ミリタント・オーディネーター スタイル

クラフトモチーフ49
Militant Ordinator Style

戦争の騎士団のハイオーディネーター、ヴェルメシス・インドリル 著

正義が眠ることはありません。三大神とは唯一真実の信仰です。そしてオーディネーションの各階位の制服も、それぞれ唯一です。細部に至るまで正確で適切でなければなりません。戦争の騎士団のハイオーディネーター、別名ミリタント・オーディネーターとして、我々の武器と防具を聖堂の指示に合致させるのは、数多ある職務の一つです。武器防具を取り扱う市民諸氏は、心してこの言葉に耳を傾け、仕事に邁進するように。諸君のことはいつも見ています。

ブーツ

ミリタント・オーディネーターのブーツは強靭です。正義の行進には終わりがなく、殲滅すべき異端者のいる地がどこであれ、行く準備を整えねばなりません。ブーツの甲を横切るように金色の帯を装着し、帯には三つの信仰を表す三つの菱形を浮き彫りにすること。

ベルト

我々のベルトはアルムシヴィへの信仰と忠誠のように素朴で強い。ベルトから垂れ下がる強いタセット、そしてバックルの三つの菱形(ダイヤモンドと言ってはならない!)は、我々の三の信奉の対象、正義と報復と三大神を表しています。

正義の顔は一つですから、すべてのミリタント・オーディネーターの面板には聖堂の正義を示す厳しい姿が刻印されます。その上で前へそそり立つのは頂飾で、我々が常に攻撃し、絶対に撤退しない異端を示しています。三大神とは唯一真実の信仰です。

脚当て

我々のグリーヴと腿当ては、カゴーティかアリットの皮を三度なめした革で作られます。刃の向きをそらし、一撃をかわす密度の高さがありますが、柔軟です。ミリタント・オーディネーターは妨げられずに動けなければなりません。異端は、正義から逃れられないのですから。

戦争の騎士団の弓には、前方を指す鋭い頂飾が刻まれねばなりません。兜の頂飾は正しき騒乱の方向を指し示します。矢筒は盾と同じように幅広く垂れ下がった山形袖章の内に、重ね合わせたプレートが見えるようにします。矢の先端は真鍮としてください。

胸当て

ミリタント・オーディネーターの胸当ては、真鍮か青銅で、君主であるトリビュナルに敬意を表して、精巧な金細工で華美な模様が描かれています。これは騎士団の威厳と力を、民に印象づけるためでもあります。

聖堂の戦争の騎士団では、剃刀のような切っ先の片刃の剣を使います。この剣で我々は異端の論理を切り刻むのです。ミリタント・オーディネーターは常に手元へ剣を置き、背教者や適切に正さねばならない過ちに遭遇する瞬間に備えなさい。

肩防具

ポールドロンにはそれぞれプレートを2枚組み合わせ、我らの三大神への信仰のように硬くなっています。我らの剣のように先端が尖っていて、主君への敬意を表す精巧な金線細工で、模様がついています。

手袋

篭手は重なり合うプレートで前腕を保護しますが、指は常に剥き出しのまま残します。異端者の首を両手でくるみ、息をしなくなるまで絞めつけられるように。

我々の盾は大きい。あらゆる脅威と疑いから三大神の真実を守る責任があるからです。幅広く垂れ下がった山形袖章は、不信心者の一撃を逸らすためでもあり、また三つの信仰を表す三つの菱形を見せるためでもあります。

ミリタント・オーディネーターの魔法使いの杖には、我々の兜のような弧を描く頂飾が2つ載っています。目標を平行に指し示し、正義の魔法の猛攻を導くのです。呪文の杖は扉やポータルの哨戒兵として従事している際、水平に使用して相手の侵入を防ぐこともできます。

戦棍

我々の兄弟である監視の騎士団の戦棍は、市民の治安維持を行うため、もっとなまくらな警棒のようなものです。しかし我々は戦争の騎士団です。我々の戦棍は砕くと同時に切れるように、フランジを付けて研ぎ澄ましています。我々はミリタント・オーディネーターで、対峙した異端者は、誰も生き残らせてはなりません。

短剣

戦争の騎士団におけるオーディネーターの短剣は幅広、片刃でやや曲線を描きます。その方が異端論者や背教者の心臓から異端の主張をよく切り分けられます。柄に横木はいりません。攻撃を受けることがあったとして、それを受け流すオーディネーターがいるでしょうか。

