時の騎士団 スタイル

クラフトモチーフ40
Order Hour Style

騎士団筆頭補給係、アミヌス・エンティウス 著

時の騎士団はアカトシュ教会の盾である。騎士団の高度に訓練された騎士として、古代帝国による時の竜神崇拝が持つ尊厳と栄光を、常に適切な形で示さなければならない。厳密に言えば騎士団は帝国の階級に属していないが、それでも我々は古き帝国の徳を体現している。我々の装備もまた、この徳を反映しなければならない。

ブーツ

我ら騎士の履物は帝国軍の標準的サンダルに手を加えたものであり、足の甲の部分にシロディールのダイヤモンドを示すことで、帝国に敬意を払っている。より重装の防具の場合、足全体を柔軟な革で保護するように。

ベルト

騎士団の鎧と共に身に着けるベルトは、上の胸当てと下のタセットに溶け込み、単独の装備ではなくより大きな鎧の一部分に見える。騎士がそれぞれ自らの個人的問題を脇に置き、大司教の意思を体現する存在となったように。バックルにはアカトシュ教会の象徴である砂時計をあしらう。

時の騎士の兜のデザインは、その起源を第二帝国における帝国軍将校の兜にまで遡る。上部には誇り高く高貴な紋章をあしらい、顔を守るために鼻と頬の位置にも金属板をあてがっている。顔が守られていないために近接戦闘を恐れることは、騎士団にあってはならない。

脚当て

騎士団が身に着ける標準的な足防具には、すねを守るため前方に凧型のグリーヴが取りつけられている。そこに好み次第で時の渦巻きか、帝国のダイヤモンド、アカトシュの砂時計を飾る。大きなダイヤモンドの内側に小さな砂時計を入れても構わない。

時の騎士団の騎士は馬上か徒歩での近接戦闘を重視し、遠距離攻撃にはあまり重きを置かない。それゆえ我々の弓はイチイやアッシュを使った比較的単純なもので、コロヴィア人社会で侮られない程度に装飾を施してある。

胸当て

我々の胸当てはレマン時代の帝国軍の鎧を基礎にしているが、荒れ狂う時間の霧を象徴する渦巻きのデザインで装飾されている。必須ではないが、帝国軍のダイヤモンドやアカトシュ教会の象徴である砂時計を加えてもよい。

騎士団の騎士が装備する剣は、長く幅広で三角形の両刃を持ち、先端は刺突用になっている。十字型の柄が細いのは、接近戦において積極的な受け流しを重視する我々の戦い方のためだ。相手の刃が柄頭にまで滑ってくるのを待つのは間抜けなだけだ。

肩防具

胸当てと同様に、時の騎士のポールドロンは第二帝国の防具を下敷きにしている。2~3の湾曲して重なったプレートが、首の脇を保護する縦のガードブレースに向かって伸びている。

手袋

腕に固定される篭手は時の騎士団の前腕を保護するもので、渦巻く時の霧があしらわれる。また、帝国のダイヤモンドかアカトシュの砂時計を加えてもよい。手を覆う手袋は武器を握りやすいように、しなやかな子ヤギの革で作る。

時の騎士団の盾は、敵対者へ誰を相手にしているのか伝えるために、他とは一線を画すものになっている。デザインは大型で長方形、良質の鋼で作られているが、重量を軽くするため金属は縁と中央の部分だけが厚くなっている。最も重要な象徴は大きな砂時計で、2つあるねじれは義務と権利への献身を示している。

騎士団の魔法使い用の杖は実に豪奢なもので、大きな砂時計のような先端に、時の竜神の翼を戴いている。柄の先端の石突きは尖った鋼鉄の針になっており、柄自体は渦巻く時の霧を思わせるデザインで装飾されている。

戦棍

時の騎士の棍棒は先端部分を重い球にして、鋭い針で補強する。これは殺すための武器であり、群衆整理のために使うものではない。敵に情けをかけられない、軍事的戦闘でのみ使うものだ。柄の上部は金属で覆ってあり、受け流しに使える。

