グリム・ハーレクインの木枠箱

シェオゴラス教団は、どのような道化にも2つの側面があることを知っています。
人々に笑顔と楽しみをもたらすバーンダリの詐欺師による軽薄な悪ふざけは、嘲笑や残酷さ、そして羞恥が密かに込められた暗い側面を持ち合わせています。
邪悪な道化師の陰では笑いが王国を荒廃させ、戯言が骨を腐らせるのです。

喜びに満ちる苦悶の力を手に入れたいですか?
無神経な大衆が皆さまのパフォーマンスを待っています!

ラディアントアペクス リワード

  • 闇の喜びのラムRam of Dark Delights
    2500

    • この黒い山羊の影のような姿は、サングインの祝祭で参加者を導く。この動物にはパーティーのシンボルが刻まれていることが多い。甘い飲み物と、きつい薔薇の香りだ。このようなラムを、自らの冒険に伴おう。

  • 闇の錯乱のセンチDark Delirium Senche
    1200

    • 「あらゆる者には狂気が潜んでいる。そして、センチはあらゆることを中途半端にしない。錯乱したセンチに出会ったことがあるが、その時の傷はまだ残っている。冒険に連れて行こうとする者は、シェオゴラスと同様にどうかしている!」――ヴィ・アスプブレード

  • 業火の道化師のデスハウンドInfernal Trickster Death Hound
    1600

    • このハウンドの衣装は、かつて愛らしい仲間だったことを示唆している。今や楽し気な様子はない。この蘇った獣は気の弱い者に向かないが、その炎の口輪であなたを炎上させないことで、忠誠心を示してくれる。

アペクス リワード
400

  • 狂乱の道化師Maniacal Jester

    • 放蕩によってタムリエルを盛り上げ、短剣のように鋭い知恵で人々を油断させないようにしよう。本物の短剣を使ってもいい。喜びを感じぬうすのろには、ハンマーも用意されている。

  • 笑う恐怖のグアルGrinning Terror Guar

    • 「このグアルに、最近の殺しの歌を歌ってやるといい。このグアルの隣の場所を勝ち取れるだろう。もしくは、激しい動きで興味を惹くといい。どちらもこの獣を喜ばせる。」――後悔の母

  • 笑う恐怖のセンチGrinning Terror Senche

    • 「このしなやかな猫は賢い暗殺者のように、静かな狂気を秘めている。他者の命を整然と終わらせる者に向いた駿馬だ。運が良ければ、切り刻んだ人間を届けてくれることもある。あなたの運はどうだろうか?」――後悔の母

  • 笑う恐怖の熊Grinning Terror Bear

    • 「こうした熊を飼い慣らすには、色鮮やかな鎧だけでは足りない。ネブ=クレセンによってまき散らされた血と、ウォッチャーの目から流れた涙があなたの大義、つまり力に拘束する。さもなければ、この熊のハグには耐えられないだろう。」――後悔の母

  • 笑う恐怖の駿馬Grinning Terror Steed

    • 「笑う恐怖の中で一番のお気に入りと言われても選べないが、この不吉でおかしな馬には本能的に引きつけられる。おそらく、歓迎されない騎手の内臓を楽しく蹄でぶちまけるからだろう。」――後悔の母

  • 笑う恐怖の服Garb of Grinning Horrors

    • この恐ろしい服を身に着けながら、狂乱の笑いで世界に立ち向かおう。道化師祭りのおふざけであれ、デイドラ相手の戦闘であれ、誰もあなたの恐怖を忘れないだろう。

  • 笑う恐怖の狼Grinning Terror Wolf

    • 「この狼は楽しい道化師祭りの獣に見えるかもしれない。楽しませようと芸をする獣だ。しかし、その鋭い知恵とより鋭い牙は、他人より自分の楽しみに向いている。楽しい攻撃を受けないのは、その騎手だけだ。」――後悔の母

レジェンド リワード
100

  • アメジストのキャンドルフライ詰め合わせAmethyst Candlefly Gathering

    • これは一般的な家庭用アイテムである。

  • グリム・ハーレクインのシャンデリアGrim Harlequin Chandelier

    • これは一般的な家庭用アイテムである。

  • サンバック・ベアSunback Bear

    • モーサルの番人には欠かせないこの恐ろしい熊は街の郊外をうろつき、駿馬として使われていない時は警備を補佐する。いつか街の勇敢な守り手になりたい者は、こっそりとおやつをあげようとすることが多い。

  • デイドロスの幻影石Daedroth Illusion Gem

    • 口を挟みたいことがある?何かを見せびらかしたい?一時的に自身のジェスチャーをまねる幻のデイドロスを作って、注目を集めよう。この炎と爪と歯の幻は、誰も無視できない!

  • デューンコート・センチサーバルDunecoat Senche-Serval

    • このストライプの獣は北エルスウェアの乾燥した渓谷が原産で、調教を受け付けることがほとんどない。つまり最高の猫だ。手にたくさんのおもちゃを持って置かなければ、革のブーツはずたずたになるまでかじられるだろう。

  • マッドゴッドのモナークの群れMad God’s Monarch Flock

    • これは一般的な家庭用アイテムである。

  • ユキクリゲウマSnow-Blanket Sorrel Horse

    • この端正な種の馬はシロディールのコロヴィア台地原産で、コロールからブルーマにかけて見られる。このユキクリゲウマは、知性と不屈の精神で知られている。

  • 狂乱の道化師の弓Maniacal Jester Bow

    • 狂乱の道化師スタイルの弓に合う衣装。

  • 狂乱の道化師の盾Maniacal Jester Shield

    • 狂乱の道化師スタイルの盾に合う衣装。

  • 狂乱の道化師の杖Maniacal Jester Staff

    • 狂乱の道化師スタイルの杖に合う衣装。

  • 狂乱の道化師の大槌Maniacal Jester Maul

    • 狂乱の道化師スタイルの両手武器に合う衣装。

  • 狂乱の道化師の短剣Maniacal Jester Dagger

    • 狂乱の道化師スタイルの片手武器に合う衣装。

  • 拷問者の鱗Scourger’s Scales

    • 専心のための血の儀式を終えると、デイゴンの最も熱狂的な信者は定命の姿を脱ぎ捨てる権利を得る。皮を剥ぐ儀式を長く繰り広げると、深紅の鱗が現れるのだ。こうした変身に耐えられるだろうか?

  • 骨の巨像の幻影石Bone Colossus Illusion Gem

    • カタカタ鳴る骨の巨像の幻を作り、自分の行動に合わせよう。敵は恐れ慄くはずだ!

  • 緑の優雅Grace of the Green

    • 森の神イフレの祝福は様々な形で現れる。緑の肌に這う蔓から花を開花させ、神とのつながりを感じよう。

エピック リワード
40

  • カーマイン・ウッドモスCarmine Wood Moth

    • 美しいルビーの鱗粉によりニベン人によって絶滅寸前にまで追い込まれたこの蛾は、ヴァレンウッドで再び数を増やした。過ちに寛容だった彼らは、今では錬金術師の良き友となっている。

  • サファイア・セプ・アダーSapphire Sep Adder

    • アシャバーによれば、この激しいセプ・アダーを贈り物として受け取ってから共に一年生き残ると、地位を掴むための最初の試練に合格できるという。おまけに、宝石の肌の獣も保持できる。生き残ることができれば、だが。

  • ドラゴンが刻まれたドラゴンプリーストの仮面Dread-Etched Dragon Priest Mask

    • このドラゴンプリーストの仮面で、あなたに立ち向かおうとする者に恐怖を与えよう!学者はこの仮面が、ドラゴンの夢を歩くことができ、主人からできるだけのことを学んだと主張する教団に属するとしている。

  • ネッチ調教師の帽子Netch Handler Cap

    • ネッチマンとも呼ばれるネッチの調教師は、この浮遊する生物を飼いならして世話し、食料や労働力として育てる。ペットにする場合もある。最近ではウェストガッシュの調教師が、この帽子を誇りと全てのベティーとブルに対する愛の証として用いるようになった。

  • ハコシャエ祭りの衣装Hakoshae Festival Attire

    • 「創設者の日記でこの服装の絵を見つけ、第二の試練の祭典の衣装としました。出来栄えには満足しています!」 — 豪商フェイナ・ダラク

  • ベイルサーベルキャットVale Sabre Cat

    • 罠師シリルはベイルでこのサーベルキャットを捕まえ、第二紀531年にダーコラク皇帝へ贈った。負けじとダーコラクの獣使いは、より輝かしい猫を生み出した。猫の毛皮から塗料が落ちた時、彼は猟犬の餌にされたという。

  • ムーンシャドウの翼の仮面Moonshadow Wings Mask

    • レピドプテランはアズラ信者の一派で、その姿を精巧な蝶の仮面で隠している。最近ではモロウウィンド本島の若者の間で人気が高まり、あなたも被ることができる!