我々の兜の頂飾が斧の刃のように曲線を描き鋭利であるように、斧の刃は兜の頂飾のように曲線を描き、鋭利でなければなりません。フンガスジャックがキノコの森に落ちるように、斧を持った我々はトリビュナルの敵に襲いかかります。彼らは正義から逃れられません。

ムーングレイブ神殿 スタイル

クラフトモチーフ78
Moongrave Fane Style

クランマザー・ニサーズダ による布告

与えられた命よりも大事な何かを求めて来た子よ。この者は想像もつかぬ力を約束しましょう。あなたたちの想像を超えた力を見せましょう。血によって与えたのはわずかなものです。ニサーズダはすぐに高みを見せましょう。我らは選ばれし〈貪る者〉に従い、この世界最強の獲物、ドラゴンを手に入れます。この狩りに備えるため、我らはドラゴンガードに学び、装備もそれによって整えます。ホロウファングのドラゴンハンターの罠も、この装備に含まれます。

ブーツ

黒い鋲の付いたブーツを履き、ドラゴンガードのように磨いた青銅で強化しなさい。ただし彼らの鋲が付いた爪先は下を向いていますが、我々の爪先は先人の砂丘のように上を向きます。

ベルト

アカヴィリのように、我々も腰に頑丈な装備を用意します。しかし彼らが装飾用シルクを装備したところを、我々は革で縛って腰を守ります。動乱の夜を前にしたサンジーンのように。

アカヴィリのように、顔には恐ろしい仮面を被りましょう。ドラゴンが息を引き取る瞬間に、歯を剥いて血を求めるのです。

脚当て

〈貪る者〉の大きなプレートは忘れなさい。カジートは素早く、敏捷でなくてはなりません。ドラゴンよりも!スタッドレザーで十分なはずです。スプリントメイルのスカートを上限にしましょう。忠告を聞かぬ者は、ドラゴンの餌となるでしょう。

ドラゴンの血を求める狩りで、弓は我々の牙となります。テンマールで一番硬い木から切り出しなさい。

胸当て

狩りでは血の猫を称えるため、黒と赤を身に付けなさい。ドラゴンの爪を防ぐため、胸当ては最も軽いものでさえ、正式なアカヴィリ様式で作らなくてはなりません。ドラゴンガードのように青銅で作りましょう。ただし、余分な板を使って身を重くすることは避けなさい。我々はカジートです。素早くなければなりません。

アカヴィリの曲刀は、軽いのにとても頑丈です。我々の材料では再現できませんが、その特性を活用して、我々の恐ろしき三日月刀を強化できます。

肩防具

たてがみのないカジートは、鋭い爪のゴミ漁りにすぎません。鎧が爪と牙に合うように、襟と肩も毛皮に合うようにすべきです。元の種族の中で価値ある獲物だったと思われる相手の毛皮で、肩を飾りましょう。

手袋

黒革で上腕を好きなように守りなさい。ただし爪は自由に動かせるようにして、五つ爪の戦士のように鋭くしておきなさい。少なくとも、真の捕食者として手袋から爪が出るようにはしておくこと。

我々の盾は、アカヴィリとカジートの伝統を完璧に調和させます。我々の象徴として、クランの進化を示すものになるでしょう。

ドラゴンは我々の獲物ですが、彼らの力に対する敬意も必要です。我々がドラゴンを狩るのは、ドラゴンのようになりたいと望むからです。杖にドラゴンの翼、炎、爪の飾りをつけて、そのことを思い出しなさい。

戦棍

〈貪る者〉は、ドラゴンガードのスケイルブレイカーのデザインを見せてくれました。半月型の戦棍は、唯一尖った場所に力が集中するようになっていて、ドラゴンの鱗を貫き破壊します。

短剣

他の狩人と同様に、ドラゴンハンターのナイフも完璧な道具でなければなりません。ドラゴンの皮を切り裂く鋭さを持ちながら、獣の鱗の間に滑り込ませられる細さがなければなりません。

我々は硬化された鋼の三日月刀を、闇の双子月のように輝かせて夜を支配します。ドロザカールに続けば、どんな採石場も制圧できるでしょう。

メリディア スタイル

クラフトモチーフ72
Meridian Style

タネスのレディ・シンナバー 著

古代から現在まで、メリディア教団はどれだけ迫害されても、常に復活して再び勢力を盛り返した。これはおそらく、デイドラ公としては無限の活力の淑女が、信者に真の意味で恐ろしい行動を要求することが少ないためだろう。しかし、メリディアは敵と見なした者に対しては非情になることもある。メリディアを崇拝する定命の者はしばしば、メリディアのデイドラ戦士であるオーロランの武装に着想を得た装備のスタイルを採用することで、彼女を称えようとする。その外見はメリディアの信者の間で、時と場所を問わず常に一定しているため、「メリディア」スタイルが存在するとも言える。