短剣

騎士団の短剣は幅広で、三角形の刺突用刃が付いている。帝国軍のグラディウスやショートソードをより小さくしたものだ。両刃で、針状の鋭利な先端へ向かうにつれ細くなっていく。鍔の幅は刃の根元よりわずかに広いのみ。ダイヤモンドか砂時計の象徴を飾ってもよい。

騎士団の斧は片手持ちであれ両手持ちであれ、重すぎず均衡がとれていて扱いやすい武器である。軍の近接戦闘にも、市民の暴動に対しても使用できる。斧の長い先端は物をこじ開けるためにも、切り裂くためにも役立つ。その土台となる強力なスパイクは敵を馬から引きずり下ろし、バリケードを取り除くために使用できる。

ミノタウロス スタイル

クラフトモチーフ39
Minotaur Style

一時的に無所属の帝国古美術品学者、ノヌス・カプレニウス 著

ありし日の帝国を象徴する強力な獣人、誇り高く忘れ去られた種族たるミノタウロスに敬意を払う気はあるか?私のように偉大なる伝説を信じているだろうか?では聞いてくれ。古代アレッシアのほぼ絶滅したアバターに敬意を払う、武器と防具の作り方についてお伝えしよう!

ブーツ

ミノタウロススタイルの靴は、特に重装備の場合、ミノタウロスの偉大な蹄を模したサンダルが用いられる。甲の部分は軽いが、靴底は厚い。刻み目を入れて摩擦を増している。

ベルト

ミノタウロスのベルトはとても幅が広く、戦闘用ガードルと呼んだ方が正確なくらいだ。広く三重の帯に、大きく丸いバックル状のものが前面に出ており、その下には大きな金属の浮彫が実際のバックルの役割を果たす。この戦闘用ガードルの側面からは、厚いタセットが取り巻くように垂れ下がっている。

これまでのところ、ミノタウロスは人間の体に雄牛の頭を持つと単に説明されることが多い。ミノタウロススタイルの兜がボイルドレザーや鋼で雄牛の首を模するのも不思議はない。実際の牛の角が、兜の額のところへ付けられることが多い。

脚当て

ミノタウロスの脚当ての厚いグリーブとキュイラスは、ミノタウロスの強力でたくましい脚を模している。通常は簡素な繰り返しのデザインで飾られている。これをミノタウロスが愚かな証拠とする者がいるが、種族差別主義者の思い込みに過ぎない。

ミノタウロススタイルの弓は最も暗いイチイで作られ、当然のように角で強化され、スパイクリベットを打たれる。翼ある雄牛モリハウスは、彼の時代で最高の射手だったと言われる。見事な羽根のついたミノタウロスの矢が、彼に正当な尊敬を与えた。

胸当て

ミノタウロスの胸当ては、アリーナの剣闘士から着想を得たように見える。ヘビーストラップが縦横に巻かれ、重装備の場合以外は肌が露出している。着用者が、巨大な兜や武器、肩防具を装備するために。

短剣のように、ミノタウロスの剣は簡素な三角刃で、鋭く両刃がついている。曲がったクロスツリーにはインペリアルのダイヤモンドが刻まれている。こうした刃は厚く重い。簡単に小さく軽装の敵を斬り裂ける。装備には注意すること。

肩防具

強力でたくましいミノタウロスの肩が、首の近くまで覆う重いポールドロンで模されている。過剰に守られた右腕の防具とは重なっている。これにもアリーナの剣闘士の影響が見られるが、ここで疑問がある。ミノタウロスが剣闘士を真似したのか、それとも逆か?