  • ワマスの幼体Wamasu Hatchling

    • この幼体が行くところには雷が伴い、大人になった時の姿を予見させてくれる。しかしそうなる前は、少し怖いが素晴らしい冒険の仲間になる!

  • 恐ろしく輝くドラゴンプリーストの仮面Terrorgleam Dragon Priest Mask

    • この仮面を装備したあなたを見た者は絶望するだろう。純粋な光る金属からのみ作られたこの仮面は、彼女の前でドラゴンに逆らった者をすべて暗殺した信者が装備していたと言われる。

  • 召喚師の目Conjurer’s Eyes

    • 召喚へ成功するには大変な意志力と、強く揺るがぬ集中が必要になる。召喚の技に深く傾倒する魔術師は、異界にかぶれることが多い。この紫の目は、アルケインへの専心を示している。

  • 焦げたドラゴンプリーストの仮面Scorched Dragon Priest Mask

    • 炎の敵に挑みたい?この仮面がぴったりだ。ダークメタルと柔軟な革の仮面を装備すれば、最も愚かか大胆な敵しか、あなたと対峙しようとはしないだろう。

  • 崇拝のスタンドThe Adoring Stand

    • アズラにかけて!どうしていいかわからないほどの崇拝者を持つ、偉大な勇者になるべく運命付けられている?そんな英雄は目立ちたいはずだ。この大胆な髪形で、冒険を始めよう!

  • 低地ブリストルバックLowland Bristleback

    • 「この気難しい獣が故郷と呼ぶのは、どの低地か?もちろん全てだ!誇張と思うかもしれないが、たとえ信じなくても小さい頃から訓練するといい。どこでも一瞬でついてくる。旅の仲間に最適だ」――ブリーダー、ミエット

  • 宝石の探鉱者Gem Prospector

    • 宝石の原石を掘り当てるまで掘ることが好きなら、それに似合った衣装がある。頑丈な素材でできたこのコスチュームは、ポケット、ポーチ、自然の恵みを見つけて手に入れるための装備が特徴となっている。

  • 緑の勇気のボディタトゥーViridian Valor Body Markings

    • 緑には自身の未来を定める力がある。このボディタトゥーは同じことを積極的に求める者に向いている。優雅な葉と肋骨に走る頑丈な蔓を見れば、独立を求める様子が容易に想像されるだろう。

スペリオ リワード
16

  • アスカディアン・アンバーシープAscadian Umber Sheep

    • 伝説によれば、レッドマウンテンの最初の噴火が羊を今の色に染め、困難を生き延びる頑丈さを身に付けさせたという。羊が危険に遭っても落ち着いていることから、多くのダークエルフがこの話を信じている。

  • キチンのアームカップChitinous Arm Cops

    • キチンスタイルの肩防具に合う衣装。

  • キチンのすね当てChitinous Guards

    • キチンスタイルの脚防具に合う衣装。

  • キチンのブーツChitinous Boots

    • キチンスタイルの足防具に合う衣装。

  • キチンのベルトChitinous Belt

    • キチンスタイルの腰防具に合う衣装。

  • キチンの兜Chitinous Helmet

    • キチンスタイルの頭防具に合う衣装。

  • キチンの胴当てChitinous Jack

    • キチンスタイルの胸防具に合う衣装。

  • キチンの腕当てChitinous Bracers

    • キチンスタイルの手防具に合う衣装。

  • グリーンヒル・ファームドッグGreenhill Farmdog

    • 元々はティボー将軍の狩猟部隊にいたこの犬は、後にグリーンヒルの家畜と穀物の勇猛な守り手という評判を得た。荷袋にネズミが入り込むのを防ぎつつ、抱きしめられる忠実な仲間を得たいと思うなら、このハンサムな犬がお勧めだ。

  • クロップスフォード・ヘンCropsford Hen

    • ある鶏が一羽で狐から囲い全体を守って以来、クロップスフォード・ヘンはシロディール中の農場で愛されている。クロップスフォードの子供は、鷹が近くにいるとこの鶏が群れ全体を囲いに導くと言っている。

  • サンバック・コグマSunback Bear Cub

    • モーサルの番人は大きなサンバック・ベアに乗って戦いに飛び込む。完全なサイズの熊は村人を怖がらせるが、コグマなら受け入れられやすい。さらにこのコグマの小さな耳は、もっとも頑固な商人も値引きに応じさせる。

  • シェフのキスChef Kiss

    • あなたが今味わった経験は至高どころではない。究極のジェスチャーだ!

  • シマーリーンの夜会のサークレットShimmerene Soiree Circlet

    • 大空位時代の前、この優雅なサークレットはシマーリーンの夜会に出席するハイエルフの頭を飾っていた。この都市国家を称えるため、キャノンリーブが身に着けていたものだ。今では適切な装いを望むなら、職人が誰にでも売ってくれる。

  • トパル・ヅラゾグTopal Durzog

    • このアクアブルーとコーラルのストライプ柄をしたヅラゾグは、コーラルスプリッターゴブリンが新鮮な魚を獲るために育てたと言われ、かなり前からトパル湾の沿岸をうろついている。今も海に潜り、海の恵みを手に入れることが大好きだ!

  • ハコシャエの祭りの装飾Hakoshae Festival Laurel

    • 「この月桂樹の宝冠は、最高の職人が私の過去の試練の祭典の研究に基づいて作りました。この月桂冠を被ることで、栄えある先人に近づけることを願っています。」 — 豪商フェイナ・ダラク

  • 快楽の棘のフェイスタトゥーThorns of Ecstasy Face Marks

    • 開花の季節に最初の薔薇が咲くと、サングインの信者はロウソクを灯した庭園に集まって、互いの顔にタトゥーを刻む。薔薇の形をした苦痛と喜びのタトゥーが、眉と頬に刻まれる。

  • 快楽の棘のボディタトゥーThorns of Ecstasy Body Marks

    • 酒盛りのデイドラ公の信者は、互いをこの聖なる花のタトゥーで飾ることが多い。その結果、美しく描かれた棘のある薔薇が描かれる。この魅力的なデザインは、サングインの素晴らしい贈り物を思い起こさせてくれる。至福と苦痛だ。

  • 植物をかわいがるPet Plant

    • あなたの植物はとても可愛らしい。愛情を注げば愛を返してくれる。素晴らしい相思相愛だ!

  • 戦えFight Me

    • 愚か者どもは自らこの事態を招いたのだ!昔ながらのやり方で争いを解決する準備ができたら、この激しい表現で表明しよう。

  • 大賛成Two Thumbs Up

    • 親指を2本立てるのは誰だ…あなただ。

  • 宝石職人の眼鏡Gemcutter’s Spectacles

    • 自分が見つけたものの価値を測る仕事を、なぜ他人に任せなければならないのだろうか?この眼鏡があれば、発見した宝石の価値を自分で判別できる!

