木工師助手メール 4週間目

22日目
この者は命令をよく聞く馬を買ってみた。止めるには「スイートロール!」と叫び、進ませるには「神々に感謝を!」と叫ぶ。パクルーティは馬に乗っていて眠り込んでしまい、気が付いたら馬が崖に向かって一直線に走っていた。パクルーティが「スイートロール!」と叫んだら、すんでのところで止まってくれた。「ふう」、とパクルーティは言い、「神々に感謝を!」と続けた。パクルーティはその夜、夕食に馬肉を食べた。

23日目
今日、パクルーティはこんな声を聞いた。「そこのカジート!助けてください!」この者が後ろを振り返ると、そこにはヒキガエルが居た。蛙は「私は邪悪な魔術師に呪いをかけられてしまったのです。口づけをしてくれれば、呪いは解け、私は美しい乙女に戻ることができます」パクルーティはヒキガエルをポケットに入れた。喋るカエルは売れば大金になる。

24日目
パクルーティはお前がこの素材を喜んでくれる事を願う。これを手に入れるためにスプリガン2匹から逃げてきた。とても恐ろしく、パクルーティは何十人ものブレトン傭兵を送り込むことになった。スプリガンどもは歩みを止めたが、今週の懐具合が厳しくなった。

25日目
いつも通り、パクルーティはお前がこの素材を役立ててくれることを願う。使い方については自由にしてくれていい。弓づくりでも、木を口に突っ込んだとしても構わない。ダンマーとは違う。この者は今日、クワマーの卵を、ムーンシュガーで味付けして食べていた。そしたらダンマーのシェフが卵を、パクルーティの手の中からはたき落として踏んだのだ。

26日目
パクルーティはお前にこの者が「囁きの牙」の修行者であることは言ったか?太陽が月に道を譲る瞬間に爪の形を練習することで、このカジートは心を落ち着かせることができる。パクルーティが今夜も練習していると、恐ろしい巨大熊に襲われた。パクルーティは爪の構えを行い、次に弓を引いて熊の横っ腹に撃ち込んだ。それで熊は逃げ帰っていった。

27日目
この者はこの道を旅する傲慢なエルフどもにうんざりしている。彼らは偉大なるローカジュが彼らのためにムンダスそのものを作ったかのようにふるまう。パクルーティはとあるキャラバンに対して我慢の限界だった。そこでパンツを降ろして、この者の尻を見せた。パクルーティの民はこれを「ジョーンとジョーデの双子見せ」と呼ぶ。

28日目
今回の荷物を送る。パクルーティは思うのだが、ヒューマンたちはなぜこの者の民を「猫人間」と呼ぶのだ?どうにも意味が分からない。我らは四本足で立ってるわけではなく、食べ物をねだって足にすり寄るわけでもない。この者はヒューマンの事を「猿人間」と呼ぶべきかも知れないと思う。