手袋

アリーナの剣闘士のように、ミノタウロススタイルの戦士は前腕を軍事用の篭手でしっかりと守る。しかし、手は完全に自由にしておく。この伝統は、ミノタウロスの巨大な手に合う手袋を見つけることが難しいことから来たのではないかと思われる。

ミノタウロスの盾はダイヤモンド型で、中央に浮彫がある。種族の武器にこのようなインペリアル的象徴が用いられることは、シロディール初期の歴史に深く関わりがあると考えられる。盾は全て金属で、そのためミノタウロス以外の者には重い。一般的な定命の者は、より薄く軽い盾を用いる。

ミノタウロスの魔術師の杖を飾るのに、幅広い角の一対以上の物があるだろうか? 先端の下の柄は金属で覆われ、杖で受け流すためにも用いられる。もしくは、より弱く道を踏み外した定命の者をお仕置きするために。

戦棍

ミノタウロスの戦棍は、鋭いリベットが打たれた重い円筒のヘッドが付いている。強力な牛人が装備するものは鉛が詰まっていることが多いが、普通の定命の者には扱い難すぎるため、鉄や鋼で妥協している。両手持ちのものは、底に鉄のスパイクがついている。

短剣

ミノタウロスの短剣は、簡素で尖った三角刃の懐剣である。通常は左手に持ち、牛人が主武器で致命的な一撃を与えた後のとどめに用いる。派手ではないが、ただ致命的だ。

一般的なミノタウロスの斧は、戦闘用の大包丁に似ている。シロディールのほとんどの肉牛の運命を考えれば、皮肉な話ではないか? 両手斧は逆手の突きのために、柄の底に小さな刃がついている。不器用な獣という誤った評判に反して、ミノタウロスの戦士はこの攻撃を得意にしている。

無法者 スタイル

クラフトモチーフ24
Outlaw Style

ホーリンズ・スタンド盗賊ギルド、赤きコブラ 著

我々無法者はあまり組織されていない一方で、相手がどこの者かに関わらず、独自の方法で互いを認識している。3つの刃を持つ短剣のようなシンボル、あるいは暗号、例えば… いや、この本には書き記さないでおこう。しかし、我々は犯罪行為を生業にしている点が共通していて、武器や鎧のスタイルは似通っている。

ブーツ

鎧で身を固める時でさえ、無法者は静かに歩けることを好む。そのため、ブーツや靴はしなやかで靴底が柔らかい。それと、十分に油をなじませてある。我々にとって、靴が音を立てるのは命取りだ!

ベルト

姿を見られたくない仕事の最中、装備が急に緩んで何かにぶつかり、物音を立てることほどまずい事態はない。こうした理由で、無法者はしっかりと固定できる頑丈な二重ベルトを身に着けることが多い。

顔の特徴を隠すフードは無法者に特有の頭防具で、革などで耐久性を高めていることが多い。目は隠れないため、仕事中は常に周囲を警戒しておける。用心に越したことはない。

脚当て

もう一度言おう。無法者の鎧に欠かせないのは動きやすさに他ならない。そのため、無法者のグリーヴは大部分が紐とフラップのみで作られている。ただし、戦闘中の保護としてだけでなく、狭い場所を這って進みやすくする目的で、固い膝当てを装着することも多い。

シンプルで実用的な武器を好むのと同じく、無法者は弓をこよなく愛し、格別な手入れと装飾を惜しまない。結局、本格的な衝突を避けながら敵を始末できる武器こそが理想的なのだ。

胸当て

隠密行動が優先され、物音を立てるのは問題外である場合には、丈夫で柔軟性に富んだ素材を幾層にも重ねて鎧を作成する。金属片やプレートは革の保護材で覆い、全ての結合部に消音処理が施されるため、素早く動く際も鎧が音を立てることはない。

短剣と同様、無法者の剣は真っ直ぐかつ簡素で、刃の両側にエッジがあることが多い。剣で戦わざるを得ない状況は最悪だ。仕事はさっさと済ませ、逃げて生き延びた方がいい。少なくとも、隠れ家に持ち帰る良いネタ話ぐらいにはなる。

肩防具

無法者のポールドロンは多重構造で耐久性に優れながらも、肩にフィットした形状をしている。派手に広がったショルダーカップを身に着けて、狭い場所で引っかかりたくはないだろう。

手袋

指が大切な商売道具なら、上質な子山羊の革に通すことで細かい作業も難なくこなせる。さらに手の甲は固い素材で保護できており、罠や見張りの攻撃から身を守る役割も果たす。