ブーツ

メリディアの信者が最も軽量な武装にさえ金属を用いるのを好むことは、彼らのブーツが示している。見慣れた活力の象徴があしらわれたこのブーツは隠密行動より、死霊術師を始めとしたメリディアの典型的な敵対者の攻撃に耐える用途で作られている。

ベルト

ベルトは活力を象徴的に表しているが、その形は優雅な流線から炎に似た形まで様々である。その他の芸術的特徴としては、スケールアーマーの鱗や衣装を施した羽根がある。

メリディアの信者の頭装備から発する金属の光沢が示すように、メリディアの名の元で戦う者は、その頭で敵を引き裂くことも恐れない。

脚当て

洗練された動きはメリディアを崇拝する者たちの戦闘技術の要であるため、脚防具に用いられる主な素材は柔軟な革である。金属の強化によって保護能力は多少高まっているが、若干程度でしかない。

メリディアスタイルの矢筒と弓は、タムリエルのメリディア像に見られるものを再現している。羽根の付いた弓の両翼は一見すると柔らかそうに見えるが、極めて殺傷力の高い突起となっており、遠距離射撃から近接攻撃への迅速な移行を可能にしている。

胸当て

芸術的に加工されたメリディア信者の胸防具には、ほとんどに活力の意匠が刻まれている。また、胸防具にはスケールアーマーも用いられる。タセットは信者を保護するだけでなく、体当たりで敵の体勢を崩すためにも利用される。

メリディアの剣は、敵の攻撃を受け流せるようデザインされている。信者たちは接近戦が開始された時にこの戦法をよく用いる。スケルトンなどを相手にする場合、この剣は素早く手首を動かして骨を砕くことができる。 

肩防具

金属はメリディアの活力を表す流れる線を始めとした、芸術的な装飾のための材料である。メリディアの信者の中では最も軽量の鎧を身に着ける者でも、全身の動きで敵を威圧する効果を高めるため、金属製の肩防具を用いることがある。

手袋

メリディアを崇拝する者が身に着ける手袋は剣と矢の両方を受けられるため、攻撃してからの離脱を最小のリスクで行える。これはメリディアの信者が頻繁に用いる戦術であり、陽光が満ち引きするように、戦闘で一撃離脱を繰り返す。

翼や活力の光、光の流れがメリディア信者の盾を装飾している。盾には鋭い突起がいくつも付いているため、メリディアの信者はとても残忍なシールドバッシュを繰り出すこともできる。

メリディアの真の姿、すなわち光と振動の姿は、信者たちの武器に用いられるクリスタルが最もよく表している。その一例が杖に使われる3つのクリスタルだ。全般には支離滅裂だったメリディア信者の日記には「光と振動はクリスタルに影響を与える。だから戦いにクリスタルを持ち込むと、メリディアは我らの動きに直接祝福を与える」と記載されている。

戦棍

死霊術師とその僕がメリディアの仇敵であるため、メリディア信者の戦槌は主にスケルトンの骨を叩き割り、より遅いアンデッドを一掃するために作られている。言うまでもなく、こうした武器は死霊術を実践する者たちに、究極の懲罰を与える。

短剣

メリディアの信者が用いる短剣は敵の剣を受け止めて一時的に引っ掛け、場合によっては武器を手放させるため、特に価値が高い。

接近戦における対応力と殺傷力を兼ね備えた装備として、メリディアの信者たちは両刃の斧を用いる。それぞれの刃には活力を象徴する波の意匠が施され、取手と鍔にあしらわれたクリスタルが光を受け止める。

リファブリケイト スタイル

クラフトモチーフ79
Refabricated Style

ホール・オブ・ファブリケーション、ドレイラ・インダヴェル 著

奇妙な武器や防具を組み合わせて作りたいなら回収素材は大量にありますが、最高の結果を出すにはある程度の手法が定まっています。我々は主に、解体された古い「Dシリーズ」ファクトタムの部品を使いますが、より近代的なファクトタムの部品にも使い道はあり、古いドワーフ製の部品も使えます。以下に(詳しくなったため)お勧めを示します:

ブーツ

高密度の金属がよく落ちてくる環境で仕事をしている時、爪先を保護する部品はブーツで一番大事なものです。メタブラスの残濘を漁って取っ手を外し、ひっくり返して柔軟な上部を取り付ければ完成します。

ベルト

本当に丈夫なベルトを作るには、ベルトで動く油ピストンから弾性ストラップを取得し、古い刻印機の剛性プレートで取り付けます。これで、何でも吊り下げられる張力のベルトができるでしょう。鉛のハンマーでも大丈夫です。

兜はリファブリケイトが難しいものです。頭の形をしているのは頭だけなのが主な理由です。だから我々はファクトタムとドワーフコンストラクトの頭を再利用し、人間の兜として使います。これ以上丈夫で長持ちする兜があるなら、探してみなさい!

脚当て

リファブリケイトの脚当てと胸当ての袖は、ドワーフのパイプや配管を定命の者の形に合うよう、切って調節し作られます。実際、手足というのは繋がったシリンダーのようなものです。やり方が分かれば、簡単に交換できます。

自動ジャイロカートのサスペンションから外せる柔軟な鋼のバネは、グリップを中央に据えてリムをセトの棚の照明サポートで支えれば、完璧なリファブリケイトの弓になります。フローロッドのケースはそのまま矢筒にできます。

胸当て

最高のリファブリケイトの胸当てはDシリーズファクトタムの胴体を使い、サーボを外してデュラウィーブのガセット板を片方の縁に加え、市民が着用できるようにします。表面に浮彫を行う必要はありません。すでに組み込まれています。

短剣を見て分かったかもしれませんが、リファブリケイトの剣の刃はやはりJ級の掘りごてから作られています。数が多いだけです。片手剣には掘りごてを2つ、両手剣なら3つにしています。真に難しいのは継ぎ目を残さず溶接することですが、この掘りごては高温に当てると、運命に結び合わされたように一つになります。

肩防具

装備できる最高のポールドロンは、ドワーフのパイプ連結部を切り開いて、溶接された支柱と突縁で強化したものから作られます。腕や足の防具をリファブリケイトする時に用いるのと同じ原理です。

手袋

リファブリケイトの手袋の柔らかい部分には、ベントラル・テルミナスのごみ袋に使われる比較的柔らかい耐性繊維を再利用し、ホール・オブ・ファブリケーションの金属廃棄場から彫り出したシンクロディスクを取り付けます。より重装備の場合は、ディスクを足しましょう。

第一紀中期のどこかで、セト様はドワーフタートルと呼ばれる、古代のドゥエマー製貨物用コンストラクトの貯蔵場へ向かって、彼らの部品を大量に持ち込んだのでしょう。我々にとっては幸運な話です。ドワーフタートルの腹甲にストラップを加えれば、素晴らしい盾になります。

呪文用の杖のための最高の先端装飾は、蜘蛛のコンストラクト(古代のものでも近代のものでも)から取った、魂石の器だということが以前から知られています。器はもちろん入手が難しいのですが、パンの炭化機の握り手もほぼ同様にうまく機能することが分かっています。

戦棍

耐用期限を過ぎたエレベーターを探します(あるいは「耐用期限を過ぎさせます」)。釣り合わせるためのシャフトを聞けば、私が「ヘビウム」と呼んでいる(鍛冶屋の冗談です)、高密度の金属の錘が斜めに付けられたケーブルがあります。少し手を加えれば、錘は完璧な戦棍のヘッドになります。

短剣

我々の短剣はJ級の手動掘りごてを拡張し、先を尖らせて磨いたもののように見えるかもしれません。実際にその通りです。もっといい刃を探してもいいのですが、私は倉庫で酸化しつつあるモトバロウ掘りごてを3つ持っています。これを使ってもいいでしょう。

刃にはナンバー5の支柱管がいいでしょう。両手持ちの斧には2つ必要です。棒の湾曲した側面は非常に鋭く、かなり長い間刃を保ってくれます。柄には軽く耐久性が高い、使用期限を終えたT級モトバロウのモリブデン軸がお勧めです。

牙の巣 スタイル

クラフトモチーフ58
Fang Lair Style

黒のオリン 著

死霊術という魔法の分野はあまりにも長く、召喚術の単なる一区分として軽視されてきた。さらにひどい場合は、ただ「邪悪」だという理由で完全に否定されてきた。だが牙の巣における我々の活動は、死霊術の重要性をタムリエル全土に認めさせるだろう!そのため、諸君たちブラックマロウの下級メンバーは印象的な姿を見せることが重要だ。よって武器や鎧を作る際には、この指示に一字一句従ってもらいたい。もちろん、実験の被験者として役立ちたい場合は別だ。どうかな?