  • 緑の勇気のフェイスタトゥーViridian Valor Face Markings

    • 「ボズマーは”生命の豊かさと成長”を頬に刻むことに対して抵抗がない。それは愛する緑を尊重しているのだ。そのようなタトゥーを刻むことは粗野なようにも思える。我々は肉であって、葉ではない。」 – 元学者、アリノールのアンダニア

シェオゴラスの魔法の品


Relic of the Mad God
  • 憤激の口輪Embittering Muzzle


    • 分厚い紐がついた革のハーフマスク。頭にフィットするようデザインされている。口を覆うメッシュは、愚かな数字を誤って咀嚼しないようにしている。

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    • オーリドン
    • トゥース・モール峡谷
    依頼時
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    憤激の口輪は患者の口と顎に装着される。その呪いにより、憤怒が患者をゆっくりと捕らえる。最終的に…狂うまでな。

    騎士団は遺物がオーリドンにあることを突き止めた。奇妙なことに、近くにはゴブリンがいる。どうして欲しかったのかは、私の知ったことではない。

    回収完了時
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    憤激の口輪は介護者を守るために作られたのだが、患者が憤怒することによってより危険に晒すことになった。何という病的な代物だ。

  • 大きな姉、小さな弟Big Sister, Little Brother


    • 子供の頭蓋骨で、小さな永久歯一式、鼻腔、眼窩が揃っている。

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    • グラーウッド
    • ルートサンダー遺跡
    依頼時
    Start

    「大きな姉、小さな弟」と呼ばれる遺物は特に恐ろしい。二つの顔の骨格が溶け合って、一つの子供サイズの頭蓋骨になっている。

    私たちは、それがグラーウッドのルートサンダー遺跡にあることを突き止めた。もしもそいつがおまえに囁いたら…聞かないようにしろ。

    回収完了時
    Complete

    ゾッとする。伝説によれば、この生き物はシェオゴラスお気に入りの定命の者として生まれた。その第二の顔は、マッドゴッドに触れられた者に闇の秘密と恐ろしい預言を囁いたという。

    哀れな魂。大人にならなくて幸いだったかもしれないな。

  • ワバジャーキーWabbajerky


    • 干した塩漬け肉のコレクション。おそらく動物に変身した人々の肉からできたと言われている。これを食べることが禁忌に当たるかどうかは知られていない。

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    • グリーンシェイド
    • ルレニルズ・フォール
    依頼時
    Start

    マッドゴッドのワバジャックは、不運な魂を動物に変える。しかし、それが料理されたものはこう呼ばれる…ワバジャーキーとな。

    騎士団は、それがグリーンシェイドのルレニルズ・フォールにあることを突き止めた。我々は研究のために回収したい…もちろん料理の研究ではないぞ。

    回収完了時
    Complete

    全く味気ない話だ。概念的な話であって、ワバジャーキーの味の話ではないぞ。そもそも味については知らない。今後も知ることはない。決してな。

    要するにだ、騎士団はお前の勇敢な行いに対して感謝を表したい。

  • 髄液のリキュールLucid Liquor


    • シヴァリング・アイルズにいるマッドゴッドの臣下の、蒸留した脳髄液が入った瓶。隠された真実が明らかになるという。

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    • マラバル・トール
    • クリムゾン洞穴
    依頼時
    Start

    シヴァリング・アイルズにいるマッドゴッドの臣下は、その住民から脳髄液を蒸留している。この「髄液のリキュール」は、飲んだ者に失われた知識を与えるという。

    騎士団は、その瓶がマラバル・トールのクリムゾン洞穴にあることを突き止めた。海賊は普通の密造酒だと思っているだろうがな

    回収完了時
    Complete

    奇妙だ。シヴァリング・アイルズの住民は、隠された真実が明らかになると信じてこれを飲んでいる。

    騎士団は「狂気を癒す」機能を調査するだろう。マッドゴッドと対峙する時のため、調べておいた方がいい。

  • 腹ぺこ鼠Ravenous Rodent


    • 小さな檻に入った小さなデイドラット。孤独な目で見つめ、静かにさえずる。注意深く聞くと、何を言っているか分かるという。

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    • リーパーズ・マーチ
    • 悪しき館
    依頼時
    Start

    「腹ぺこ鼠」について聞いたか?マッドゴッドの害獣だ。その嘘を聞く者には、大いなる災厄が降りかかるという。

    騎士団は、ある者が好奇心からそれをシヴァリング・アイルズより密輸したとの情報を手に入れた。リーパーズ・マーチの悪しき館から回収してくれ。

    回収完了時
    Complete

    檻は開けていないだろうな?騎士団として、そこは譲れない

    まあ、もし開けていたらここにいないだろう。気にするな。いい仕事をしてくれた。   

  • 耳障りなフィドルDiscordant Fiddle


    • 弦がすり減って縮れた、使い古されたフィドル。奇妙な螺旋と偶発的な傷が背面を覆っている。

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    • グレナンブラ
    • バッドマンの聖地
    依頼時
    Start

    音楽と狂気には関連があるが…普通なら耳障りなフィドルほどではない。シェオゴラスに触れられた者のみが、その調べを聞くことができるといわれる代物だ。

    騎士団は、それがグレナンブラのバッドマンの聖地にあることを突き止めた。ある種の収穫祭が行われる場所だ。

    回収完了時
    Complete

    害はなさそうだな。出来の悪い楽器にしか見えないが、一部の者は完璧な曲を聞くという。聞くほどに、素晴らしい曲になるそうだ。

  • レオおじさんの眼鏡Uncle Leo’s Spectacles


    • 銀縁に琥珀のレンズの、ひびの入った眼鏡

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    • ストームヘヴン
    • ボーンスナップ遺跡
    依頼時
    Start

    レオおじさんの眼鏡は自分を取り巻く世界の絶対的真理を理解しようとした賢者の持ち物だった。マッドゴッドが真理を見せると、彼はウェイレストで一番高い塔から身を投げた。

    騎士団は、眼鏡がストームヘヴンのボーンスナップ遺跡にあると突き止めた。ゴブリンには気をつけろよ。

    回収完了時
    Complete

    魅力的だな。これが見せる絶対的真理は、おそらく定命の者の精神には重すぎるのだろう。

    あるいは単に、老いた賢者には度がきつすぎたのか。度の合わない眼鏡をかけると、頭がおかしくなりそうになるしな。

  • マッドゴッドの失くしたボタンMad God’s Lost Button


    • 真珠光沢のボタン。おそらくダブレットのものと思われる。光に当たると色が変わる。

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    • リベンスパイアー
    • オブシディアン岩場
    依頼時
    Start

    伝説によれば、マラキャスがシェオゴラスのダブレットから、マッドゴッドの失くしたボタンを奪ったそうだ。マラキャスの崇拝者はそれを忌まわしいものだと考えている。

    騎士団は、それがリベンスパイアーのオブシディアン岩場にあることを突き止めた。マラキャスの崇拝者も探している。奴らよりも先に探し出せ。

    回収完了時
    Complete

    随分とつつましやかだな。最も単純な遺物だが、強大な力を秘めている。騎士団が正しければ、このボタンはマッドゴッド自身が身に着けたものだ。

    もし違ったなら、他のボタンと同じように瓶へ詰められるだろう。

  • ロングスリーヴスThe Longsleeves


    • 血塗れの拘束衣。袖と襟に金糸が編み込まれている。繊細な刺繍が紐にアクセントを加えている。

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    • アリクル砂漠
    • ナ・トタンブの消えた町
    依頼時
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    ロングスリーヴスはシェオゴラスの信者が身に着ける拘束衣だ。元は失われた王のために作られた物だった。身に着ける者は、その王が作った古代のふざけた勅令に従わなければならない。

    騎士団はそれがナ・トタンブの消えた町にあることを突き止めた。アリクル砂漠の奥深くだ。接触は最小限にな。

    回収完了時
    Complete

    癇に触る。どれだけの人がこの装飾を身に着けている?どうして古代のマッドキングがこれを通して喋る?さらに言うなら、どれだけの者が従う?