無法者にとって、盾を構えなければいけない状況は仕事が最悪の事態に向かっていることを意味する。しかし、そういう時に見張りや見回りの攻撃をはね返せる、周囲を鋼鉄で補強した頑丈な盾があれば助かるものだ。通常、表面には三本刃の短剣の模様が施されている。盾を構える状況ともなれば、素性はとっくにばれているに違いない。

戦いで世の中が混乱に陥れば、呪文を操る者でさえ無法者の生活に身を落とすことがある。そうした者が持つ魔法の杖の先端には、抵抗を象徴する三本刃の短剣が象られている。また、尖った杖の先端は番犬の接近を食い止める際にも重宝する。

戦棍

無法者は打撃武器として槌を使用することが多い。これは近接武器としての用途以外にも役立つからである。どこかに無理やり侵入する際、あるいは扉を杭で固定して追跡をかわす際も、槌は無法者にとって最良の相棒となる。

短剣

刃は簡素かつ真っ直ぐで、両側にエッジがあればいい。誰かの背中に手の長さほどの刃を突き刺すなら、真っ直ぐな短剣が良い。我が短剣には「肝臓えぐり」という名を付けている。

可能な限り、我々のような無法者は武器を予備的な道具として持つことが望ましい。なぜなら武器を使わざるを得ない状況とは、既に仕事でヘマをしたことを意味するからだ。我々が持つ斧はどれも刃の下側がフック状になっており、必要に応じてピッケルや四爪錨のように使用できる。高い場所への移動に役立つのだ!

ドラウグル スタイル

クラフトモチーフ38
Draugr Style

トレジャーハンターのナルシス・ドレン 著

ドラウグルの扮装をしたい?それはまったく合理的な考えだ!私もやったことがある。何度もな!以下の指示に従えば、ドラゴンプリーストの母でさえ本物と見分けがつかないほど、ドラウグルそっくりの装備が手に入るだろう!何と言っても、古代のノルドの墓から私のように遺物を回収したいのなら、あそこに住んでいるような格好をしたほうが、理論的にはずっと簡単になるはずだ!

まあ、理論的にはだが。

ブーツ

ノルドのブーツを1足用意する。簡素で分厚く丈夫なやつだ。それを暖炉か炉の隣で1ヶ月放置し、毎日1、2回水を吹きかける。金属に錆が浮き、革がひび割れて剥がれてきたら完成だ。

ベルト

ドラウグルは皆、厚い革製の、大きくて幅広いノルドのベルトを身に着けている。大きな円形の金属製バックルが付いているが、これは錆びついていたほうがいい。鋲や縁取り、ベルトから垂れ下がるタセットも同様だ。割れ目には残らず墓の土を塗り込んでおけ。

ただの兜ではなく、頭全体を覆うノルドのフルヘルムを手に入れろ。大きな角が付いていれば理想的だ。ここでケチってはいけない。角付き兜は古典的なドラウグルのシルエットを出すためにとても重要だ。鉈で革の部分に傷を付け、金属を槌でガンガン叩き、表面のあらゆるところに錆と墓の土を塗り込め。

脚当て

ノルドデザインの標準的グリーヴを1足用意して始める。肥やしの山に2週間埋め込んで「ドラウグル化」させる。のみで刻みつけて本物らしさを加えてもいいが、肥やしの工程が終わったら、誰も近くまで寄って見ようとはしないだろう。

1000年も墓で腐っていたにもかかわらず、ドラウグルの弓がどうやって柔軟性と機能を保っているのかは私にとっても謎だ。しかし問題なく使える。それは私の矢傷が証明している。とはいえ、「新品」のドラウグルの弓を引いた時2つに折れてしまうのが嫌だったら、新鮮な素材を使うことを勧める。適当に古く見えるようにして、地下墓地から引っ張り出してきたようなカビ臭い感じにすればいい。

胸当て

肌の露出が多いノルドの胸当てを1着用意する。「俺は強いので寒くても気にしない」という感じのやつだ。それを風雨に晒せ。革を日干しにして鋼鉄には錆を浮かせ、毛皮からは毛を引っこ抜け。そして最後にのみを使い、表面に全て傷を付けておく。これで由緒正しいドラウグルの胸当ての出来上がりだ!

