業着の両方に基づいている。

カバナントの弓は獅子のかぎ爪と、恐るべき広範な攻撃範囲を与えてくれる!ダガーフォール・カバナントでは体力を基準に射手を選抜し、最も分厚い鎧を貫ける強さで弓を引ける筋肉の持ち主が選ばれる。

胸当て

ダガーフォール・カバナント部隊の胸当てはデザインも形もあからさまに帝国のものだが、胸に目立つ立ち上がる獅子の装飾は、紛れもなくカバナントのものだ。これを同盟の象徴としてお選びになった時、エメリック王はまさに賢明な選択をされたのだ!

ダガーフォール・カバナントの部隊は、第二帝国が使用していたものを思い起こさせる剣を装備している。幅広で真っ直ぐな両刃の剣は、切りつけ突き刺せるように設計されており、柄の上の頑丈な鍔は接近戦の最中の大胆な受け流しを可能にする。

肩防具

カバナントの肩当ては、ブレトンの騎士団が身につける鎧に特有の、実用的なポールドロンに起源がある。自分たちが荒々しく強大な存在であることを忘れないよう、うなり声を上げる獅子の顔で飾り立てる場合もある。

手袋

レマン帝国では、手と前腕を守る目的で腕当てのみを着用していた。カバナント軍では、現代的な接近戦においてさらなる保護が必要だと我々は感じている。手の動きの自由は比較的保ちながらも、前腕を守るため、強靭な籠手を上部に加えることにした。

カバナントの兵士は凧の形をした盾に守られて進撃する。そこに彫られているのは、我らが君主、エメリック国王陛下が自ら同盟の印としてお選びになった、立ち上がる獅子の輝かしい象徴だ!進め、ダガー!

魔法に関して、カバナントの同盟で最も生まれつき才能があるのはブレトンである。ハイロックの魔法使いたちは、我らが上級王エメリックの立ち上がる獅子を先端に頂く杖を、誇らしげに振りかざす。錬鉄の獅子は通常、ファセットカットされた何らかのフォーカス・クリスタルの上に、後ろ脚で立っている。

戦棍

ダガーフォール・カバナントの戦棍は、全面にスパイクが付いた、重く丸いヘッドで統一されている。これは昔ながらの非常に実用的なオークのデザインだ。どのように棍棒を持っても同じなら、戦闘の最中にヘッドが正しい方向を向いているかどうか、気にする必要もなくなる。

短剣

幅広ではあるが突き刺せるように尖ったカバナントの短剣は、第二帝国の帝国軍が突き刺す際に用いる短い剣に基づいている。皇帝レマンを信奉する兵士たちが良さを十分に認めるものであれば、我々にとっても良いものに違いない!

我々の斧にはダガーフォール・カバナントの立ち上がる獅子が装飾されている。一振りする度、敵は獅子に噛まれる思いがするだろう!硬く、頑丈で、鋭く、重い。それはオークから学んだことだ。そう、我々は帝国に少しばかり何かを教え込むこともできる。

スキンチェンジャー スタイル

クラフトモチーフ26
Skinchanger Style

魔法使いウラキャナック 著

お前は北の森に住み、自らも荒野に住んでいるだろうか?ハーシーンを狩人アルラベグの姿で崇拝しているだろうか。それとも、スキンチェンジャーのストリーベグの姿で崇拝しているだろうか?血の獲物を探すために解き放つべく、内なる獣を探しているだろうか?それなら、自身の腕と防具に語らせるべきだ。なぜなら、お前は時々唸り声でしか語れなくなるから。獣人よ、聞くがいい。

ブーツ

ブーツは皮をなめし、厚く油をしっかりと差す。これは川や沼を越えて獲物を追うかもしれないためだ。靴底は厚く隆起させること。足元がおぼつかない場所かもしれない。最高の狩人でも、滑って転べば獲物になる。

ベルト

ベルトは獲物の皮から作れる。なめして細工し、歯を飾る。噛みつかれることを恐れないと示すためだ。そして、ベルトは広い方がいい。獲物が追い詰められた時、腹を噛まれないように厚い皮で覆うべきだ。

獣に見つめられた時、彼らは別の獣が見返しているように感じるだろう。お前の兜は鋼の狼だ。ストリーベグでもこうしただろう。内なる獣人を隠し、狩人であるために。

脚当て

脚を守るため、脚当てにはもっとも厚い皮を用いて、金属で鋲を打つべきだ。蛇の牙を跳ね返し、猪の牙を欠いてくれるかもしれない。お前は獣であると同様に人間だ。最も野性的な姿の時以外は、直立していなければならない。

弓にはハートウッドと枝角を用いる。森で真実を射抜くために、射手の道具は森の物でなければならない。弓のリムには獲物の四肢のように爪を付ける。呼び名は好きに呼べば良い。矢筒には獣の顔を示す。