    疑問は常に質問よりも増えて行く。おそらく、それがマッドゴッドの罠なんだろう。

  • 収容所の耳栓Asylum Earplugs


    • 切り離された、一組のミイラ化した指。

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    • バンコライ
    • ラザク・ホイール
    依頼時
    Start

    収容所の耳栓は一組になった不気味なミイラ化した指だ。耳に詰め込まれると、笑い声以外の全ての音を遮断する。マッドゴッドの笑い声以外だと言う者もいる。

    騎士団は、それがラザク・ホイールにあることを突き止めた。バンコライのドゥエマー遺跡だ。ただ、この指がドゥエマーのものかどうかは疑わしいな。

    回収完了時
    Complete

    忌まわしい。私が騎士団のことを疑うことはほとんどない。シヴァリング・アイルズの危険に備えることは必要だ。

    しかし…デイドラの道具の中には、燃やすべきだと思うものもある。

  • ナイトライトThe Nightlight


    • このランプは炎や油がなくても暗闇で光る。このランプが投げる影は、不規則に跳ねて踊る

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    • ストンフォール
    • クロウズウッド
    依頼時
    Start

    ナイトライトは光と、奇妙な踊る影を闇に映し出す。影はシヴァリング・アイルズで起こった出来事を表すそうだ。少なくとも、私はそう考えている。

    騎士団は、その遺物がクロウズウッドにあることを突き止めた。ストンフォールから行ける、オブリビオンの小次元だ。

    回収完了時
    Complete

    興味深いな。これは全く奇妙に見えない。見ていると…安らぐと言っても良いくらいだ。

    まあ、警戒は怠らないようにしよう。すぐに箱へ詰めておく。

  • 儀式用のチーズナイフCeremonial Cheese Knife


    • チーズナイフには普通、鋸状の刃や樋が必要とは思えない。

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    • デシャーン
    • 忘れられた墓地
    依頼時
    Start

    デイドラを召喚するマッドゴッドの儀式の中に「儀式用のチーズナイフ」を必要とするものがある。これが特別な遺物だということが、最近分かった。

    騎士団はこれがデシャーンの忘れられた墓地にあることを突き止めた。モーンホールドの聖堂の注意を引く前に見つけてくれ。

    回収完了時
    Complete

    全く普通だな。どこにも特別な点はない。何一つ。考えてみると、あまりにも普通なものがエイダールチーズの車輪から、闇の誘惑者とゴールデンセイントを引き寄せるのかもしれない。

    あるいは、本当にただのチーズナイフなのかもな。

  • エイダール・スクロール:神話紀のチーズ、第2巻The Eidar Scrolls: The Merethic Cheeses, Vol 2


    • エイダール・チーズとその材料の、作成と消費に関する封印された論文。

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    • シャドウフェン
    • サングインの領域
    依頼時
    Start

    エイダール・スクロールは、何というかチーズの「預言のレシピ」だそうだ。食べると未来が明らかになるが、正気を失う。聖蚕の僧侶に対する侮辱だな。

    騎士団は、シャドウフェンのサングインの領域にその第2巻があることを突き止めた。

    回収完了時
    Complete

    厄介だな。騎士団はレシピとチーズ関係の観察によって、隠されたパターンが浮かび上がるものと考えている。

    個人的な好みを言えば、シンプルな米と魚の方が好きだがな。

  • 曖昧な顔The About Face


    • インペリアルの剥がれた皮。片面は痛みと苦痛の顔、もう片面は無慈悲な笑みを浮かべる。

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    • イーストマーチ
    • 死者の間
    依頼時
    Start

    「曖昧な顔」か…そうだな、そう呼ぶ他はない。マッドゴッドの信者の一人が、自分自身の顔を切り落としたんだ。表す感情が左右で異なる、切り取られた顔だ。

    騎士団は、それがイーストマーチの死者の間にあることを突き止めた。

    回収完了時
    Complete

    慈悲深き神々よ!私は恐れおののいている。これは人を絶頂の高みか、悲惨な深みへと送る。どちらの顔を纏うかに応じてな。

    手を洗った方が良いだろう。聖堂に行くといい。

  • マッドマンの聖杯Madman’s Chalice


    • 喜び、悲しみ、絶望を示した様々な顔が彫られた、ピューターのゴブレット。

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    • リフト
    • 獅子の巣
    依頼時
    Start

    マッドマンの聖杯は、そこから飲む者に「清澄な狂気」を与える。どういう意味かは分からないが。シェオゴラスの信者へ渡す訳にはいかない。

    騎士団は、それがリフトの獅子の巣にあることを突き止めた。回収する際には、くれぐれも注意するように。

    回収完了時
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    全く恐ろしい。マッドマンの聖杯を持っていたのははぐれ者の兵士だった。水筒と間違えるには酷過ぎる代物だ。

グリム・ハーレクイン スタイル

クラフトモチーフ43
Grim Harlequin Style

侍従ハスキル 著

我が主シェオゴラスから、「グリム・ハーレクイン」の武器や防具を求める者にたいしてガイドを書くよう指示があった。マッドゴッドの定命のしもべが、皆同じ装備に見えるようにな。もちろん、この標準化は他の教団の教義とすべて衝突する。一見したところ正気には思われないだろう(コホン)。主はおそらく、私に依頼したことをもう忘れているとは思うが、定命の者のために手引きを書くより良いことが何かあるだろうか?

正直、何でもこれよりはマシだ。そう思えてきた。

ブーツ

爪先を尖らせる必要がある。交渉の余地はない。アッパーは暗い色のキルトの寄せ集めで構わない。だが、尖った爪先だけは逸脱できない。そこをしっかりすれば後は美味い汁のようなものだ。なお、本物の汁ではない。仄めかすことは可能だが、本当に汁は出ない。

ベルト

ベルトは1本、もしくは2本、3本、4本かもしれない革紐と、なめした人間かエルフの内可能なほうの肌を使う。もちろんバックルにはにやにや笑う頭蓋骨だ。尻に道化師の帽子を被せ、舌を出した頭蓋骨をぶら下げるのも良い。出した舌はとても重要だ。スタイルの頂点にある。

頭防具は、道化師の帽子にも死刑執行人のフードにも見えるような頭巾を選ぶように。陽気だが不気味な印象を与えることがここの目標だ。それから、軽装にはマミーを覆った山賊の仮面、重装には骸骨の面頬も忘れないこと。

脚当て

ブーツと合わせるように。ここだけの話を正直に言うが、脚当てや脚甲についてはあのおっさんなる者から何も言われてない。まるっきり。脚の下に何を着ていようが気にならないようだ。好きにしてくれ。

さて、素敵な代物だ。外側に真珠を埋め込み、曲がったリムには大きく素敵なミルクパールを装飾に埋め込む。即座に死をもたらすが、真珠のようだ。本当に素晴らしい。そうは思わないか?

胸当て

紐。紐。紐とたくさんのレイヤーだ。ただし、あまり堅く制限された印象を与えないように。サマーソルトキックが不可能にはしたくない。結局のところ、グリム・ハーレクインにサマーソルトキックは必須だ。適宜行うように(時期はいつか分かる)。それから、にやにや笑う頭蓋骨の胸カメオもな。とても重要だ!

剣は長く、曲がった片刃剣にすること。ほとんど三日月刀だ。クロスガードには鋭いなんだかを彫ることができる。見れば分かるだろう。さて、以上がグリム・ハーレクインガイドだ。役に立つかどうかは、幸い私が決めることではない。

肩防具

左のポールドロン?にやにや笑う不気味な道化師の顔に、上向きの髭をつけろ。それから、もう一方は右側だ。シンメトリーが目標と仮定するならな。本当にそうかもしれない!

手袋

錯乱せし者は、今シーズンのグリム・ハーレクイン篭手がハーフフィンガーグローブでなければならないと言い出した。上半分だ。下は軽く動きやすいようにしてくれ。狂乱の主はこうも言っている。「剣や弓の間を、小さな兎のように踊ってくれ」。比喩はアレだが、意味は分かるだろう?

にやにや笑う頭蓋骨、帽子を被った道化師の顔、ダイヤモンドのキルト、何だか言う鋭く彫られたモチーフ。グリム・ハーレクインの盾にはすべてがある。利き腕以外に持つように。そうすれば、食料品店で邪魔者を押しのけられるはずだ。信じるといい。

道化師の帽子を被ったにやにや笑う頭蓋骨の話は戦棍の時にした。もう一度同じモチーフを使うのは、グリム・ハーレクインの杖の装飾を退屈なものにしてしまう。辞めた方がいい。

戦棍

グリム・ハーレクインの戦棍の先にはにやにや笑う頭蓋骨が(自然に)ついている。頭蓋骨は道化師の帽子をかぶり、出した舌が柄の右側を覆う。とても不気味だ。私が定命の者だったら、片手用と両手用を両方欲しがるところだ。残念ながら違うが。

短剣

ここで求めているものは、多かれ少なかれ曲がったポニアードだ。もちろん尖っていないといけないが、剣や斧に合わせて三日月の刃も用意するように。ギザギザのバックエッジは魚の骨を取ったり、チーズを乗せたりできる。まあ、きれいにしといたっていい。