古代のノルドは一撃必殺の大きくて重い剣を好んだ。だから軽く決闘向きのものは、ドラウグルスタイルの剣の場合避けた方がいい。それから刻み目や欠けがどれだけあろうと、刃は鋭利にしておくべきだ。

肩防具

伝統的なノルドの盾形ポールドロンを手に入れ、召使の荷馬車の外輪に1週間縛りつけておく。召使は荷馬車の揺れが耐えられないほど酷いと文句を言うかもしれないが、その場合はナルシス・ドレンの助言に従っているのだと言っておけ。そうすれば黙るだろう!

手袋

前腕下部をしっかり保護してくれる、中級のノルドの篭手を手に入れる。その後篭手を紐に結びつけて騎乗動物で数週間引きずれば、ドラウグル化できる。

古代のノルドは大型の盾を持っていた。奴らのレブナントも同様だ。使うのは現代の樫と鋼だが、ドラウグルの盾には古い模様を入れろ。それから重い斧で前面と縁に刻み目を入れ、百戦練磨の見た目にする。私はこのために重い木こりの道具を使った。繊細な細工なんて無意味だ!

ドラウグルのレブナントは「巧妙な技」を学んでおり、陽気な回復魔法や光の魔法をあまり唱えない。だから本物らしくするため、ドラウグルの杖は暗く不吉な見た目にしろ。私の経験から言えば、乾いた血痕を先端と柄につけておけば間違いはない。

戦棍

ドラウグルの棍棒は古くて脆そうに見えるかもしれないが、保証してもいい。あれは強くて硬く、油断すれば一瞬で頭蓋骨をかち割られる。ドラウグルの戦槌は埃と錆と蜘蛛の巣の覆いの中身を、丈夫な素材で作るべきだ。

短剣

ドラウグルの短剣はなぜこんなに不気味な見た目をしているんだ?だって、単なる古代ノルドの戦闘用ナイフじゃないか。アンデッドの戦士と一緒に1000年間埋まってただけだ。同じ見た目の短剣が欲しければ、錆と蜘蛛の巣を付けておけば間違いはないだろう。

ドラウグルスタイルの武器には3つの特徴がある。デザインは古いノルドのもので、通常は高級かつ高品質。さらに何世紀も墓の中に入っていたように見える。ドラウグルの斧は、この3つの特徴を全て示している。

碧水晶 スタイル

クラフトモチーフ16
Glass Style

バルケルガードの比類なき鎧鍛冶、バーンダリオン・ブライトスティール 著

ファーストホールドで最近発生した戦闘により、巨大な蔵書庫から一部の参考文献が失われてしまった。そのため、上級公ライリス閣下から、オーリドンの筆頭専門家たちに新しい文書に差し替えるよう依頼があった。碧水晶のクラフトスタイルを詳述した文書を作成するため、我らが賢明なる君主が私の意見を求めてきたのも当然と言えよう。

ブーツ

実に優美な履物である。丈夫な革に碧水晶のトーガードと軽装甲を施したものから、鋼鉄と碧水晶のサバトンに重装甲を施したものまで、多彩な種類が存在する。非常にしなやかで、エルフの兵士たちは分厚いプレートよりも敏捷に動けるものを好む。

ベルト

碧水晶の鎧に装着するベルトは、珍しい革でできた1本の帯に、ひし形や五角形の碧水晶の突起で装飾を施すことが多い。腰の部分に幾何模様のタセットや、前面に急所を守る山形模様のフォールドが装着される場合もある。

碧水晶製の兜は、胸当てやポールドロンから上に向かって翼を広げたようなデザインが用いられる。多くの場合は頑丈なクレスト、チークウイング、翼状の頭蓋帽で飾られ、各所が磨かれて光沢を放つ碧水晶で縁取りされる。上質な碧水晶の兜は見た目にも美しい。

