付呪師助手メール 11週間目

71日目
栄えある雇い主殿よ、今ではあなたの付呪の力も、かなりのものとなっているのではないだろうか。そこで防御低下の付呪を使って見てはどうだろうか。その付呪で鋭い刃は、鈍器で鎧を殴りつけるよりも効果的になる。上手く掛ける事ができれば、黒檀の鎧をブーツに仕込んだナイフで砕くことも可能だ!

72日目
栄えある雇い主殿、この前私とエズダブは、怒れる紅色の肌をした生物たちに襲われていたブレトン人の村の近くを通りがかった。私達は集落の外周を回ったが、金属のぶつかる音、苦痛の呼び声、そして焼ける肉の臭いに思わず恐怖で固まってしまった。そして私達はその場を離れた。私もエズダブも、あなたのような英雄になれるわけではないのだ。

73日目
私とエズダブとで街の(驚くほど警備が薄い)下水道を通って近道をしていたところ、クロコダイルの群れに出くわしてしまった。それまで私は街の下水道を通ったことも、クロコダイルを見たことも無かったのだ。あなたのための素材集めのおかげで、私の人生は実に多彩だ。これら素材が益ならんことを。ただ少し臭うかも知れないのでご注意を。

74日目
栄えある雇い主殿、素材集めの生活は実に危険に満ちている。レッドガードの剣士として、私は己の剣技もこの剣の鋭さに劣らぬよう、剣の型の練習を欠かさない。古の剣聖たちは風を呼び出し、鳥のように空を飛べるような型を訓練していたとか。それなら彼らはなぜ階段を作ったのだ?

75日目
栄えある雇い主殿、今回の積み荷はいつもと変わらぬと思うかも知れないが、私もエズダブも、今回ばかりは送り届けられるだけでも運が良かったと感じてる。二人で小舟に乗っていたのだが、その時に邪悪なホーカーに襲われ、オールを失ってしまったのだ。そのおかげで陸地が見えるまで丸二日間、陸に戻れずにさまよう羽目になった。あの獣と一対一で戦えるならどれほど喜ばしいことか。

76日目
栄えある雇い主殿、この素材一式をぜひ使ってくれ。ところで私は、兄弟のエズダブと共に小舟に乗っていた時にオールを海の底へ叩き落とされ、おかげで数日間船の上から動けなくした犯人である、例のホーカーを追跡することにした。奴のわき腹に突き刺した短剣で、どいつがそのホーカーか判別できる。奴がスカイリム北方の凍った小島にいることまでは突き止める事ができた。

77日目
栄えある雇い主殿。私が殺されそうになったホーカーを狩るため、今スカイリム北方に来ている。積み荷については心配ない。この辺りでは付呪の素材は手に入りにくいが、物資が滞りなく送られるように手配しておこう。そして私は例の獣が今朝、氷の山の上に居たのを確認した。これから奴の後を追う。あのまん丸で臆病な目は大嫌いだ。