曲がった三日月斧は必須だが、刃は様々だ。複雑な鋭く、曲がった… 何だかの柄が付く。何と呼ぼうと構わない。それから、にやにや笑う頭蓋骨だ。何にでもそれを付けろ。

文学

Literature

カラスとレイヴン:3つの寓話Crow and Raven: Three Short Fables

カラスとレイヴンは、鵜が魚を求めて飛び込むのを見ていた。「飛び込むことができたらなあ」カラスが言った。「魚を食べるのが好きなんだ」「なんですって?」レイヴンが言った。「あなたにできないことが鵜にできるって言うの?そんなばかなことってないわ。あなたは鵜の倍も大きいじゃない」「君の言う通りだ!」カラスは言って、水に飛び込んだ。30秒後、彼は水面に浮かび上がってのたうちまわった。レイヴンは近くに立っていた。「レイヴン!」カラスはあえぎながら言った。「どうしてあんなことを言ったんだ?もう少しで溺れ死ぬところだったんだぞ!」レイヴンは肩をすくめて言った。「鳥を食べるのが好きなの」

カラスとレイヴンは、ナゲキバトが浅い水たまりで水浴びしているのを見ていた「ぼくも同じように水浴びできるはずだ」カラスは言った。彼は舞い下りて水たまりで水をバシャバシャはね飛ばし、レイヴンの隣に飛んで戻ってきた。「思った以上によかった!」カラスは言った。「それはどうして?」レイヴンが言った。「あなたの羽もくちばしも目も、前と同じで黒いじゃないの」「その通り」カラスは言った。「でもぼくが水たまりに下りていったら、ナゲキバトが驚いて、巣に飛んで帰ってしまったんだ。それで巣の場所がわかったのさ」「ランチは卵ね!」レイヴンが言った。

カラスとレイヴンは道路沿いの宿屋の上にさしかかる木にとまっていた。下では家畜の仲買人が酔っ払って前後不覚になっていびきをかいていた。カラスは首をかしげて言った。「あの眠っている人のシャツにピカピカのピンがついてるよ」「あれは賞品よ」レイヴンは言った。「あの人はエールを飲んで手に入れたの。彼のマグの残りのエールを全部飲んだら、あなたもピカピカのピンをもらえるわ」「ピカピカのピン!」カラスは言った。彼はテーブルに舞い下りて、残りのエールを飲んだ。そして倒れ込み、起き上がることができなかった。レイヴンは舞い下りて、仲買人のシャツからピンをむしり取った。「ピカピカのピン!」彼女はそう言って飛び去った。

シェオゴラス神話 第1巻Myths of Sheogorath, Volume 1

ミモフォナス 著

シェオゴラスとライアンディール王

ライアンディール王は非常に合理主義的な男として有名だった。彼は小さく、簡単な造りの、芸術品など全くない、みすぼらしい宮殿に住んでいた。「これ以上は必要ない」彼は言うのだった。「軍や重要な公共事業に使えるものを、なぜそんなぜいたく品のために私の金を使うんだ?」

彼の王国はその実用本位の規則のもとで繁栄した。しかし、人々はいつも王の実用主義的考えを理解していたわけではなかった。必ずしも実用的とは言えなくても、見た目に美しい家を建てる者もいたのだった。彼らは芸術作品に時間とエネルギーを費やした。ぜいたくな祝賀行事を催したことだろう。一般的には、彼らは全くもって幸せだった。

ライアンディール王は彼らのような多くの者が王の見本に従わず、質素で実用的な生活をしなかったことに落胆した。彼は何年もこのことについて考えた。そしてついに、そんなつまらない活動に時間を浪費しなければ、どんなに多くのことを成し遂げられるのかを人々が単に理解していないだけだと彼は確信した。おそらく、人々にはもっと見本が必要だっただけなのだと彼は判断したのだ。

王は今後新たに建てるすべての建物は簡素で、装飾もなく、住居として必要な大きさを超えないように命じた。人々はこれには不満だったが、王のことは好きだったので新しい法を尊重した。2、3年が経過すると、豪華な建物より簡素な建物のほうが多くなった。しかし人々は節約した金をさらに多くのぜいたくな芸術品の作成、購入、そしてさらに度を超えた式典に費やした。

ライアンディール王は、自分の時間と財産をもっと実用的な目的に使えばどれだけ有益か、厳しい見本をもう一度人々に示すことにした。彼は都の中のすべての芸術品を禁止した。これには人々もかなり怒ったが、王が人々のためを思ってやっていることだと理解した。しかし、人間の本性はそんなに簡単には否定できない。さらに2、3年が経過すると、都は簡素で、簡単な造りで、芸術のかけらもない建物ばかりになった。しかし、今や人々はさらに多くの金と時間をパーティーや式典に費やしていた。

心を痛めたライアンディール王は、人々は子供のように扱わないといけないのだと考えた。そして子供のように、人々には生活に本当に重要なものは何かを理解させるため権威ある偉人の定めた規則と罰が必要だった。彼は都にお祭り騒ぎは必要ないと考えた。歌、踊り、音楽はすべて禁止された。食べ物や飲み物でさえ、水と簡単な食料品に限定された。

人々はもうたくさんだったが、ライアンディール王には非常によく訓練され、整備された軍隊があったために、逆らうことはできなかった。人々は大挙して聖堂や神殿を訪れ、ライアンディール王がこれらの新しい圧政的な法を取り消してくれるよう、すべての神、デイドラ公にさえ祈った。

シェオゴラスは人々の願いを耳にして、ライアンディール王のもとを訪れることにした。彼は花びらの代わりの腕と中心にあるマッドゴッドの顔で花畑のように夢の中にいる王の前に現れた。「私は創造者の君主であり、乱れし者の君主である。お前には私の創造した贈り物は無用なので、豊富にある他の贈り物で祝福することにした」

その翌日から、都で生まれた子供は皆狂気に襲われた。幼児の心の病は露呈しなかったため、気が付くまでに数年かかった。王自身の息子も犠牲者の1人で、発作や妄想に苦しんだ。しかし、ライアンディール王は方針を変えることを拒んだ。

彼の息子グリントが12歳だった時、寝ているライアンディールを刺した。死に際にライアンディールは尋ねた、「なぜだ?」息子は答えた、「これが僕にできる一番実用的なことだ」

新しい若い王は王宮にいる召使を全員殺すように命じた。彼は新しい治世とライアンディールの法の撤廃を祝って盛大な式典をするように命じた。集まった人々に出したシチューは王宮の召使の死体から作ったものだった。彼はすべての建物の東面の壁を赤く塗り、西面の壁を縞模様に塗るように命じた。彼はすべての市民は豪華な仮面を頭の後ろにつけるように命じた。それから王宮を焼き払い、新しい王宮の建設を始めた。

新しい王宮では、若い王は自分の部屋に扉をつけないように命じた。小さな森林生物が襲ってくることを恐れたためだ。彼は太陽や月がねたんで彼の死を企てることを恐れて、王宮に窓をつけないようにも命じた。

こうして、ライアンディール王の政策は終わりを告げた。都の人々は豪華な芸術品と騒々しい式典のある生活へと戻った。彼らはまるで自分たちには生き生きとした王がいて、王宮を維持しているかのように話して振舞い、王宮を家のように使い、狂った子供の世話をした。シェオゴラスはこの結果に非常に喜んだ。その翌日から、都はあり得ないほどの数の優れた芸術家と乱れた市民という祝福を受けた。

シェオゴラス神話 第2巻Myths of Sheogorath, Volume 2

ミモフォナス 著

シェオゴラスは音楽を発明する

最古の時代、世界がまだ未開だった時代に、シェオゴラスは人間に混じって歩くことを決めた。彼は杖を持った紳士に変装して、気付かれずにあちこち移動した。11昼夜の後、シェオゴラスは人間の生活が彼の超俗的な生活よりはるかに退屈であると確信した。

彼らの生活をもっと面白くするために何ができるだろうか?と彼はつぶやいた。同時に、近くにいた若い女が物憂げにつぶやいた、「鳥の奏でる音はとても美しい」

シェオゴラスは黙って彼女にうなづいた。人間は美しく、心を動かされるような鳥の鳴き声を作ることができなかった。その声は哀れで、平凡なものだった。彼は人間の本質を変えることができなかった、それは他のデイドラ公の権限だったためである。しかし、彼は人間に美しい音を奏でる道具を与えることができた。

シェオゴラスは短気な女を捕まえて、バラバラに引き裂いた。そして、その腱でリュートを作り、その頭蓋骨と腕の骨で太鼓を作り、その骨でフルートを作った。彼はこれらの贈り物を人間に渡し、こうして音楽が生まれた。