脚当て

軽装、中装、重装のいずれも、碧水晶の優美な脚当ては丈夫でしなやかな革の上に碧水晶を施している。主たる違いは用いられる碧水晶の厚さと、碧水晶でできた盾形の膝当ての大きさに他ならない。

碧水晶製の弓にはコンパウンドやリカーブタイプがあり、木製のグリップと角製のリムが使用される。カーブの前面とリカーブの背面には碧水晶が施され、威力を最大限に高めている。碧水晶以外のパーツはメタリックラッカーで塗装されることが多く、射手が弓を構えると、ラインに沿ってさざ波のように反射した日の光がきらめく。

胸当て

碧水晶の胸当てに施された下向きの山形模様は、空を飛ぶ巨大な生物の逞しい胸を思い起こさせる。実際、胸当てには鷲、ドラゴン、あるいはクリフ・レーサーの姿をあしらうことが多い。素材には革、鋼鉄、碧水晶が用いられ、手の届く価格の範囲で碧水晶の装飾がふんだんに施される。

碧水晶の剣は鋼鉄の刀身とタングに、碧水晶の剣先とエッジを巧みに組み合わせている。刃は先端付近がかなり幅広くなっており、「翼状」の浅い血溝も施されている。その大きさとは裏腹に、剣の重量は軽くて扱いやすいため、剣士が好んで使用する。さらには耐久性にも優れ、碧水晶の剣は鋼鉄や合金よりも刃が鈍りにくい。

肩防具

碧水晶製のポールドロンは胸当ての形状と連なっており、翼のモチーフが肩から上腕裏にかけて広がっている。海をモチーフにしたタイプでは、翼ではなく砕ける波のデザインとなる。

手袋

碧水晶製の手袋は薄く、柔軟な革を使用するものが多く、帯状の碧水晶で手の甲と前腕を保護する。肘は三角形の碧水晶に覆われたコウターで守り、上部のポールドロンと同様の形状になっている。

ほとんどが金属でできた盾の中でも、碧水晶の盾は驚くほど軽い。それは格子状の細い鋼鉄に大量の碧水晶プレートを組み合わせているからに他ならない。両サイドの幅がある碧水晶のウイング部分は鳥類を模したデザインが多く、中央の鋼鉄製リブから広がるように「翼状」のエッジを形成している。

碧水晶製の杖は多くの魔術師にとって何よりも鼻が高い所有物となる。長い木製の柄は、受け流し時に保護する鋼鉄でシンプルに覆われている。碧水晶の杖の誇るべき点は、先端部の翼を模した精巧な装飾にあると言えるだろう。鋼のヘッドには大粒のターコイズがあしらわれている場合が多く、鳥、コウモリ、ドラゴンを思い起こさせる碧水晶の優美な2つの翼を左右に広げている。先端部そのものがまるで内なる炎で輝きを放つかのようだ。

戦棍

碧水晶製の戦棍や槌は優雅で重厚な鋼鉄製の柄頭を持ち、碧水晶を先端に散りばめた鋲やスパイクが付いている。柄にはアッシュのような密度が高くしなやかな木材が使用され、十分な重さの鋼鉄でできた円形の末端が柄頭の重さを一部相殺してくれる。これにより、こうした柄長武器を六尺棒のように振り回せる。

短剣

サマーセットの碧水晶の短剣は、最上級の戦闘用ナイフと言える。短剣の場合には通常、碧水晶が剣先と刃の部分にだけ使用され、装飾として柄頭にも施される。タング、ガード、刀身は鋼鉄でできている。武器としての性能に優れ、切りつけ刺すだけでなく、受け流しにも効果が高い。

碧水晶製では鳥類をモチーフにすることが多く、特に斧のデザインではそれが顕著に現れる。こうした碧水晶の刃は猛禽類の翼に似ている。翼を模した刃は非常にデザイン性が高い。翼のように見せるための溝は刃の耐久性には影響しない浅さながら、血溝としては十分に深い。