ブーツ

タムリエルで視野の狭い連中を相手にした経験から、我々は身軽になって迅速に拠点を移すことを学んだ。そのため、靴は我々の装備の中でも比較的軽量にしている。特に軽装鎧と合わせる場合は、サンダルのように簡単なものでも構わない。

ベルト

原理的に言うと、牙の巣のベルトのための理想的な素材はなめした人間の皮膚だ。ただ、人間の皮膚は我々の求める厚みと強度を欠いているため、牛や馬の革で代用しても構わない。頭蓋骨状のバックルがあれば、言いたいことは伝わるだろう。

ブラックマロウが身につけるのは、体に合った金属のスカルキャップだ。顔の上部にバイザーが付いており、さらにきつく巻いたフードで覆い、肩まで伸ばす。諸君が賢ければ鎖帷子の頭巾をフードの下に被り、首を守るだろう。

脚当て

我々は脚を守るため、柔軟だが多層の革に頼っている。我々の戦闘スタイルは機動性を最重要視しており、脚への攻撃は主に回避や受け流しによって、脚当てや靴を攻撃されることを防ぐ。

「牙」の名を冠するスタイルはどんなものであれ、鋭く危険そうな外見を持つ。ブラックマロウの弓にはまさに当てはまる。幅広の矢を入れる矢筒でさえ鋭い意匠を施されており、縁の部分はさらに鋭い(なお、装備する際には手袋を着用せよ。愚か者どもめ)。

胸当て

まだ全員に与えられてはいないが、いずれ諸君は全員、牙の巣のタトゥーを顔と体に誇らしく装備するだろう。この模様はブラックマロウの大義への強烈な献身を示すものだ。これを見せるため、我々の胴鎧は比較的致命的でない部分を露出させる。

我々の剣は基本的にレッドガード起源のものだが、アンセイの真面目な子孫たちは我々が彼らの簡素なデザインに施した、装飾的で棘だらけの改良に辟易するだろう。愚か者どもめ!じきに彼らも我らの偉大さを認め、我々の前にひざまずくだろう。

肩防具

我々のポールドロンがにやりと笑う、抽象化された金属の頭蓋骨に類似するように作られている意味は、最も洗練されていない信者にさえ明白である。死霊術において、繊細さは評価されないことを忘れぬように。

手袋

諸君も同意しない訳はないと思うが、召喚にも戦闘にも、手袋の覆いから指を自由にするべきである。とはいえ、我々のまばゆい篭手は手だけでなく、手首や前腕も保護してくれることは保証する。

金属のプレートを重ねて縁取られた、幅の広いブラックマロウの楕円の盾はただ一つの用途しか持たない。それは戦闘で諸君の体を守ることだ。適切な使用に失敗した者は死んで蘇り、雑用や屈辱的な任務を与えられる可能性がある。だから賢く使うべきだ。

我々の術師が使う魔法の杖の中心的な先端装飾は、爪の付いた2つの骨のような指の間に、神秘的な三日月をあしらっている。この象徴は装備の他の部分には見られないと私に指摘する者もいるが、死霊術の達人として、私は一貫性への狭量なこだわりを超越している。見た目が印象深ければ、それで十分だ。

戦棍

死霊術への意欲を持つ団員にとって、戦棍は好まれる武器である。なえなら戦棍で殴られた死体は、手足を切断された死体よりも蘇らせた時に有用だからだ。そのため我々の戦棍は重く、実用的である。最小限の打撃で敵を倒せば、死霊術に向いた死体を残せる。

短剣

我々の装備の大部分と同様、短剣もまた信頼性の高いレッドガードデザインの派生形である。すなわち湾曲した片刃剣であり、先端が鋭く、我らの証の「牙」が先端の裏にあるギザギザの鉤に付いている。

最も鈍い者にとってさえ明瞭なテーマ上の理由から、我々の斧はカミソリのように鋭い大型の鉈が付いた、棒のような形状である。刃の両側の縁には我らの目印である「牙」が付いている。牙の巣の斧に脅かされた者は、即座に降伏しなければ自分の肉と骨がどうなるか、想像せざるを得なくなる。
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