精神力の争い

以前、ラバトという名の強力な魔術師が、時の風を歩いてシェオゴラス卿を見つけた。彼の目的はこの最も移り気なデイドラ公に気に入られることだった。シェオゴラスを見つけると、ラバトは謙虚に話しかけた、「シェオゴラス卿、お願いがございます。私にその偉大な魔力をお与えいただければ、あなた様の名のもとに喜んで1000人を発狂させましょう」

ラバトにとって幸運なことに、シェオゴラスはご機嫌だった。彼は勝負をもちかけた、「もしお前が3日間正気でいられたら、願いをかなえてやろう。その間、お前を発狂させることに全力を注ごう。楽しいことになりそうだ」

ラバトはこの新しい取引にあまり気が向かないと確信していた。彼は本当に1000人を発狂させることを楽しみにしていたのだが。「シェオゴラス卿、私の浅はかで自分勝手な要求であなた様の邪魔をしたことを後悔しております。私は不運な願いを撤回し、畏れながらこの場を去ります」

シェオゴラスは笑っただけだった、「遅すぎる、強力なラバトよ。勝負は始まっている、お前は続けなければならない」ラバトは逃げたが、すぐにデイドラの領域からのすべての出口が閉ざされたことに気付いた。彼は後ろを何度も振り返り、あらゆる音に驚きながらあてもなくさまよった。シェオゴラスが仕掛けてくるのを待っていると、次々と新しい恐怖が襲ってきた。

3日後、ラバトはあらゆる植物や動物はシェオゴラスの道具なのだと確信した。シェオゴラスが食べ物や飲み物に毒を入れるのを恐れて、食べることも飲むこともしなかった。シェオゴラスが夢の中に侵入してくるのを恐れて眠らなかった。(それは愚かだった、夢はヴァルミーナの領域なので、私たちに安らかな眠りを与えてくれるであろうから)

その時、シェオゴラスが彼の前に現れた。ラバトは叫んだ、「あなた様は世界中が私を監視するようにされました!あらゆる生物や植物は私を発狂させようというあなた様の命令で動いています」

シェオゴラスは答えた、「実際、私は何もしていない。お前は自分の恐怖で勝手に発狂したのだ。その妄想がお前が本当に発狂している証拠だ、だから私の勝ちだ。お前は1000人を発狂させることを望んでいたが、私はお前1人の心を狂わすことを望んでいたのだ」

その翌日から、ラバトはシェオゴラスのあらゆる思い付きのために働いた。勇敢な旅人がシェオゴラスに近づこうとすると、いつでもラバトは警告する、「シェオゴラス卿はすでに我々の中にいる。お前はすでに失われているのだ」

ワバジャックWabbajack

ちっちゃい子は、大人が見てないところで、永遠の闇の力をつかっちゃいけないって。そんなの知っているけどね。でもあの蒔種の月の5日、良く晴れた夜は大人はいらなかったんだ。欲しかったのは、デイドラの知識、学習、ゴム、そしてニス、あとハルメアス・モラだ。蒔種の月の5日はハルメアス・モラの夜だって僕に教えてくれたのは、いんばかの蔵書庫の下に住んでいた、幅の広い胸を持つきれいな男の人。それで、知識の書オグマ・インフィニウムが必要ならば、彼を召喚しなければならないんだ。ソリチュードの新しい王さまになったなら、どんな小さなことでも役に立つからね。

オブリビオンのデイドラ公を誘い出すには、普通だったら魔女集会か、魔術師ギルド、他には少なくとも一揃いの枕カバーとシーツが必要だって。蔵書庫の男の人は、自分一人で儀式をやる方法を教えてくれたんだ。めちゃめちゃすごい嵐をまって、猫の毛を剃ればいいと彼が教えてくれたんだ。それ以外の儀式の手順は忘れちゃった。問題ないけどね。

誰かが来て、ハルメアス・モラだと僕は思った。でも何だかおかしいなと一つ思ったのは、本で読んだハルメアス・モラは大きくて太っていて、いくつもの目とかぎ爪を持つ怪物だって書いてあったのに、目の前の男の人はベストを着た銀行家のように見えたこと。それに、彼は自分のことをハルメアス・モラではなくシェオゴラスだって言い続けてたんだ。んでも僕はハルメアス・モラをうまく召喚できたことがうれしかったし、なんか変だなってことは気にしないことにしたんだ。彼は僕には難しいこと(多分大人の人でも理解力、経験、知識の域を超えていたと思う)をいくつかさせ、それから彼の使用人が、ワバジャックと呼ばれる何かを僕にくれたんだ。ワバジャック。ワバジャック。

ワバジャック。

ワバジャック。ワバジャック。ワバジャック。ワバジャック。ワバジャック。ワバジャック。

たぶん、ワバジャックが知識の書なのかも。猫だけどコウモリで、ネズミなのに帽子、ブヨだったり、あれは、これと一緒だってわかったんだから、僕は賢くなったのかも。そうなんだよ、ドアにイノシシ、いびきとか床とか、うなり声だって胞子、お前のものは僕のものって。いろいろな仕組みがとてもはっきり分かっているんだから、僕は賢いんだ。なのになんで、他の人は僕の頭がおかしいと言い続けるのだろう?

ワバジャック。ワバジャック。ワバジャック。

狂気の十六の協約、第6巻16 Accords of Madness, Vol. VI

ハーシーンの物語

常に尊大で高慢なオブリビオンの憤怒のデイドラ公は、初夏月のある木曜日にスカイリムの極寒の頂に立ち、旨みのある話をハーシーンに持ちかけた。狩人の神はその日が自分の日であったために姿を現していて、シェオゴラスの大胆さが彼の興味をそそったのだ。

比類なき皮肉さを持つシェオゴラスは、クスクス笑う愚か者と、派手な作家、臆病な切断者を、自らの領域に抱え込んでいる。憤怒のデイドラ公は得をしない駆け引きに精を出し、他者の混乱と悲劇と憤怒がもたらす喜びに過ぎない無意味な流血を促すだろう。つまりシェオゴラスは、自分がハーシーンの好敵手を演じるためのお膳立てをしたのだ。

控えめなデイドラ公はあわてることなく、争いを申し出た。それぞれは、きっかり3年後に再びこの場所で会い、命懸けの戦いをするために、野獣を調教することになった。恐ろしい顔つきの陰に無表情さを浮かべてハーシーンは同意し、吹きだまりにわずかな雪のみを残して、それぞれの世界に去った。

ハーシーンには自信があったが、シェオゴラスが詐欺師であることも知っていたため、隠された世界において、密かに醜悪な物を育んだ。彼は太古のデイドロスを召喚し、邪悪なライカンスロープの呪いを吹き込んだのである。暗黒の心と尖った牙がもたらす恐怖は、ハーシーンの領内にいる偉大な狩人たちにとってさえ、とても言葉では言い表せない、他に類を見ない物だった。

3年目の定められていた日にハーシーンは戻ってきた。そこではシェオゴラスが足を組んで石にもたれかかり、口笛を吹いて、暇そうにしながらも辛抱強く待っていた。狩りのデイドラ公は槍を地面に刺し、うなり声を上げる不自然な巨獣を呼び出した。シェオゴラスはいつものように意味ありげに帽子を持ち上げて見せ、立ち上がって脇に身を寄せ、石の上に留まっていた色彩豊かな小鳥の姿を明らかにした。激しい突風の中で、小鳥はかろうじて聞こえる控えめな声でさえずった。

身をよじるようにして跳ねたデイドロスは石に飛びかかり、巨石があった場所にがれきのみを残した。勝利を確信した怪物の血まみれの口は、丸まってあざけるような笑みとなったが、控えめな歌がすがすがしい空気に漂った。小さな鳥は、怒り狂うデイドロスの鼻の周りを軽やかに跳ね回った。大きな獣の恐ろしげな両目の間で、ウロコに挟まった物をついばむちっぽけな生き物の姿を、穏やかな陽気さを浮かべてシェオゴラスは眺めた。憤激の吠え声を上げながら、狼めいた物は厄介者を引きちぎろうとして我を忘れた。争いは何時間も続き、ハーシーンは、自分が生み出した最良の獣が、無邪気な鳥を追い回すうちに次第に自滅していく姿を、恥ずかしげに見ていた。その間ずっと、鳥は自分だけに聞こえるぐらいの範囲内で悲しげな調べをさえずっていた。

激怒しながらも打ちのめされたハーシーンは、ズタズタになった獣の死体を焼き、忘れ去られた言葉で悪態をつきながら、自分の世界に引き下がった。彼の呪いは今でもその頂にとどまっているため、ぼんやりと見えるその高地に込められた彼の激怒を恐れて、旅の者は誰もが素早く通り過ぎようとする。

シェオゴラスは振り返り、自分の肩に留まるよう、小さな鳴き鳥に手招きしてから、アビシアン海岸の暖かいそよ風と鮮やかな日の光を目指して、ゆっくりと山を下りた。タムリエルで最も小さなチャンピオンがさえずる調べに合わせて、口笛を吹きながら。

好色なアルゴニアンの侍女 第1巻The Lusty Argonian Maid, Volume 1

(一部)

第4幕、第3シーン、続き

尾を上げる者:とんでもありません、旦那様!ただお部屋の掃除に来ただけです。

クランティウス・コルト:お嬢ちゃんはそれだけのために来たのかい?私の部屋へ?

