292日目
私はあることに気づきました。この一家と共に過ごしている間ずっと、私は…彼らを裁いていました。他のウッドエルフたちが私を裁いたように、私は彼らを裁いていたのです。私は彼らを見下し、程度の低い人々だと考えていました。私がです!私にとって、息をするように自然なことでした。このことがあまりにショックだったので、荷物を送るのを危うく忘れるところでした!
293日目
私は何が正しいかとは関係なく、この一家のことを知りたいと思います。今日、私は信じるものについて尋ねてみました。彼らは八大神に従っていますが、自然に敬意を払っています。できる限り緑を傷つけないようにしており、自分たちが取ったものには感謝の念を捧げています。たとえイフレの導きがなくても、彼らは自分なりに敬意を払っているのです。
294日目
子供たちはパクトについて話したがらないのを感じたようで、ヴァレンウッドに関する質問に留めるようになりました。ああ、どこから話せばいいのか。輝かしいエルデンルート、静かな人里離れた森について話せるなんて。私は突然、自分の目が涙に濡れていることに気づきました。ヴァレンウッドがどれほど懐かしいか、自覚していなかったのです。
295日目
前回の手紙を思い返していたのですが、一点だけお伝えさせてください。私はずっと、あなたの支えに感謝しています。あなたは私がレッドガードと共に歩み、カジートと共に狩ることをお認めになりました。あなたは私の目を、文化、民、私自身へと開いてくださったのです。全てはあなたの助手だったおかげです。ありがとうございます。
296日目
短い手紙で申し訳ありません。昨晩バニオンが交易で入手したジャガを持ってきたのです。すみません、少々飲み過ぎました。どうぞ荷物をお受け取りください。
297日目
今朝早く、一家の他の人々が目を覚ます前、バニオンはヴァレンウッドを旅するという夢を教えてくれました。彼はそこを新たな故郷にしてもいいつもりでいて、家族の承諾を心配していました。あまり言えることはありません。私自身、帰ることが不安です。それでも「あなたをウッドエルフの仲間と呼べることは誇りです」と言いました。だって、本当にそうなのですから。
298日目
昨日バニオンがくれた助言について思案しています。一家は私と一緒にいられて嬉しいし、私の助力にも感謝しているけれど、そろそろ故郷に帰ったほうがいいのではないか。そう彼は言ったのです。故郷が恋しいのは確かです。家も、森も、家族も。でも、それは正しい道なのでしょうか?よく考えなくては。
299日目
バニオンとの友情は喜びですが、彼の助言を聞き入れることはないと思います。私は多くのことを学びましたが、手放したものも多くあります。物の見方、偏見、自分の信仰…色々なことに疑問を抱くようになりました。でもそれはいいことです!私の成長を助けてくれるからです。今故郷に帰れば、後退するだけでしょう。今は前を向くべき時です。
300日目
あなたのおかげで出来た全てのことに、心の底から感謝の念を述べたいと思います。あなたの忍耐と庇護によって、実に多くのことを学べました。異なる文化、異なる哲学、何よりも私自身について。全ての答えはまだ見つかっていませんが、これから待ち受けていることにわくわくしています。緊張はしていますが、心の準備はできています。