胸当て

胸当ては多層にして頑丈にする。ブレストプレートには獣をあしらう。肉食獣の光る眼と、獲物を追ってしわが寄った鼻を示す。これは別に奇妙ではない。胸当ての下には狩人の心臓が脈打ち、獣の血を送り出しているからだ。

剣は長く曲がっている。強力な腕を伸ばす偉大な鉤爪のように。刃は大猪の牙のように切り裂く。しかし、獲物が死ぬ時に迅速で苦しまぬ死を与えられるように、先が尖って心臓を突けるようにしなければならない。配慮するように。

肩防具

金属、皮、毛皮の何であれ、ポールドロンは自由にして構わない。強く頑丈で、爪と牙の一撃を跳ね返せるものであれば。肩はお前が武器を獲物に振り下ろす支点だ。

手袋

籠手は前腕部を強固に守る。噛みつく獣は前腕部に牙を突き立て、お前を引き倒そうとするだろう。そうさせてはいけない。籠手の背面は金属の釘で飾って牙を跳ね返すべきだが、指先はできるだけ自由にした方が良い。弓やダークが掴めるように。

胸当てと兜同様、盾にも獣の顔をあしらわねばならない。遠くから見た敵が恐怖を感じるように、大きく凶暴な姿で。さすれば遠距離から攻撃するか、接近して自ら叩きのめせるだろう。お前がハーシーンを称えるやり方であれば、どちらを選んでも構わない。

杖から繰り出す全ての呪文はハーシーンを称えねばならない。デイドラ公の姿であっても、アルラベグの姿であっても。お前の杖は狩りの王のように枝角で飾られ、お前の呪文はそこから出でる。他に道はない!

戦棍

戦棍にはクワマー・ウォリアーの拳のように重く釘を打つ。しかし、お前は獣でもあり人であるため、倍は厳しく打ちのめせるだろう。単一の性質しか持たぬ者に、お前を止めることはできない。

短剣

長く曲がった爪のようなダークか、獲物を突き刺して皮を剥ぐ鋼の鉤爪を身に着けること。簡素で飾り気はないが危険である。熊が爪を塗り、隼が鉤爪を飾るだろうか?そんなことはない。誰か異論はあるか?

お前は木こりかもしれないが、斧を持った瞬間に木こりではなくなる。斧は木を切る代わりに、血を流すようになるからだ。前方の刃は広く、後方の刃は狭くすること。しかし後方の刃には3つの爪をつける。獲物に獣の痕を残したい時に用いる。

木工師助手メール 3週間目

15日目
積み荷を送る。パクルーティはこれからこの者のための時間を過ごそうと思う。釣りに行くのもいい。だが粗末な棒と針付きの糸で釣りをしようとしている者を見ると、パクルーティの気がそがれてしまう。人間はなぜ爪を長く伸ばそうとしないのだ?

16日目
この日、月は暗い。パクルーティはモラグ・バルのダークアンカーの話を耳にしたことはあるが、近くで見たのはこれが初めてだ。この者の毛がすべて逆立った。パクルーティはああいうものから逃げる事は恥ではないと思う。それにお前への積み荷はちゃんと送ったのだから。

17日目
素材を送る。キャラバンの衛兵が、マッドクラブは蒸すと旨いと言っていた。パクルーティがさっそく蒸してみたが、旨くなかった。あんなものどうやって食べるのだ?何時間も調理したが、それでも岩のように硬かった。歯の一本が折れた気がする。

18日目
この者は高級なハチミツ酒を振舞う酒場から物資を送る。パクルーティはとても気の良いウェアウルフと一晩中飲んだ。朝が来ると、ウェアウルフは歯並びの悪い太ったブレトン人に変身した。パクルーティは太ったブレトン人に咬まれるのは避けた方が良いと思う。

19日目
この者は新たな収入源を発見した!持久力の薬をバーンダリの商人たちから安く買って、若く活力のある妻を持つ街の老人に売りつける。この薬はまるでウィンドヘルムの街を横断する荷馬車のようだという。2分間乗るために1時間待つ。

20日目
今回の積み荷は遅れてしまったかも知れない。パクルーティは昨日、ノルド人の酒場で飲み過ぎた。この者は全く覚えていないのだが、夜が明けるとこの者は素っ裸で暖炉の前に寝ていた。もっと寝ていても良かったのだが、召使がこの者を熊の毛皮の絨毯だと思っていて、ほうきで殴ってくるのだ。

21日目
お前への荷物を送る。今日、パクルーティは街で初めてモラスを試してみた。驚くほど旨くて甘い。トウモロコシ?からこんな物ができるとは思わなかった。

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