尾を上げる者:なんの事だかわかりません、ご主人様。私はただの哀れなアルゴニアンの侍女です。

クランティウス・コルト:そうだな、おチビちゃん。たくましい足に整ったシッポ、いい侍女だ。

尾を上げる者:恥ずかしいです、旦那様!

クランティウス・コルト:恐れる事はない。私と居れば安全だ。

尾を上げる者:旦那様、お部屋のお掃除を済ませなければなりません。さもなければ奥様に叱られてしまいます!

クランティウス・コルト:掃除だと?それではこれを掃除してもらおうか。ほら、俺の槍を磨け。

尾を上げる者:とても大き過ぎます!一晩中、掛かるかもしれません!

クランティウス・コルト:愛しい子よ、時間はたっぷりとあるぞ。たっぷりとな。

第4幕、第3シーン、完

好色なアルゴニアンの侍女 第2巻The Lusty Argonian Maid, Volume 2

(一部)

第7幕、第2シーン、続き

尾を上げる者:まあ、大きなパンの塊!でもどうすれば私の炉に入るかしら?

クランティウス・コルト:このパンはまだ焼く準備ができていないんだ、愛しい人。まだ膨らんでない。

尾を上げる者:急いでできればいいのですが。どうすればいいでしょうか?

クランティウス・コルト:おお、愚かで小さなアルゴニアンの侍女よ、お前の手を使わなければならない。

尾を上げる者:パンをこねればいいのですか?ここでですか?

クランティウス・コルト:もちろんだ。

尾を上げる者:でももし奥様が私を捕まえたら?あなたのパンは彼女の食欲を満たすためになります。

クランティウス・コルト:心配するな、私の繊細な花よ。後で奥様の希望もかなえるさ。

尾を上げる者:分かりました、ですが私の炉はまだ暖まっていません。時間がかかってしまいます!

クランティウス・コルト:愛しい子よ、時間はたっぷりとあるぞ。たっぷりとな。

第7幕、第2シーン、完

神聖なアルマレクシアの説教The Homilies of Blessed Almalexia

ソーサ・シルとスクリブ

幼いソーサ・シルが卵の鉱山で遊んでいたとき、深い立て杭にたくさんのスクリブがいるのを見つけました。そこで彼はスクリブ達に石を投げ始め、右往左往して散り散りになる様子を見て笑いました。とうとう1匹のスクリブが苦しみながら頭をもたげ、ソーサ・シルに向かって叫びました。「どうか、どうかお慈悲をください、小さな坊や、あなたにとっての楽しみが、私達にとっては苦痛と死なのですから」

そうしてソーサ・シルは、ある人のちょっとした楽しみが他の人の重大な拷問となるかも知れないことを知りました。

ヴィベク卿と喧嘩好きな獣

ショークとカゴーティがフォヤダを気取った足取りで行ったり来たりしながら、互いの見てくれについて非難し合っていました。「お前は生き物の中で一番醜いな」ショークがカゴーティに言いました。「いや、お前こそが一番醜い生き物だ」カゴーティがショークに言いました。どちらも自分が一番ハンサムで、相手が一番醜いと思っていたのです。

そこにヴィベク卿が通りかかり、彼らの争いをおさめました。「いや、お前達どちらも一番醜い生き物だ。私の楽しい滞在をお前達の見苦しくつまらない口げんかで台無しにされるわけにはいかない」そして彼は両者に強力な一撃を加えて頭を粉々に砕き、彼らを永遠に黙らせて、楽しく旅を続けました。

こうしてヴィベク卿は、醜さは外見と同様態度にも表れるということを明らかにしたのです。

ゆでカゴーティ

カゴーティが沸騰するプールに足を踏み入れたら、すぐに飛び出して難を逃れると言われています。

ところが、カゴーティがプールの中に立っていて、魔術師がゆっくりと少しずつ温度を上げていくと、カゴーティはプールの中に落ち着いて立ち続け、ついにはゆでられてしまいます。

このことから、私達は明白な危険に対してだけではなく、最終的に危険になるかも知れない微細な変化にも気をつけるべきだということがわかります。

怪しい治療師

昔昔、あるテルヴァンニが自分の塔を飛び出して、世界中に向けて、自分は強力で博識な治癒師で、あらゆる魔法と薬に通じ、すべての病を治すことができると宣言しました。

ヴィベク卿はこの魔術師を見て、彼の自慢を聞いて、それから彼に尋ねました。「自分自身の尊大さと愚かさという症状を治すことができていないのに、どうして他人にすべての病を治す処方をするふりができるのかね?」

グアルとマッドクラブ

グアルは他の生き物にあまりにも苦しめられてきたので、どこに行けばよいのかわからなくなってしまいました。彼らに近づく獣が1匹でもいるのに気づくやいなや、彼らは恐怖にかられて逃げ去ってしまうのです。

ある日彼らはニックスハウンドの一群が歩き回っているのを見て、絶望的なパニックに陥りました。全グアルが海に向かってほうほうの体で逃げていき、こんな恐怖の続く生よりは自ら溺れ死ぬことを選びました。ところが彼らが海岸に近づくと、マッドクラブの集団がいました。彼らはグアルの接近におびえて、大慌てで逃げ出し、自ら水に飛び込んでいきました。

「本当のところ」グアルの1匹が言いました。「物事ってのは見た目ほど悪くはないんだ。だって、いつだって自分よりも惨めな誰かがいるんだからね」

傷ついたネッチ

傷ついたネッチが自分の餌場の静かな片隅で横たわっていました。彼の元気な仲間達が大挙してお見舞いにやって来ましたが、どの仲間も彼がとっておいた飼葉を好きに取って食べてしまいました。その結果哀れなネッチは死んでしまいました。傷のせいではなく、かつての友人達の強欲と短慮のせいで。

このように、考えなしの仲間は助けよりも害をもたらすことがあるのは明らかなのです。

伝説の災厄The Legendary Scourge

「その夜になるまで奴らは現れなかった」と彼は答え、メエルーンズ・デイゴンの従徒たちとのやりとりについて語った。マッカーンにとっては風の跡をたどって口笛を吹きつつ無駄足を踏まされるほうが、彼の配下の蛙たちと戦うよりも容易だろうとのことであった。これを聞いたマッカーンはこう言った:

「以後は自分の身を守ることを考えろ
そして自らの領分および誇りを逸脱するな
さもないとマラキャスの災厄なるこの鉄槌が
迷わずお前の耳と相まみえるだろう
俺が「均衡」と叫ぶのにかかる時間で
たとえお前に腕が八本あろうとも
死者の領分に足を踏み入れるお前の頭蓋に
無数のこぶができるだろう」

解説:マッカーンが愛用したとされる伝説の武器であるマラキャスの祝福こと災厄の戦棍はフィックルダイアーの泉で聖なる黒檀から作られたものであり、常に闇の住人たちに破滅をもたらす存在であり続け、友無き者を守るこの品の一撃でオブリビオンに送り返された黒き霊魂は数多い。

謎かけの赤い本The Red Book of Riddles

この手軽なる書物にこそ、様々な謎かけやおふざけが収められ、入念な研究を通じ、教養ある慎重なる紳士は、同輩の者たちの鋭い才知により当惑させられることはなくなるだろう。

(西方の貴族社会では謎かけの応酬は慣習の一つとなっている。貴族や社交界での活躍を図る者たちは謎かけの本を集めて研究し、会話の際に狡猾にして機知に富んでいる印象を与えられるよう、努力を重ねるという)

問いかけ:

汗水流して働けど

暮らし良くなる気配無し

努力の挙句に手元に残るは

返し:

これぞドレイク金貨なり

問いかけ:

人とエルフの心とは

詩人こそ知るところなり

熊に詩吟を詠ませたら

返し:

瞬く間にのけものなり

問いかけ:

爺を殴って殴りつけ

見慣れぬ顔に仰天す

慌てて周囲を見まわせど

返し:殴る拳を違えたか

アイベアの試練

The Trial of Eyevea

クワマーはいかにして靴を失ったかHow the Kwama Lost His Shoes

ストンフォールの灰と砂にまみれて
小さなクワマーが道に迷った
ひっく、ぐすんとママを呼ぶけど
火山はびくともしない。

食いものあさりが通り過ぎ
砂とお金を背中にかける
はずみで転んで右前足の靴をなくした
おやつを持ってくればよかったのに。

作業員が引っ張って
時間の無駄を責めていく
はずみで転んで左後足の靴をなくした
足をひきずって登りに向かう。

戦士が怒鳴り声を上げ
汚いショークにかみつき襲う
はずみで転んで残りの靴をなくした
怪物を避けて、こっそり歩く。

そして女王に見つかった
泣いて涙が顔を流れる
靴をなくした?女王は彼の甲羅を割って
不名誉を責めて叫びながら、彼を食べてしまった

ロビヤーの野菜畑Robier’s Vegetable Garden

隣人によく「おじさん」と呼ばれるロビヤーという名のブレトン、彼は裕福で大規模な農園を所有しており、その規模はそこの作物で何十という村を養えるほどであった。ハイロック中で味も見た目も最高の作物を作るために、農奴は昼夜を問わず畑に出て、爪を使ってアブラムシやイモムシを取り除いていた。

ある時、怪物が畑を侵しにやって来た。農奴の目と鼻の先で、奴は貪り食った。ジャガイモ、キャベツ、ニンジン、レタス、ラディッシュ、そして豆を。

奴を捕獲しようとした農奴の試みはうまくはいかなかった。やっとの思いで掴みかかろうと前に飛び出しても地面に置かれた作業具で怪我をする!そうでなければ、その怪物が白昼堂々と背後から近づいてきて、飛び掛かられた後に首を折られてお終い!

ロビヤーおじさんは何故か呪われている、そしてあの怪物は彼が過去に不当に扱った人の復讐か何かだと思われるようになった。農奴は畑を放棄し、怪物の手によって死ぬよりも1週間晒し台の刑を受けた方がましだと言いだすほど。

ロビヤーおじさんの畑はあっという間に飢えた怪物によって坊主にされ、ついに彼は崇拝を始めるようになった。館の中に閉じこもり、彼は神々に懇願した。しかし彼らは答えない。ロビヤーの耳に入るのは床板の下、防壁の内側、そして食べ残しを貪り食った戸棚で怪物が引っ掻きまわす音だけ。

夜の暗闇の中、寝室で体を丸めるロビヤーは、最後のロウソクが小さくなって燃え尽きるのを見届けた。その後、彼も他と同じように怪物に食われるのであった。

楽しい殺戮者のサーカスCircus of Cheerful Slaughter

幸福は孤独
  幸福は孤独
    幸福は孤独
          幸福は孤独
            幸福は孤独
              幸福は孤独
                幸福は孤  独
                  幸福は孤独
          幸福は孤独
  幸      福は孤独
  幸福は孤      独
  幸  福は孤      独

孤独は幸福

  幸福は孤独
    幸福は孤独
      幸福は孤独
          幸福は孤独
            幸福は孤独        
              幸福は孤独
                幸福は孤      独
                  幸福は孤独
          幸福は孤独
  幸      福は孤独
  幸福は孤      独
  幸  福は孤      独

孤独は幸福

幸福は孤独
  幸福は孤独
    幸福は孤独
          幸福は孤独
            幸福は孤独
              幸福は孤独
                幸福は孤      独
                  幸福は孤独
              幸福は孤独
          幸福は孤独
    幸    福は孤独
  幸福は孤      独
  幸  福は孤      独

孤独は幸福

幸福は孤独
  幸福は孤独
    幸福は孤独
          幸福は孤独
            幸福は孤独
              幸福は孤独
                幸福は孤      独
                  幸福は孤独
              幸福は孤独
          幸福は孤独
    幸    福は孤独
  幸福は孤      独
  幸  福は孤      独

孤独は幸福

幸福は孤独
  幸福は孤独
    幸福は孤独
          幸福は孤独
            幸福は孤独
              幸福は孤独
                幸福は孤      独
                  幸福は孤独
              幸福は孤独
          幸福は孤独
    幸    福は孤独
  幸福は孤      独
  幸  福は孤      独

孤独は幸福

幸福は孤独
  幸福は孤独
    幸福は孤独
          幸福は孤独
            幸福は孤独
              幸福は孤独
                幸福は孤      独
                  幸福は孤独
              幸福は孤独
          幸福は孤独
    幸    福は孤独
  幸福は孤      独
  幸  福は孤      独

孤独は幸福

幸福は孤独
  幸福は孤独
    幸福は孤独
          幸福は孤独
            幸福は孤独
              幸福は孤独
                幸福は孤      独
                  幸福は孤独
              幸福は孤独
          幸福は孤独
    幸    福は孤独
  幸福は孤      独
  幸  福は孤      独

孤独は幸福

幸福は孤独
  幸福は孤独
    幸福は孤独
          幸福は孤独
            幸福は孤独
              幸福は孤独
                幸福は孤      独
                  幸福は孤独
              幸福は孤独
          幸福は孤独
    幸    福は孤独
  幸福は孤      独
  幸  福は孤      独

孤独は幸福

幸福は孤独
  幸福は孤独
    幸福は孤独
          幸福は孤独
            幸福は孤独
              幸福は孤独
                幸福は孤      独
                  幸福は孤独
              幸福は孤独
          幸福は孤独
    幸    福は孤独
  幸福は孤      独
  幸  福は孤      独

孤独は幸福

聖域の贈り物A Gift of Sanctuary

ある時、幼い少年が両親と共に湖の畔へ向かった。彼は裕福な家の御曹司であった。大人達が気取り屋の仲間と小屋でワインをちびちび飲む傍ら、少年は泥遊びでもするようにと放置された。蔑まれている気がした少年はひどく悲しみ、1人で友達を探しに行くことにした。

友達探しにそう時間はかからなかった。葦の葉の中で驚くほどお喋り好きなアヒルを見つけたからだ。そのアヒルは少年が想像でしか描けないような場所のことを話してくれた。少年はすぐに物語の虜になったが、そんな場所を自分の目では決して見ることができないと思うと悲しくなってしまった。そんな少年にアヒルが笑ってこう言った。それは違う!一緒に作るんだ!

少年とアヒルは水の中をどんどん進んで湖に浮かぶ小さな島まで行くと、木の枝と砂を使って力を合わせて小さな小さな家を建てた。しかし1時間も経たない内にアヒルがこう言いだした。こんな家は君に相応しくない。宮殿が相応しい!でも接合に使うモルタルが足りない。大人が1人でもいればなぁ。

少年は小屋に戻ると、用を足そうとして外に出てきた貴族にちょうど出くわした。そんな有頂天な貴族を少年は容易く丸め込み、島まで案内したのだ。戻ったところでアヒルが貴族に飛び掛かり、その喉を切り裂く。彼の血と肉をモルタルに、さらに骨を梁に使った。少年の心は躍ったが、宮殿はもっと大きくなければならない!

少年は何度も何度も戻って、壮大な宮殿を見せようと酔っ払い達を集めた。そしてアヒルは何度も何度も彼らの体の一部を壮大な宮殿に加えていったのだ。やがてその尖塔やアーチは乾き、アラバスターや金に変化していった。

両親が少年を迎えに来た時、彼はその壮大な宮殿を2人に見せた。2人は大きな声で叫ぶと、少年とアヒルを置いたまま走り去ってしまった。しかし少年はちっとも悲しくなかった!少年とアヒルは共に島で陽気に過ごした。そのうち島は霧に閉ざされ、歓喜と陽気に満ちた永遠の世界へと誘われていったのである。